木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

愛知県護国神社

2013-05-05 23:15:48 | こころ
二拝二拍手一拝って知ってる?
神社での拝み方基本作法です
真剣にやったことがなかったからいつもうろ覚え
二回お辞儀をして拍手を二回そして最後に一礼
朝、確認して、昼、自転車に跨った

「靖国神社」で安倍さんもお参りすべきだと言った手前、じゃあお前はどうなんだと言われるのは必至
そこで風のない暖かな日差しの中、行ってみようか と59年間生きてて一回も行ったことがなかった
愛知県護国神社

   
   ここへ行ってきました

自転車で15分くらいか?
近くて遠かった場所

僕には会ったことのない伯父さんがいた
父の兄で昭和19年、僕が生まれる10年前に戦争で亡くなった
そういう人がいて、父が作った墓石にただ一人院号の付いた戒名が彫られているのも知ってはいるけど
その詳しい為人(ひととなり)は知らないまま今に至ってる

戦争で亡くなった人をどこかしら軽んじた風潮の中で僕もここまで来てしまった
全くもって恥ずかしいことだ
色んなことを教えてもらって、先人を大切にすべき 特に戦争で亡くなった方々に対しての思いが足らなかったことを痛感
せめて今からでも心を込めてお参りすべきだと思った

閑散とした境内だがだからこそ厳かな空気に満ちているようにも思える
さっそく覚えたての作法でお参り
お賽銭を入れて、お守りキーホルダーも買った
お賽銭箱の横に特別な寄付封筒があったから千円札を2枚入れて自分の名前を書いた

もう一度丁寧に社殿に頭を下げて踵を返した
??厄払いすべき年齢を書いた看板が目に付いた
そういやそうじゃん 還暦は厄年
お祓いは5000円
僕は個人的にそういうことをしたことがなかった
作法も何も知らない 何せお参り作法を覚えたばかりだ
ちょっと勇気がなかったのだけれど、一応社務所に近づいてみた
ガラスの向こうには誰もいなかったはずだが、僕が近づいた瞬間に窓が開いた
巫女さんと目が合った
「厄除けっていつ、どうやって、していただけるんでしょうか?」
「今すぐできます」
じゃ止めます とは言えません
「お願いします」と言いました

別室へ通され、住所と名前を書く
これが祝詞を上げる時に使われるわけだ
そして巫女さんの後をついて社殿の正面に向かう
手を清め、胡床が4台並んでいる真ん中、左側に座った
珍しくかぶっていた帽子を左端の胡床に置いた
たった一人のために恭しい神事の開始
祝詞を上げ、玉ぐしの奉納、巫女さんによるシャンシャンシャン
15分程だったのだろうか
最後にお神酒を頂き、勿体ない体験をさせてもらいました
心が洗われたような清々しい気分になれた


厄除けに関しては実は予定外のことだった
あくまで、先人のご供養のための参拝
一つ仕事を終えられたような気がしました
まるで、七五三参りの子供のように破魔矢をいただいて帰りましたとさ




コメント (8)
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