Another Saturday

男がいて女がいる
女には好きな男がいて　ここにいる男ではない
でも女の恋は成し遂げられてはいない

その女に語りかける男

　ゆうべ眠れずに泣いていたんだろう　彼からの電話待ち続けて
　テーブルの向こうで君は笑うけど　瞳ふちどる悲しみの影
　息が詰まるほど　人波に押されて　夕暮れ電車でアパートへ帰る
　ただ週末のわずかな彼との時を　つなぎ合わせて君は生きてる

女の今を現実を思い知らせる
自分の思いを遠回しに告げ始める

　もう彼のことは忘れてしまえよ　まだ君は若く　その頬の涙
　乾かせる誰かが　この町のどこかで　君のことを待ち続けている


男は女が好きで　でも今のところ女の心はここにはない
自分の思いを吐露して自分のことを振り向かせたい

次からは第三者的な言い方を翻して　自分の心をぶつけてゆく


　　振り向いて　探して・・・
　君を想う時　喜びと悲しみ　ふたつの思いに揺れ動いている
　君を裁こうとするその心が　時に俺を傷つけてしまう
　今夜町に出よう　友達に借りたオンボロ車で海まで走ろう
　この週末の夜は俺にくれないか　たとえ最初で最後の夜でも


もうひとつの土曜日 (WE ARE STILL ON THE ROAD.)



そしてついに真正面からの告白

　
　　真直ぐに　みつめて・・・
　子供の頃　君が夢見てたもの　叶えることなど出来ないかもしれない
　ただいつも傍にいて手をかしてあげよう
　受け取って欲しい　この指輪を
　受け取って欲しい　この心を・・・




好きでもなかった人に告白されて彼女はどうなったのでしょうか
言葉は悪いがこの主人公の一途さに負けて　彼のものになったのか
それとも
初めから思う彼のところへ戻ろうとしたのか

好きだから付き合うことと好きだと言われて付き合うこと
僕は前者の方がほとんどだった
もっともあからさまに好きだと言われた経験は・・チョビット
それで付き合ったこともあった
結構幸せだったしその人も好きでいられた

一番いいのは自分から好き、でも相手も自分を好きだった　かな？
さて　もうひとつの土曜日　の彼女は幸せになれたのでしょうか

そして「好き」と言って付き合いましたか？
「好き」と言われて付き合いましたか？