墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

今朝のバイブル

2005-06-30 22:07:27 | 駄目
 俺の青春のバイブルは、実はボーダーだ。

 ハチスガのセリフこそ祝音なんである。
 自分の生理を隠し、偉そうな事を言うのは罪だ。根性が腐るだけだ。
 偉そうな事を言いたいなら、そのまえに己の全てをさらけださなけらばならない。

 だからこそ、セックスしたい、チンコしゃぶれと吠え続ける井川さんや、センズリについて語り尽くした雑民労働者の方のファンなのだ。
 俺は素直に二人が大好きで、行くとこまで行けーと思っている。
 きっと行けるよ。


朝の通勤風景

2005-06-30 21:46:17 | まち歩き
 朝の五時半すぎに通勤の為に立川駅に着く、定期を自動改札機に飲み込ませて改札を抜ける。

 カップルと同じ階段で、同じホームに下りる。
 男は帽子に色眼鏡で黒のパンツ。女はしゃれた可愛い上着にジーパン。二人ともやや気負い気味のおしゃれな格好をしている。これから、どこかに出かけるのか、それとも昨夜が特別なナイトだったのか。

 中央線に乗りシートに座ると、一人分だけ席を空けて左隣に若い男が座る。
 中学生?高校生であろうか?とにかく若い。
 若い男は、シートに腰をおろしたとたん、カバンからクロッキー帳とシャーペンを取り出してなにか絵を描き出した。
 左手で不器用にシャーペンを握りしめ、何らかのラインを引いて行く。なにを描いているのかは俺はすぐにピンときた。
 かお。おっぱい。おしり。
 女性の立ち姿だ。
 彼の、女の絵は一直線なアニメ系の線で、美術教育を受けた経験はないらしい。
 だが、しかし。それなりにまとまってはいる。
 きっと横から俺がココのデッサンが狂ってるよとか口を出したら、彼は真剣にくらいついてくるはずだ。まぁ、出しはしないが。
 彼は彼の世界観を確立しようと人目もはばからず己と格闘中なのだ。中途半端で投げ出した俺にアドバイス出来る事はなにもない。
 もはや、俺はこういう熱意をまったく失った。彼はきっと、女のラインを休むことなく引き続ける事を自分に課しているのだろう。

 中央線から西武線に乗り換えると、例のカップルがついてきて、同じ車両に乗り込んだ。俺は毎朝の儀式の携帯メールを「日記」に送信して携帯をたたむ。
 走る電車の中で、女はえんえんと自分が好きな小説だか、映画だかの物語を語り続ける。男は始終無言。
 一駅で目的地に着く。
 カップルは立ち上がり扉に近づく。俺も下りる為に立ち上がる。
 そのとたん、女は驚いたような非難するような目つきで俺を睨みつける。同じ駅で電車に乗り同じ駅で電車を降りる俺がうとましいらしい。
 なんで私らの後をつけて来るんだという顔だ。

 俺から言わせりゃ、俺は毎朝、立川で電車に乗って、ここでおりてるんだ。文句を言われる覚えはない。だが、女にはこんな偶然が気持ち悪く感じられ、俺がうざいんだろう。

 女性の本能的とも思える被害者意識には、いささかウンザリさせられる。 


朝から抜く

2005-06-30 21:44:45 | 駄目
 最近は蒸し暑い日が続いていて、体力が減退気味。

 俺は、腕力も気力も知力も学力も記憶力も精力も人よりだいぶ劣っている。べつに謙遜でもなんでもなくマジにだ。ふつうに妻子を養っている三十代の男と自分を比べてみて素直にそう思う。
 しかし何故だか体力だけは人一倍あるのだ。調子がいい時は他人が驚くぐらいの疲れ知らず。疲れて電池切れなんて事は俺にはめったに起こらない。てゆーか。だいたい、俺はゼンマイ仕掛けだしな。
 だが、そんな俺の体力が暑さで減退している。体力しか取り柄がない人間から体力を引くとどうなるか?
 なにも残らない。

 この二日ほどやや涼しくて、体力が復帰しかけてきている。
 そして、精力も自然に徐々によみがえる。自然の摂理だな。

 だから今朝、あさ起きたらなんかすごくモヤモヤする。
 最近、だいぶ抜いてなかったから溜まってたんだよな。暑くて抜く気にもなれなかったし。
 起き抜けに暗闇の中、手探りで抜く。

 ものの三分ですむ。
 放出したものをティシュでくるんで捨てる。
 暗闇の中でそんな作業をしていたら、ふと昔の事を思い出した。

 昔、俺がまだ建築業にたずさわっていた頃。
 朝出勤してきた同僚達。
 俺の仲の良かった後輩が先輩になにか言われている。なんだろう?

「俺はさ、鼻がいいから匂うんだよ、お前はイカ臭いんだよ。朝から抜いてきてんじゃねーよ!」
 蔑みの目に嫌悪の表情。
 この先輩は普段はそんなこと言う人じゃなく物静かで頼りがいのある人であったが、よっぽど虫の居所が悪かったか、許せないほどイカ臭かったのか。とにかく先輩はマジでぶち切れていた。
 なにも朝からそんな人をおとしめるような事を言わなくてもと内心で思ったが、俺はなにも言わなかった。後輩はその日いちにち元気がなく静かであった。

 におう人にはにおうんだな。
 俺はチンコの先を丹念にふき、下着を取り替える。
 
 今朝は雨だ。