木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

名前もなかった・・・

2010-07-10 15:12:20 | Weblog
こちらで処置をしておいてもよろしいでしょうか?


平成元年、昭和の大歌手美空ひばりが亡くなった日のそのあたり
僕ら夫婦はまたしても大きな悲しみに見舞われた
その5年前に二男を一カ月で失って以来
ようやく授かったと思った女の子は生まれることなく妊娠6カ月で死産
戸籍には載らないけれど 誕生日が命日になった
一カ月生きた二男の時は小さな棺を乗用車に乗せてうちへ連れ帰って
ごく親しい人を集めてお葬式をした

それが辛くて辛くて辛かったから
最初の言葉をかけられて 思わず
「はい、お願いします」と返事をしてしまった

二男の時よりももっと小さな箱に入れられて僕だけがその長女と対面した
ちゃんと服を着せてもらってて
もうかわいい赤ちゃんだったよ
「ごめんね」
そう言って別れたきり・・・
もし元気に生まれ 育っていたら21歳なんだ

お兄ちゃんには位牌があるけど きみには何もない
でも父さんは時々思い出せるよ きみの姿
お兄ちゃんの位牌にお参りするときはその向こうにいるはずのきみも意識してるからね

何かがあるたび思い出す
先日このブログに来てくれるヨッシーのブログ、生まれたばかりの娘さんの13回忌の記事の時
それ以来更新されてないと思うたび
そして小春日和さんから頂いたCDの中のこの曲を聞いても思い出す

SAKURA AITAIYO - song by Kenichi Takano



きみのこと任せちゃってきみにかわいそうなことをしてしまったんだろうか
いつもそのことが心を騒がせる
でもいつもきみのことを愛してるよ 忘れないよ 

  いつか会おうね


コメント (16)
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