シリウス日記

そうだ、本当のことを言おう。

参考資料の27-1(令和6年3月 定例会)

2024-07-04 13:22:24 | 日記

令和 6年  3月 定例会(第390回)

          令和6年3月第390回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第1号)
          令和6年2月22日(木曜日)午前10時開会

 

市長(江沢岸生)

・・・5つ目は、「安全で安心して暮らしを愉しめるまち」づくりであります。
 冬期間も不安なく安心して住み続けられる地域づくりを進めるため、雪かき支援事業による除雪困難世帯への支援の継続、また、住み慣れた地域において安心して暮らすための高齢者冬期共同住宅事業の実証試験に引き続き取り組むほか、新たに除雪協力者への小型除雪機等購入に係る補助制度を設け、除雪体制の維持及び新たな担い手の確保を図りたいと考えております。

 防災・減災に向け、千曲川堤防内水排除設備の設置や災害に備えた備蓄物資及び備蓄倉庫の整備等、災害対策の強化に取り組みます。

 以上、新年度の重点施策に関わる事業の概要を申し上げました。
 なお、各施策の推進に向けた組織体制の整備として、災害対策、国民保護など、危機管理の総合的な調整・推進を図る危機管理部を新たに設け、また、農林業の維持・振興、観光業をめぐる急速な環境変化への対応などに向け、現在の経済部を農林部及び商工観光部とし、きめ細やかで迅速な施策推進に取り組んでまいります。

 令和6年度は、市制が施行されまして70周年を迎える節目の年でございます。第6次総合計画の基本構想に掲げる将来のまちの姿「飯山郷創~世界にひらく里山の未来~」の実現に向け、「誇りある郷(ふるさと)」として飯山市を発信し、訪れたい・住みたい・暮らし続けたいと思われる「世界に誇れる里山づくり、世界中から訪れたくなる里山づくり」に取り組んでまいります。・・・

 

市長(江沢岸生) 
 それでは、佐藤議員のご質問にお答えを申し上げます。
 まず、1点、組織条例の一部を改正する議案についてでございますが、飯山市組織条例の一部を改正する条例につきましては、市長就任後2回目となる年度当初の予算提出を控え、飯山市第6次総合計画の推進や公約の実現、急速に変化する社会情勢下において直面する行政課題への迅速で適切な対応等を図るため、新年度予算案とともに組織機構見直しに向けた検討を進めてきた結果に基づき、今回の条例改正案の提出に至ったものでございます。

 まず、危機管理部についてですが、市長選以来、幾度となく危機管理防災監の必要性を訴え、ご理解いただけるように努めてきたところであり、今年度においても、危機管理監設置に関する補正予算案の提案等を通じて、市議会のご理解を得られるように進めてきたところですが、これまで市議会等からいただきましたご意見、ご提案を踏まえ、市長の内部組織といたしまして危機管理部を新たに設置することにより、市における危機管理体制を強化し、災害対策、国民保護、その他の危機管理の総合的な調整、推進を図ろうとするものでございます。

 次に、経済部を農林部と商工観光部に分割することにつきましては、経済分野における新たな行政課題の解決と社会経済情勢の変化に応じたきめ細やかで迅速な施策推進に向けた組織体制の整備を図ることを目的として、機構改革を進めるものでございます。

 行政組織の見直しは、事務及び事業の運営が簡素かつ効率的なものとなるよう十分配慮しなければならないとの地方自治法の規定に沿って進めることが重要であると考えており、今回の条例改正に関しましても、特定の業務に特化した部長を置くことで、専門性の向上や意思決定の迅速化、業務分担と責任の明確化等が図られ、これによって総合計画の推進や公約の実現、直面する行政課題の解決といった所期の目的達成に向けた組織体制の効率化が図られるものと考えているところでございます。
 なお、職員の数についてのお尋ねがございましたが、これは既定の定員管理計画の中で対応してまいるものでございます。
 ・・・

市長(江沢岸生)

・・・それから、1つ目は、部を設置することについて、縦割りが変わるわけじゃないじゃないかというところが主な論点であったかと思うんですが、またおっしゃるように、全部課にすればいいじゃないかということもあります。

 極端な意見としては、全部係にしようという意見だって世の中には幾らもあるんですが、そういう課か何とかかというよりも、いろいろな折衝相手がありますので、やはり部長なら部長としてプロトコールといいますか、相手があるので、そういう意味では、1人の部長が農林行政とそれから商工業行政を担うのは、もう限界であるというのが私の判断ですので、するわけです。

 そして、危機管理部につきましても、総務部で1人の部長が、危機管理は、本当に傾向的にはどうしても避難所の問題ですとか、あるいは専門性の高度化とかあって、連綿と人を育てていかなければならない分野ですし、対象業務非常に広がっている。そのことを1つ担う部をつくることによって、総務部のいろんな課題がございます。例えば、空き地、空き校舎の活用の問題もありますし、官民連携の問題もございますし、いろんな課題がありまして、そういったことに集中できる体制にしたいということでございます。・・・

 

令和 6年  3月 定例会(第390回)

          令和6年3月第390回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第2号)
          令和6年3月4日(月曜日)午前10時開議

 

建設水道部長(内田郁男) 
 ただいま、特定空き家が各地区でどのぐらいの数があるのかというご質問かと思います。
 ある基準に当てはまる危険な状態にある空き家につきまして、「空家等対策特別措置法」では特定空き家と定義づけております。それは、そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態、著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われず、著しく景観を損っている状態、その他、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態、これらに当たる空き家を特定空き家としているところでございます。
 飯山市にあります特定空き家ですけれども、各地区の状況ということですが、飯山地区に3戸、秋津地区に1戸、木島地区に1戸、瑞穂地区に4戸、富倉地区に2戸、常盤地区に3戸、太田地区に5戸、岡山地区に1戸の合計20戸となっております。

6番(高橋春三) 
 それでは、次にいきます。
 この1年余りの一般質問の中で、納得のいかない答弁や解決しないまま今ここに至った案件は多数あります。以前の質問と重複したりいたしますが、よろしくお願いいたします。
 9月議会の皿川越水による避難勧告の発令についての答弁の再確認ですが、なぜ発令が遅れたのかという理由をうかがいましたが、答弁は過去の記録にとどまった内容でした。記録では、2時20分に越水通報、決壊を住民が確認したのが4時10分ですが、決壊の住民確認と勧告発令までに1時間5分から4時間20分という遅くなった因果関係をうかがいます。なぜ発令が遅くなったのですか。よろしくお願いします。

・コメント:君の疑問はもっともだ。

そこんとこ重要な問題だよね、高橋くん。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 昨年の9月議会の答弁のとおり、皿川の決壊を住民の方が確認したのが午前4時10分、避難勧告は午前3時20分に北町区、午前4時50分に田町区、午前6時40分には福寿町区ほか9区に発令されております。避難が必要な地域の住民に対して避難勧告が発令されたもので、629戸の家屋等の浸水被害が生じてしまったという結果と承知しており、当時の状況下での避難勧告の発令については、ぎりぎりの判断であったと考えます。

・コメント:何の回答にもなっていなよ、鈴木くん。

経緯ではなくて「遅れた理由」を答えるんだよ!!

君は日本語が理解できないのかね?

 

6番(高橋春三) 
 そのことについて、ちょっと再質問はこの次にいたします。
 他の浸水や土のう積みとかポンプ車の状況という記録の答弁もいただきましたが、そのこととなぜ勧告が遅くなったのかとの因果関係をうかがいます。そのためになぜ発令が遅くなったのでしょうか。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 当時の状況としまして、市内各所で同時多発的に浸水が発生したことや、現場での土のう積みなどの対応、それから排水ポンプ車の配備、排水ポンプ場の稼働状況など、これらを総合的に判断して避難勧告を発令したと記録されております。このことから、当時の状況下での避難勧告の発令は、状況を確認し、ぎりぎりの判断であったというように考えます。

・コメントまったく答えになっていないよ、鈴木くん。

 

6番(高橋春三) 
 なぜ発令が遅くなったということがぎりぎりの判断というその結果じゃなくて、なぜ遅くなった。例えば、ほかにやることがあれば、発令の意思決定ができない体制だったのかと、やることがあったから意思決定できなかったと。

それとも、意思決定ができていても発令ができない体制なのか、そんなようなことをちょっとおうかがいいたします。
 再質問ですが、よろしくお願いします。

・コメント:まともな突込みだな、高橋くん。

一般質問はこうでなくては意味が無い。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 当時の状況として、災害全体の状況を確認しながら発令をしたもので、繰り返しになりますが、当時の状況ではぎりぎりの判断であったというように考えております。

・コメント:よほど「遅れた理由を言いたくない」のだねえ、鈴木くんは。

それとも「遅れた理由を整理できていない」のかな?

あるいは「そもそも、発令が遅れた、とは思っていない」とか。

従って「全く反省していない」のかな、市役所はww

 

6番(高橋春三) 
 越水通報から避難勧告までに1時間5分から4時間20分の時間の経過という事実に対しまして、前回、適切だったとの答弁をいただきました。
 商品が被害に遭った、せめて越水情報だけでもあればという被災者の切実な声があったという現実に対して、適切だったとの回答、とても納得できるものではありません。
 そのときの答弁は再質問に対する回答でしたので、部長がその場で考えていることを述べたと言わざるを得ないという立場かもしれませんがと理解し、同じ質問を市長にうかがいます。皿川からの越水情報から避難勧告発令までに1時間5分から4時間20分もの時間の経過は、適切でありましたか。うかがいます。

 

市長(江沢岸生) 
 お答えする前に、直近の千曲川の氾濫というのが昭和58年、約40年、平成19年からすると40年前であったということで、職員の中でも実際に水害を経験した職員というのは非常に少なかったということがあろうかなと思います。そして、そういうことを前提に、各方面でいろんな情報があり、それが入ってくるのを処理をしていたと思われますが、その処理が住民の方からとってみれば、もっと早く情報を出してくれれば、例えば車も潰さなくて済んだのにというような思いになっている点があろうかと思います。

 いずれにしても、そういうことで住民の皆様にご心配をおかけしたということについては、済まないことだと思っております。

しかし、行政の判断としては、遅らすために遅らせたのではもとよりございません。行政の中の能力を総結集して、ぎりぎりの判断をしたと。答弁も、前回は適切だったと申し上げましたが、内部でも議論をいたしました。ぎりぎりだったというふうに総務部長がご答弁申し上げました。そのようにご理解をいただきたいと思います。ご迷惑をおかけした方々には、ご心配をおかけした方々にも申し訳ないというふうに、私として行政の継続性ということを踏まえて、そのように申し上げたいと思います。

・コメント:「市役所の体制が不備で対策本部の能力不足で対応できなかった」と言っているのかな江沢くんは?

そうであるならば「この点が不備で、この点が能力不足だった」と市民の前に公表すべきだよねえ、江沢君。

そうしてようやく「だからこういう風に改善する」と示してようやく「危機管理部の創設」につながる話だよねえ。

その前段階がうやむやで「新しい部をつくれば全てうまく行く」などという話はとても飲めたものではないよ、江沢くん。

ちなみに君は『直近の千曲川の氾濫というのが昭和58年、約40年、平成19年からすると40年前であったということで、職員の中でも実際に水害を経験した職員というのは非常に少なかったということがあろうかなと思います。』という事を言っているが、そんなものは何の理由にもなっていない事は理解してるのかな??

「実際に水害を経験しないと水害の対策がうまくできない」などという言い訳はつまりは業務怠慢「市役所の水害対策は10年一日のごとく、何の改善・進歩もなくただただ前の年と同じことをやっていた」と証言しているのと同じだよ、江沢くん。

 

6番(高橋春三) 
 それでは、そのことを題材にしまして、改善を阻む要因というところに移ります。
 先ほどの説明で、適切ではなかったということで、ぎりぎりの判断としたことは、職務を不適切に遂行したことではなく、適切でなかったかもしれない職務を適切に遂行したと、ぎりぎりの適切に遂行したと理解します。そのときの職務に携わった人に責任を問えると考えますか。もちろん職務の内容は、人権や法に抵触してはいないとします。市長にうかがいます。

 

市長(江沢岸生) 
 お尋ねのことは、先ほどと繰り返しになりますけれども、議員は、適切じゃなかったのをぎりぎりの判断だというふうに言っているというふうにおっしゃったんですが、適切であったということではなく、ぎりぎりの判断だというふうに申し上げたわけです。

で、どうしてぎりぎりであったかといえば、それが飯山市のそういったもっと早く知らせてくれれば自分の財産が守れたのにという方に対しては、ご心配・ご迷惑をおかけした点についてはおわびを申し上げますけれども、行政としては最大限の能力を出して、結果としてぎりぎりの判断だったということなんです。

 それを今後どうしていくのかということが検証の目的であると考えますが、そういったことについては、日頃から行政内部の避難訓練や、それからいろいろな、水害について申せば、4月から避難所も変えるとか、そういったことを一つ一つ積み上げていく。それもできるだけ早くやっているつもりですが、なかなか、もっと早くできないのかとか、こうしてくれというようなご要望もございます。そういった点についてもできる限り対応しながらやっています。

 これは限られた人員の中で本当に職員は一生懸命やっておりますので、もう少し通信のこととか、予算面とか、そういったことを今後は考えていかなければなりませんが、現時点で画期的に能力がアップ、必ずできますというようなある意味、言葉は不適切かもしれませんが、絵空事を申し上げるつもりはありません。真剣で訓練をし、そして必要なことを積み上げていく、この努力は必ずやっていきます。それはお約束します。

・コメント:飯山水害がなぜ発生し、市街地がなぜ泥水の中に沈まなくてはならなかったのか?

そこのところの検証・理解がなくてただ「避難訓練をしましょう」「避難所を変えましょう」「一生懸命やります」では何の解決にもならないよ、江沢くん。

そうして「職員は一生懸命やった」のだから「結果が悪くてもがまんしろ」などという言い訳は二度と聞きたくはないのだよ、こっちは!!

 

6番(高橋春三) 
 回答がちょっと予測できないので、議論がちょっとずれるかもしれませんが、不適切に職務を遂行したんじゃない、だけれども結果としてあまりよくない結果となってしまったというようなことで、もちろん市長としては、職務の個人責任を。先ほどのように、間違いの検証は改善への欠くことのできないステップですが、結果としてあまりよくなくということを批判するのは、やはり間違いだとは思います。それは職務の間違いと個人責任を混同しているのではないかと思います。

 そこでなんですけれども、その責任がないという職員のもし責任を問うようなことになれば、それはハラスメントの可能性さえあり、その防止はやっぱり最終的には管理者、市長に課せられております。具体的には、個人の責任を問わない意識改革やルールづくりだと思います。

改善・改革することは、ある意味、そのようなことで過去を否定することになります。職務を全うした責任を追及しないという環境を整備するために、今後の政策を進めるためで必要な改善情報に蓋がなされないことのために、過去に建設的に検証できる意識改革とルールづくりというのは必要と考えますが、市長におうかがいします。

 

市長(江沢岸生) 
 検証については、繰り返しご答弁申し上げておりますけれども、記録集的なものをしっかりつくっていくということを申し上げております。でき得る限り詳細な記録を集めて、残すようにしてまいるつもりです。

・コメント:「記録集的なもの」は「ない」より「あったほうがいい」のだがそれでは不十分なんだよ、江沢くん。

何をまちがえたのかそれが分からずに改善などはできるはずもないのだ。

 

6番(高橋春三) 
 検証と責任追及というのは別ということで、よろしくお願いいたします。

 

14番(山崎一郎) 
・・・
 それでは最後に、庁内組織の改正についてお聞きをいたします。
 危機管理部の設置と、経済部を農林部と、商工観光部に分割する組織改正の条例案が上程されましたが、改正の理由と目的が私にはよく理解できませんので、まず、危機管理防災課を部に改正しなければならない理由は何か、そして目的は何なのか、課を部にすることによってどのような効果が期待できるのか、お聞きをいたします。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 危機管理部の新設に至った理由といたしまして、人口減少・少子高齢化が進む中にあっても、飯山市が直面する危機管理分野における諸課題に対して適切に対応し、迅速な解決を図ることができるよう、組織の効率化を進める必要があると考えたためです。
 市を取り巻く諸課題について個別に申し上げますが、現在も被災地において各自治体が支援活動を行っている能登半島地震のように、大規模災害発生時における広域的な相互支援体制の強化や、原子力発電所のリスクへの対応、消防団の処遇改善計画の推進、市内避難所の在り方についての早急な検討、見直しといったものが挙げられます。
 気候変動等によって頻発化、激甚化が進んでいると言われている自然災害などの危機管理対応に対して、今申し上げたような諸課題に適切に対応するため、重要施策の企画立案と事業展開を進めるとともに、関係機関との連絡調整強化が図られるよう、冒頭に申し上げましたとおり、組織の効率化を進めてまいりたいというところでございます。
 また、目的でございますが、危機管理部門に特化した部を置くことによって、そこに部長級職員を置くことで、災害対策、国民保護法に基づく対応、その他、危機管理の重要施策の決定に参画し、それに係る総合的な調整、推進とともに、部など相互間の連絡調整を図るなど、危機管理体制の強化を図ることを目的としています。

 

14番(山崎一郎) 
 部を課にすることによってどんな効果が期待できるのかと。課を部にすることによって。

総務部長(鈴木靖史) 
 すみませんでした。質問をよく聞いておりませんで、申し訳ございません。
 それでは、次、効果について答弁をいたします。
 危機管理部門に特化した部長級職員を置くことによって、平時から専門性の向上や迅速な政策決定、意思決定、業務分担と責任の明確化などが一層図られるものと考えられます。

また、災害発生時においては、他の部から独立した危機管理部が全体を総括すること庁内の指揮命令系統が整理され、これによって、多岐にわたる災害対応業務において、総務部をはじめ各部の業務、役割が平準化し、部ごとそれぞれの機能が十分発揮されるものと考えています。

・コメント:いままでは「庁内の指揮命令系統が混乱していた」とそう言っているのだね、鈴木くんww

そうしてまた足立市長の下では「災害発生時においては、市長が全体を総括することがうまくできていなかった」と言っている訳だな、鈴木くん。

 

14番(山崎一郎) 
 この組織改正に伴って、じゃ、職務上、部長と課長が必要になるんですね。なりますね。どういう組織になるんですか。人員はどのぐらい増えるんですか。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 危機管理部を設置することによって、危機管理部長というものを設置することになります。そういう点で言いますと、部長が新たに新規で設置されるということになります。

 

14番(山崎一郎) 
 先ほどいろいろ改正の理由とか目的をお聞きしました。それが、課長を部長にするが、部長職をつくればそういう目的が解決するという、そういうことなんですね、どうも理由と目的を聞いている範囲では。それがなかったから、じゃ、できないと、そういうふうに理解していいんですか、部長。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 今回、危機管理部を設置して、今お話ししましたとおり、危機管理部長の設置について検討しているところでございますが、これを行うことによって、さらなる危機管理部門の強化と組織の連携の効果意思決定の迅速化等が図られるというように考えております。

・コメント:いままでは「危機管理部門が弱く」「組織間の連携がうまく行っておらず」「意思決定が遅れがち」だった訳だな、鈴木くん。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 職員の中で、今回の条例改正案について十分周知されていなかったというところにつきましては、条例改正というのは市の業務の中でもとても重要な業務でございまして、職員が周知していないことについて、十分できなかったこと、これについては検証して、反省して、今後このようなことがないように対応していきたいというように考えております。
 なお、条例改正の案につきましては、それぞれ庁議で諮り、また、部課長会議でもお話をして進めてきたところでございます。

 

9番(松本淳一) 
 面積を言っていただければ、距離がどのぐらいかなと分かるんですが、やめます。
 危機管理部が新しくなるということ、新しくつくられるということについておうかがいしたいんですが、つくった理由ですけれども、先ほどお答えになっておられましたので、それはおうかがいしません。
 それで、ちょっと洪水対策について1点おうかがいしたいんですが、前回の19号台風のときの洪水でも見てて分かったと思うんですが、洪水のたびに河川敷に泥が堆積していきます。河川敷の高さが洪水のたびごとに上昇しています。このことについて市はどのようにお考えになっているかおうかがいしたいんですが、河川敷が上がっちゃうということは堤防が低くなると同じだというふうに思います。ですから、これは大変なことかなと思っているので、その点をおうかがいします。

 

建設水道部長(内田郁男) 
 国の千曲川河川事務所によりますと、河川巡視等によりまして、千曲川の現地状況を把握しているほか、また、おおむね5年に1回河川の縦横断測量を行っており、河川管理上必要な場合には堆積土砂の撤去を実施しているということをお聞きしております。引き続き国などへ情報共有をお願いしまして、河川状況の把握に市としましても努めてまいりたいというふうに考えております。

 

9番(松本淳一) 
 千曲川は国の管轄なのでということもあると思うんですが、住んでいるのは我々なので、私が子どもの頃と比べても河川敷の状況が全く違ってますよね。何メートルというふうに上がっていると思うんです。その辺、またどうなんだろうというふうに全体の状況をぜひ把握していただきたい。どうなっているかというのがあれば、また機会を捉えて質問したいと思います。
 次に、先ほどもちょっと出ていましたが、地震についておうかがいします。
 地震発生時の市の対応というか、漠然とした質問で申し訳ないんですが、どんなふうに考えられているか簡単にお願いします。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 地震発生時におきましては、まず、その地震の震度を目安にして職員の当初配備を行います。そして、被害状況に応じて、段階的に職員の配備体制を整えていくとともに、対応としては被害状況など情報の収集と応急的な復旧、必要に応じ指定避難所の開設を行い、被災状況に応じては外部からの支援要請などを行ってまいります。
 なお、市は災害の発生やそのおそれがある場合には、市民の生命や財産を守るため、全力を挙げて迅速かつ的確にその対応に当たってまいります。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 市内には幾つかの断層がありまして、それに起因する地震の発生や液状化が起こり得る可能性はないとは言い切れません。断層があるという事実については、正確な情報を市民の皆様にも何らかの形で知っていただけるよう努めていく必要はあると考えております。

 

9番(松本淳一) 
 その件よろしくお願いします。
 それから、能登半島の地震について、特に志賀原発が絡んでいますので、おうかがいしたいと思います。
 能登半島の地震はマグニチュード7.6、直下型で浅かったので震度7です。半島で甚大な被害が出ているのは報道されているとおりだと思いますが、そばに、半島の一部と言ってもいいのかな、半島の中に志賀原発があって、これも新聞なんかで見ますと、想定をしていた揺れの加速度を超えているというふうに言われてます。被害も出ています。
 そこで、原発からの放射能漏れが起こった時の場合についてうかがいます。現在そういう放射能漏れがあった場合の避難計画はどのようになっているかおうかがいします。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 それでは、お答えします。
 その関係については、市の地域防災計画に記載させていただいておりますが、内容ですが、国から市内に対して原子力緊急事態が宣言され、原子力災害対策特別措置法に基づき、内閣総理大臣から屋内退避または避難に関する指示があった場合には、県と連携して、市民などに対して防災行政無線などを通じて情報の提供を行うことにしております。
 また、避難が必要な地域の住民に対しては、自宅や避難所などの建物の中にとどまる屋内退避など、避難に関する指示を行うとともに、避難所の開設を行ってまいります。

 

9番(松本淳一) 
 なかなか大変なことかなというふうに、水害だとある程度予測できるというか、準備もできるというのがあるんですが、大変だなと思いますが、ぜひお願いしたいというかね、頑張ってほしいと思います。
 それで、もう1点、放射性物質が漏れたとき、ヨウ素剤を事前に飲んでおけばいいよというふうに言われています。それでヨウ素剤の配布ということについて現在どんなふうになっているかおうかがいします。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 原子力災害が発生した場合には、放射性物質として揮発性の放射性ヨウ素が放出される可能性があり、内部被曝により人体に悪影響を与えるおそれがあります。この内部被曝に対しては、安定ヨウ素剤を予防的に服用することにより、甲状腺への放射線被曝を防止、低減させる効果があるとされていることから、市では安定ヨウ素剤を市の保健センターに備蓄しております。

 配布対象者でございますが、40歳未満の市民、市内の高校に通う市外の高校生、企業に勤務する者、観光客、40歳以上の妊婦などとしています。

 また、服用に当たっては、長野県からの指示または市の災害対策本部が緊急性を認めた場合に、その服用を指示し、避難所などで医師などの医療関係者の立会い、問診を行った上で配布、服用するものとしています。

 次に、備蓄数量でございますが、新生児用が40人分、生後1か月以上3歳児未満用が200人分です。次に、3歳以上用として、3歳以上の方、40歳未満ですね、として安定ヨウ素剤を1万4,000丸、1万4,000粒と言ってもいいのかな。1万4,000丸用意しており、これについては3歳以上13歳未満は1人につき1丸、1錠、13歳以上は1人について2丸、2錠服用することとされています。

 

9番(松本淳一) 
 数は持ってられるというのはよく分かりました。やっぱり言われていることを聞くと結構面倒くさいかなという、なかなか難しいよねという、医者の指示云々とかありますので、この配布の練習というか、訓練みたいのはやる予定はありますか。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 安定ヨウ素剤の配布についての訓練などについては現在実施はしておりませんので、今後実施について検討して対応していきたいというように考えます。

 

9番(松本淳一) 
 ちょっと私の質問の通知に漏れているかもしれないですが、お話の中で結構出てきてましたので、もしお答えできるようであったら答えていただきたいと思いますが、災害時の情報の収集あるいは情報の伝達というのはうんと大事だと思うんですね。特に地震のときなんかは急に来て何かというふうになるんで、その辺のところをどういうふうに考えられているか、今後どんな対応というか、どういうふうになっていけばいいかなというお考えがあればうかがいたいと思います。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 災害時の情報収集と集約と、それから市民への伝達というものにつきましては、地震に限らず水害のときにも大変重要な課題となっております。

それで、私どものほうで元年の水害以降取り組んできたところにつきましては、例えば本部の設置場所については4階の委員会室に集約をするとか、それから、雨量、流水量、現場映像などを本部のモニターにおいて確認できるように取り組むと。そのような体制を整えて情報収集と指示伝達が同一の場所で行えるようにしていくという対応を進めていっているところでございます。

 情報の収集におきましても、気象庁や国土交通省などそれぞれ情報を持っておりますので、そこから速やかに情報を集めて分析して対応できるようにという体制も徐々に整えていっているというところでございます。

 情報の集約、それから、その活用の仕方については大きな課題でございますので、今後も改善に向けて取り組んでいきたいというように考えております。

・コメント:台風19号襲来の際には「情報収集と指示伝達が同一の場所で行えるように」はなってはいなかったんだねえ、やっぱり。

みんな「自分の席の前に腰かけてそれでどうやって台風19号襲来という非常事態に適切に対応できた」のかね鈴木くん?

「ぎりぎりの判断」もなにも「まったく適切で迅速な判断が行える前提条件が出来てはいなかった」訳だ。

 

民生部長兼福祉事務所長(宮澤俊昭) 
 国では本年12月2日をもって現行の健康保険証を廃止することを決めております。それ以降、マイナンバーカードによるオンライン資格確認を受けることのできない方に対しては、資格確認書を交付する方針を示しております。
 一方、市では本年8月から使える従来の国民健康保険証の交付を予定しておりますが、この保険証の有効期限は県より1年間と示されており、現行の保険証の廃止日とされる本年12月2日以降も経過措置で来年の7月31日まで使用することができます。
 なお、現行の保険証の廃止日とされる本年12月2日以降、当面は現行の保険証、マイナ保険証、資格確認書の3パターンの受診方法が混在するため、市民の方が混乱しないよう、また保険診療が受けられない方が出ないよう広報等に努めてまいりたいと考えております。

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧

 


飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧/

2024-05-15 02:08:38 | 日記

・その1・序論
この奇妙な話の始まり。この話をどう考えるかは読者に任されている。

概要の1・現状までのサマリー(要約)です。

概要の2・皿川樋門が開いていた事についてのサマリー(要約)です。

第一部 皿川樋門は本当に閉じられたのか?
誰も見た者はおらず、どこにもその事を裏付ける証拠がない。
そこにあるのはただ「閉めた」と主張する河川事務所のコトバだけ。

・その2・千曲川上流に台風19号で大雨がふりました。
台風襲来時の河川の水位情報、現地の状況確認などのネット環境にトラブルが発生した。

・その3・「皿川樋門は閉めた」と河川事務所はいう。 -->「その18」
信濃毎日新聞の記事、「皿川の水門閉鎖、国交省が飯山市に通知せず 30分後越水し中心部浸水」に関連した考察。
この考察の続きは「・その18」にあります。

・その4・皿川樋門は本当に閉じられたのか? -->「その9」
「地元の委託された樋門操作員」は本当に実在するのか?この疑問に白黒をつける事を拒否している千曲川河川事務所。
後日、河川事務所は返答せざるを得なくなるのですが、その件につきましては「その9」に続きます。

・その5・河川事務所が樋門を閉めたと公表する飯山市の報告は疑問だらけ
無理を通そうとしても、道理は引っ込まない。

・その6・木を見て森を見ない飯山市と河川事務所の対応
皿川堤防の耐えられる限界を知らなかった、知ろうとしなかった飯山市と河川事務所。

・その7・なぜ2年前の台風では皿川樋門は開きっぱなしでよかったのか? ーー>「その8」
2年前はピーク水位が8mであり、この値が皿川樋門あけっぱなし対応の限界値。
10年ほど前までは台風の時は皿川樋門を閉じてすぐに排水ポンプ車で排水をしていた。


・その8・合理的な検証抜きで、経験則のみに頼っている飯山市と河川事務所の判断ミス -->「その20」
皿川樋門開きっぱなし対応の限度は千曲川水位が8.0mまで。

その4~その8で得られた結論
皿川が氾濫し決壊したのは皿川樋門を閉じたから、ではなく
皿川樋門が開いていたからである。

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第二部 河川事務所の情報公開請求に対する回答について
・その9・千曲川河川事務所が皿川樋門を再び開けた時刻を公開しました。
情報公開請求によりダンマリを続けられなくなった千曲川河川事務所。しかし開示された記録は机の前で行った河川事務所の作文だった。
またリンクされている動画はこの時の千曲川からの逆流の様子を映し出し、逆流の存在を証拠だてている。

このページの追伸に逆流が起きていた時の決定的な写真を追加・掲載した。
是非とも読者各位のご確認をお願いしたい。(2020/1/27)


・その10-1・今回初めて排水ポンプ車の事前準備なしで皿川樋門を閉じました。
「千曲川堤防に危機が迫っているので皿川樋門を閉めた」と主張する河川事務所の説明には相当な無理がある。
そうして当方の主張は「皿川樋門は閉じられなかった」であり、河川事務所の主張とは真逆です。
今回の飯山皿川の悲劇は「妥当な水防計画を飯山市が立てる事ができなかった」という事にすべて起因しています。注記にて飯山市が手配した今井川、(日光川)、広井川への排水ポンプ車の手配状況を記述した。

・その10-2・千曲川河川事務所と電話で話したよ。
その結果分かった事は「地元の委託された樋門操作員」は「皿川樋門の近所に住んでいる、飯山市から河川事務所に推薦された方である。」という事です。
しかし、その方がどのような選考基準で選ばれたのか、どのような教育訓練を受け、どのような資格をお持ちなのかについては一切が公開されていません。

・その11-1・お話にならない河川事務所の回答 -->「その18」
皿川樋門を閉めたという河川事務所の報告は矛盾だらけ。
報告には「市役所に即時連絡」とあるが、実際は「樋門を閉めた」とする頃には市役所に連絡はなかった。

・その11-2・お話にならない河川事務所の回答 -->「その25-4」
そうしてまた樋門を閉めた、と主張している時刻の内水位の値がでたらめである。

・その12・お話にならない河川事務所の回答 その2
三度現場確認されたが、樋門操作室に灯っている明かり、そうして活動中の樋門操作員を見る事はなかった。
「1時44分に樋門を閉めた」と河川事務所が主張している樋門操作員は13日にはその場所にはいなかった。

・その13・お話にならない河川事務所の回答 その3 -->「その25-5」
樋門を再び開けた、と主張している時刻の内水位の値がでたらめだ。
河川事務所の報告している内水位だとその時刻には皿川からの市街地への水の流出は終わっている事になるが、事実はそうではなく、まだ流出は継続していた。

・その14・その9~その13までのまとめ
河川事務所の今回の「1時44分に皿川樋門を閉めた」という主張はそのすべてが事実と合致せずに否定されるという結果になります。
従って「河川事務所の回答、および報告はフェイクである」という事になります。

その9~その14で得られた結論
河川事務所の回答、および報告についての検証結果が示すことは「河川事務所の回答、および報告はフェイクであり、そのような回答をする河川事務所もまた同様にフェイクである」ということになる。

・その15・「皿川樋門が開いていた」という事の新たな証拠の提示
皿川起因の泥水と千曲川起因の泥水はそのあとに残す泥のありさまがまるで違う。
そうして飯山市街地には明らかに千曲川起因の泥水が流れ出しており、流出した泥の量は25mプール2杯分を上回る。
くわえて飯山市は当初は「皿川樋門は開いていた」と理解される内容の報告を県に対して行っている。
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第三部
・その16・皿川堤防にあった二つの弱点
そうしてそのような重要な事実を知ろうともしない飯山市と河川事務所。
その為に「左岸から水があふれた」という住民からの重要な情報は全く生かされなかった。

・その17・気象庁が開発した「とても優れものの小河川監視システム」が公開されている -->「その21」
飯山市はそのシステムの存在をしっていた。
しかし今回の台風19号ではそのシステムが飯山市によって有効に活用されたとは見えない。


・その18・黙っていればバレないのに自分からミスをばらしていく、不思議な河川事務所についての考察
当初飯山市は県に対して「皿川樋門は開いていた」と取れる報告を上げていたが、それがいつの間にか「皿川樋門は閉じていた」に変わっていった、というお話。

・その19・飯山市は自分で決めたルールさえ守る事が出来ない組織である
いくらハザードマップがあっても決められた水位で避難勧告が出せなくては何の意味もない。

・その20・過去の3つの災害事例と今回の台風19号事例についての要因分析
千曲川の水位の上昇タイミングと皿川上流域にいつ、どの程度の最大降水量が発生したかがポイントとなる。
そのような複合タイプの基準で皿川の状況を判断しないと今後も判断ミスをすることになる。
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第四部 流域雨量指数および表面雨量指数をつかった検証
・その21・「洪水警報の危険度分布」および「流域雨量指数」についての概説 -->「その22」
「流域雨量指数」によって見たい川の水位の状況が分かる。
今後、今回の水害を受けて皿川の洪水警報基準の値が変更されるかどうかは要注意事項である。

・その22・千曲川の「洪水警報の危険度分布」の状況と避難勧告の実際についてのレビュー -->「その24」、「その25-1~5」
台風19号では相当早いタイミングで飯山地域の千曲川の「洪水警報の危険度分布」には「赤色」や「黒色」が現れました。
そうして飯山市は「そのような傾向はこれからも続くであろう」という事を理解している必要があります。

・その22-2・柏尾橋以降、桑名川氾濫と西大滝ダムのことなど
柏尾橋以降の千曲川の水位の挙動には下流にある西大滝ダムの存在を考える事なくして理解はできない様です。
そうしてここでは「桑名川での内水氾濫」を取り上げてその事を検証します。

・その22-3・関沢区及び静間バイパス沿いの千曲川氾濫について
静間バイパス沿いで、ここで扱っているのは大久保区浸水の例。
この場所の浸水時の写真から飯山水位観測所の水位からこの場所での水位がそれなりの精度で推定できることが確認された。

・その23・飯山市街地の浸水害状態を表すとされる「表面雨量指数の状況」の確認 -->「その26」
台風19号での「表面雨量指数の状況」の確認結果と、飯山市の主張「5時40分時点で内水対策は機能していた」を合わせて考えますと「5時40分時点では市内には水はあふれておらず、浸水害は発生していなかった」という事になります。
さて、しかしながら事実はどうだったのでしょうか??


・その24・台風19号での広井川の状況と広井川救急排水機場の対応についての検証
流域雨量指数の状況と広井川・滝沢川の状況についての検証結果では、11時に排水ポンプ停止で排水終了となったが、ほとんど同時期である11時40分には広井川の水位も正常域に戻っていた事が確認できた。追記・修正あり:河川事務所の報告によれば排水ポンプは実は13日 23:00 まで稼働していた。

・その25-1・皿川のフォトアルバム
皿川上流域からの流量を計算するための舞台の説明

・その25-2・樋門を閉めた時点での皿川上流域から時間当たり流れ込んだ水量の算出
加えて、皿川下流域(英岩寺あたり)での水位の経時変化の確認

・その25-3・12日~13日の皿川上流域からの時間ごとの流入水量を求めた
流域雨量指数計算で気象庁が使っているマニング公式による。

・その25-4・飯山市と河川事務所の主張の通りに今回の水害を構成し検証した。
その結果は現実に起きた事と全く一致しないものとなった。
そのようになった原因は「飯山市と河川事務所の主張が現実に一致していないものであるから」という事になる。


・その25-5・皿川本体の排水状況と樋門を開けたとする水位についての検証をした。
排水ポンプ車1~2台では到底「樋門を開けたとする水位に到達できない事」が分かった。
それはつまり「千曲川河川事務所の情報公開請求に対する回答は作文でしかない」という事の証明でもある。


・その26-1・城山雨水排水ポンプ場のポンプ稼働状況と浸水深さについて検証した。
3号機を動かす必要がないにも関わらず動かしている。-->栄川樋管からの逆流が疑われる。
皿川からの氾濫水だけでは13日7時15分時点での飯山市の浸水状況は到底説明できない事がわかった。

・その26-2・ポンプ場周りのその他の情報について


第四部のまとめとして、「皿川氾濫での氾濫水の水量は、といえばせいぜいが水深10センチ」という所。
それがなぜ車が水没し、床上浸水が多発し、浸水深さが70センチにもなるのか?
答えは簡単。樋門が開いており、千曲川の水が大量に逆流し市内に流れ出した為である。



・皿川樋門が開いていた為に千曲川の皿川への逆流が起こっていた事の証拠の確認について
「皿川樋門が開いていて千曲川の水が逆流していた」という事の証拠を確認されたい方はまずは「その9」「その15」を参照されます様に、お願い致します。


・追補の1堤防かさ上げ案では不十分であり、そうすると排水能力の増設という事になる。
2019年台風19号並みの増水に対しては皿川樋門を閉じてポンプ車4台+城山雨水排水ポンプ場の排水力でぎりぎり対応可能
ただし、皿川の水をポンプ場まで導く水路の建設が必要。そうしないと「皿川氾濫」と分類されてしまう事になる。
楽農家さんの水位観察記録の掲載

・追補の2・皿川樋門操作の客観的な記録が無い事について。
樋門が閉じられているのか、それとも開いているのかをネット上で確認できるようにすることは現状に多少の改修を行う事で可能になる。
飯山樋管の6時5分時点での写真解析による水位の確定。
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第五部 皿川樋門が開きっぱなしだったのは「飯山市と河川事務所の事前合意によるもの。」しかしこれとは別に「栄川樋管が開きっぱなしであった」という事が分かってきた。その時に確認できた証拠に基づいて「その27-1」は書かれた。しかし飯山市の情報公開によって記事内容の訂正が必要になった。だがこの事は又逆に「事前に確認していた事実が飯山市の情報公開によって後から裏付けがとれた」という事を示している。さらにここにきてまた別の樋管のゲートが開きっぱなしだった、という疑惑が持ち上がった。本当に飯山市は、河川事務所は何をやっているのだろうか??

・その27-1・栄川樋管も開きっぱなしであった。

栄川樋管が開いていた証拠については当方確認すみであり、その事実に基づいてこの記事はかかれた。しかし後日、飯山市からの公開情報により「栄川樋管が開いていた事は予定された行動である事」を知る事になった。したがって、この記事については大幅な訂正が必要になった。

・その27-2・栄川樋管が開いていたのは予定の行動であった。

その27-1で書かれた内容の訂正記事になっています。それで飯山市からの情報公開請求に対する回答によって「ポンプ場稼働時は栄川樋管ゲートは全開にする」という事が判明した。しかし、なぜそのようで良いのかの公式な説明は一切ない。

・その28・2年前の台風21号の時にも栄川樋管は開きっぱなしであった。

この記事についても「飯山市からの情報公開前にかかれたもの」であったので、訂正が必要になった。しかし「国の委託樋門操作員が市の仕事である水位観測員を兼務していた」という結論部分は変わる事はない。

・その29-1・皿川氾濫に対応したハザードマップについて

飯山市は「ハザードマップがないから避難勧告の範囲がわからず、発令が遅れた」と説明しています。
そうしてその主張を受けて長野県は「皿川氾濫に対応したハザードマップを作る」と言っています。

・その29-2・「地点別浸水シミュレーション検索システム」について

千曲川の堤防の破堤場所を指定して、あとは標高で浸水の進展具合を計算してくれる「すぐれもの」のシミュレーションです。

・その30-1・皿川堤防かさ上げについて・・・JR線路を2.4m持ち上げるのか?

長野県は右岸堤防を90センチかさ上げすると本堤防と同じ高さになるといっています。
しかしそれでは計算が合いません。
本堤防と同じ高さにする為にはJR線路を2.4m持ち上げ、皿川右岸堤防は場所により1.5m~2.4m、持ち上げる必要があります。

・その30-2・皿川堤防改修計画詳細(長野県提示)

長野県が提示してきた詳細計画でも皿川堤防は90センチ持ち上げるだけとなっており、それでは足立市長が言う「フルバック方式の堤防」とはならず、相変わらずの「セミバック方式の堤防」という事になります。

・その30-3・斑尾川の例に倣う事になる皿川堤防かさ上げ 

斑尾川の堤防はJR線路をかさ上げすることなく、堤防のかさ上げが実現されています。
従って、皿川堤防のかさ上げも斑尾川方式を見習う事で、JR線路のかさ上げなしで可能となるものと思われます。

・その31-1・飯山での水位の基準観測点と観測方法について

いままでは飯山水位観測所に立てられた水位票を1時間に一回、目視観測していました。
しかしこれからは10分に一回、水位が分かる水位計のデータを有効活用する事が必要です。

・その31-2・飯山市各所での水位予測の方法について

飯山市の浸水被害があった場所については水位の予報を行う事とする。方法は立ヶ花の水位から水位予測が必要な場所の水位を推測する、というものである。それ以外の場所は千曲川に設置されている水位計の指示に従うものとする。

・32-1・有尾樋管が開けっ放しで、有尾地区に浸水被害をもたらした件 

飯山市は「内水による氾濫」としていますが、実は主要因は千曲川からの有尾樋管開けっ放しによる逆流水による氾濫、が正しいのであり「内水+外水による氾濫」と分類するのが正確であります。

・32-2・どうして有尾樋管が開きっぱなしだったのか?市側の回答は事実なのか?

市議会でこの件について問われた市役所は「市街地各所に出水があり、消防団へ他からの出動要請があったため」有尾樋管を閉じる事が出来なかった、と言い訳をしていますが、有尾樋管を閉じるべき時刻には市内のどこにも水はあふれておらず、したがって「消防団へ他からの出動要請があった」と言う内容は事実と反している、ですから飯山市の回答は「虚偽答弁である」という事になります。

・その33-1・日光川樋管の左側ゲートが途中で引っかかっていて半開きだった件

本来は全閉としなくてはいけない状況にもかかわらず、ゲートの不具合によって樋管が半開きであり、そこから千曲川の水が日光川に逆流し、その場所で何度も浸水被害を引き起こしていた。

・その33-2・台風19号の時もそのようであり、そのためにこの場所では浸水被害がでた

・その33-3・台風19号の2年前の台風でも、この場所で浸水被害が出た。

そうして皿川氾濫の悲劇はここから始まっていったのです。 

・その34-1・県町区の氾濫は皿川からの氾濫水による内水氾濫ではない。

さてそうなりますと市役所も認めるであろう「県町住宅の駐車場を60センチの浸水深で満たした泥水はどこから来たのか」という事になります。

・その34-2・県町区の氾濫は静間樋管を逆流した千曲川からの氾濫水による外水氾濫である。

県町を中心とした場所に流れ込んだのは千曲川からの逆流泥水である。

・その34-3・さて「台風19号での静間樋管での氾濫は3回目である」という証言を得ている。

「前回は平成18年であった」と聞いているので、その例について検証した。

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・その35-1・飯山市が水害の後でやった検証について

飯山市はほとんど表だった検証行為はやっておらず、あるいはやったかもしれませんがその結果を公表する事はしていない様です。それで、その数少ない、公開されている検証行為などをまとめてみました。

・その35-2・国(河川事務所)、長野県がやった改善項目と残りの問題

 ・台風19号並みの状況が再来した時に以下の7つの場所で正常にゲートを閉じる事が出来た場合に前回氾濫が発生した10の場所で何が起きるのか、確認する事が残っている。

その36・皿川上流からの流入量についての新たな証言

 ・長野県が言い出した皿川流量最大値 毎秒110m^3は異常に高い現実離れした数字である。実際の台風19号当時は皿川流量は毎秒6m^3程度であった。

その37・静間バイパス ケーヨーD2駐車場の浸水深さの件

 ・「飯山観測所水位で水位標高が316.5mになるとケーヨーD2のある場所に千曲川の水が流れ込む」という事が投稿された画像データから判明した。

その38・緊急治水対策プロジェクト 進捗状況 

 ・皿川 堤防かさ上げ、遊水池、千曲川 戸狩 河道掘削、静間バイパス堤防整備etc

その39・西の山降水量と皿川水位の関係など

 ・飯山の西側にある山(斑尾とか黒岩とか)に降った雨がそこから流れ出して千曲川に流れ込む支流(皿川とか清川、宮沢川など)の水量・水位に与える影響を調べる。

ちなみにそれを調べていくと、「飯山水害は皿川が氾濫したのだ=皿川上流から流れ出した水が市内にあふれたのが原因」という飯山市と足立さんの説明が「事実とは異なる」という事が分かる。

その40・「皿川堤防90センチかさ上げ」では皿川氾濫は防げない

 ・台風19号並みの台風がまた来ると、午前2時15分には堤防を越水しませんが、飯山水位で9.94mを超えるとまたかさ上げされた皿川堤防を水が越える、と言う事になります。・・・

つまり「皿川堤防を90センチかさ上げしてもそれで皿川が氾濫しない、という保証にはなってはいない」と言う事になります。

その41・北信建設事務所は4年前の水害の原因をどう考えているのか?

そのような事をいろいろと振り返ってみますと「長野県は4年前の飯山水害=皿川堤防決壊」については重大なミスを認めなくてはなりません。

そのミスは「皿川堤防に飯山線の線路を組み込んだままで放置した」と言うものです。

そのような「自分たちが犯してきたミス」に一言もふれることも無く「水害は地震とは違って時間的余裕があります。事前の備えさえしっかりしていれば、迅速な活動、的確な行動が大切」とさも「自分たちには4年前の飯山水害には責任は無い」という様な態度をとるのは「本当に無責任な態度である」という事になりますよ、北信建設事務所の 所長さん。

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第六部

その42・皿川画像・台風19号襲来前・後・とりあえず補修・本格改修中・

皿川状況の移り変わりがわかります。

その43・皿川は改修で安全な川になるのか?

「そうはならない」というお話です。

その44-1・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事

飯山市と河川事務所と北信建設事務所という3つの組織のミスによって皿川堤防は決壊し、飯山市街地は千曲川の泥水の中に沈んだのです。

その44-2・委託樋門操作員について思う事

飯山市は皿川樋門操作員に皿川監視業務をさせずに自分の所の仕事をやらせていた。その結果、皿川の警戒業務はなされずに、そうしてまた樋門ゲートも降ろされなかった。

その44-3・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事

『2:45 岳北消防職員より、皿川の水門逆流冠水しているとの報告あり。』の証言は事実だった。皿川はバックウオーターで逆流が発生する川である。

その44-4・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事

洪水発生時、飯山観測所水位で8.00m超え、皿川内水位で6m超えの後は皿川内水位はバックウオーターによって急激に上昇するのです。そのことを知らずに作文された河川事務所の報告はフェイクです。

その44-5・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事

決壊した場所の写真に残された千曲川から皿川への逆流を示す2つの証拠。

その44-6・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事

右岸堤防決壊以降は「皿川内水氾濫」などと言う状況ではなく「千曲川本堤防決壊に近い状況であった」。皿川堤防かさ上げは90センチでは1m足りない。

その44-7・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事

河川事務所が報告した「15時30分には皿川の水は千曲川に自然流下した」という内容は事実と合っていない。その時点ではまだバックウオーターがあり、市外への泥水の流出は続いていた。

その44-8・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事

飯山市街地の満水時の状況について、写真記録、動画記録、国が作ったハザードマップ(暫定版)、浸水シミュレーション、など。17時まではまだバックウオーターがあり、皿川から市内への泥水の流出は続いていた

その44-9・台風19号の時、飯山市内で起きていた本当の事

17時に市内水位が千曲川水位より高くなっていた現象は皿川のバックウオーターを証明している。加えて15時30分以降も市内水位が上昇し、17時にピークに到達し、18時に市内水位が低下し始めた事実は河川事務所の報告が作文である事を示している

その44-10・台風19号の時、栄川樋管で起きていた本当の事

閉める必要のない栄川樋管のゲートが何故か閉められたという「栄川樋管の奇妙なゲート操作」について。それから市内に氾濫した千曲川の泥水が千曲川に自然流下し始めたのは何時からか、という話。

その44-11・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事

皿川では13日の1時過ぎにバックウオーターが発生し皿川の水は千曲川に自然流下しなくなり、内水位が急激に上昇した。そうして17時過ぎにバックウオーターが消滅して皿川の水が千曲川に自然流下しはじめた。その間の水位変化をまとめたもの。

その44-12・台風19号の後で、皿川と市街地に残されたもの

千曲川からの泥水が皿川を逆流しそうしてまた堤防決壊場所から市街地に流れ出した。その泥水が千曲川に帰って行った後に残ったものは大量の泥の堆積物だった。これを片つけるのには大変な労力が必要だった。

その44-13・台風19号の後で、有尾樋管に残されたもの

有尾樋管は市役所も「自分たちのチョンボで千曲川の泥水を逆流させた」と言う事を公式に認めた樋管である。そうしてそのような有尾樋管に通じる排水路には泥の堆積物が残され、それを取り除くまで有尾樋管はゲートが上げられなかった。

その44-14・台風19号の時、皿川で起きていた本当の事:まとめ

危機管理監がいなかったから皿川が氾濫し決壊したのか?いいや、そうではないですね。「飯山市が基本を守らなかったから皿川が氾濫し決壊した」のです。

台風が来て本流の水位が上昇したら支流・排水路の樋門・樋管のゲートは降ろす、そうして排水ポンプを回す。たったこれだけの事が出来ていなかったから皿川は氾濫し皿川堤防は決壊し市街地が千曲川の泥水の中に沈んだのです。

その44-15・補足説明の1

・委託樋門操作員の12日~13日の行動について  ・22時20分の皿川ポイントでの千曲川水位について(あるいは減衰曲線近似の有効性について)  、市街地が千曲川の泥水の中に沈んだ理由

44-16・補足説明の2

19号台風での飯山市対応についての採点結果では「94%が人災」というもの。これでは「失格」という状況です。つまりは「飯山水害は自然現象起因の災害」などではなく「ほとんど人災である」というのが結論となります。

それと「静間樋管では飯山市が市議会で答弁した様な排水作業は行われてはいなかった」という件。 

44-17・台風19号の時、排水ポンプ事前準備状況

市議会の答弁では「それぞれの河川でこれまでも内水排除の対策はしていた」と飯山市は主張しているが、「台風19号襲来のおりに排水ポンプが事前配置されていなかった樋門・樋管は4つである事」が確認できます。

つまり「それぞれの河川でこれまでも内水排除の対策はしていた」という「飯山市の主張は事実ではない」のです。

 

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・その後の状況報告・1
長野市の対応と遅れる事一か月の飯山市の対応状況など

・その後の状況報告・2
飯山市議会状況、皿川ライブカメラ、危機管理型水位計の事など
今回、大きな被害が出た静間バイパス付近で水防の自衛活動に有効に使える水位計について

・その後の状況報告・3
日光川樋管の左ゲート半開きの件、栄川樋管開きっぱなしの件に関連して飯山の雨水排水ポンプ場についての情報開示の件、市長の議会答弁が重大な間違いを犯している件。

その後の状況報告・4

皿川改修(今年度 築堤・JR橋詳細設計)、日光川樋管、広井川樋門、皿川樋門の河川工作物関連応急対策(老朽化対策・機側操作盤の更新など)、静間 無堤防部の築堤 清川河口から上流へ1km 2か所に樋門を設置 R5年4月以降 工事着工したい

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・諸元表:台風19での飯山水害に関連する基本数値 一覧

・参考資料・一覧 :台風19での飯山水害に関連する参考資料 :おもに市議会の質疑応答を中心にまとめた資料一覧です。

新着情報の1(2023/11~ :2023年11月以降の新しい関連情報です。皿川のハザードマップの公開。

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台風19号 飯山水害の研究・一覧 :<--は上記記事内容を基本に新たに判明した事実について時系列に整理したまとめになっています。

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さて、こうして改めて全体を眺めて見ますと、確かに「皿川は氾濫し皿川堤防は決壊した」のですがその後に起こっていた事は「飯山市の北部の堤防下部の排水溝(樋門)から千曲川の泥水が市内に流れ込んだ」というものであり、これは「千曲川本堤防決壊とほとんど同じことが起きた」ととらえる事が出来ます。

そうであれば「あれほどの広範囲に泥水が広がり、またなかなか引かなかった」という事も了解できるもの、腑に落ちる事であります。

さてこの奇妙な話は継続中。この話をどう考えるかは読者に任されています。
但し、黙っていればバレないと思っている者たちに告げておく。
そうはたやすくお前たちがやらかした誤りの痕跡を消すことはできないのだ、と。
そうしてお前たちがやっている事は飯山で暮らす人たちへの裏切り行為である、と。

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧

https://archive.ph/1cLCg

https://archive.fo/dbxgV

 


参考資料の26-3(令和5年12月 定例会)

2024-04-18 18:03:14 | 日記

◆1番(山崎武雄) 
 ありがとうございました。それでは、次の質問に移ります。
 河川整備計画等について。

 気候変動の影響により災害の激甚化・頻発化が進み、令和元年10月台風19号豪雨水害では、信濃川水系の千曲川上流から信濃川中流にわたって甚大な被害が発生した。これに関して流域関係者は、緊急治水対策会議を開催し、令和2年1月31日に信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの最終取りまとめを行った。

 さて、この緊急治水対策プロジェクトとは一体どのようなものであるのかお伺いします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 信濃川水系緊急治水対策プロジェクトに関するご質問でございますが、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトにつきましては、令和元年東日本台風による甚大な被害が発生した信濃川水系におきまして、上流から下流まで流域一体となって防災・減災対策の推進を図るものでございます。国・県流域市町村が連携いたしまして、3つの取組を実施していくことによりまして、令和元年東日本台風と同規模の洪水による越水防止を目指し、進めているプロジェクトでございます。

 3つの取組でございますが、
1つ目は、被害施設の迅速な復旧や河川水位を低下するなどの取組として進められる「河川における対策」、
2つ目は、既存のため池などの有効活用など、流出抑制を図る「流域における対策」、
3つ目は、住民への情報伝達や公共機関との洪水情報の共有を図る減災に向けた「まちづくり、ソフト施策」、

これらの取組を実施いたしまして、「再度災害の防止・軽減」、「逃げ遅れゼロ」、「社会経済被害の最小化」を目指すものでございます。

◆1番(山崎武雄) 
 次に、対策プロジェクトの河川における対策の効果と事業の進捗状況についてお伺いします。
 なお、事業については立ヶ花狭窄部の河道掘削や上今井遊水地などの進捗を含め、飯山市に係る事業の進捗についてお示しください。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 プロジェクトの進捗状況についてご説明申し上げます。

 まず、上流の中野市における事業の進捗状況ということで説明させていただきますが、立ヶ花狭窄部における河道掘削につきましては、令和3年2月に河道掘削を開始いたしまして、信濃川流域全体での上下流バランスや氾濫域のリスク等を総合的に勘案しながら、5つのステップに分けまして河道掘削を進める計画となっており、現在3つ目のステップの施工に向けて準備中とのことでございます。

 また、上今井遊水地整備につきましては、昨年11月から用地買収に着手いたしまして、本年5月21日に起工式が挙行され、整備区域内にて排水樋門工事を進めるとともに、囲繞堤工事にも今後着手されるとお聞きしております。

 本市におけるプロジェクトの事業としましては、国の事業では、

蓮遊水地整備、

静間地区、常郷川面地区における堤防整備、

湯滝橋の上流戸狩狭窄部の河道掘削、

県の事業といたしましては、皿川、千曲川の下境地区、桑名川地区などにおける堤防整備が計画されております。

 国の事業の進捗状況でございますが、蓮遊水地整備につきましては、地元との合意形成に向け、国、農政部局も含めた県、地元対策委員会と調整、協議を重ねている状況であります。

 静間と常郷川面地区における堤防整備につきましては、詳細設計及び地元の計画説明会が既に完了いたしまして、土地及び物件等の調査確認等が進められております。

 戸狩狭窄部の河道掘削につきましては、立ヶ花狭窄部と同様に令和3年2月に河道掘削が開始されまして、信濃川流域全体での上下流バランスや氾濫域のリスク等を総合的に勘案しながら、河道掘削を進めるとのことでございます。今年度も11月上旬から河道掘削を開始したと聞いております。

次に、県の事業の進捗状況でございますが、千曲川の下境地区の堤防整備につきましては、令和2年度に完成しているところでございます。

桑名川地区の堤防整備につきましては、県道及び支流への取付け部分を残しまして完了しているとのことでございます。

 皿川における堤防整備につきましても、段階的に整備が進められておりまして、

有尾橋から英岩寺橋間の右岸につきましては整備が完了し、

皿川橋からJR橋間の右岸側の工区につきましては、おおむね完了と聞いております。

また、これからJRの横断部のボックス工事に着手すると聞いているところでございます。
 以上です。

コメント有尾橋からJR橋間の右岸側の工区及びJRの横断部のボックス工事を現在実施中だな、内田くん

◆1番(山崎武雄) 
 次に、国土交通省北陸整備局では、令和元年東日本台風による洪水の発生や気候変動を踏まえた目標流量の見直しと流域治水を踏まえた治水対策の見直しとして、令和4年12月14日付、信濃川水系河川整備計画第3回変更を行いました。

また、県境から下流の新潟県管理区間では、令和5年度中に河川整備計画の変更原案を最終決定するとお聞きしております。

 このような状況や令和元年の台風被害を踏まえ、千曲川の湯滝橋から下流の長野県管理区間における河川整備計画につきましても、早期に変更する必要があると思いますが、この区間の状況と今後の見通しについてお尋ねします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 長野県が定めております信濃川水系北信圏域河川整備計画の変更等の手続、その辺に関する質問ということでございますが、県に確認しましたところ、現在、当該計画の見直しを進めている状況でありまして、原案作成に向けて関係機関と調整、協議を進めているということでございます。

◆1番(山崎武雄) 
 再質問します。
 河川整備計画の変更につきましては、ただいまお話しいただいたようでありますが、引き続き早期改定に向けた要請活動を強化していただくとともに、市内各地区の堤防についても上流と同様、越水しても壊れにくい粘り強い河川堤防構造に改修する必要があると思います。
 この点について、市長のご見解をお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 ご指摘のとおり、県管理区間の河川整備計画の早期改定につきまして要望してまいりたいと思います。

千曲川の増水に対し、市民が安心して暮らしていけるためには、堤防の強化が大変重要であると考えます。
必要な強化に向け、事業の促進をしていかなければならないと考えておりまして、これまでも飯山市千曲川等災害対策連絡協議会などと連携を図りながら、粘り強い堤防整備について国や県に要望してきているところですが、引き続き実現に向けて要望をしてまいります。

コメント
違うよ江沢君。

閉めるべき樋門・樋管を閉めてポンプで排水する、それが大事なんだよ

◆1番(山崎武雄) 
 またご尽力のほどよろしくお願いします。
 次に、令和5年9月において、「令和元年台風19号の災害の教訓や記憶を風化させないためにも、記録集のようなものを作成してまいります」との答弁をいただいておりますが、この記録集のようなものとは具体的にどのようなものになるのか、そして、進捗はどうなっているのか、完成はいつ頃になるのかお聞きしたいと思います。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 9月議会におきまして議員がおっしゃるように、「記録集のようなものを今後検討してまいります」と答弁をさせていただきました。

進捗状況でございますが、担当課の段階で他の市町村の記録誌や報告書も参考にしながら、当時の記録の精査や情報収集に着手したところでございまして、内容や構成、スケジュールなど、具体的な部分について検討には至っておらないという状況でございます。

・・・
◎総務部長(鈴木靖史) 
 洪水時指定避難所の関係の見直しについてのご質問でございますが、見直しについては、実際に必要とする支援物資のスペースや通路などを考慮して、収容人数を試算した結果、複数の避難所で収容可能人数を超える避難者が想定されたため、再検討を行ったというところです。

見直し案についての説明は、9月より先月まで見直しによって避難所が変更となる地区を中心に、区長会などでご説明させていただきました。
議員さんからご指摘いただいたとおり、市民の方々全体にというところでございますけれども、12月からは市民の皆様に対してパブリックコメントを行っているというところと、12月の市報でもこのことについてお伝えをしていく予定でございます。
また、見直し案の実施の時期を令和6年4月1日からということで予定しております。

見直し案が決定次第、市報での周知やハザードマップ改訂版の配布を今年度中に行い、市民の皆様にしっかりと周知してまいりたいというように考えております。
 以上でございます。

令和 5年 12月 定例会(第389回)

          令和5年12月第389回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第4号)
          令和5年12月13日(水曜日)午前10時開議
 日程第1 議案第120号 令和5年度飯山市一般会計補正予算(第9号)
 日程第2 一般質問
     6番 高橋春三議員
    12番 佐藤正夫議員
     9番 松本淳一議員
    13番 小林喜美治議員

◎市長(江沢岸生) 
 ある補助金が、それをもって観光客の増加につながる目的を持っているからそれでよしというのは、評価ではないと思います。つながる可能性があって、実際にどういうふうな効果を上げたのかというのが検証、PDCAのC、チェックということだというふうに考えます。

 そうすると、評価書などがそれをどこまで公表しているかということをちょっと私、つぶさに承知していないですが、単にいい目的であることをやったから、それがいいことだというのは評価ではないので、改めて評価の公表の仕方などもよく確認してみたいと思います。

 それと、率直なことを申し上げれば、3段階に分けて事務担当課による1次評価、行政評価です。
それから、総務部長による2次評価、それからさらに、理事者、私と副市長、それから教育長ですけれども、3名ですが、と各部長による3次評価という3段階のプロセスを踏んでやっておりますが、この1年を振り返ってみますと、私自身はこの評価に、部内でやります3次評価に、時間的にほかの優先することのためにあまりきちんとは関わってこられていないというのがここまでの現状でございますが、1年たちましたので、1年前とは違って、これからはもう少し踏み込んで、そしてテーマによって、例えば観光、例えば農業、例えば商工業、そこの中の重要事項などについて、どういうふうに考えていくかというような視点からこれからの評価に、経済部関係で言えばです、そういうものについて重点的に臨んでいくようにしたいというふうに今考えております。

◆6番(高橋春三) 
 観光局の上層部には市のトップレベルの方が着任しています。
職業からすると、例えば補助金の算定に当たり観光局経営者としては多く求め、よい評価を求め、行政側としては少なく抑え、厳しく評価する立場です。

補助金を受ける側、出す側、評価する側が同一の人の中で完結するという、つまり一方の職務に忠実なら他方の背任となるというような、ちょっと極端ですが、パラドックスです。
矛盾がないとすれば対立がない、緊張関係がないということであり、それは税の無駄遣いにつながります。

 このような立場に着任している副市長に、この矛盾をどう考え、生ずる税の無駄遣いについて、行政としての見解をうかがいます。

◎副市長(伊東ゆかり) 
 さきの9月定例会での答弁と同様でございます。

 予算要求額の決定から予算額の決定、事業の評価、補助金等の支出に関する一連の事務手続など、一理事者、具体的には経済部長や私、副市長だけで執行するものではなく、市議会の皆さんはもちろん、関係部署が横断的に組織する各種補助金等審査委員会など、市役所庁内組織などを経て事業化あるいは予算化されるものでございまして、執行に当たりましても財務規則など関連条例等に基づく事務手続が必要となり、加えて事業継続に当たっては、市の監査委員会の監査を経る必要が生じます。

 このような一連の行政事務執行の中で、議員ご指摘の税の無駄遣いや矛盾といった事実は生じていないと考えております。

 現状のように副市長が理事長を兼ねることが最善の組織の在り方であるかどうかは、議論の余地がないわけではございませんが、観光局設立の経緯に照らせば次善の在り方であると判断をしております。

 なお、引き続き、いついかなる状況でも、組織体制も含めPDCAをしっかり回していくことは重要であると考えております。

◎市長(江沢岸生) 
 全員協議会のことでございますれば、全員協議会で市長はどう考えるのかということをご質問いただければ、今後も自ら説明するようにしたいと思います。

 もとより、私が申し上げる説明と担当部長なり課長が申し上げる説明が違うということはありません全ての発言は私の責任です。

コメント

ほほう、そうすると「台風19号襲来の際に市役所の対応に間違いはなかった」と言った総務部長の発言を君は支持するんだね、江沢くん。

飯山市の台風19号襲来時の対応にはなんらミスは無かった、と。

とんでもない話だな、江沢くん。

それでは全く足立クンと同じで「何の進歩もない」という事になるぞ!

 

◎市長(江沢岸生) 
 直接のお答えになりませんけれども、確かに各部長が全部そろうということは、なかなか大変でございます。議員さんも全員そろうということは、もっと大変だと思います。
したがいまして、お一人でも、あるいは会派であっても、1時間か1時間半か時間を取るようにというご要望がありますれば、優先的に時間を取って意見交換をさせていただくことは、私も願うところでございます。

◎市長(江沢岸生) 
 「根回し」は語源的には、木を植えるときに根を回して植える、そのほうが丈夫に育つということで、「根回し」という言葉がイコール悪いことではないという認識なんです。

 ただし、今、議会とそれから行政という立場に立ったときには、そこでの意見の一致点あるいは相違点を広く市民にも理解してもらい、そういったことを踏まえて最終的な採決に至るほうがいいだろうとそういう意味で、前もってこういうことでぜひお願いしますというようなことは慎むべきであろうというふうに。

 私はこう考えますということは申し上げても、ぜひそういうことでなってもらわなきゃ困るというような、そういう無礼なことを申し上げるつもりはないということなんです。

◆12番(佐藤正夫) 
 「根回し」に関して全然考え方が違うんです、僕らと。
「根回し」というのは、私はこういうものを出したいと、議員の意見聞きたいと。それで、合えばよし、合わなかったら、あなたの意見を言う、これが意見交換ですけれども、それでぐっと回すと。

 本会議に提案して、では議論の見える化できるかというと、僅かな時間です。
市長は、全部じゃないです、一部の議案に対して本当に議会の直前に出してくるんです。
直前に出してきて、それはいろいろな事情あるかもしれないけれども、今回みたいに先議を頼むというような話も9月に出せば済む話を、今回、出してきて先議を頼む。去年の雪かき支援もぎりぎりです。それで、先議を頼む。

 先議というのはそうじゃなくて、その前にしっかり議論して積み上げて、言い方悪いかもしれないけれども、事前に全員協議会なり、あるいはもっと他のところでしっかり説明して、皆さんの中で議論して、勉強して、議会本会議に来てください。本会議の前に提案されて、僅か1週間やそこらでここ開いて、委員会開いて見える化の議論とかそんなものにはならないんです。だからその「根回し」というそれが根本的に考えが違うんです。
 それ言っても、また同じこと答え返ってくるので、市長は、市長の主張すること、これから提案しようとするようなことを、例えば市長を応援してくれそうな議員とかそういうところに事前に説明したことありますか。

◆12番(佐藤正夫) 
 自分を、市長を応援してくれる議員とか応援しそうな議員とかやっぱりいますね、この中、大勢いるんだから。そういう皆さんに事前に説明したことあるかと聞いたんです。

◎市長(江沢岸生) 
 こういう議案を出すというようなことを事前に説明したことはありません。
自分はこういうことを政策として取り上げなきゃいけないんじゃないかというようなことを話すことは、議員に限らず、例えば地域の仲間ともそういう話をいたしますし、それから地域外のいろんな他市の市長さんなどとも、そちらはどうですかというようなことで話すことはあります。

◆12番(佐藤正夫) 
 私は議会と議員のことを聞いているので、ほかの皆さんと話しすることは当然あるわけです。市長は、議案についてはないけれども、こういうことをやりたいということを話す、これが基本的には「根回し」と言うんです。僕らはそういうふうに感じています。それはいいです。
 何となく、市長がさっきは「根回し」悪いことではないと言ったけれども、市長の発言聞いていると、「根回し」というのは事前説明して意見聞く、それも悪いことだみたいな発言に聞こえるんです、僕らには。

それはさっき悪くないと言ったけれども、そういう印象を与える、そういう発言しているんです。そう感じませんか。考えをお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 そういうふうには自分では感じておりません。

◆12番(佐藤正夫) 
 時間がどんどん過ぎますので。
先ほども申し上げましたが、いろんな事業について、議会直前になることが結構多いんです。
それについて、早く分かっていることなのでもっと早くできないのかと、前の議会に出せるだろう、こんな問題はというのが幾つもあるわけだし、職員ともいろいろ話しをすると、市長は何しろ思いつくとすぐやれとこう言うんですってね。

思いつきでという言い方がどうか分からないけれども、いろいろ考えているんだろうけれども、それがいよいよ前に出てくるときは議会直前、間に合わないみたいなときになるというふうにもれ聞こえてくるんです。
その辺について、考えをお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 思いつきでという言葉に取られると、そういうことではないんです。
 ただ、私は指示したことは何でもすぐにやれと、これは当然じゃないですか。
いつでもいいよなんて、そんなこと言う市長がいますかね。

私はそういうふうに自分でも心がけておりますし、それから議案になるようなことを思いついて、明日こういう条例出そうか何ていうことは1回もございません。

◆12番(佐藤正夫) 
 そういうことを聞いているわけじゃないんだけれども、そういう話になっちゃうので。
 それでは、議案について、議案はなるべく早く全議員に示したほうがいいと。本会議や委員会の審議だけでは議論が深まらないんです。
 事前に、早くに言ってもらえれば、調査研究できます。
途中ででも、「市長、これおかしくないかい。」ということも言えるわけです。
そのことを私は言っているので、早めの提案説明があって初めて議論の見える化に進むとこう思うんですが、市長、お願いします。

◎市長(江沢岸生) 
 そのように心がけますので、ぜひまた、こちらからご相談しなくても、議会のほうで、こういうことをやるべきではないかというようなことがございましたら、そういうこともお伝えいただければありがたいと思います。

◎市長(江沢岸生) 
 具体的にいつどうするかということは、まさに今度の実証試験を、しっかり、試験中もそれから試験が終わった後もいろんな角度から検討したいと思いますし、議会にもご報告していろんな意見を頂戴したいと思っております。

 また、高山には調査に行っておりませんので、これもできるだけ早く調査に行政のほうもうかがわしていただきたいと思います。
 それから、先ほど移動販売車スマイルムーンでございますけれども、全く動いていないわけではございませんで、受ける人の都合があって、2週間に1回は運行をいたしておりますので、念のため申し上げておきます。

 

◆13番(小林喜美治) 
 これ以上やっても押し問答になりますので、次にいきたいと思います。
 次に、洪水時の指定避難場所の一部見直しについて、私なりにちょっと分からない点を質問をしていきたいと思います。

 今度、洪水時の指定避難場所の一部見直しが示されて、今まで木島地区の半分以上は木島平へお願いするということで、木島平のところへ避難するということになっていたんですが、これを今度取り替えて、飯山市内の各地に瑞穂ですか、そこで増やして避難所を開設していくと。

 きのう来、避難所の中の話だとか、1.2メートルの通路、それが2メートルなくちゃいけないんじゃないかとかそういう話がありました。
 ただ、私、ざっくり言って、今度の指定避難場所を見たときに、あそこへ書いてあることは例えば秋津小学校とか城南中学校とか、それから活性化センターとか書いてあるんです。
ただ、これ見たときに、避難場所、大体学校では体育館とかそういうのあれになって中の話も大分細かく決まっていると思うんですが、学校のどこを使うのか、それから車椅子の人はどうするのかとか、そういう細かいことが全然示されていないんです。

 だから、きのうもあったですよね、1.2メートルの通路を2メートルにしたらどうかという話もありましたけれども、それ以前に学校のどこを使うのか、教室使うのか、体育館使うのか。それから、冬であれば暖房どうするのか、夏であれば冷房どうするのかというようなことも含めて、いつ災害あるか分からない。

 これは洪水時の避難場所なんです、洪水時。あと、まだ洪水だけじゃなくて、いろんな災害があると思うんです、地震や。そういうのも含めた総合的な避難場所の検討というのはいつ頃までに完成するのか、それも含めて質問をしたいと思います。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 現在の洪水時の指定避難所について、実際に必要とする支援物資のスペース、通路等を考慮して収容人数を試算した結果、複数の避難所で収容可能人数を超過する避難者が想定されたことから、再検討を行ったというところです。

 見直しの概要ですが、
1つ目は、施設の図面を基に、避難者や支援物資のスペース、通路を考慮した想定収容可能人数の見直し、
2つ目は、洪水時指定避難所の追加、具体的には瑞穂の活性化センター、関沢の農業生活改善センターの2か所になります。
そして、3つ目は、集落ごとの指定避難所の追加、変更というところです。

 見直しの効果としては、避難先を適正に分散させることで、避難所の収容可能人数を超過するリスクを低減させること、そして避難所施設内の配置をシミュレーションすることにより、より迅速な避難所の開設ができるなど、スムーズな運営が可能となることが考えられます。

 避難所となる施設の利用計画につきましては、例えば学校施設の場合は、体育館のほか教室やランチルーム、それから特別教室などを避難スペースとして活用するほか、机が備え付けになっているなど避難スペースに適さないと思われる場所については、支援物資などのスペースとして活用することなどを想定しております。

 なお、体の不自由な高齢者や障がい者などは、できるだけ低層階へ避難できるように配慮をしていきたいというように考えております。

 それで、学校について、どこを使うのかというところで、きのうかおとといにもお話しさせていただきましたが、避難所の対応の職員にも限りがありますので、できるだけ皆さんの様子をうかがうことができるようにということで、広いスペースから使っていきたいというように考えております。
ですので、まず体育館、それからランチルームなど広いスペースから、それからあとそれぞれの避難者の状況に応じて、低層階が必要な方については低層階の教室を使うとかそのような想定をしております。

 これらにつきましては、ご質問いただきましたので、さらに想定のほう、精度を高めていきたいというように考えております。

それから、次に、地震災害等についての避難所等の見直しについてはどうなっているのか、いつ頃までにできるのかというところでございますが、飯山市、水害の可能性が高いということで水害を想定してまず策定を進めさせていただきました。
今後、地震災害等についてもできるだけ早急に検討していきたいというように考えておりますので、その辺ご理解いただきたいと思います。
 以上です。

◆13番(小林喜美治) 
 これに対する職員の体制だとかそういうのも今、答弁ありましたけれども、ぜひ19号の台風のときのような状況じゃなくて、やっぱり安心して避難できるようなそういう場所にお願いしたいと思います。

 次に、農業問題で2点あるんですが、1点は、堤防外地の農地の税金対策について。
 ある農家の皆さんから言われたんですが、堤防を造られて、堤防はもっと川のほうにあったんだけれども、今の堤防は中に入っちゃったと。そうすると、その間に民地が残って、この民地に課税がされていると。
 これについて調べてもらったら、確かに課税されているんです、大した額じゃないんですが。これが何とかならないかとそういう問題。それお願いします、この税金対策について。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 千曲川などの堤外農地で耕作できなくなった農地についての固定資産税の関係についてでございますが、千曲川の堤外農地で耕作されていない農地につきましても、現状では、農地として地目登記されているものについては課税をしているという実態はございます。
 なお、固定資産税の減免措置ではございませんけれども、堤外農地については一般の農地に比べ、立地や自然条件により評価の比準割合について、あらかじめ低いものになっているというところでございます。

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧

 

 

 

 


参考資料の26-2(令和5年12月 定例会)

2024-04-13 12:30:26 | 日記

◆11番(上松永林) 
 確かにこれ修正、否決が相次いでいますけれども、この記事、この記事の中でなぜ修正や否決をしたのか詳しく説明されていないんですよね。
まさにこのような結論を議会が出すことは、野党の立場を取る市議が過半数を占めて、市長が言うところの根回しをしないがためであるかのように感じているんです、読めてしまうんです。このことについて、市長のお考えもそうなのか、お尋ねをします。

◎市長(江沢岸生) 
 質問の趣旨がよく分かりません。恐縮ですが、再度ご質問していただけないでしょうか。

◆11番(上松永林) 
 この新聞の記事の中に、今言われたその修正や否決の記事がたくさん載っています。
このところになぜ、その理由が書いていないんです。

なぜ修正したか、なぜ否決をしたかというところが詳しく書いていないものですから、そういう結論を出したことが、野党の立場を取る市議が過半数を占めているために、しかも市長が言うところの根回しをしないがためにこういう否決や、あるいはその一部修正があったというふうに取られかねない記事であるというふうに思うんですけれども、市長のお考えもそうですかというふうにお聞きしたんです。

◎市長(江沢岸生) 
 そういう考えと同じではありません。

◆11番(上松永林) 
 この新聞のこの記事の中に、市民の意見としてあります。「反市長派の市議は市長に否定的に質問し、それに答える市長も歯切れが悪く感じると、お互いが引くに引けないのでは」と、「市の将来を考え双方に冷静な議論をしてほしい」と、こういうふうに載っておりますけれども、どうもその市民の関心というのは、こういう議会の議員の中身、議案の中身ではなくて、どうも市長と議会の対立にあるように映るんです。

 今のような市民の意見がある中で、本当に議論の中身が見える化されて、市民への行政への関心が高まったと言えるのかどうか、これは市長にご意見をうかがいます。

◎市長(江沢岸生) 
 繰り返し申し上げますけれども、私は野党、与党というような考えは持っておりませんが、それは記者が、静かにしてください、それは新聞記者がそのように書いているだけでありますから、まずそのことを、繰り返し私が与党、野党だと言っていないというのにそのことを言われるというのは、ちょっと執拗なご質問の仕方で、不適切だと私は感じます。

 その上で申し上げますけれども、議会と市長が対立しているのではないかということ、これは個別の政策案については意見が合わない、意見が合わないことを対立というならそれは対立でしょう。
しかし、個別の案件を振り返ってみれば、同じような何とか派、かんとか派がいて、何をやっても同じ結論になるわけじゃないじゃないですか。
それを振り返ってみれば、政策論議の価値というのはおのずと分かると思いますよ、どうですか。

◆11番(上松永林) 
 議会に議案を出す前にその内容を議論する、これは当然事前審査に当たるために、理事者側と議会が議論することもできないということは、これは当たり前であると思います。

 市長が事業を行おうとする場合に、議案として議会に提出する前に議会に説明することが根回しに当たるというふうにお考えなのかどうかお尋ねをします。

◎市長(江沢岸生) 
 ご質問は、議案を出す前に議会に説明するということは根回しに当たるのか、当たらないのかというふうなご質問だったと思います。

そのことにお答え申し上げますが、これも先ほどお答えしているとおりなんですが、議案を出す前に全員協議会というものもございます。そこでは出しております。条例案も、それから予算案も出しております。そういう意味では、議案を出す前、提出する前に行うことが根回しだとか根回しでないということは別として、そういう事実になっております。

 そして、根回しとは何かというようなことについては、意見交換と何が違うのかということについては、これは先ほど申し上げたとおりでございます。

◆11番(上松永林) 
 どうも理解できないんですが、例えばじゃ、今回議案として提出されているその高齢者冬期共同住宅事業、これは10月23日の議会全員協議会で説明がありました。
ですが、議案の提案は今議会ですので、そうしますとそれも根回しに当たることになりますか。今のその10月23日で説明したことについて、これも根回しに当たるんですか。

◎市長(江沢岸生) 
 全協にご説明することが根回しに当たると、私は一切答弁しておりません。

◆11番(上松永林) 
 それでは、根回しに関してもう一つお聞きしますけれども、議員に対して理事者側からこのような内容の質問をしてほしいとの要望が出されることがあるというふうにお聞きはしますけれども、私はこれも根回しの一つと思っておりますが、市長のお考えをお聞きをいたします。

◎市長(江沢岸生) 
 そういうことがあると聞くがというような、仮定の質問にお答えすることは適切でないと思いますので、お答えいたしません。

コメント
事実、そういう事があったよねえ、江沢君

市役所から山崎君に質問をお願いしたではないか。

◆11番(上松永林) 
 じゃ、仮定ではなくてあった場合にはどうでしょうか。もしこういうようなことがあった場合に、市長はどう考えますか。

◎市長(江沢岸生) 
 あった場合はというのも仮定でございますけれども、やはりそうですね、その仮定のことについてお答えできる、したくないというよりお答えできないですね。
何があったのか分からないので。
あるいはおっしゃっているのが何があった場合はというふうにおっしゃることの意味が、質問の趣旨がよく分かりませんので、もう少し分かりやすくご質問いただくことができれば、あるいはお答えできるのかもしれませんが。

◆11番(上松永林) 
 では、続けますが、議員の私から見て、市長が、私から見れば市長が議会のたびに議会との対立をあおるかのように提出される新規事業の議案があります。

議案を確かに提出するのは市長の権限ではありますけれども、本来ならば当初予算に盛り込まなければならないと私どもで感じるような事業であっても、補正予算での提案があるように私には見受けられます。確かに違法ではないでしょうが、開会中やその直前に提案される場合もあります。

 私は、十分な審議時間も取れなくて、疑問を追求し質問する議員や、修正を求めたり反対した議員を、この記事でいいますと市長と一線を画す野党の立場を取る議員というふうに決めているんです。

 確かに、議会では修正、否決していますけれども、これいかにも緊急に提出しているからやむを得ずやっている、十分に審議時間取れないためにこういう否決、一部修正が出ているというふうに私は思いますけれども、でもこの記事の中では、これ本当に野党がいるためにそうしているんだというふうになっているんです。これも記事ですけれども、市長のお考えはどうでしょうか、お聞きします。

◎市長(江沢岸生) 
 最初のご質問ですけれども、当初予算に盛り込むべきであろうという議案が補正予算で出てくる場合があるということについては、私もそういうご批判を受けるものがあることは反省をいたしております。それについての事情は今、申し上げませんが、そのことについて反省をいたしております。

 一方で、野党の立場を取る議員が云々ということについては、その記者が、議員はずっとその記者がどういう取材をしてきたかよくご存じのようなことでございますので、その記者にそれは聞いていただかないとならないことでございます。

◆11番(上松永林) 
 市長が初めて編成した令和5年度一般会計当初予算案、これは3月定例会に提出をされて、まさに全員が賛成して成立をしております。なぜそのような議決になったんでしょうか。

これは、5年度予算編成方針は前年の4年12月に議会に示されて、12月、1月、2月と市長部局は議会に説明をされてきた。議員全員で、ですから議員はそれを理解して、全員一致で原案どおり可決をしたんです。事前に説明がなされて、議会では調査し、議論が深まり、問題点も解消されて全員一致で予算成立につながったんであります。

 私は、根回しと事前説明、全く違うと思います。そういう事前説明を早くしていただきたい、こう思いますが、いかがでしょうか。

◎市長(江沢岸生) 
 事前の説明を早くということについては、それはそういう場を設けて説明せよということであれば、どのくらい熟したものかは別として、事前のご説明というのはできる限りさせていただきたいというふうに思います。

 それから、全員賛成いただいたということについては、賛成についてももろ手を挙げての賛成もあったかもしれませんし、あるいはしぶしぶの賛成もあったかもしれませんが、それがどうしてかというのは、私ではなく、私としては大変ありがたい、もうその一語しかございません。

よく、恐らく四十数年ぶりですよね、全会一致というのは。
そういう意味では、本当に感謝をしておりますし、ただそれがどうしてそういううまくいったんだということは、おっしゃることもその一部だと思いますが、それだけではないというふうに思います。
 強いて言えば、その全員、全会一致で成立を望む市民の声というものがあったのではないかと、私はそういうふうな点も思うところでございます。

◆11番(上松永林) 
 この12月補正予算案で、民生部の新規事業として、先ほど言いました「高齢者冬期共同住宅事業」85万8,000円が提出をされております。これもまた新聞の記事になってしまいますが、議員のコメントが出ています。「冬が間近になってから何で説明するのか」「12月の補正予算が審議される頃はもう雪が降っている」と。確かに、実施時期の目前に提案をされて、先議を要請されても、なかなか議会は応じることは困難であります。

 新規事業のため、これ本来ならばこれは当初予算で提案をするか、これ12月から実施を予定している事業であるならば、9月議会には提出しなければならない案件であると私は思います。

 この事業については、先ほど市長からも言われました、10月の議会全員協議会で事業概要の説明がありました。それを受けて、やっぱり責任ある決断をするために、有志の議員が先進地に視察を行っておるんです。これから議論を深めて、事業の内容と予算を審議し、判断するには、これいかにも日数が少な過ぎます。

 議会は、市長との対立を殊さらに望んでいるわけではないんです。議員は、責任ある判断を下すために万全を期して準備をして臨みたい、そう思っています。ですから、市長におかれても十分にご配慮をいただき、今後の議会対応、市政運営を進めていただきたいと思います。ご意見をうかがいます。

◎市長(江沢岸生) 
 ご意見に沿うべく努力をしてまいりたい、そのように考えております。

◆11番(上松永林) 
 10月24日の全員協議会で、令和6年度予算編成方針が議員に配付をされました。この中の「3、予算編成の基本方針」の中で、「市長公約に掲げられている重点施策を進めることを第一義としながら、第6次総合計画基本構想等との整合性を図る」とされていますが、具体的に第一義とする市長公約に掲げられている重点施策とはどのような事業であるのかおうかがいをします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 市長公約に掲げられている重点政策につきましては、江沢市長就任後、最初の予算編成となる令和5年度の予算編成において個別に掲載、定めたものですが、5項目ございます。

1つ目、安心で安全な、住みやすい元気な地域づくり。
2つ目、医療・福祉の充実、出産・子育てしやすい飯山市。
3つ目、スポーツ・文化・芸術・歴史・伝統を生かした飯山市づくりによる観光振興。
4つ目、産業振興、事業者支援。
5つ目、誰もが活躍できる地域づくり。

この5項目でございます。
 この5つの重点政策の推進を念頭に置いた上で、基本構想などと整合を図り、各種施策の事業化に向け予算編成を行っていくための方針が予算編成方針でございますので、令和6年度における具体的な事業につきましては、予算編成過程において事業構築を図ってまいりたいというように考えております。

◆11番(上松永林) 
 市長の思いというか、私十分感じます。市民の生活を守ろうという、そういう市長も思いは感じます。
 それで、守りや維持していくというだけでは、なかなかじり貧になってきますので、これ来期以降、飯山市の成長戦略もどのようにお考えなのか。市民の収入をどのように増やすのか、人口をどうやって増やしていくのか、お考えをお聞きします。

◎市長(江沢岸生) 
 近年の人口減少、少子高齢化の進行、新型ウイルス感染症の蔓延による人々のライフスタイルの多様化やデジタル技術の急速な進化など、市を取り巻く状況は大きく変化しています。特に、人々の暮らし方や働き方に関する価値観の大きな変化により、大都会の便利な暮らしから地方での豊かな暮らしを選ぶ人も多い時代となりました。

 飯山市は、豊かで美しい自然環境の中で文化・歴史・伝統・風土・人情が育まれ、形成された里山と世界につながる北陸新幹線飯山駅を有しているとともに、近くには高速道路のインターチェンジがある魅力ある立地環境です。

 時代の変化を的確に捉え、飯山市のあらゆる地域資源の可能性を最大限に引き出し活用しながら、訪れたい、住みたい、暮らし続けたいと思われるまちを目指し、第6次総合計画に掲げた将来のまちの姿、「飯山郷創~世界にひらく里山の未来~」という第6次総合計画のテーマに向けて、市議会議員の皆様はもとより、市民の皆様や事業者の皆さんをはじめとしまして、まちづくりを担う全ての方々と一丸となり、施策を進めてまいりたいと考えております。

 特に、申し上げた中で文化・歴史・伝統・風土・人情、こういったものを一つの地域資源というふうに言ってよろしいと思うのですが、地域資源を、これに限らずあらゆる地域資源をしっかりもう一度磨き上げて、そして持続的な経済が形成されるようにしていくことが、今の飯山市のポジションからは非常に重要なことではないかというふうに考えておるところでございます。

◆11番(上松永林) 
 じゃ、次の質問に入りますが、ちょっと飛ばしまして、予定していましたが、駅前ホテルについて質問をいたします。

 「飯山駅前市有地宿泊施設整備促進事業」に関する有識者懇談会の報告を受けて、市長は「駅前ホテルへの補助金の執行はできかねる」と総合的に判断をしたとされておりました。

 それで、有識者懇談会のこの指摘というのは、関係法令等にのっとった競争性、透明性の確保について、行政の予測可能性、応募者の要件、景観計画等への適合、この3つの視点からの検証結果でありまして、そこには疑義がある、疑問が残る、課題である、問題である、疑わしい等々の指摘を連ねておりました。

 それらの指摘は、公募型プロポーザルにおける事業者選定の事務手続の検証結果であるので、市長は事務執行が適切ではなかったと判断されて、駅前ホテルへの補助金の執行はできかねるとしたのでありますが、この認識でよろしいかどうかお尋ねをいたします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 認識の確認の質問でございますが、有識者懇談会での指摘を受け、総合的に判断し、補助金の執行はできかねるとしたものでございます。

◆11番(上松永林) 
 この有識者懇談会の指摘というのは、あくまでも手続、公募型プロポーザルにおける事務選定の手続に問題があるというふうに指摘しているというふうに取ってよろしいですか。

◎市長(江沢岸生) 
 事務執行の手続というのがどこまで示すかあれですけれども、ちょっと今、手元にそのときの諮問に当たる文書がないので、即答は正確にはできかねますが、行政の事務執行という点に着目をして検証をお願いしたということは間違いありません。

◆11番(上松永林) 
 そうしますと、令和3年10月20日に市は飯山ホテルと基本協定を締結をし、4年の3月22日に事業用定期借地権設定契約を結びました。この2件の締結・契約は現在も継続しているというふうにお考えでしょうか。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 お答えします。
 いわゆる駅前ホテル建設に関する飯山ホテル株式会社との基本協定、そして事業用定期借地権設定契約については継続しております。

◆11番(上松永林) 
 時系列で見てみますと、令和3年の10月20日に市では基本協定を締結をしているんです。でも、その前の令和3年4月に市への支援要望を含むプロポーザル方式での事業者公募を市は開始をしています。

 6月に、後に飯山ホテル株式会社と社名を変えるグループから企画提案書が提出をされました。そこには、市への支援要望として補助金が明記されておりました。8月に3回の審査会を経て、市は飯山ホテル株式会社を選定をしました。

 そして、9月議会定例会において宿泊施設補助上限3億円、健康増進施設補助上限2億円の債務負担行為設定の議案を可決し、実施年度ごとに予算化し、議決を得ることになりました。
 このように一連の経過を受けて、市は飯山ホテル株式会社と令和3年10月に基本協定、翌4年の3月に定期借地権設定契約を結んでおります。

 今、事務執行に適切でなかったと判断したというふうに市長がおっしゃいました。そうしますと、基本協定締結、定期借地権設定契約を結ぶ以前までの、それまでの行政手続に間違いがあったということになります。

 そうしますと、この2つの取り決めはどうなりますか。無効になるんでありましょうか。どういうふうにお考えになりますか。

 さらに、3月9日議会定例会において、債務負担行為設定の議案が可決されましたが、それ以前の事務執行が適切でないというのであれば、この議案の取扱いはどうなりますか、お尋ねをいたします。

◎市長(江沢岸生) 
 事務執行が適切でなかったということは、一言で申せば公正・公平性、平等性、あるいは競争性、透明性の確保に一つの原因があったというふうに検証委の報告を理解を私はしております。

 そして、具体的に議員が指摘された中に、令和3年10月に基本協定が結ばれた、そうか、4月に支援要望の公募が始まったということですね。
それからそれを経て10月に基本協定の締結があるということでございますが、そこには補助金が明記されているというふうになってございますけれども、この支援要望の段階では、プロポーザル公募自体に、今手元に資料がないことをお許しいただいて、記憶の範囲で申し上げますれば、補助金の支援をしますということは、公募要項では一切言っていないんです。

 これは、そのほか市に対して支援要望があれば様式自由で提出願いますと。なお、金銭負担を伴うものについても具体的に書いてくださいと、こういうようなことが書かれております。

 したがって、金銭負担を伴うものが補助金かどうか不分明な状況であるというようなことも指摘の中にありますので、申し上げておきたいと思います。
 そして、ちょっと最後のお尋ねを今、失念してしまいましたが、ちょっと再度、最後のその、これこれこうでこの点というご質問、恐縮ですがもう一度。

◆11番(上松永林) 
 プロポーザルを公募を開始して、それで飯山ホテルの応募をして、それで飯山ホテルに決まって、さらに定例会において議案が可決したと。
だけど、それ以前のプロポーザルの方式での募集がそもそも間違いであるというふうに市長が言われていたし、しかもこれ検討委員会の指摘もそうであろうというのであれば、そもそもその前段のプロポーザルが間違いであるならば、それ以後の行為についてはどうなんですかと。

 しかもその後にこういう市との契約をしたことについても、それは今現在そのまま契約成立していることになるんですかと。

 しかも議会ではもう市からの提案を受けて債務負担行為を議決しているんですけれども、その以前の手続が間違いだろうということになると、後の行為についてはどうなりますかということを聞いています。

◎市長(江沢岸生) 
 これは、ちょっと私にとりましてはかなり高度な法律議論になるんですが、私にとりましてはです。

一般的に手続自体に間違い、誤り、あるいは瑕疵というもう少し程度の高い間違いがあったという場合であっても、それに基づいて行われた契約や協定などのものは、直ちにそれが無効というものではないというようなのが一般的な理解でございます。

 ですから、直ちに有効だということでもなく、直ちに無効でもないんですが、私どもとしては有効だと判断しているという、そういったことをご答弁申し上げました。

◆11番(上松永林) 
 そうすると、どうもおかしいんですが、前段のそもそも手続が不備があるというのであれば、それからその手続を基本として全ての事業が時系列に行われてきているんです。時系列に。

 その一番最初の、一番最初のその事務手続に瑕疵がある、瑕疵がというかいろんな指摘があってそれはまずいということになれば、それから後に行われている事務、そのいろんな契約とか、あるいは議会で、ここで決定した議案の可決とか、それのことについて本当にこれ有効なのかどうかと。

市長は有効だと言いますけれども、本当に有効かどうかというのはどこかでしっかり調べないと、まずいんじゃないですか。

◎市長(江沢岸生) 
 それをどこかで判断するというのは、これも一般論になりますが、訴訟において最終的には判断されるということになります。

 ただ、私はそういうことを望んでいるのではなく、駅前にホテルは必要である。
そのためにはこういうことを守っていただきたいということを申し上げました。

それ以降のことについては、お互いにと申し上げますが、秘密を守りつつ交渉を進めていくと。かつ現在は民事調停の場でも当然そういうことでございますので、申し上げることができないことをお許しいただきたいと思います。

◆11番(上松永林) 
 事務執行が適切でなかったというご判断でありますけれども、ではその原因はどこにあるとお考えでしょうか。
 これ今、調停になっていますけれども、誰にそのような、そこまで、調停に今至ったような、至った責任、これは誰にあるとお考えですか。その責任を、どのような責任を取らせるお考えでしょうか。
 また、今、調停が行われていますが、当然弁護費用というのがかかりますけれども、その費用負担についても……

○議長(渋川芳三) 
 上松議員、1つずつ聞いてください。

◆11番(上松永林) 
 分かりました。ではここまでで。

◎市長(江沢岸生) 
 まず、どうしてそういう不適切なことになったのかというお尋ねについては、先ほども申し上げましたけれども、それが全てだとは思いませんが、プロセスに公平性、平等性、競争性、透明性といったものが必ずしも確保されていなかったということが一つの原因であるというふうに判断しております。

 それから、調停に至った責任というのは、その調停に至った責任ではなくて、なぜ調停に至ったかといえば、相手方が調停の申出を裁判所に対して申立てをなされました。
それに対して裁判所からこういう申立てがあるけれども受けるのか、受けないのかというお問合せがありまして、それならそれも一つの問題解決に向かっての道だという判断をいたしまして、お受けしますというふうに申し上げました。

 ですから、誰の責任ということでもなく、両者のそういう意味においては合意の上に調停は行われております。
 それから、弁護費用につきましては、細かい事務的なことはちょっと私、詳しくは承知していないですが、十分検討いたしまして、既存の予算の中で対応をいたしておりますが、調停についての費用は現時点ではまだ支出は1円もされていない状況だと聞いております。

◆11番(上松永林) 
 その原因は分かりましたけれども、じゃ一体誰に責任があるのかと。
この今までの事務執行を行ってきた中でどこに責任があるのかということを、どなたにあるのかということをお聞きします。

◎市長(江沢岸生) 
 まだ結論が出ていませんので、どういう責任なのかということによってそれは変わってくると思いますので、お答えはしかねます。

令和 5年 12月 定例会(第389回)

          令和5年12月第389回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第3号)
          令和5年12月12日(火曜日)午前10時開議
 日程第1 一般質問
     3番 常田徳子議員
     2番 高橋達幸議員
     1番 山崎武雄議員
    10番 西澤一彦議員
     8番 吉越利明議員

◆2番(高橋達幸) 
 目に見えないところで大金が無駄に今なっているということで、せめて全国平均の有収率82%を超えるように、急速に対応していただきたいと思いますが、よろしくお願いします。
 次にまいります。

 防災計画についてですが、飯山市の災害といえばやはり洪水による災害が多く、先日、全協において洪水時指定避難所集落別比較一覧が配付されました。
市内9か所が避難所に指定されています。

昨年12月の一般質問で避難所の一例として、私、トピアホールの避難所収容人数の938人は、無理があると思うが、どのように算出したのかの質問に対し、床面積2平方メートルに対し1人の計算で算出したとのことでしたが、今回見直された配付資料によると540人となっていますが、どのように算出し直したのかお聞きします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 今回の見直しにおいて収容可能人数の算出につきましては、施設の図面をそれぞれの避難所の施設ですね、その図面を基にして1人当たりの専用スペースを2平方メートルとしまして、パーティションやテント型資材などの活用、実際に必要とする支援物資のスペース、それから通路などをシミュレーションした上で算出しているというところです。

◆2番(高橋達幸) 
 ちなみに、先ほどおっしゃいました通路というのは、幅どのぐらい予定して描いたものですか。よろしくお願いします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 通路につきましては、1.2メートルの幅を想定して設定をしております。

◆2番(高橋達幸) 
 私、12月のときにやったのは、通路2メートルでちょっと絵を描いてみたんですが、なるべく多くの収容人数を目標にしての通路幅が1.2メートルにしたと思うのですが、1.2メートルでは、私、狭過ぎると思います。1人の通路幅が大体60センチから70センチと考えると、らくらく擦れ違いができません。

高齢者と連れ添ったり、子どもと手をつないで歩いたり、車椅子の人が通ったり、物資等荷物を持って歩いたり、また、そこに対向者で歩く人がいると想定したときなど、いろいろな人が通ります。
通路幅を思い切って2メートル程度に見直して、収容人数を再確認する必要があると思いますが、見解をお聞きします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 通路幅を1.2メートルとした理由でございますけれども、まずはそれぞれの施設、避難する方々のスペースに限りがありますので、できるだけ多くの方の受入れを行いたいというところと、あと、1.2メートルですと車椅子で移動する方と人が擦れ違えることのできる幅というところで1.2メートルということで、今回算出をさせていただきました。

 ただ、今ほど議員さんからご指摘のございましたとおり、荷物の運搬とか人と人との擦れ違いなどで、2メートル程度の幅が必要ではないかということですので、その点も踏まえまして、避難所の対応については検討して改善していくということを繰り返しておりますので、2メートル幅を参考にして、今後、検討していきたいというように考えております。

◆2番(高橋達幸) 
 緊急時の避難場所ですので、ある程度、ぎゅうぎゅうに詰め込んで何人というのも分かりますけれども、ある程度余裕を持った収容人数で計画を対応していただくのが適切ではないかなとも思いますので、よろしくお願いします。

 次に、先日、11月24日、飯山市の一部の地域で発生原因が分からない五、六時間の停電騒動があり、関係する各活性化センターを避難場所に指定されました。

各家庭が停電で暖房器具が使えないことを想定し、暖を取っていただくための対応処置として、関係する活性化センターを避難場所に指定したのですが、その一つである太田活性化センターまでもが30分ほど停電となり、暖房器具の電気ストーブは全て使えなくなりました。
幸いにも、避難していた人は1人もいなかったのでよかったのですが、今、トピアホールはゼロカーボン推進で電球をLEDに替える工事を推進しています。今回のような停電のときに、避難場所としての非常時の明かりやスマホなどの充電施設、また冬期間における避難所の暖房などはどのようにお考えかお聞きします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 それでは、お答えします。最初に、議員がおっしゃる非常灯とは、建築基準法で義務づけられている避難誘導灯や非常灯ではなく、一時的に部屋の明かりが確保できるような非常時の明かりという意味でお答えさせていただきます。
 まず、停電時の避難場所は市では指定しておりませんが、初動体制として各地区の活性化センターの開設を想定しております。これに基づきまして、11月に開設をしたというところでございます。
 非常灯につきましては、飯山市公民館や飯山市文化交流館なちゅらなど、一部の建物には非常用発電設備が備わっておりますが、市が指定するほとんどの避難所にはそのような設備はございません。
 次に、暖房設備ですが、停電時でも使用できる対流式石油ストーブを各活性化センターに2台ずつ、活性化センター10か所に配置しております。また、停電の範囲が広範囲で、新たに避難場所を設ける場合や、避難する方が大勢いて暖房設備が不足する場合に備えまして、城南中学校の備蓄施設に対流式石油ストーブ25台を用意し、速やかに輸送できるようにしております。これにつきましては、ことし1月に発生いたしました飯山赤十字病院の停電の際、この際にもこの石油ストーブの貸出しを行ったというところでございます。今回の停電の際にも、このストーブについて輸送の準備を整えたところでございます。

◆2番(高橋達幸) 
 今、停電の際の避難場所としては市では指定していないということだったんですけれども、私、ちょっと聞いているのは、仮にですよ、トピアホールで四、五百人仮に避難した場合、そこでこういう停電事故が起きた場合に、そのときの明かりとか暖房はどうするのか、もっと大きい施設ですね、どうするのかということで、活性化センタークラスですと今の話でいいと思うんですが、大きいときになったときに、やっぱり非常電源もないということは、避難場所に、水害のときに避難場所にしておいて、何百人も集まったときに停電して電気もつきませんじゃ、これちょっと具合悪いと思うんです。その辺はどうお考えですかという質問ですけれども、もう一回お願いします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 施設自体が停電した場合には、そこで電気を使用する場合には、やはり発電機というものを用意する必要があるというふうに考えておりまして、当市の災害時の備蓄計画、洪水編でございますが、こちらのほうで発電機については目標値33台ということで、順次購入して整備していこうという計画になっております。今後も発電機については、災害時に活用できるように準備をしていきたいというところでございます。

◆2番(高橋達幸) 
 発電機33台も結構なんですけれども、やっぱりその場で、施設が大きいので、どのぐらいの電力が必要なのかというのもよく把握していただいて、対応していくのが大事だと思います。

 また、今、ゼロカーボンのお話もさせていただきましたけれども、やっぱりいざ避難したときに理由が分からないような停電のときは、非常電源ですよね。発電機その場で用意すると時間がかかりますので、やっぱりゼロカーボン推進、太陽光とか、やっぱりそういう重要施設にはそういうことも、このゼロカーボンのこの時代に考えていくのもいいんじゃないかと思いますので、それも参考にしていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。

 では、次の質問に入りたいと思います。
 9月の一般質問で、千曲川堤防左岸側(常盤側)ですけれども、そのときの大関橋との交差点箇所が、前後上下流の堤防天端よりも1メートルほど低くなっている状態について越水防止対策を質問しましたが、その後、現地の高さ等を確認し、大型土のう配置計画と越水防止計画を再確認していただいたのかお聞きします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 大関橋左岸側の道路との交差点部分が、部分的に現況の堤防天端より低くなっているとのご指摘と思われますけれども、大関橋左岸の路面高につきましては、計画堤防高より高い位置にあると国から聞いているところでございます。

しかしながら、近年の異常気象の発生を踏まえまして、市では万一の越水の備えとしてご指摘の橋の交差点部分において、大型土のうを設置することを考えているところでございます。大型土のうの設置範囲などの計画につきましては、堤防の高さ確認などを含めまして、再検討を進めているところであり、次の出水期までには備えたいというふうに考えているところでございます。

◆2番(高橋達幸) 
 次回、越水の可能性があるというのはどう見ても来年の春以降と思われますので、それまでには施工関係業者等を含め、越水防止計画の再確認をしっかりお願いしたいと思います。

 次の質問に入ります。
 千曲川堤防の計画高さですね、堤防の計画高さは、右岸、左岸ともに同じと思いますが、前回質問の、この前の質問でもそうですが、左岸側(常盤側)の大関橋付近の話の中で、本来の堤防の計画の高さにプラス余盛りがされているとのことですが、右岸側、要は木島側の堤防も飯山側と同様に、本来の堤防計画高さにプラス余盛りがされているのか、また、現状での右岸、左岸とも堤防の高さは同じなのかお聞きします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 千曲川の飯山、常盤側の左岸、これと木島側の右岸、これの堤防の余盛りを含めた高さについてのご質問ということでございますが、千曲川の堤防の高さにつきましては、計画降水流量が流下するときの水位、計画高水位となりますけれども、この計画高水位に1.5メートルの余裕高を加えた高さを計画堤防高としております。

 また、堤体の圧縮沈下や基礎地盤の圧密沈下などを勘案しまして、この計画堤防高に加えてさらに余盛りがされていると聞いております。
また、余盛り高につきましては、堤体の土質や地盤の地質などに応じた基準が設けられており、右岸も左岸も同じ基準に基づいて整備されていると聞いております。
余盛り後の現況の堤防の高さにつきましては、右岸、左岸で多少の違いは見られるようですが、右岸、左岸ともに計画堤防高は確保されているところでございます。

コメント:堤防と橋の接続部分が低いとそこから水が市内に流れ込むぞ、内田くん。

◆2番(高橋達幸) 
 今、両方とも余盛りがされていて、高さに多少の差があると思われるというお話をされましたが、私、ここに国土交通省ですね、現況の堤防高さ、右岸、左岸の公表されている資料があるんです。
これ、もう公表されています。

これで飯山から中央橋、柏尾橋までの、もっと綱切橋、古牧橋までの堤防の高さが出ています。現況の堤防の高さですね。これは、本来の堤防の計画高さに余盛りをしてある現状の高さということになります。

 この資料によると、折れ線グラフになっていますけれども、皿川から樽川合流点までの約4キロの間で、飯山側よりも木島側のほうが低く、最大で四、五十センチ低い箇所が数百メートルありますが、もし豪雨が続き、河川の水が増水で堤防を越水するようなことがあったときは、飯山側よりも低い木島側が先に越水することになりますが、避難指示体制はどのようになっているのかお聞きします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 現況の堤防高、こちらにつきましては、右岸、左岸で違いは見られますが、計画堤防高に加えた余盛り部分における沈下などの変動、また堤防上に整備された道路による違いによるものと推測をしております。

 市では、千曲川の洪水による災害が想定される際の避難判断につきましては、立ヶ花水位観測所の水位に基づいて行うこととしており、市内におきまして計画堤防高よりも余裕高分の1.5メートル下がった高さ、これ計画高水位と呼んでおりますけれども、この計画高水位に達するよりも前に、早めに洪水予測に基づいて避難判断を行う計画となっております。

コメント:堤防と橋の接続部分が低いとそこから水が市内に流れ込むぞ、内田くん。

◆2番(高橋達幸) 
 今の説明でいきますと、余盛りの高さは右、左、高い低いがあったとしても、余盛りの高さには関係なく、立ヶ花の水位で避難指示が計画されていることが分かりましたので安心しました。要するに、木島側がもし越水したとしても、その頃はもう避難指示命令がとうの昔に出ている、そういうことですよね。そういうことですので、安心しました。

 とはいえ、監視の強化はお願いいたします。ちなみに、この資料からすると、大関橋合流は、ちょこっとまたさらに低いように読み取れます。大関橋付近ではさらなる注意が必要になると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧

 


参考資料の26-1(令和5年12月 定例会)

2024-03-26 16:38:39 | 日記

令和 5年 12月 定例会(第389回)

          令和5年12月第389回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第2号)
          令和5年12月11日(月曜日)午前10時開議
 日程第1 一般質問
     7番 村松正勝議員
    11番 上松永林議員
     5番 高澤富士子議員
     4番 荻原章一議員
    14番 山崎一郎議員

7番(村松正勝) 
 会派市民輝けいいやまの村松正勝です。
 発言が許されましたので、通告に従い順次質問をしていきます。
 市民と行政をしっかりつなぎ、飯山市が次世代へ向け前進できるように頑張ります。

 1、水害対策は市民目線で安心して住める地域へ。
 1、千曲川中抜け区間解消に向けて。
 以前の議会でも確認しましたが、千曲川・信濃川のいわゆる中抜け区間解消に向けて、国の返答は、人員体制面などの課題から大変難しい課題であるということだったと思います。しかし、このままにしておいても先に進みません。

 今後、市として、また飯山市長が会長である千曲川・信濃川 飯山・中里間直轄河川編入連絡協議会での対応はどのようにお考えでしょうか、お聞きします。


建設水道部長(内田郁男) 
 ただいま、千曲川・信濃川の中抜け区間の解消についてのご質問でございます。

 千曲川の県管理区間、いわゆる中抜け区間の国による直轄管理区間への編入に向けた取組としましては、千曲川・信濃川 飯山・中里間直轄河川編入連絡協議会だけではなく、飯山市が加盟する千曲川関係の各同盟会によります治水関係の要望活動を通じまして、その必要性を国土交通省、財務省などの国、また国会議員等に訴えまして要望をしてきているところでございます。

 国からは、一級河川の直轄編入につきましては、これまでの国と地方の役割分担に関わる議論や治水に関する予算、地方整備局の人員が引き続き厳しい状況の中、非常に難しい課題であるという回答をいただいておりました。

 そのような中で、本年7月に千曲川・信濃川 飯山・中里間直轄河川編入連絡協議会の独自の要望活動といたしまして、内閣の人事局、また財務省の主計局へ直接うかがいまして、国による河川管理の一元化に向けて、千曲川を管轄する北陸地方整備局の体制の強化、要員増加につきまして、その必要性を訴えてまいりました。

 いずれにしましても、中抜け区間を含めた上下流一体となった河川整備が着実に進むことが重要と考えておりまして、引き続き国や県、関係市町村と情報共有や意見交換をしながら連携していく必要があると考えているところでございます。

7番(村松正勝) 
 ありがとうございます。

 今の答弁をお聞きして、少しは今後、前進をしていくんだとは思われますが、これで具体的に、その人事局へ今、直接要望にうかがったという話でありましたが、これが具体的にその人事局から、じゃこちらの北陸整備局のほうに人を増やすと、というようなことは直接的にはまだ回答は得られないということでよろしいでしょうか、お願いします。

 

建設水道部長(内田郁男) 
 要望は内閣人事局、財務省主計局のほうに直接要望をしてきたところでございますが、先方からは検討といいますか、これについてすぐ具体的な返答はいただいていないというところでございます。

7番(村松正勝) 
 ありがとうございます。
 じゃ、引き続きこれも継続して人事局なり、国会議員さんを通してとかということで進めていっていただきたいと思います。
 じゃ、続けます。

 信州防災アプリの改善について。

 6月議会で、長野県の施策である信州防災アプリの私の避難計画において指定避難所の表示がされないと質問しましたが、このような状況では最新の災害対策機能も市民にとって役に立たない機能であり、逆に市の指定している指定避難所がアプリに出ないとなると、市民の避難計画において混乱を来すのではないかと思います。

 一刻も早く改善されるべきものだと思いますが、県へ改善などの要望を行ったのかどうなのかお聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 村松議員からご指摘いただきました6月20日に、県危機管理防災課のほうへ、信州防災アプリ内の私の避難計画について、避難開始場所からは市が指定した指定緊急避難場所が表示されない、この旨を伝えて改善を求めたところでございます。

 県からは、県内一律の機能であり、現状ではすぐに対応することが難しいが、いただいたご意見を今後のアプリの改善に生かしてまいりたいという回答がございました。

 市としましては、飯山市だけではなく、他の市町村も同様に影響が出る事案でもありますので、避難計画と一致するように引き続き要望を行っていきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 今の部長の答弁をお聞きして、例えば今年度中とか、じゃ来年度中にそれを改善していくとかということが、ちょっと日付の辺がちょっと出ていなかったんですけれども、そこら辺はいつまでとかという回答は特になかったんでしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 すぐに対応することは難しいというところで、いつまでというような回答についてはいただいてはございません。

7番(村松正勝) 
 分かりました。じゃ、私のほうでも県のほうの危機管理防災課などにも確認して、なるべく早くというところをご要望をしていきたいとは思いますが、市としても引き続き、早く要望どおりにできるようにお願いしていっていただきたいと思います。
 続けます。

 各種災害連絡手段の加入促進策その後。
 6月議会で提案しましたメール、LINEなど災害連絡手段の加入促進策として、特に高齢者や、そこに加え障がいをお持ちの方への加入サポートはどこまで研究していただけましたでしょうか、お聞きします。

 

総務部長(鈴木靖史) 
 市は、これまで緊急情報について、行政防災無線を通じて市民の皆様にお知らせしてきたところでございますが、令和3年2月から飯山市メール配信サービス、令和5年1月から飯山市公式LINEにおいて緊急情報を多方面から配信することを目的として配信を開始しております。

 議員より6月議会でご提案いただいた加入促進対策については、飯山市メール配信サービスの登録について、広報飯山に登録方法の掲載や、iネット飯山の市政広報番組で登録の呼びかけを行ったところでございます。

 なお、高齢者の方へのサポートについてですが、市の公民館事業で「シニアのスマイルスマホ教室」と題しまして、12月から年度末までに4回の開催を予定しております。講師につきましては、この4月から民間企業から事業戦略課に来ていただいているDXマネジャーが行うこととなっております。

 また、緊急情報の多方面への対応として、令和3年2月からケーブルテレビiネット飯山の自主放送番組において緊急L字放送を開始し、緊急時の字幕による放送と、音防災として防災無線の内容が音声で流れるようにしているところでございます。

 障がいをお持ちの方への加入サポートについては、今後も関係部署と研究をしてまいりたいというように考えております。

7番(村松正勝) 
 今、部長からこの12月から年度末までの間に、DXのマネジャーが4回開催ということで、その加入サポートをやるということで、これは大変すばらしいことだと思うんですけれども、これじゃ、障がい者とか高齢者だとかには、その対象ではないということでよろしいでしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 シニアのスマイル教室ということで、高齢者対象の事業でございます。障がいのある方でスマホの扱いに不安な方については、また市のほうへ連絡していただければ参加等について配慮していきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 承知しました。
 じゃ、続けます

 飯山市公式LINEのブラッシュアップ。
 飯山市公式LINEのブラッシュアップですが、現在は災害警戒情報の発信のみに使用されておりますが、これではLINEをふだん使用しない方などには、いざというときに確認できるか不安です。

 8月27日の市総合防災訓練でテスト配信がありましたが、その後の配信はいつでしたか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 議員ご指摘のとおり、飯山市公式LINEについては現在、市のLINEの運用方針により緊急情報のみを配信しているところでございます。緊急情報の内容は、避難情報、河川水位情報、行方不明、不審者、特殊詐欺、火災情報、地震情報、Jアラートによる国民保護情報となっております。

 緊急情報以外の活用については、また研究していきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 分かりました。また今後ちょっと災害に関してはもっと幅広く情報が流れるような形で研究をお願いしたいと思います。
 続けます。

 洪水時の自家用車・農耕用車両など・重機の一時避難場所の設定について。
 6月議会で質問しました洪水時の自家用車・農耕用車両等・重機の市民の資産の避難場所の設定ですが、早急な対応をありがとうございました。
 そこで、確認ですが、水害のおそれがあるときに、人の避難はレベル3の避難準備・高齢者等避難からですが、8月10日発表の内容では市民資産避難時期の目安がありません。

 市民目線で考えるとすると、指定された場所は公共の場所や民間企業の所有地ですので、例えばレベル3が発令されたら一時避難場所で使用できますとか設定してもらえると、農耕用車両等が置きやすいのかと思いますが、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 人に対しての避難情報の発令については、立ヶ花水位観測所の水位が、飯山市にはおおむね二・三時間後に影響を及ぼすことから、立ヶ花水位観測所の推移を目安に発令するようになっております。

 農耕車両等の避難のタイミングや目安の設定のご提案については、車両の移動にかかる時間など個々に事情が異なりますので、一律に設定はできないものというように考えております。

 目安とすれば、水位情報や気象情報をご確認いただいて、余裕を持って事前に移動させ、人への避難情報が発令された際には人が速やかに指定避難所等への避難を行い、身の安全を確保していただきたいというように考えております。

7番(村松正勝) 
 そうすると、例えばレベル1だとかレベル2のその水害情報が出たときで、もうその時点でその場所に避難、重機の避難だとかそういうこともできるということでよろしいでしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 警戒レベル1、警戒レベル2のところにつきましては、気象庁のほうから注意報等の情報が出されます。
それらをそれぞれ判断していただいて、車両の避難をお願いするところなのでございますが、そのような状況になったときに車両が避難できるように、それぞれ関係各所と連携を取って避難できるような、車両が避難できるような体制を取ってまいります。

 

7番(村松正勝) 
 分かりました。じゃ、そのようにお願いしたいと思います。

 じゃ、これで続けますけれども、洪水時の自家用車・農耕用車両等・重機の一時避難場所の設定についての、2の対象とする車両などに農耕用車両等で除雪機というのがあるのですが、この除雪機は個人所有やお店や事業所で駐車場などの除雪で使用する乗用のタイヤローダーも含まれるのでしょうか。この場合、2、対象とする車両などの中の重機との区別をどこでつけるのでしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 農耕用車両等には、除雪機の個人所有やお店、事業所の駐車場除雪で使用するような乗用タイヤローダーも含んでおります。
 また、重機に関してですが、建設現場で使われるような大型重機を想定しております。
 避難をお考えの方は、事前に車両の一時避難所をご確認いただき、駐車が可能かどうかお確かめいただきたいというように考えております。

7番(村松正勝) 
 理解できました。
 そうすると、その建設現場のものというのが結構大型の重機になると思うんですけれども、今のところは、現在は瑞穂のその重機の避難場所ということで設定されていると思うんですけれども、それ以外のところというのは今のところ設定する予定はないんでしょうか。ちょっと通告にないんですけれども、今ちょっとお聞きして思ったんですけれども、今のところ瑞穂の場所だけということでよろしいでしょうか。

総務部長(鈴木靖史) 
 現在、犬吠山駐車場について重機ということで指定としております。
 また、重機については大型でございまして、場所も取るかなというような、他の車両と少し条件が変わってきます。他に災害時の重機の避難用の駐車場設定できるかどうか、また今後研究していきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 ありがとうございます。
 じゃ、続けます。
 指定避難所の変更について。
 今回の指定避難所の変更の趣旨は何でしょうか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 昨年の12月議会においてもご指摘がございまして、現在の洪水時指定避難所について、実際に必要とする支援物資のスペースや通路などを考慮して収容人数を試算した結果、複数の避難所で収容可能人数を超過する避難者が想定されましたことから、市内全域において避難所の再検討を実施したところでございます。

7番(村松正勝) 
 そうしたら、続けますが、今までの避難所の問題点の改善も変更の目的だとお聞きしましたが、その収容人数以外でも多分変更点が生じてくるとは思うんですが、木島地区の上新田区・安田区の避難所が城南中学校から秋津小学校に変更になる予定ではありますが、秋津小学校での避難場所は具体的にどの箇所になるのでしょうか。

 また、城南中学校での問題点であったところは改善されますか、お聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 秋津小学校の避難場所ですけれども、建物の中、主に2階の体育館、そして1階のランチルームと各教室を想定しております。
 改善される点につきましては、秋津小学校、玄関先には階段とは別にスロープが設けられているため、特に足腰の弱い方にとって移動に係る負担が軽減されるものというように考えております。

 なお、城南中学校につきましては、主な避難場所は3階の体育館となり、引き続き階段を使って移動する状況ではございますが、新たに2階にある教室も避難スペースとして活用するなど、少しでも避難される方々の負担軽減につながるよう見直しを図っているところでございます。

 

7番(村松正勝) 
 秋津小学校の内部はちょっと分からないので、城南中学校は大体分かるんですけれども、今のところだと1階と2階秋津小学校を使って、あと教室、ランチルーム、体育館ということだったんですけれども、これはそうしたら地区ごとにその1階、2階とかと分けるのではなくて、1階は例えば高齢者とか足腰の弱い方だとかという、そういう区分けでやるんでしょうか。ちょっとすみません、通告にないんですが、今聞いて思ったんですが、お願いします。

総務部長(鈴木靖史) 
 体育館、ランチルーム、各教室の使い方、使う順についてでございますが、まず学校を避難所として指定している場合、まずできるだけ使わないようにしたいというところがありまして、それは子どもや先生の私物が入っているような部屋、職員室とか教室とかはできるだけ避けたいかなというように考えております。

 それから、あと避難者のお世話をするに当たって、大勢の顔が一度に見られたほうが対応する職員も状況等が分かりますので、まずは大きな場所から避難者を入れていこうという想定をしております。

 ですので、順番でいくと体育館、そしてランチルームというような順番での避難者の受入れを想定しております。
 なお、避難者の中にはそれぞれ身体的な状況などによって上の階、移動できないという方もいらっしゃいますので、それから小さいお子さん連れとかの場合もありますので、そのようなケースについてはケース・バイ・ケースでそれぞれ施設内を利用して受入れを行っていきたいというように考えております。

 

7番(村松正勝) 
 じゃ、今の答弁だと、そのときの現場の状況に応じて対応するということでしたので、これを事前にその対象となる地区だとか集落の方たちにも、要するに市民の方たちにもお伝えしておかないと、先に行ったからといって2階から詰めるということになってしまうと、足腰の例えば弱い方で、2階に階段を使って上がらなきゃいけないことにもなってしまうので、そこら辺はちょっとまた実際に周知をお願いしたいかなとは思っております。

 例えば、今のところで城南中学校で問題だったその3階に上がるというところもあるんですけれども、この間6月議会でお聞きしたトイレの問題だとか、例えばエレベーター、その階につながることですけれども、あと冷暖房という問題も、部長のほうから多分そういうお話を6月に聞いたと思うんですけれども、そのトイレ問題だとか冷暖房の関係というのは実際に今後どうなるのか、ちょっともしお答えできればお聞きします。

総務部長(鈴木靖史) 
 トイレの改修、それから城南中学校に避難されてきた方についてのトイレの改修、それからエレベーターの設置については引き続き研究しているところでございます。

 それから、暖房機器につきましては、それぞれ避難所の収容人員等に合わせて準備をしてきているところでございます。引き続き、これにつきましては充足するように準備を進めていきたいというように考えております。

 

11番(上松永林) 
 会派絆の上松永林です。
 発言を許されましたので、会派を代表して市政運営の中で関心を持っております諸問題について、事前の通告に従い質問をいたします。
 最初に、市政運営についてお尋ねをいたします。
 10月28日の信濃毎日新聞に、「飯山・江沢市政1年「変化」どこまで」、このタイトルで江沢市長へのインタビュー記事も記された記事が掲載をされております。私は、この記事を基に市政運営に対する市長の考え方をうかがってまいります。
 最初にお聞きしますが、この記事に書かれていることについては正しいとお認めになりますかどうかお尋ねをいたします。

市長(江沢岸生) 
 それはインタビューに応じてお答えをしたものでございまして、基本的に誤りはないと判断しております。

11番(上松永林) 
 しっかり市長にはこの記事を読まれているということでありますので、この左側の最終に、見出しに「議論の中身が見える化されている 一問一答」というところでインタビューの記事が書かれておりますが、これも今、間違いないということで確認をいたしました。

 それでは、あと続けて質問しますが、この冒頭に、市議会は市長と一線を画す野党の立場を取る市議が過半数を占め、議案の否決や修正が相次ぐと、こう記してあるんです。記事としては、これ本当に対立をあおるような、確かにこの書き出しで読者を引きつけるかもしれませんけれども、私、江沢市長は選挙期間中も、あるいはかなり前から議会との関係については、市長にとって議会とは野党であるというふうに発言していたと思うんです。

 この記事についての市長のご意見をおうかがいしたい。野党の立場を取る市議が過半数を占めているので、議案の否決や修正が相次ぐと、この記事のとおりにお考えなのかどうかおうかがいします。

 

市長(江沢岸生) 
 間違いがないと先ほど答弁したのではなくて、基本的に誤りはないと思いますというふうに答弁したことを、まず繰り返し答弁させていただいた上で、与党、野党の議論でございますけれども、これもこれまでも議会でもご質問がありましたけれども、与党、野党というような区分は私自身は全くしておりません。

 しかし、議員と、それから行政側というものは車の両輪でございますけれども、議会が持つ監視の役割、あるいは立法の役割等と、行政のほうが政策の提案、予算の提案する役割の相違というものはあると、そういうことを申し上げているわけです。

11番(上松永林) 
 市長のそういうご意見はご意見で受け止めておきますけれども、この新聞に、この大きく白抜きで「根回ししない主義、議会と緊張関係続く」と、こうあるんですけれども、その中に記者との一問一答でも根回しに関する考え方が出ておるんですけれども、この市長の言う根回しというのはどのような状況のことをいうのでしょうか。どのように行動することが根回しというのかお尋ねをいたします。

 それで、この市長が根回し、ここに書いてあるんですけれども、根回しをしないがために議会と緊張関係にあるということなんですが、根回しをしないなぜ緊張関係になるのか、それをちょっとお聞きしたいと思います。

市長(江沢岸生) 
 私が申し上げたのは、何度も申し上げますが、インタビューに応じた、お答えした部分については誤りがないというふうに判断しておりますと、基本的には誤りがないと判断しておりますということです。

 そして、議員が質問の中でおっしゃられている根回ししない主義、あるいは議会と緊張関係が続く、これは新聞記者、あるいは新聞社がつけた見出しでございまして、私は根回ししない方針というのはそうですが、主義者というほどのことではないです。また、議会と緊張関係が続くかどうかは、これはもう新聞社の判断でございますから、私は緊張というよりも、むしろ切磋琢磨という関係だと考えております。

 そこで、お尋ねの根回しとは何かということでございますが、これも明確な規定が、あるいは概念の何かがあるわけじゃございませんけれども、時系列的に申し上げれば、私ども行政としてはいろいろな事項を調査し、それから政策案を考え、そしてそれを条例案、あるいは予算案という形で議会に提出していく、そういう時間の流れで申し上げれますれば、それを出した上で議会とのこの議場における意見交換、そういったものを経た上で最終的に案が採決によって決定されますので、そういった段階以外で政策誘導的なことで議員にものを申し上げるようなことはしない方針であるということを申し上げているんです。

11番(上松永林) 
 そうするとあれですか、議員には議会に提案する前には議会には話をしないということですね、そういうことを言っているわけですね。

市長(江沢岸生) 
 議会に提案する前に、例えば議会全員協議会というものもございますよね。
ですから、議会に提案する前にしないということではありませんし、私は意見交換自体は大事なことだと思っております。
議員の皆さんとの意見交換もそうですし、市民の皆さんとの意見交換も大事なことだと思っております。そういうふうにご理解をいただきたいと思います。

 

11番(上松永林) 
 そうすると、根回しと意見交換の違いというのはどうなりますか。先ほどの答弁とちょっとよく分からないんですが、根回しと意見交換、議会との意見交換するというのはどう違いますか。

市長(江沢岸生) 
 意見交換というのは、お互いの意見を交換し合って参考になること、あるいはもっと聞きたいこと、そういうことをやり取りすることでございます。
 根回しというのは、自らの案をもって、これを成立させたい、成立してほしいという考えに基づいて、ある意味一方的にお願いをする行為であると思います。

11番(上松永林) 
 先ほどこの記事については、記者の意見であるというお話でしたけれども、この記者は市長、江沢市長誕生以来1年間本当に取材を繰り返して、そしてその後にこの一問一答のインタビューをした後、記事にしているんです。

 そうすると、やはりこれもし、もし意に反する記事があった場合には、当然これは抗議をしたり訂正を求めたりしなければいけないんじゃないかと思うんですが、その辺どうですか。

市長(江沢岸生) 
 繰り返し申し上げますけれども、根回ししない主義であるとか議会と緊張関係続く、こういったことはその記者なり新聞社の判断ですから、それはそれとして、私が取材に応じて申し上げたことの記載については基本的に誤りはないというふうに考えております。

 また、新聞報道についての対応ですけれども、程度問題じゃないでしょうか。なるほどこういう見方もあるのかなというふうに思いますれば、この社じゃない別の社の記事でもいろんな分析的な面がありますけれども、それについて一々それが正しくないから訂正しろだとか、そういう中で、そういう文化の中で私は活動しているわけではないと思います。

重大な事実誤認などがあれば、それは訂正記事を出させていただくということは、職員も含めて日常的にやっております。

 

11番(上松永林) 
 それでは、このインタビューの記事について質問します。
 このインタビューの中で、「市議会との関係は」という記者の問いに、「根回しをしないというのは、手間暇をどこでかけるかという問題だ。議案を出す前に議論するか、出してから手間をかけるかに過ぎない。議論の中身が見える化され、市政の行政への関心も高まったと感じる」こう答えられておりますが、ここで手間暇をどこでかけるかの問題だ、この手間暇をかける、どのようなことでしょうか。

手間暇をかけるということは、どういうことを手間暇をかけるというのでしょうか。そして、どこでかけるか、これどことどこのことを考えているのかお尋ねをします。

市長(江沢岸生) 
 それは、記事に書かれているとおり、議案を出す前に議論するか、出してから手間をかけるかということで、どこでかということは議案を出す前にということでございます。そして、手間暇をかけるというのは時間をかけるということです。

11番(上松永林) 
 では、続けます。
 この議論の中身が見える化され、市民の行政への関心も高まったと、こう言われていますけれども、この市長の言うところの根回しをしないがために議論の中身が見える化されているというようなご発言に見えますが、なぜそのように感じるのか、市長の説明を求めます。

市長(江沢岸生) 
 例えば、そのご指摘の新聞の中にも一覧表として議案が修正されたり、あるいは否決されたりしたものが記者の判断で整理されているじゃないですか。
それを見れば、例えば昨年、私が就任早々の議会で雪かき支援員の実証試験を出したときにいろいろなる修正のお考えをいただき、その結果として議会として修正をなされた、そういうプロセスが報道されたじゃないですか。
そういったように、いろいろなところがiネットでも知ることができますし、新聞各紙でも市民の皆様に知っていただくことができる、それが大事だということを申し上げているんです。

 

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧