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木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

3年

2010-11-11 18:15:03 | Weblog
仕事終えて帰るまでの時間 これがなかなか楽しいというかほっとしたひと時なのだ
昨日も人様のブログを読みながら 借りてきたCDをPCに取り込みながら You Tube楽しみながら・・
もうそろそろ帰るべ と思った頃電話が鳴った
ポタ(母親)からだ
「帰りに買物に寄る?」
「行かない」
「えっ 行くんだったら明日お父さんの命日だからお供え買ってきてくれんかな と思って」
ということは行ってきてほしいってことだよね
わかりました
というわけで帰り道、スーパーに寄り ミカンとリンゴとおまんじゅうを買ってきたってわけ

入院してるときは半年以上毎日(除く一日)見舞いに行ってたのに
亡くなってからはなかなか下の階にある仏壇の前に座らない
 お参りしてやってほしかったから 頼んだ
というポタの本音は僕の親不孝の証なのかもしれない

さ 部屋へ帰ろ と立ち上がると
「あんたぁちょっとこれ見て」
と箪笥の中から親父の洋服を引っ張り出してくる
「着れるもん持ってって」と言われるけど着れるものなんてないに等しい
そりゃ寒さに向かって何も着るものがなければ暖を取るためにもらうこともあろうが
この物がいっぱいある時代に趣味に合わないものを箪笥に入れておくそのスペースも貴重なのだ
「いらん」と冷たく言い放つ(笑)
「まだ一回も着てないやつだで勿体ないがぁ」
「そんなに勿体なかったら お母さん自分で着やぁいいが」
「私 着とるがね このちゃんちゃんこもそうだし パジャマなんかここ縫って穿いとるに」
とチャック持つような指の形にして自分の股間を下から上へなぞった
「縫うってそんなのいるか?」とまたちょっとポタらしいこと言うんで笑ってしまったが・・
まあこういうときは母親に少し花を待たせなかんので ベスト2枚もらってきました


親父が亡くなって丸3年
今僕らを見たら何を思うんだろう

なんとかやってるからな
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18 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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我が家も似たような。 (tamiko)
2010-11-11 21:27:35
かっつんさんの文章を読んで、同じだなあと可笑しくて、笑ってしまいました。

お仏壇に手を合わせて欲しい気持ちを、息子はちゃんと察しているのね。

仏様になった時、お供えものを忘れてほしくないので、
今せっせと、嫁の親、祖父母の命日のは仏壇にお供え物をしています。
下心が見え見えですかね。

ポタさまの心中お察しします。

先日は有難うございました。頼りになる息子が
もひとりいてくれて、嬉しいです。
返信する
tamiちゃん (かっつん)
2010-11-12 00:15:35
記事に僕の名前まで書いてくれてさんきゅね
僕も最近はすぐに忘れることが多くて・・
仕事しててもすぐノギスを失くして
自分を罵倒してしまってます
ノギスだけじゃないんですが今日はノギスだったんで(笑)

仏様になった時って何か感じるんでしょうかなぁ
だったら親父に対して申し開きが立たんような気がして。。(笑)
元気なうちは毎日車いすを押して病院内から外まで散歩させていました
「俺は自分勝手なことばっかりやってたのに こうやって毎日来てくれて世話してくれてありがとな」って振り向きながら言ってくれてたんですけどね
「もうちょっと拝みに来んかい」って言ってるんでしょうかね
いや多分 拝みに来んかいじゃなくて
お母さんと話をしに来たってくれ
かもしれません。。
返信する
お母さんとの会話が・・ (koumama)
2010-11-12 09:13:28
うちのだんなとお義母さんとの会話に似ていてクスッと笑ってしまいました。
親子だからこそなんだろうね。
捨てられずにいるタンスの中の洋服(義父の服)を少しでも息子が着てくれたらいいって
いつも 言ってるみたいだけど
旦那の愛想のないこと(笑)
サイズも違うから着れないよって言ってももったいないって その繰り返し。
はたからみると
お義母さんはパパと会話をしたいんだなって思います。お義父さんもだけどね。

ベストを2枚貰ってあげた かっつん。いいやつぢゃぁぁん。

お父さんもきっとそんな二人の会話を聞いていたね。たまに何でもなくても
そばにいて お茶でも飲んであげてね。
それだけで母親は 幸せなんだからね。
返信する
koumama (かっつん)
2010-11-12 12:42:14
最後は母親目線のお言葉
肝に銘じておきまする
17日が母親の誕生日なんで また夕食、共にしてきます
おふくろはリラックスしてる時は相手の心を傷つけるようなことを平気で言うんです
例えばこのときでも
「そんな汚い服着とるより・・」
使ってない新しいこの服を着てくれ
という・・
別に汚い服を着てるわけじゃないんだ
それを確認せずにそういうことを口にする
昔からこの人の特徴です
それがまたおもしろい何かを生んだりもするんだけどね
でも言われた方は思わず・・慣れてるというものの 思わずカッとしてしまいます(笑)
「あんた 最近怖いわぁ」 と続く。。
それだから用のない時わざわざ話に行く気にさせてくれんのかもしれんわけ

ああ愚痴を言ってしまったわ
ありがとうね
気をつけまあす
返信する
Unknown (カコ)
2010-11-12 14:48:49
我が家も息子とはそんな感じの会話です。
冷たいもんです。

私は、冬物はかなり母のものを着ています。
特にセーターは手編み(かなり重い)なので
皆から注目の的です。

かっつんさん、風邪ひかないように。。。
返信する
形見 (kumin)
2010-11-12 17:48:14
「あ、・・・」って、思いました。

最近、ブログ、というかPCそのものにちょっと
『間』をおいてしまっていまして、
とりあえず、自分のをアップしてからこちらへお邪魔してみました。  ら、形見?

そんなに親しくしているワケでもないのに、
ご近所にお住まいのおばあちゃんから、
『あなたにこれをあげようと思って…』と、
いただくことがあります。
すごくいいもの(値段だったり作りだったり素材だったり…)なのでしょう?

申し訳なさそうな私の顔を見て、
『気を使わなくていいのよ、どうせトラックでみんな捨てられちゃうんだから。。。』と、決まっておっしゃいます。

恐縮しつつ、ありがたくいただくのが良いのだと思うのですが。。。複雑です。

でも、『もったいない』という気持ちはよく分かるので、なんとか活用する方向でアイデアをしぼりだそうとしている、
今日この頃です。

そして、平行して自分の持ち物についても
少し考えないといけないなぁ~って、思いはじめました。

POPさんのお父様が亡くなられて3年ですか。
跡を継がれたPOPさんは偉いなぁといつも静かに思っていますが、
親孝行な優しい息子さんですね。(先輩に向かって失礼を・・・)
返信する
カコさん (かっつん)
2010-11-12 21:51:26
ご無沙汰しています
ありがとうございます
カコさんはお母さんの側ですか(笑)
確かにもったいないことは十分にわかるんですがね 自分のセンスと違うものはもらってもどうせ着ないものですから・・

手編みのセーターいいっすね
あったら僕も着ちゃうかもしれません
できれば製作者の愛も感じながらね
返信する
kumin (かっつん)
2010-11-12 22:11:11
親孝行ですか?
今ブログ見せてもらってきました
タイムリーですね お互いの間でですが(笑)
ひとつの食器でご主人のお母さんを思いやるっていい光景じゃないですか
最近の流行言葉なのか ほっこりしました
僕もなんか薄いスプーンが手に馴染む気がして好きですね カレー食べる時も分厚い立派なスプーンはあまり使いたくありません

人様からいただく しかもその人が実際に使われてたものとなるといろんな感情が錯綜してしまいます
好きな人のものだったらいいのかもしれませんが・・
いや使うとなると 人と物の両方の好きさ度合は加減方じゃなく乗法(掛け算)で計ってしまうかも知れませんね(笑)
そう思うと確かに自分のものを人にあげるなんて恐ろしく感じてしまいます
僕のものは死ぬ前に全部処分した方がいいかもです

親孝行なんておこがましいですが
まだまだ平均にも届かないんじゃないでしょうか 僕は亡くなった弟の分までやらなきゃいかん身ですから
いつも優しいお言葉ありがとうございます
返信する
私の兄も (mari)
2010-11-12 23:39:05
かっつんとお母さんの会話に良く似てます。
母と同居している兄はいつも母の言葉に対してイライラしているみたい。
その気持私にはよくわかるの
そんな母です・・・
お義姉さんに母の機嫌が良くなるのは、mariちゃんと出かけたりすることだから、時々誘ってね・・とお願いされました。いつもお義姉さんには世話になって申し訳ないので、最近は時々連れ出しています

きっと天国で父は笑顔でみているんじゃないかなぁ・・・。

かっつんのお父さんもきっと「頼んだよ・・お母さんのこと」・・なんて思いながら見守っていると思います

3年てつい最近だよね・・。
まだ私は思い出すだびに泣いていた頃かもしれないなぁ・・・

かっつんは?


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こんばんは。 (クウ母)
2010-11-13 00:41:51
ポタお母さん、嬉しかったでしょうね。
息子と話もできたし、お父さんのお供え物を買ってきてもらったし、ベストも持って行ってくれたし・・・
17日のお誕生日にはベスト着る?そしたら、もっと嬉しいだろうなあ~。
私も父が亡くなって1月で3年経ちました。
うちはね、亡くなってすぐに「どうせ捨てるだけだからこれもあれもみんな持って行ってください」と言われてほとんどこっちに持ってきました。
私が買ってあげたパジャマ3組ほども開けずに新しいままでした。着せてほしかったな~。
あはは、ちょっと愚痴っちゃった♪やな小姑になっちゃった
だから、コメントしようかどうしようか迷ってウロウロしていたのでした。
でもね、もらってきたおかげで、父がここにいるみたいで嬉しいよ。
私も着てるし~♪パジャマを縫って穿いてるポタお母さんのお気持ちがよーくわかるで~。
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