木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

ボックス

2021-08-25 01:44:51 | 
風呂で読む本が途切れて前に読んでた本をもう一度引っ張り出す。


百田尚樹の「ボックス」だ。
高校生木樽優紀が主役のスポーツドラマだが鏑矢義平というとんでもない天才ボクサーが脇役で登場する。
ほんとのこと言うと両方主役かも。
優紀は頭脳明晰で進学コースの優等生でちょっぴりいじめられっ子、鏑矢は頭はからっきしだが気は良くて力持ちで優紀が大好き。
耀子(ようこ)先生は電車で少年たちに絡まれていた時にまだ自校の生徒と知らなかった鏑矢に助けられるところからこの物語が始まる。
鏑矢は一年生ながらボクシング部のホープ、優紀はそれを憧れの目で見る親友。
高校生の瑞々しさが心地いいです。
耀子はその後ボクシング部の顧問になって彼らと接してゆく。

主役の優紀はただ憧れの目のまま鏑矢を見上げてるだけじゃない。
順位を落とせば奨学金が途絶える。母一人子一人の優紀はその環境の中ボクシングを始めるのだ。
ジャブを覚え、ストレートを覚え、フックを覚えた。
鏑矢の足元に一歩一歩近づいてゆく・・

ボクシングを全く知らなくてもウズウズします。


こんなに面白い本なのに上巻はどうも水没させているようだ(笑)
今回は一度も水没させてないから初めて読んだ時のことだろう。
でも下巻はきちんとしている。水没させてない。
文字が大きいんで読み易いこと。
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