墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

軽いし

2005-06-18 20:20:11 | 駄目
 どういうわけだか、俺はガキのコロから、俺はかって別の人格の誰かであったという妄想を抱いて生きてきた。
 幼稚園の頃にははっきりとソレを自覚していた。

 しかし、そんなもんは間違いで、俺は今いる俺という存在でしかありえないんだと、誰かこん畜生に教え込んでやって欲しい。人生なんて一回きりで、下手な考え休むに足らずと身を以て教え込んで欲しい。
 まぁ。いくら教えてもらおうが、軽石よりなんにも他人から吸収しないのが俺の特技なんだけどね。


夕刊配達

2005-06-18 19:41:53 | 駄目
 今朝はくもってて、今にも雨がふりだしそうな天気だった。

 しかし、午後には晴れていい天気。
 絶好の夕刊配達日和だ。
 明日は日曜でお休み。
 俺はお休みの日に、特にするべきこともないヒマジンなのだ。なら、この夕刊配達に全てを賭けてみてもいいかもしれない。

 「死ぬ気」

 そう、今日は死ぬ気で夕刊配達してみよう。
 別に明日は休みだ、明日一日ぐらいは死んでても誰も文句は言わないだろう。
 俺の夕刊配達のベストタイムは一時間十五分。今日は、その記録をぬりかえてみよう。死ぬ気で配れば以外にできるかもしれない。
 
 配達は車の多い街道沿いの商店街から、路地に入った。いくら飛ばそうが走ろうが、あんまり他人には迷惑がかからない。俺は配達モードを「死ぬ気」にシフトする。

 マンションの5階まで、ダッシュ勝平。
 なぜ、日本ではバスケの人気がいまいちなのか。桜木花道は別格だ。
 時代がバスケを求めていないのだ。
 日本のスポーツの人気は時代が左右する。
 昭和が終わって十年以上たった今、やっと「野球」の呪縛から日本人は解放されたように見える。しかし経済の偉い人達は、まだ野球で金を集められると錯覚しているらしい。

 なんて、事を妄想しているその時!

 チャリチャリ。リーッン!

 バイクの後輪がなにか金属片を踏んだ。この音は小銭!
 具体的に言うと十円玉の音だ!

 バイクを急停止させ、あたりを確認。
 今や、静かに音もなく転がる十円玉。
 慌てて、ひろいあげてポケットにしまう。

 十円得した。

 なんで、死ぬ気モードでも小銭の落ちる音だけは別格なのだろう。
 もしかしたら、俺はオオサカジンの生まれ変わりかもしれない。


新聞配達

2005-06-18 19:09:02 | 駄目
 街道沿いの商店街は怖い。
 車や自転車や人が、傍若無人に押し寄せてくる。
 街道沿いの測道に原付バイクをとめて、食堂のおばさんに夕刊を手渡す。
 バイクにまたがり発車しようと、チラリとバックミラーを覗き込むと、真後ろから自転車の女学生が接近してくる。
 彼女に右側に回り込まれるとやっかいだ。
 俺の発進はさまたげられた上に、彼女の自転車を抜きかえさなくてはならなくなる。
 他に交通のある街道で、車の邪魔にならないように原付バイクで自転車を抜くのは以外にやっかいなのだ。原付は速度が遅すぎる。
 彼女が俺を抜きさる前に、発進せねば。幸い後続車もいない。大慌てでアクセルを全開にして原付バイクを発進させる。
 グワーガギャギャゴン。
 己自身でもやかましいと思うほどの騒音を発して原付バイクは二速で発進する。
 加速のフラフラが止まりギアを三速に入れ姿勢が安定したところで、バックミラーを覗き込む。 
 バックミラーの中の女学生は、ハンカチだかタオルでだかで、口元を隠して自転車をこいでいた。

 臭かったんだ。

 俺の乗るバイクはヤマハのメイト。2サイクルエンジン車だ。排気ガスは特有の2スト臭を発する。
 臭い排気ガスをまき散らしながら、汗臭い人間が新聞配達しているのだ。なおかつ俺はうさん臭い。ちょうど良いかもしれない。


2005-06-18 06:08:40 | 携帯から
夜に雨がふっていたらしい。地面がずいぶんぬれている。 今朝はくもりで今にもふりだしそうな天気だ。気温は低いが湿度があるようで、モヤがかかり2、30メートル先のビルや立ち木が、かすんで見える。

今日は一日、こんな天気みたいだ。