木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

あさと千畝 

2015-12-07 23:47:34 | 映画
あさが来た 一応毎日見てる
この物語のモデルは広岡朝子
日本初の女子大学を作った人だとか
今初めての子を妊娠中
さてこの先どんな話が展開していくんでしょう

実は本当の話とこのものがたりと比べると大きな差があるということらしい
http://www.news-postseven.com/archives/20151130_366913.html
史実では朝子の子は女の子で旦那に妾が出来てその人が男の子を産む
その子が朝子たちが作った会社大同生命の社長になるという
しかもその妾というのは朝子が連れてきた女中だったとか
これは僕の想像だが友近じゃなくてふゆちゃんの方だろね
旦那に憧れてたみたいだし
でもそこいらあたりはこの物語ではすっきりさっぱり爽やか朝の番組 ってことになるのでしょう
それを想像させるのは 実際には朝子自身も妾が産んだ子だったはずという

史実に忠実に描くのがすべてじゃないと分かってるから
楽しめればいいのかもしれん
でもこうやってホンマのことを突き付けられるとなんとなく物語自体がウソっぽく思えてきてしまうから不思議だ


それに似た話が新しい映画でも起きてる
「杉原千畝」

日本政府に背いてユダヤ人6000人の為にビザを発行し続けた男という美談
実は政府に背いてなんかなかったという
確かにドイツからはユダヤ人迫害に力を貸すように依頼されてたようだが
人種差別を敢然と拒否していた日本はそれに背いてユダヤ人の出国に力を貸していた
その業務を忠実に遂行していた人間が杉原氏だという

http://blogs.yahoo.co.jp/xx_leon_xx77/65106991.html

つまり日本は悪者ということを擦り込みたいがために杉原千畝をヒーローに祭り上げてる話だとこのブロガーさんは訴えている
そこのところははっきりわからないけどどうも政府に逆らってした行動ではないことはあちこちから聞こえてくる
それは映画の一番大切な腰を折ってしまう話である
もしそうならこの映画の価値はなくなる
あさが来たとはちょっと違う意味でこの映画はどうなんだろうね
コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お も て な し | トップ | 賢治の里より »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうそう (あんじー)
2015-12-08 07:50:03
かっつん、おはようございます

そうそう!本当はあさとはつは妾の子で、あさの実子は娘だけで実家から連れてきた女中が旦那さんの妾になって男の子を生んだって話らしいですよね。
もしかして ふゆちゃんが…という展開も期待してたけど、さすがに朝ドラでそれはないか~

杉原千畝は…
映画だけじゃなく、全てがそうかもしれないけど、見た映画とかが全て本当って信じてしまうこちらが悪いのか、それとも面白くするために史実を曲げて作る制作者側が悪いのか…

でもさ、史実は曲げちゃいかんと思うんだよね
曲げるなら違う人想像上の人にしないと
返信する
あんちゃん (かっつん)
2015-12-08 17:18:44
千畝の方は肝心かなめの部分が事実と違うってことだとちょっと問題だよね
岐阜県出身の人でなんとなく前からユダヤ人を大勢助けた日本人って囃されてたけど映画になることでそれは違うんじゃないか と言いだす人が出てきたって感じ
確かに結果として日本を貶めるってこともあるかもなぁ と思った次第です
ただどこかで千畝さんは自分らしさを発揮してるかもしれん とも思う これだけ有名になってるからね
真偽のほどはどのあたりかわからんですけど

あさはこのくらいはしょうがないのかなぁ
朝ドラだし
でもこうなってみると、ふゆが旦那に憧れる様がなんとなく真実だったんだなぁ と勝手に楽しむことにします あの子かわいいしね(笑)
返信する
Unknown (根岸冬生)
2015-12-08 18:19:06
僕は肯定的にとらえました。確かに保守と左翼の間で杉原偉いVS日本悪玉の議論が昔から起きています。しかし、当時の日本の基本的立場は、「八紘一宇」の精神に基き、人道的立場からユダヤ人を差別せずということで、公式にナチスに立場表明をしていますし、オトポール事件ではユダヤ人を救済しています。杉原のケースでも、日本政府は「ルール通りやってくれ」という指示で反対したわけではありません。しかし、杉原からすればルールに抵触することを承知でやったわけで、その規模から考えれば後でおとがめがあるのは予想できる。八百津の記念館には、人道主義と博愛の精神で一晩悩んで決めたとあります。杉原はその段階でまさかの時はクビを覚悟しています。それは国がユダヤ人受け入れを反対していたということではありません。

①政府はヴィザ発給の常識論を出した。
②ユダヤ人はケースとして引っ掛かるかもしれない状態。しかし、目的地キュラソーには入国審査はない。理屈とすれば、彼らは噓をついていない。
③一人二人ならまだしも、何千人ともなれば問題は多すぎる。後で首にはなるかもしれない。でもやるっきゃない。そう決断したということです。

ですから、日本政府が救ったとはいいませんが、政府が反対したとは言えないということです。そのうえで杉原も立場的にはクビを覚悟の決断だったわけです。

外務省をクビになった件では、敗戦国には外交はなくリストラされたというのが本当です。杉原は語学留学生から採用されたノンキャリです。もうひとつ、ハルピン学院出身者はGHQから睨まれていたというのがあります。ソ連とのパイプを警戒したみたいです。
むしろ、外務省内部の陰口である「杉原は金でビザを売った」という仲間の中傷に傷ついたと思います。もうひとつ、杉原の伝記は奥さんによるものです。妻の立場からすれば、夫の苦労を知っているだけに、リストラした国を恨みたくなるのは当然かもしれません。僕はその心情もわかります。

僕の中ではいい映画でした。感じ方は人それぞれ違うかもしれません。やはり、ゆるせんという人もいるかもしれません。加藤剛、反町隆史の演じるかこの作品よりも好きです。

返信する
ネギさん (かっつん)
2015-12-08 23:11:23
さすがにジャーナリストには教わることが多いです
たくさんのことを教わりました
僕はこの手の映画をあまり見たい方ではないので、実はどっちでもいいんですが、多分日本政府の意見は映画内では千畝に真っ向反対の立場として描かれているんでしょうね
だから保守陣営からのバッシングがあったんだと思います ただ↑のコメントでも書きましたが、ただそれだけでもなくて千畝にも思い切ったという心情は確かにあったんでしょう

教えていただいたことの中にある
奥さんによる伝記・・・この一言でいろいろ想像できるし
ストーリーの深さと現代に禍根を残す意気込みを感じられそうです(笑)

なるほどと読ませていただきました
感謝。。

返信する
根岸さんに感謝です… (みるくここあ)
2015-12-12 02:44:49
オヤジさんこんばんは

みるここの中では、千畝さんとシンドラーさんは偉人なのです…
詳しくは知らないけど…

根岸さんのコメント、何度も何度も読み返しました…
感謝です…

映画、見に行こうと思います。
おやすみなさい
返信する
みるここ (かっつん)
2015-12-13 00:46:50
どうも記事自体はお気に召さない部類のそれだったようで申し訳ありません
できるだけ公平に見て書いてるつもりだったんですが・・
歴史っていうのはどうしても自分の立ち位置から見る角度で景色が変わってしまいます
子どもの頃から日本は悪人という教え方をされた反動で公平に見てるつもりがそうでない部分があったかもしれません
ただ、事実だけは見逃さないように押さえておきたいもんですね
返信する

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事