木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

ひととき

2010-01-22 18:36:07 | Weblog
敬ちゃんが仕事場にきた きのうのことだ
彼は20数年前に二世帯住宅を造って引っ越しをした
郵便局員だったお父さんと彼の名義で土地を買い家を建てた
実は彼の一家は僕を非常にかってくれてた
親父さんも僕のことが大好きだったようだ
だから 娘を貰ってくれんか なんてことも言ってくれたこともある
それは僕の主義に反する(自分でめっけた~~い)ので丁重にご辞退申し上げたのだがその評価は変わってなかったらしい
家を建てるとき僕のバンド仲間だった石やんに設計を任せたという事実はその一つの証明だ
なんか回りくどい言い方をしてるんだけど 最近の悪い癖
仏壇を買ったとこも僕のおふくろの実家だったし・・
これは多分僕が信頼されてなかったらそういう結果にはならないと思う

敬ちゃんの用は雨漏りが始まった屋根の修繕のこと
他の業者に見積もりを出してもらったけど
3年前にうちが塗り替え及び屋上の防水工事をした業者を紹介してほしいということで
その結果をもって相談にきたわけだ
見積書のファイルを二つ持ってきた
先に見積もりを出した近所の業者は73万くらいのそれで
僕が紹介したとこは A工法で66万 B工法で44万だそうだ
一応僕の紹介ということでその見積書から一桁万円を削除ということで60と40
さてどう思う? と問われた
そこからどうやって値引きをさせるか
ぶっちゃけ 実はうちの工事の見積もり最初はざっと1000万だった(一番多いとこで1300くらいだっけ)
結局決まったのは550だったかな?
いくつかの業者で潜り合いをして最後に二社で戦った
この値段で決めてももう一社はもっといかせてくれって粘って来ました
でね、最初の見積もりの半分で勝負したれ って言ってやりました
まあそれはたぶん無理なことだと思うけど(66の半分33 工法は高いほうでいきたいらしい)
40くらいで収まらんかぁ と皮算用
規模的に無理かもしれんけどそんな話をして笑い合いました

真面目実直を絵に描いたような彼のお父さんはもう10年近く前に亡くなったし
その後静かだったお母さんも亡くなった
二世帯住宅が一世帯になり3人の子供たちも大きくなった
娘がこの春嫁ぐことが決まり華やかな香りを漂わせる
いい家庭だよ
どこかと違ってね

よく彼の家におよばれして最後はカラオケ大会となった

親父さんはいつも僕にこれだけを要求した
歌ってくれ って

西田敏行 もしもピアノが弾けたなら



  もしもピアノが弾けたなら
    小さな灯(あか)りを一つつけ
  きみに聴かせることだろう
    人を愛したよろこびや
  心が通わぬ悲しみや
    おさえきれない情熱や
  だけど ぼくにはピアノがない
  きみと夢みることもない
   心はいつでも空(から)まわり
   聴かせる夢さえ遠ざかる
    アア アー アア…… 遠ざかる



むこうの世界で元気ですか?
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8 コメント

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Unknown (シマリス)
2010-01-23 11:28:38
かっつんの想い出には 必ずイイい具合に「歌」が絡む。

でも、ちょっと…切なく感じる。

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子供のころから (oldオードリー)
2010-01-23 20:00:08
住んでる町で、暮らせていいですねぇ
地元ってことでしょ・・・?
大変なこともあるかもしれないけれど、
羨ましいなぁ。
立派に生きてないと、声もかけられないよね。
優しくもあり、厳しくもあり、うるさい面もあるかなぁ・・・。
そういうのって、大切なような気がします。
返信する
シマちゃん (かっつん)
2010-01-23 23:52:30
歌は好きだったから自然に絡んでくるんだよね
って多分多くの人がそうなんじゃないかな
そいつを掘り起こすか否かだけの違いだよ
ただそうしてない人をなんだかんだ言ってるわけじゃない
ようするにそういうことが好きなんだろうね
いつもありがとさん
返信する
やっとかめ~ (みるくここあ)
2010-01-23 23:55:17
オヤジさん、こんばんは
それから,やっとかめ~

友達っていいですよね。
その友達はオヤジさんをスゴーク信頼してらっしゃるのですね…
敬ちゃんのお嬢さんと言ったらコメダでアルバイトされてた方ですか!?
お嫁に行かれるんですね…
敬ちゃんの心配事(ストーカー?)が一つ減りますね…ヨカッタ!!
屋根工事、思惑通りに行くといいですね…

あっ‥ 職人さんのお加減は如何ですか!?
オヤジさん、職人さんの分もお仕事増えて大忙しで怪我しないで下さいね…
2.3日暖かかったけどまだまだ寒いです、風邪にも気をつけて下さいね…

そんじゃ、お休みなさい
返信する
オードリー (かっつん)
2010-01-24 00:01:03
特に女性は生まれた土地で住み続けることが少ないだろうしね 最近は増えたかもしれんな
そういえば男でもこういう環境ってのは珍しくなってるかぁ
学生時代の友達思い浮かべるとずっと地元にいるやつってほんの少しだ
田舎は空洞化で都会へ出る
街は開発されるたびに移動してゆく
なるほどなぁ 地元っ子は少なくなる一方だな
良し悪し。。
違う土地で暮らしてみたかったような気もする
外国もいいな
一回も国外に出たことなかった
返信する
みるここ (かっつん)
2010-01-24 00:17:01
やっとかめ~~
そうそうコメダでバイトしとった子
よう覚えててくれるねぇ
たしか・・バイト先で知り合ったんじゃなかったっけな もしそうならバイトが良かったことになる
やっぱ少しくらい虫もつかにゃいかんのじゃない?(笑)
これがどういう虫が付くか 運もあるよな

そう屋根の補修うまく行ってほしい
もし万が一のときには僕も寝覚めが悪いからね
会社としては悪いとこじゃないはずだけど・・・

職人さんとこには連絡してない
電話でもすると催促してるような気がしちゃうしついでにもう一日二日休んじゃえ なんて思う人じゃないから
むしろ無理して出てこないか心配してる
それは僕に移るからという意味じゃなくて彼の身体も弱ってきてるからね
仕事の方は何とか誤魔化してます
あんね、職人さんにやってもらうつもりだった仕事 まず先発見本をすぐ欲しいってことで近所の同業者の親父さんに頼みに行ったの
でもあかんその人も体調不良
「時間の余裕があったら受けても・・」って言ったその向こうにいた奥さんが首を横に振ってた よくないんだろうね 
100を超えるばあちゃんがいるとこの人だよ
しょうがないんで自分でやった(笑)
どんどん周りの職人さんが減ってゆくよ
返信する
Unknown (またたび)
2010-01-24 03:33:19
オードリーさんも書いてるけど、『地元』って
いうの焦がれるなぁ。

うちは、小さい頃から何かと引越しが多かった
ので、1つの町に長~く住んだのは、1人暮ら
しを始めて以降のこと。それに、その同じ町に
高校時代の友達も1人暮らしをしていたので、
今振り返ってみても、自分の中で『地元』って
呼べるのはその町ぐらい。

まぁ、自分のルーツとして、子供時代のほとん
どを過ごした、米軍基地があった町も、『地元』
って呼べるのかなぁ?

とにかく、幼馴染とかって居ないのよね、私。

だから、かっつんみたいな、昔からの知り合い
との繋がりって、すごく羨ましいよ。

職人さん、早く元気になって復帰してくれると
いいねぇ。頑張れ、かっつん!!
返信する
地元って話をすると (かっつん)
2010-01-24 17:04:26
アクチンはどえらい離れた所にいるからなぁ
そういう運命なんだろう
でもその居場所ができてよかったな
去年だよね確定したってのは。。
そこで骨を埋めることになる きっとね
友達もこれからってかそっちへ行ってからたくさんできてるんだろうから心配ない
ここでのきみの言動見てるとわかるよ
幼馴染にこだわるこたーない

さっき10000歩くらい歩いてきた
途中に電話があって火曜日から仕事いけるかも
って連絡あり
もう熱も下がったって
ご心配かけました

52型のソニーなら液晶だよね
きれいだろう(笑)
やっぱそっちでも日本のメーカーは頑張ってるんかな?
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