洗濯

靴下

　俺は靴下が嫌いだ。

　ほぼ親の敵とばかりに憎んでいる。

　家に帰って靴下を脱いでみると、足首にゴムあとが残っていたりするので、つい、「お前はこんなにも締めつけて何様のつもりなんだ？」と脱いだ靴下に突っ込んでしまうぐらいに靴下が嫌いだ。

　靴を履いてる時の靴下は、仕方がないと納得もいく。許容して認可した上に、なんだったら認知だってしてやるが、寒い部屋で防寒のためにはいている靴下には納得がいかない。

　俺の部屋は寒いんである。

　 だが、今日は暖かいので、部屋で靴下を脱いでリラックスできる。

　あー、靴下をはかないでいると癒される。
　ちょっと寒いけど。

月曜の朝

今朝はくもり。

昨日は、思わぬ来客で予定していた事の半分も出来なかった。最近、ずっと一人きりの休日を過ごしてきたので、他人に自分の時間をつぶされるのがやや苦痛になってきている。

時間が欲しい。毎日好きな事だけして気ままに暮らせたら、どんなに幸せだろうか。

結局、それが俺の最大の望みだったわけだ。暖かい家庭も、彼女も、最大の希望さえ叶えられていたなら、なくてもいい。

毎日の酒代と、自分だけの時間。これが俺の望みだ。