ホームセンターなどで安売りされているガジュマル。
いったい、ガジュマルがどのように生産現場で栽培されているのかが疑問だった。
俺はあんましモノを知らないので、こんなに安いのは東南アジアのどっかの国で自生しているガジュマルの根っこを引き抜いて盗ってきてるからなんでは、とかまでさえ思ってしまった。
このところネットで、ガジュマルは生産地でどのように栽培されているのかが知りたくてずっと調べていたが、検索のワードが不十分であるらしく、なかなか答えにたどりつく事ができなかった。
しかし今朝、コンピュータを立ち上げてネットをウロウロしているうちに、ふとガジュマルの生産現場の地名さえつかめれば、そこから答えにたどりつけるんではないかと思いつく。
園芸店のサイトで贈り物用のガジュマルの産地を福建省と知り、さっそく「福建省 ガジュマル」でググルと検索する。
リンク:
福建省の花.
http://www.yonemura.co.jp/index.html
「米村浩次の花の世界」
やっと栽培方法を見つけた。なるほどこのように栽培されてんのか。切り盗ってきた根っこでなくて安心した。
ガジュマルはタネから苗を育てる。そして苗は9ヶ月ほどで地中にぷっくりと太った根をつける。表面にでている枝葉はふつうの多肉植物のようだ。
二年ほどで収穫、地中にある根っこはしっかりと太っている。なるほど、人参ガジュマルの別名どうり人参みたいな根っこだ。この根っこだけを、茎や枝葉を切り取って二次業者に販売する。売られているガジュマルに必ずある切り取った跡は、この時に茎を切り取った跡だ。
日本に買われてきたガジュマルは本来は地中にあった根っこを鑑賞目的で、半分以上おもてに出した「根上り」と呼ばれる状態で販売されている。
根っこは茎を切り落とされ野菜みたいにゴシゴシ洗われて、ポットなどに移植し根付いて葉が出たら輸出される。
輸出される時、本来のガジュマルの茎は切り落とされるのだが、なんでであろうか?こうすると大きく育たないんであろうか?本来は20メートルもある巨木に成長すると言うからあんまり成長されても迷惑だしね。なんにしろ、また疑問がうかんだ。もう少し調べてみよう。