木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

昨日と同じ

2010-10-02 23:34:59 | Weblog
水曜日の仕事中に職人さんが
「今週に入ってから急に湿疹ができて昨日皮膚科に行ってきたんだけど
 今出された薬で改善が見られないと入院しろと言われるかもしれない」
その結果は金曜日の夜に出る、と
それで彼も片づけなくてはいけない仕事を金曜日の夕方までにとりあえず一部だけ終え
皮膚科の医院へ向かった
一年前の10月1日僕も血糖値の爆発で急遽入院を余儀なくされ
その時には職人さんをはじめ多くの人に迷惑をかけた
ということもあり もう入院に関してはある程度の覚悟は決めていた

夜8時過ぎ自宅の電話が鳴った
「薬での改善がみられたようなんで 入院はひとまず回避できた」 報告が来た
今休まれると少し困る状況だったんで助かったっていうのが正直な感想



人間っていうものは昨日のままであると安心する
そんな習性がある
いつか変わる運命というのは心の中で覚悟しているけど
今日、変わって欲しくない
昨日と同じ今日があり、今日と同じ明日を待っている
昨日と同じ今日に慣れたその中で もしかしたらもっといい明日が来るんじゃないかと贅沢な望みを持つ
その望みは決して悪いものじゃないけれど 今日より悪い明日があることを忘れてしまってる時もあるね

こうやって平穏無事な生活の中でもしかしたら今日より悪い明日の出現があるかもしれない
たいていの場合それは突然やってくるものだ
突然やってくると誰かをあるいは何かを恨みたくなるもの

でも避けることが困難な場合 それをいかに心の奥深く受け止め乗り越えてゆけるか
そこに人としての価値があるんじゃないだろうか

昨日と同じ今日が来ないとわかった時
怖いけど・・ 来てほしくないけど・・ いつか来る
その時のためにそれを受け止める心を鍛えておこう と思う


コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする