飯山市 令和 3年 3月 定例会(第376回) 03月05日-03号
◆11番(佐藤正夫)
国としてはそういう答えになるんですか。以下、幾つか質問しますが、同じ部分は省いてもらって、同じと言ってもらえばいいです。
このしゅんせつではなくて、河道を掘削するということなんですが、河道掘削するということは、今の硬い地盤を削るということなんだよね。
そういうことをしたときにあの沢が長い間に両側から山が押し出してくるというようなことはないんですか。
◎建設水道部長(村上透)
河道掘削の方法につきましては、段階的に掘削範囲などを検討して進めていく予定としており、現地の地形状況などを踏まえて進めていくとのことでございます。
◆11番(佐藤正夫)
この辺に住んでいる皆さんというか、しょっちゅう見ている皆さんは、湯滝橋の上流、下流のあの堆積した土砂を取り除かなければまず恐らく効果がないだろうなと思っているんです。みんな素人なんですけれども、素人でも毎日見ていれば水増えたときに見ているので分かるんです。
それで、これ国がいろいろ言ってもその下はやはり県の管理区間なので、その次のみんな一緒になりますが、あの土砂取り除くと下流にうんと影響があるというふうに前から言われてはいるんです。
でもどのくらいの影響あるかとかそういうことは一切出てこないので、県の管理部門、国の直轄に編入していくに市長も努力しているのは分かるんですが、こういう機会を捉えてもう一押ししてもらいたいと思いますが、その辺についてお聞きします。
◎建設水道部長(村上透)
この件につきましても、国としては先ほどお答えしたとおりの回答になっておりますけれども、また河道掘削の方法については、段階的に掘削範囲などを検討して進めていく予定としており、現地地形状況などを踏まえて進めていくとのことでございます。
◆11番(佐藤正夫)
今回の治水プロジェクト、先ほど申し上げましたように立ヶ花狭窄部の掘削、それから遊水池の設置、それから戸狩狭窄部の河道掘削でこの間みたいなおととしの台風19号のときのような被害が出ないようにということだとは思うんですが、本当に素人の考えとはいえ、現に流れてくるここに堰があって、その上流わずか二、三百メートル幾ら掘り下げてみたってそこには土砂がたまって役に立たないと、これは素人誰が考えたってそうなんです。
これAIで考えるやら技術者が考えるのやら分かりませんけれども、本当にしっかり現地見てやっているのかなというふうに思うんですが、下流に影響あると言われればそれ以上僕らは何も言えませんけれども、下流のほうの堤防だってきっと今以上に造れと非常に難しいのかと思いますが、そうかと言ってこのままでいけばやはり飯山盆地に大きな危険が迫ると、そういうふうにどうしても思うんです。
いろいろな面で先ほどから言っています直轄編入もそうだし、このままでいいのか、もう少し下流部の対策立てたほうがいいかとそういうことに対して市長、どういうふうに考えるかお聞きしたい。
◎市長(足立正則)
現在千曲川緊急治水対策プロジェクトがスタートしたわけでございまして、国のほうでは先ほど部長が答弁しましたとおり、プロジェクト前今回の要するに災害のときそれよりも150センチ水位を下げる対策の事業をするんだという説明をされているわけです。
ただ、私も前々から国のほうへ要望しているんだけれども、県管理区間のほうへ結局今佐藤議員さんもおっしゃるとおり、水が流れていくんだけれども、県管理区間についても150センチ水位が下がるのかどうかということについては、なかなか我々のそれについて正しいというか、正確な国のほうの回答というのはまだもらってないです。
上からどんどん水を流す、仮に流下能力を高めるとしますと、それはいいんだけれども、今度県管理区間当然ながら飯山市の地域がございますので、そこで大丈夫なのかと、まさに議員さんの疑問のとおりでございます。
したがって、国による一元化ということを求めておるわけでございまして、今回の緊急プロジェクトの整備と併せまして、ぜひ国のほうにもこの県管理区間の水は途中でどこか行きませんから、必ずそれは流れていきますので、その必然性というか、必要性ということをまた引き続き強く訴えてまいりたいなというふうに考えておるところでございます。
現在の国のほうの説明では、現在の緊急プロジェクトによりまして、この前の台風のときよりもプロジェクト前よりも150センチ水位を下げる事業をするんだという説明でございます。
国のほうとしてもそこで整備をして併せまして水の流下等についても上下流のバランスをどのようにしていくということでの説明を我々は伺っておるわけでございます。
以上です。。
コメント:確か湯滝橋が境界でそれより下流域が県の管轄地域。そこをどうするのか、毎秒9000トン流れてきて大丈夫なのか、前回でも氾濫した場所があるが、そこはどうなるのか、今回の質疑応答を聞いても全く不明であります。
◆11番(佐藤正夫)
国も県も一生懸命やっているのは分かるので、令和9年度までに完成させて危険のないようにということなので、それまでに大災害がないように願うばかりでございますが、よろしくお願いします。
コメント:佐藤さん、「神頼み」では水害はなくなりませんよ。
(佐藤正夫)では次の大きな2番の農業関係にまいります。・・・
(1)の協働のいじしゅうぜん事業、これ農業関係とは言わなくて、建設水道部の管轄かもしれませんが、一昨年、昨年私どもいろいろ提案や提言してきた問題について、前年度について大分予算措置されていることに対して、非常に評価しているわけでありますが、1番の協働のいじしゅうぜん事業について改めてお聞きします。
この事業はどのように運用されるつもりなのかお願いします。
◎建設水道部長(村上透)
協働のいじしゅうぜん事業につきましては、市道または準用河川の草刈り、泥上げなどを区の共同作業で行った際に区で借り上げた機械の借上料や燃料費に対して支援を行うものでございます。
◆11番(佐藤正夫)
そうすると借り上げた機械ということは、例えばビーバーとかそういうことも入るのか、共同で出ておてんまで出て市道に面するところの草刈りしたことに対しては、機械ということはそれも入るということですか。
◎建設水道部長(村上透)
今議員さんがおっしゃったとおり、ビーバーなども当然含まれます。
◆11番(佐藤正夫)
これ一応市道ということになっているんです。市道ということになっておるんですが、林道、農道だって市道並みの価値のあるところあるわけです。市の草刈り機がなかなか林道、農道のほうは行ってこれないんだけれども、そういうところには全然対象にならないのかその辺お聞きします。
◎建設水道部長(村上透)
今回の制度の対象施設は、あくまでも市道または準用河川としており、この新規事業については林道、農道については対象外ということでございます。
◆11番(佐藤正夫)
準用河川の泥上げも対象というふうになっておるんですが、準用河川ということは、一級河川でなければということですか。それとも市道に面する側溝も含まれるのか、その辺についてお聞きします。
◎建設水道部長(村上透)
飯山市が管理している川でございまして、市内に準用河川が9河川ございます。こうした準用河川の草刈り、泥上げを支援の対象とするということでございます。
◆11番(佐藤正夫)
地元と打ち合わせした上で実施すると思うんですが、中山間地の直接支払事業や多面的機能支払交付事業あたりで少しでもお金出ているところはきっと対象外と思うんですが、そうでなくて今まで地元が日頃から実施しているところも対象にするということでいいんですか。
◎建設水道部長(村上透)
区が例年共同作業を実施している場所や、あるいは新たに実施を考えている場所についても、市道または準用河川であれば支援の対象とさせていただく予定でございます。
◆11番(佐藤正夫)
場所によっては草刈機で刈り払っていくと草が散るだけでというのがあるんですが、そういうところに一緒に出て除草後の草の除去が一番効率いいわけでありますが、そのようなことも補助の対象になるのかお聞きします。
◎建設水道部長(村上透)
市の草刈車に市道の草刈り作業に合わせて、機械が届かない範囲などの草の除去作業を区の共同作業で実施していただくことについては、これもまた支援の対象と考えますので、区からそのようなご要望がありましたら協議の上、対応させていただきたいと考えております。
飯山市 令和 3年 3月 定例会(第376回) 03月08日-04号
◆8番(石田克男)
発言を許されましたので、通告に基づき順次質問をさせていただきます。
今回は5項目通告いたしました。
1つ目として、千曲川の治水対策について、2つ目として、ケーブルテレビの今後について、3つ目として、道の駅「花の駅・千曲川」の施設拡張について、4つ目として、飯山市北部の雪捨て場について、5つ目として、飯山市役所の消防設備関係についてです。
今回、私は後ろから2番目という遅い順番ですので、さきに質問された同僚議員と重なる質問がありますが、私なりに質問しますので、答弁よろしくお願いいたします。
それでは、1つ目の千曲川の治水対策について質問をさせていただきます。
2月23日の信濃毎日新聞に、信濃川水系緊急治水対策プロジェクト・千曲川立ヶ花・戸狩地区狭窄部河道掘削を開始しましたという記事が載っていました。
まず、最初にこのことについての足立市長の感想をお聞きしたいと思います。
◎市長(足立正則)
千曲川の治水対策でございますが、緊急治水対策プロジェクトの一環としまして、国土交通省が行います戸狩狭窄部の河道掘削が2月22日に着手をされたということでございまして、これにつきましては感謝をしているところでございます。
また、同時に立ヶ花狭窄部も河道掘削に着手をされているということでございますので、国には上下流のバランスに十分配慮していただいて、慎重に整備を進めていただきたいと考えておるところでございます。
以上です。
◆8番(石田克男)
ありがとうございました。
国土交通省では、令和元年東日本台風、台風19号において甚大な被害を受けたことにより、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトを立ち上げて進めていることに対しては感謝申し上げたいと思います。
しかし、昭和57年、58年と2年続けて甚大な被害を受けた住民としましては、湯滝橋上下流をもう少ししゅんせつ、あるいは掘削してほしいとの声が強くあります。
そのあたりの市のお考えをお聞かせください。
◎建設水道部長(村上透)
今回、国が計画しています戸狩狭窄部の河道掘削範囲は、湯滝橋上流500メートルほどのところということでございます。
議員がご指摘の場所は、それよりも下流に当たる湯滝橋上下流付近の河道掘削ということでございます。
国では、シミュレーション計算に基づいて河道掘削箇所を決めているということでありまして、ご指摘の箇所については、現時点では河道掘削の必要性はないとの見解であります。
しかしながら、湯滝橋上下流付近の河道掘削を求めるご意見も各所からうかがっておりますので、国や県に対しまして、十分な調査検討を行うとともに、必要な河道掘削については実施していただくよう要望してまいりたいと考えております。
以上です。
コメント:その国のシミュレーション、本当に大丈夫かい??
◆8番(石田克男)
昨年12月議会の一般質問において、同僚議員から千曲川国一元管理について質問がありました。
足立市長は、昨年の10月13日、千曲川・信濃川直轄編入連絡協議会の会長として、沿川市町村長と国土交通省へ要望活動に行き、そのときの感触などを答弁されております。あまりよい返事がもらえなかったみたいですが、市長の答弁にもありましたように、根気よく要望活動を続けることと、住民の声を大きくしていくことだとおっしゃっておられました。私もそう思っております。
そこで、提案ですが、戸狩狭窄部の流下能力の増大及び千曲川国一元化について住民の声を区長会などを通して市へ上げた場合、市としてそこに肉づけをし、県・国への要望として上げることは可能でしょうか。
◎建設水道部長(村上透)
千曲川の県管理区間の国直轄管理区間への編入につきましては、10月13日に千曲川、信濃川(飯山・中里間)の直轄河川編入連絡協議会として赤羽国土交通大臣に直接お会いして要望を行い、また、その後10月28日には、長野県阿部知事と新潟県花角知事がそろって麻生財務大臣並びに赤羽国土交通大臣に要望をしていただきました。
このような経過もございまして、ことしの1月に入りまして北陸地方整備局の新井田河川部長さんが市に来訪されまして、直轄河川編入に係る課題について説明を受ける機会がございました。
市からは、今後も粘り強く要望を継続していくことを伝えさせていただいたところでございます。
議員の、直轄河川編入を求める住民の声を市から国へ上げていくことは可能かとのご質問でございますけれども、これまでも住民を代表する関係地区の区長会長さんや市議会議員さんなどで構成します飯山市千曲川等災害対策連絡協議会と連携を図りながら、住民の声として国土交通省へ直轄河川編入の要望をしてきているところでございます。
今後も引き続き、当協議会並びに長野県、新潟県、関係市町村、そして関係市町村議会も含めて連携をさらなる密にしまして、引き続き粘り強く国へ要望してまいりたいと考えております。
以上です。
◆8番(石田克男)
これからも要望活動を続けていくということでございますけれども、改めて57年、58年に被災された方々の声を届けていただければいいなと思っておりますので、また要望書も上げていただきますけれども、よろしくお願いいたします。
それでは、まず最初の質問として千曲川のことを取り上げました。
昔から千曲川沿川で暮らす人たちは、洪水のおかげで肥沃な土地を耕したり、年中絶えることのない湧水を使って物資を舟で運んだり、上水道の水源や田んぼの用水として受水したり、また、昭和の終わり頃までは広い河川敷に繁茂しているヨシを使いかやぶきの屋根をふいたり、長い歴史を振り返ると、千曲川抜きでは語れないほど恩恵を受けてまいりました。
しかし、その反面、度重なる洪水に悩まされてもきました。そこに住む住民は、洪水による災害がなくなり、一日も早く安心して暮らせる日が来ることを望んでいます。堤防の高さも災害が起こるたびにかさ上げされ、今の高さになりました。ここ数年の雨量を見ると、1回に降る雨の量は増えていると言われております。その原因は温暖化にもあると言われておりますが、この温暖化を食い止めない限り、災害と対策はいたちごっこになってしまします。
そこで、この質問の最後ですが、足立市長は温暖化を食い止めるため、私たちにできることは何だとお考えですか。
また、関係がありますが、昼前の同僚の議員が通告してありながら時間の関係で質問できなかった気候非常事態宣言についても、私も足立市長に宣言をしてほしいなと思っておりましたので、その考えもお聞かせ願えればと思いますが、よろしくお願いいたします。
◎民生部長兼福祉事務所長(湯本與志一)
近年、地球温暖化が起因すると考えられる災害が各地で頻発しております。また、温暖化の原因となる人為的な二酸化炭素排出量も増加を続けてきているところでございます。
現在では、地球温暖化は地球規模の課題とされていることから、この解決に向けては、環境、経済及び社会の3つの側面に配慮しつつ、行政、事業者及び住民が協働して、またエネルギー消費や消費行動、ごみの排出などに対しまして、事業活動や日常生活におけるさまざまな場面におきまして、それぞれの立場で取り組む必要があると考えております。
議員おっしゃるように、県では、令和2年4月に制定しました「長野県脱炭素社会づくり条例」におきまして、2050年度までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目標としております。この目標の達成のための施策としまして、エネルギー自立地域の確立、プラスチックの資源循環の推進、持続可能産業イノベーションの創出支援及びエシカル消費等の推進の4項目を掲げております。
本市におきましても、現在、パブリックコメントを実施しております、令和3年度からの「一般廃棄物処理基本計画」で示しておりますプラスチックの資源循環の推進、エシカル消費等の推進を消費生活展や広報などを用いまして、啓発を図ってまいりたいと考えております。
この趣旨をご理解いただきまして、2050ゼロカーボンに向けまして、市民及び事業者の方々の取り組みをお願いしたいと考えております。
また、市での宣言につきましては、環境基本計画を令和3年度策定する準備を計画しております。それらの取り組みの中でまた言及していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
・・・
◆8番(石田克男)
ありがとうございました。
一年でも早く使えるようにしていただきたいと思います。
それでは、5つ目の庁舎の消防設備関係について質問をいたします。
新年度予算に庁舎の非常用発電機の更新が予算化されていますが、その説明をお願いします。
◎総務部長(北爪英紀)
非常用発電機につきましては、現在1基設置されており、停電時には正常に稼働するよう日々整備点検を行っております。
しかしながら、この庁舎建設以来更新を行っておらず、メーカーからは交換部品の供給が難しいものも出てきたという報告を受けておりますので、来年度において更新を計画しております。
◆8番(石田克男)
この庁舎は、昭和59年に建設されました。ことしで36年経過していると思いますが、消防設備は老朽化し、毎年消防設備点検のたびに少しずつ更新を余儀なくされていることと思います。ここのところ5年くらいの間に何を更新しましたか。
◎総務部長(北爪英紀)
過去5年間の市役所庁舎消防設備の更新でございますが、大きなものとしますと、平成28年度の2階機械室にありますハロゲン化物消火設備、それから火災報知器の更新。次に、令和元年度の台風19号災害の被害による屋内消火栓及び非常用放送設備の更新が挙げられます。
そのほかでは、非常灯、誘導灯の電球、バッテリーの交換や消火器の更新を数多く行っております。
以上です。
◆8番(石田克男)
岳北消防署の立入検査があると思うんですが、直近の立入検査はいつだったでしょうか。
◎総務部長(北爪英紀)
消防署の立入検査ですが、直近では、平成11年8月に受けております。
それ以降は、立入検査ではなくて、先ほどの大型設備の取り替えの際に完成検査に来ていただいております。
以上です。
ーーーーーーーーーーーーーー
追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html
参考資料・一覧