木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

迷路

2013-04-25 23:42:28 | 家族
先日、息子が母親から呼び出しを受けた
元嫁の実家のことだが、ここには書くべきではないのかもと思っていたが彼女のことは誰も知らんし、別にプライバシーを暴くことになるとは思えないということが一つ
実はそこから自分への影響、評価みたいなことがあったので少し記しておきたいと思う

息子が呼び出しを受けたのは、母親の弟のことでであった
彼は僕より3歳下で、市内でサラリーマンをしてた
実家は三河、飯田線沿線のゆったりとした土地柄である
一応田舎であるし、職場としては余り魅力のあるところとは言えないのかもしれない
ミカン農家と敷地内にちょっとした作業場を建てて糸の巻取り作業をして生計を立てていたが
長男である彼はその仕事をする気はさらさらなかったようだ
なかなか優秀な成績だったようで国立の教育大学を出て、非常勤講師などに従事していたこともあった
先生という職業を続ける意思がなかったのか、正式採用されないままに新しい仕事に魅力を感じてそちらに力を入れたのか、詳しい事情までは知らない

僕の住むところからほんの一駅ほど離れた出版関係の職場に勤めてから15年から20年くらいのはずだ
社長がその仕事を立ち上げてからの同志ということで、仕事自体にはやりがいを感じてた様子
しかし、このところ若い時に痛めた足の様子がよくないらしかった

僕の記憶にある彼はいつも片足を引きずるように歩を進める
それがひどくなったようで、体の移動に大きな負担を抱えるようになってしまったのだという
それが高じて、出勤もままならず、ついには月曜日に出社したら金曜日あるいは土曜日まで会社に泊まって週末だけ帰宅するという生活になってしまったようだ
それを見かねた姉、社長に直接抗議した
こんな生活許されるべきじゃないと
あくまで本人の意思を尊重する形でそれを認めていた会社側も身内からそう言う意見を聞かされれば
本人にそれを許可するわけにもいかない
通告。
本人は唖然とした
自分の姉が勝手に社長に直談判をし、自分の立場を侵害された
会社はしっかりと診断を受けて、診断書を提出すれば、休職扱いにもするし
在宅勤務の形をとれるように配慮もすると言ってくれた

しかし、怒り心頭の本人は辞表を出した
そのうえでも、会社の方針は変わらない
本人は意地にも、病院へは行きたくない(この心境は息子を含めて僕らには分からない)
そしてひきこもった状態でいるので、息子に母から何とか手を貸してくれという連絡が入ったわけだ

姉としては力ずくでも病院へ連れて行きたい
でも息子はそれには手を貸したくない、何とか本人の意思で行けるようになるなら手伝ってもいい
道すがら、母子のケンカがあったという
母は正しいことをするために自分勝手なやり方で相手を傷つけながら進めようとする
車いすを突き付けたり、松葉杖も用意する
「私は正しい」という 
それは間違いないがそのやり方をしては相手は納得しない
息子の方が大人の意見を言っていると思う


仕事の合間に、そんなやり取りを聞いた
僕は蚊帳の外

息子の口から叔父と話す間に母親の実家へ僕の様子がどんな形で伝わっているのかの片鱗を見た
僕はどうもDV夫っぽく評価されているのだった
全く心外
元嫁には一切手を出したことはない
娘の言葉からしかむこうの家族へは僕の様子は伝わらないから
娘や息子が僕と住んでいることに対して「大丈夫なのか?」という心配の言葉をもらっていたという
唖然とした

息子は親の諍いに口を挟もうとはしなかった
だから詳しいいきさつもあまり知らない
僕がちょっとした浮気をしたことが母親の言う離婚の原因になっていたらしいのだが、それは全くの誤解
彼女は僕の友達に「あの人が浮気をしていたとは思っていない」と言いながら子供には
はっきり言わないけれど、卑怯にも僕の浮気があったように臭わせていた

昨年の2月にその本人から初めて僕にメールが来た
姉の傍若無人ぶりに閉口してます
母親をぞんざいに扱い、今にも暴力沙汰、事件が起こりそうで困っています
兄さんのことが理解できました


そうかその直前まで、彼には完全に僕が悪者でどうしようもない男に写っていたのか
メールに沿って会う準備はしていたのだが、もう少し待ってくださいのまま進展せず

姉弟その両方がそれぞれを心配しながら、病院へ行ってほしいと願う
その母親は先週、ペースメーカーを入れるための手術をしたという
父親には認知症の症状が・・・
縁あった家族が崩壊の危機
それは息子や娘にとっては直系
力になってあげたいのだけれど・・・
コメント (12)
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