スウェーデン生活+その後

2010-2013年スウェーデンに在住し帰国。雑記、鳥・植物の写真
*海外情報はその当時のもの。
*禁無断転載

日和見

2011-09-14 21:14:42 | 考えてみたこと
個人的な体験もあって、日本的な組織というものにどうしても批判的なのだが、
日本の組織のこと
組織論
空気?
自浄能力
どうして日本の組織はこうなっていくのだろう?と考えると、一つの原因として「日和見」をする人間が多い事も挙げられると思う。ドラえもんでいうところの「スネ夫」というか、強きを助け弱きをくじくというか、兎に角付和雷同で動く人間が物凄く多いのである。海外にいるとこれは特に痛感する。日本人は誰か強力なリーダーシップを持つ人について行く、という行動をとる人が多いのである。別にこれがまともな人について行くのであれば良い。しかし海外在住の日本人同士の繋がりの場合だと時折妙なケースも見かける。八方美人で複数の人達の間を調子良く合わせて泳ぎまわる人、どう考えても妙なリーダーにくっついて行ってしまう人。。。何ともはやである。まあ自分もそこまで人の事は言えないが。
「自浄能力」で書いた変な人が居座ったり、あるいは小さな派閥がすぐあちこちに形成されたりする背景には、もの言わぬ多数派の付和雷同因子が大きな役割を果たしているのである。結局これらの人達にとっては「将来の大惨事よりも目先の小さなトラブル回避」な訳で、正面切っての議論を避ける日本の悪しき風習がここに出る。上司に従順な事自体は良いことであるが、問題は過剰に従順なことなのだ。いわゆる「体育会系」というものであろうか。でも高校野球でも「体育会系」な人間関係が厳しすぎると、逆にチームとしては勝てなくなってしまうとも聞く。システム自体が抱える問題点の解決が先送りされてしまう訳で、例えばチームの打線全体で特定の変化球を苦手にしている時に、無闇に「素振り千回!!」とかやっても勝てる様にはならない。でもここに「お前ら基本がなってないから打てないんだ!」とかいう声の大きい鬼コーチがいたりすると、もう誰も逆らえない。
フランスか何かの組織で、「日本人を優先して雇う」と公言している人がいるという話を聞いたことがあるのだが、これも自分としては喜ぶべきことかどうか微妙だと思う。
コメント
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