皿川左岸堤防から水があふれ出したのが2時15分
この時に30センチの高さで水があふれ出した。(注1)
この場所の標高が317.5m
+30センチで317.8mの水位
さてそれで、その時の水位の状況は、以下の様でした。
時刻 立ヶ花 飯山
19:00 3.82m 3.50m
20:00 4.69m ー
21:00 5.70m 4.80m
22:00 6.71m 5.60m
23:00 8. 45m 6. 35m
0:00 10. 14m 7.18m
1:00 11.33m 8.00m
2:00 12.10m 8.86m
3:00 12.43m 9.58m
4:00 12.44m 10.20m
5:00 12.10m 10.70m
6:00 11.49m 10.98m
7:00 10.84m 11.17m
8:00 10.22m 10.96m
9:00 9.66m 10.70m
10:00 9.14m 10.40m
11:00 8.70m 10.05m
12:00 8.37m 9.68m
13:00 8.07m 9.34m
14:00 7.78m 8.99m
15:00 7.50m 8.68m
16:00 7.21m 8.38m
午前2時 飯山水位8.86m
午前3時 飯山水位8.86m
従って午前2時15分 飯山水位9.04m
さてそれで、飯山ピーク水位 午前7時 11.17m
差分は
2時15分 飯山水位 9.04m
差分 2.13m
と言う事は、左岸水位はあと2.13m持ち上がる、ということです。
つまり90センチ、右岸および左岸堤防を持ち上げても
堤防の標高は318+0.9=318.9m
他方で水位は317.5+0.3+2.13m=319.93m
1メートル足りない、ということになります。
従って台風19号並みの台風がまた来て同じ状況が再現されると、午前2時15分には堤防を越水しませんが、飯山水位で9.94mを超えるとまたかさ上げされた皿川堤防を水が越える、と言う事になります。
さてその時刻は3時半ごろから11時頃まで、7時間半くらいは飯山市民は皿川堤防を越える水によって被害を受ける可能性が大きい、と言う事になります。
つまり「皿川堤防を90センチかさ上げしてもそれで皿川が氾濫しない、という保証にはなってはいない」と言う事になります。
注1:「あの日の時系列<訂正>」: https://archive.ph/r4y4U :
または: https://minkara.carview.co.jp/userid/2158429/blog/43431687/ :
『10/13 0215 皿川左岸から越水が始まる
それはまるで厚さ30cmの水の板が川から「たぽん」て出てきた瞬間!
板は目の前を横切って、GARAGEの方へ・・・』
これは皿川氾濫の第一報を市役所に入れた方のブログにある記録です。
以上、詳細につきましてはブログ記事にて確認をお願いします。
とはいえ、この方が皿川からの左岸越水を確認した場所の標高が317.5m(電子地図読み値)であり、その場所から厚さ30センチほどの水の板が越水してきた、と言うのが2019年10月13日 2時15分の皿川氾濫始まりの事実であります。