木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

マギーの帰り道

2009-04-23 23:56:50 | タイムマシン
はい 気をつけをして
アゴを上げて
口を思い切り横長にして
両手で首に爪を立てて
掻いて下さい

こんなポーズをしたくなるバイオリンの音聞いたことありますか?


クマちゃんってやつに誘われて初めてバンド組んだときに
ヴォーカルとして仲間入りした女の子
マギーが
「わたし、バイオリン弾けます」
と言って
「神田川」を弾いたときに
思わず心の中でこのポーズをしてしまいました
それはそれはつらい音でした

「もうちょっと練習してこい」
24の僕は18のマギーに言ったもんです
ほんとは
 もうやめろ
と言いたかったんですが まだバンドのレベルというもの自体手探りだったんで
口に出す勇気がなかったわけです


みんなへたくそだったなぁ
でもクマも石やんもかなちゃんもコジローもペンもいてたのしかったよ


一週間に二回 クマ鉄工所の二階に集まって締りのないドラムに合わせて演奏してた
神田川あり~の白い冬あり~のついでに僕が作ったバンドのテーマ曲も・・・

7時練習開始 でも9時になると女子大生1年のマギーは帰らにゃならん
いつも40分くらいかけて彼女を送ってくのは僕の仕事だった スカGでね
30歳にリーチがかかった石やんが
「POP(かっつん)はまだみんなの練習見なきゃいかんから、たまにはオレが送ってこうか」
と言ってくれたのに
「やだ」 と小さい声でマギーが言った
別に僕のことが好きだったわけじゃなく 石やんが嫌だったんだろ(笑)
本当は一番練習量が足らないのが 一級建築士のベーシスト石やんなのだ


そういうことでまた僕が運転してマギーお姫様を送る羽目になった

色んな話をしながら競馬場のある町まで車を進める

「時々ね 怖い夢を見るの
 この前も 女の人に首を絞められる夢を見た
 その人の髪の毛が 長い髪の毛が私の顔にかかって・・・目が覚めた」

もう名古屋の町並みを通り過ぎて 田舎道 街灯がまばら
そんなとこでこんな話しいらんのに・・
「あのね 小学校の時 クラスメイトの男の子がなくなったの
 でね その亡くなった日の夜 
 その子 私の部屋を訪ねてきたんだよ
 亡くなったこと知ってたのに なぜか怖いと思わなくって
 あっ ○○君が来た って思ったの
 
 次の日に仲のいい女の子K子ちゃんにそのこと話したら
  「私の所にも来た!!」

  きゃー





  でね その○○君が亡くなったのが

   この池       」




 ぎゃ~~~~(オレの悲鳴)


 脈絡のない話や




神田川 ~かぐや姫








コメント (20)
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