木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

土曜のメモリ

2010-11-28 23:54:42 | Weblog
いつものように朝食の準備を始めた土曜日7:30
この春までは103のテレビ小説を見ていたがこの秋からいきなりとんでもない光景に付き合わされてうんざりしてしまい
火木土はBS日テレの「音楽のある風景」に身を沈める
これはCDやDVDの通信販売番組なんだけどここに出てくる音や絵がとても好きで
買う気もないのに見入ってしまう
以前は後半15分だけ見ていたけれど 今は30分見れるんでテレビ小説駄作(すんません私的評価です)バンザイです

と余談はそのままに・・
いつもまず牛乳とお茶のコップを先にテーブルまで持ってくる
テーブルといってもこの前掃除した炬燵板のこと
そこに置いた途端牛乳のコップがひっくり返った
いつもなら半分くらいくぼれた当たりで持ち前の運動神経で残りの液を救助するのだが
もうあかんのか・・ 鈍ったのか
全部行ってまった(名古屋弁)
板中牛乳だらけ
そこにあったトイレットペーパーを千切っては千切っては浸してくず入れへ放る
放るからその途中で白い液がまたこぼれる
朝からイライラ度最高潮
「んっもぅ~~ いらいらする~~~ぅ」
その日は朝早くから娘はバイトに出かけてるんで
多少大きな声を出したとしても迷惑するのは猫くらいのものだ
オレが猫だったら冷たい目で飼い主を見ることになるだろう ・・それもわかってる

この前の検診で油断が災いしてちょっと数値を落とした ヘモグロビンエーワンーシー
それとともに2kgくらいのオーバーウェート
朝飯の量も少し調整せねば
で、せっかく焼いたトーストも冷たい状態で食すことになる
今日はピーナツバターは我慢しよっと。。
半ドンだから頑張る


11時ころに神具屋の社長が来た
この人は仕事がなくても来るときは来る
今日も仕事を持ってきた顔じゃない
「暇ある?」って言うんで喫茶店へ付き合った
最近の状況を淡々と話す
悪い話ばっかりの中で一つの光明が彼の仕事量
この不況の中でいつも頑張ってる
それが今年はちょっとした踊り場だったらしい
それでも来年の2月に500万円ほどの納品があるらしいんで まあいいかという話
いいに決まってるではないか
「俺さ暇なんだよね で、最近時間ができると蒲郡(がまごおり)のほうにドライブするんだ
 それで釣竿持って行ってちょっと釣りやるんだけど・・
 今から一緒に来ん?」
彼の誘いは結構無下に断ってる感があるんだが 用もないし行ってみるか
そんな気になった
仕事場に帰って20分ばかり仕事した後 一週間の簡単整理を終え 彼の店へ向かった
そこで車を彼のインサイトに乗り換え二人で海へ向かった
オヤジ二人ってのは様にならんがしょうがない
ちなみに彼の歳は54か5
32歳の娘と30歳の息子がいる

もともと釣りはどうでもいい
どうでもいいがどうにも釣れない
暖かいいい日だったのだが 一応三河湾だが太平洋の風を受ける
さすがに2時間以上そこにいると体が冷えてくる
一匹も何にも釣れない
それでも11月にしては穏やかな日差しときれいな風景だけは僕のものにできた




彼が言う
「俺リタイヤしたらさ ここに住みたいと思ってる
 何をするって 何にもすることがないんだ
 時間が余ってやるべきことが見つからなかった
 ここでさぁ ゆっくり釣りでもして過ごせたら 幸せかも」 って
ちょっとびっくりした
もうそんなことを考えてるんだ
こちとら まだ娘が高校生だし これから何があるのか戦々恐々なのに
彼の息子は後を継いで今彼の工場で働いてるし その腕はもう彼に肉薄してるどころかある面では追い越しているのかもしれない
どちらかといえば彼はもう選手ではなく監督コーチの立場なのだ
僕はまだそこには到達してない 知らない世界

でも反面そこにいるからこそ自分の持ち場に乏しい
今何をしたらいいのか
何を楽しみに生きたらいいのか
「なんかある?」 って聞かれた
「僕にはネットの世界があるから全然さみしくない 離婚したばかりでも」

ここで知り合った人たちまた僕を知らない人も こういう形でコミュニケーションを持てるということのありがたさを実感することはあるんだろうか
改めて感じた土曜日の夜
日曜日の夜に反芻している・・・
コメント (11)
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