楽であることのススメ

ワタシの永遠の目標というか、気をつける項目というかの大きなモノに『自己管理』という項目を意識して何年かが経つ。

我ながら、今まではあまりにも意識しないで居すぎた、ということに今更ながらに気付いたりする訳だが、ワタシの中で様々なモノが連鎖する感覚が少しずつ持てるようになってきて、なるほどと勝手に納得している。

ワタシの場合、物心ついた頃にはもうすでに臓器に疾患が発生していた。
つまり健康体という状態を殆ど認知することが出来ずに生活を営んできたわけで、痛いだの、苦しいだの、しんどいだのが「ワタシのデフォルト」としてアタリマエの状態だと思って過ごしてきた節がある。

ワタシ、基本的に感情に波があるトキ、よーく精査すると体調が悪い。
どっちが先と言うまでもなく、まあワタシ的に巧いこと行かない状況や状態があるときの、自己の体調面を客観的に分析すると、大抵どこかが痛んでいたりする。
ワタシの自己の体調把握なんてのは、実はその程度であったりする。
言い換えると、『機嫌が悪い』という風に捉えられる可能性が高いトキ、かなり高い確率で体調が悪かったりする。

さて、中学生の頃に十二指腸潰瘍でひっかかった訳だが、慢性的に胃・腸に負担がかかっている。これ、元となる外部刺激のうち、ある程度自分自身理解出来ている原因というものがあるのだが、ワタシ自身対処の出来ないどうしようもない問題だったりするところが厄介な訳であるが、これが様々な方向に連鎖することがある程度分かってきた。

胃が痛むとどうしても前屈みの姿勢を維持することになる。
ワタシ自身が痛覚として感じているかどうかは抜きとして、条件反射的に猫背になっている。ワタシの骨格は、長年の蓄積により脊椎が、『猫背に形状記憶されて』いたりする。
基本的形状が猫背になってしまっている訳で、まず仙骨に負荷が集中する。
腰回りへの負荷を感じ取ったワタシの知覚及び骨格のバランス上、今度は頸椎に負荷がかかるコトになる。

この時点で、胃に関連する自律神経失調、及び仙骨・頸椎への負荷から神経根頸髄の圧迫、頭を支える頸椎がバランスを失っているわけだから、頭が支えられず、『あへっ』っという状態で顎が前に出る「アホな子」状態となる。

こういう状態を保っていると、断続的な頭痛、目眩、目の痛みなんかはザラである。
リンパ系から説明することや、栄養の観点から説明することも可能であり、自分自身の体内で起こっていることの連続性や関連性がだんだんと理解できてくるようになる。

基本的にヒトは楽をしたいイキモノである。
身体的な楽を享受することは、精神的な安定にも当然繋がっているわけで、『楽』な状態の維持というのは結構重要なポイントであったりする。

ワタシが言いたいなあ、と思っている方向は、『手を抜く』とか『努力を惜しむ』とかという方向より、『如何に自分の身体的楽を持続できるかを知り、それに対する努力を惜しまない』ことであったりする。

ワタシの知らないことと比べると、ワタシの知ってることは一握の砂ではあるが、知らないモノはその時点のワタシとの接点はなく、ワタシを形成する世界の要素たり得ない。

身体的負荷というものは、自己の認識を遙かに超えた世界で様々な影響を与えている可能性があることを、ワタシ自身は少しずつ感じていたりする。

『自分的楽』は、どっかの本なんかに載っているモノではなく、自分自身で感じ、考え、学習するモノである。


そういう意味でまず身体に対して『楽であることのススメ』をたまに表現していきたい。