木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

ハイキュウ

2014-11-05 23:41:52 | 仕事


さてこれはなんでしょう・・・
四角い木材(これは米ヒバです)を4本のツメに打ち込んで回転させて頭を丸く削ります

次にそれをツメから外してひっくり返してお椀型の受けに打ち込みます

丸いのに丸いのを打ち込むとこれで回転します
こうやって少しずつ削るわけです
決して一度にたくさん削らずに・・
下手するとぶっ飛びます(笑)

顔に当たったことも有ります
痛いよ~~当たると
ほら、このくらいにしておきます
何を作ろうとしてたか、もうお分かりですね
球です
お椀型受け これです


両方削るとこんな感じになります

この時点では決して削り過ぎないこと
こんな楕円型でいいんです
今まで、この四角の穴がくるくる回る位置で両側から削りましたが、今度は90度ずらして穴が正面に来るように回して削ります
こんな感じです

この状態で回すときれいに回らずにバタバタしています
そのバタバタをまた少しずつ削ってゆく

そうすると楕円の長いほうの部分が少しずつ無くなって球に近づいてきました
上の写真だけはクリックすると大きくなるようにしましたから見てみてください
まだ削れてない部分がありますね
この部分がちょうど無くなるときが「球」になったとき

これはまだ片方だけ  片球です
同じように四角穴を向こう側にして打ち込んで残りを取ると

球になります



はい、球
コメント (10)
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