墨汁日記

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慢心の笑み

2006-08-20 18:57:11 | 旅行記
 今、一本目のビールを明けたところです。
 夕方の5時前ぐらいに家に帰って風呂に入り、一本目を明けました。
 あぁー、なんだかやっぱり自分の部屋が一番いいね。
 なんで、わざわざ海になんか行ったんだろ。部屋に引きこもってたら良かったのに。

 俺は、多摩川わきの道をたどって海に行ったワケですが、そのワケはなんだろう。
 そのワケの一つは、リベンジ。再挑戦なのです。
 7年前にも多摩川の最も下流。すなわち海を目指してママチャリでトライした事があったのですが、地図を持たずに出かけたので、途中で道に迷ってしまいました。
 二つめのワケは、気晴らしでしょう。歩きゃ気晴らしになるかなと思い出かけたんですが、気晴らしどころか、ただ無駄金つかって疲れに行ったようなものでした。

 もう、これ以上は歩けないよの臨界点まで歩いて足腰はくだけたし、腕と顔が焼けるように痛いというか、マジで日焼けでヒリヒリの真っ赤っかだ。

 今回のコースは、立川市錦町の自宅をスタート地点に、多摩川の東京よりの河川敷をたどって、多摩川の最下流である海を目指しました。
 目的地は川崎市の「浮島公園」。
 ここが、徒歩で行けるもっとも海に近い多摩川であるからです。
 なので、最後に東京側から神奈川側に、大師橋を利用して渡りましたが、それまではずっと東京側を歩いて海を目指しました。

 どうせなら、俺の海を目指す行程を実況中継するかと思いつき、携帯を持って出かけました。

 で、笑えるのが携帯の位置情報。
 携帯で写メールする時に、撮影日時と撮影場所を記載してくれる機能がついてんだけど、撮影日時はともかく、撮影場所がまったく当たらない。
 たぶん、衛星と電波でアレコレして撮影場所を特定してんだろうけど、かなりおおざっぱちゅーか、ほとんど当てずっぽう。
 携帯のこの機能は今まで使った事がなかったので、今回使ってみて驚いた。多摩川みたいな東京都と神奈川県のさかいみたいな場所なら、対岸の神奈川県の住所を表示するのも仕方ないのかなとあきらめもつくが、なんと府中市の「関戸橋」で撮った写真を「日野市 高幡不動」とか表示しやがる。
 あまりのデタラメさかげんに面白くなってきた。
 というか、この適当さかげんは俺にピッタリだ。
 キャプションがまったく当てにならない。
 本当にその場で撮ったのかと問いつめられたら違いますよとしか言いようがない。何の証拠にもならない。
 とくに最後の記念撮影で、神奈川県の浮島で撮った写真のキャプションが、「千葉県市原市」だったのには大笑いした。
 もはや、対岸どころか海を越えた当てずっぽうだ。

 実況中継はいいのだが、携帯の電池切れにおびえつつだとロクな実況が出来ない。さらに、ブログに投稿するのにも携帯は不安定な機材だ。投稿したのにブログに反映されなかった記事が5本ある。

 徒歩で二日がかりで一万円ぐらいかけてたどりついた場所から、帰りはバスと電車で帰ってきた。
 2時間ちょっとで、川崎から立川に到着。値段は730円。
 
 時間的にも金銭的にも無駄な事だが、無駄はないよりはあったほうがいいと言うか、俺がすでに現代日本が生み出した余剰人員だ。

 今度は、いつになるか分からないが、徒歩で立川から多摩川の源流まで行こうかなと思う。その時は今回の反省点を生かして、もっと面白く実況してみよう。
 最後に、やり遂げた男の「慢心の笑み」でも載せとこう。住所は適当だ。


060820