木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

なぜ少女は記憶を失わなければならなかったのか?

2014-11-25 23:22:51 | テレビ
録画済み番組消費月間だったからこんなタイトルの二時間番組を見た
10月1日日本テレビで放送された山ピー主演の作品
両親からの虐待を受けた女の子を、見かねた聴覚障害を持った男性が救い出して自分の家に匿った つまり形として監禁してしまうという事件を起こす

謎解きというより、その虐待された女の子の心理に重きを置いたお話だったんだと思う

犯人の位置にいるろうあ者を演ずるのが船越 英一郎
ダメだよね この人使ったら、犯人だとしてもいい人なんじゃないかと最初から思えちゃう
ドラマはその通りに展開してゆく
またこの女の子が上手いんだ
頼りにしてた大好きだったおじさんと引き離され
最初は頑なだったけど、山ピー助教授(?)にだんだんと心を開いてゆく
その表情の変化がうれしくって・・・
最後には船越のおじちゃんと一緒に彼女を抱きしめて泣いてるテレビの前のオヤジ σ(^^;)

物語は一応、執拗に子供を傷つけるアスペルガー症候群の母親から引き離されて落ち着いて終わる


でも、そこで彼女の人生がハッピーエンドで片付くわけじゃない
いやドラマはここで終わるよ
今までの僕ならここで終わりだ
でも長年生きてると、いろんなことを勉強する
多分、こういう経験をした子は、娘になっても、おばさんになっても、きっとおばあちゃんになっても
そこから抜け出すことは大変なんじゃないかと思う
ドラマのように決着はつかない
ずっとその苦しみから抜け出せないかもしれない
それを知ってるから、最後にフナさんに抱かれた少女を僕も力いっぱい抱きしめたんだと思う


彼女は泣きながら彼に抱き付いて最後に「おとうさん、おとうさん」って呼んだ
もしかしたら「おとうさん」なら彼女を助けられるかもしれない
おとうさんになれたらね・・・

コメント (8)
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