シリウス日記

そうだ、本当のことを言おう。

参考資料の26-3(令和5年12月 定例会)

2024-04-18 18:03:14 | 日記

◆1番(山崎武雄) 
 ありがとうございました。それでは、次の質問に移ります。
 河川整備計画等について。

 気候変動の影響により災害の激甚化・頻発化が進み、令和元年10月台風19号豪雨水害では、信濃川水系の千曲川上流から信濃川中流にわたって甚大な被害が発生した。これに関して流域関係者は、緊急治水対策会議を開催し、令和2年1月31日に信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの最終取りまとめを行った。

 さて、この緊急治水対策プロジェクトとは一体どのようなものであるのかお伺いします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 信濃川水系緊急治水対策プロジェクトに関するご質問でございますが、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトにつきましては、令和元年東日本台風による甚大な被害が発生した信濃川水系におきまして、上流から下流まで流域一体となって防災・減災対策の推進を図るものでございます。国・県流域市町村が連携いたしまして、3つの取組を実施していくことによりまして、令和元年東日本台風と同規模の洪水による越水防止を目指し、進めているプロジェクトでございます。

 3つの取組でございますが、
1つ目は、被害施設の迅速な復旧や河川水位を低下するなどの取組として進められる「河川における対策」、
2つ目は、既存のため池などの有効活用など、流出抑制を図る「流域における対策」、
3つ目は、住民への情報伝達や公共機関との洪水情報の共有を図る減災に向けた「まちづくり、ソフト施策」、

これらの取組を実施いたしまして、「再度災害の防止・軽減」、「逃げ遅れゼロ」、「社会経済被害の最小化」を目指すものでございます。

◆1番(山崎武雄) 
 次に、対策プロジェクトの河川における対策の効果と事業の進捗状況についてお伺いします。
 なお、事業については立ヶ花狭窄部の河道掘削や上今井遊水地などの進捗を含め、飯山市に係る事業の進捗についてお示しください。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 プロジェクトの進捗状況についてご説明申し上げます。

 まず、上流の中野市における事業の進捗状況ということで説明させていただきますが、立ヶ花狭窄部における河道掘削につきましては、令和3年2月に河道掘削を開始いたしまして、信濃川流域全体での上下流バランスや氾濫域のリスク等を総合的に勘案しながら、5つのステップに分けまして河道掘削を進める計画となっており、現在3つ目のステップの施工に向けて準備中とのことでございます。

 また、上今井遊水地整備につきましては、昨年11月から用地買収に着手いたしまして、本年5月21日に起工式が挙行され、整備区域内にて排水樋門工事を進めるとともに、囲繞堤工事にも今後着手されるとお聞きしております。

 本市におけるプロジェクトの事業としましては、国の事業では、

蓮遊水地整備、

静間地区、常郷川面地区における堤防整備、

湯滝橋の上流戸狩狭窄部の河道掘削、

県の事業といたしましては、皿川、千曲川の下境地区、桑名川地区などにおける堤防整備が計画されております。

 国の事業の進捗状況でございますが、蓮遊水地整備につきましては、地元との合意形成に向け、国、農政部局も含めた県、地元対策委員会と調整、協議を重ねている状況であります。

 静間と常郷川面地区における堤防整備につきましては、詳細設計及び地元の計画説明会が既に完了いたしまして、土地及び物件等の調査確認等が進められております。

 戸狩狭窄部の河道掘削につきましては、立ヶ花狭窄部と同様に令和3年2月に河道掘削が開始されまして、信濃川流域全体での上下流バランスや氾濫域のリスク等を総合的に勘案しながら、河道掘削を進めるとのことでございます。今年度も11月上旬から河道掘削を開始したと聞いております。

次に、県の事業の進捗状況でございますが、千曲川の下境地区の堤防整備につきましては、令和2年度に完成しているところでございます。

桑名川地区の堤防整備につきましては、県道及び支流への取付け部分を残しまして完了しているとのことでございます。

 皿川における堤防整備につきましても、段階的に整備が進められておりまして、

有尾橋から英岩寺橋間の右岸につきましては整備が完了し、

皿川橋からJR橋間の右岸側の工区につきましては、おおむね完了と聞いております。

また、これからJRの横断部のボックス工事に着手すると聞いているところでございます。
 以上です。

コメント有尾橋からJR橋間の右岸側の工区及びJRの横断部のボックス工事を現在実施中だな、内田くん

◆1番(山崎武雄) 
 次に、国土交通省北陸整備局では、令和元年東日本台風による洪水の発生や気候変動を踏まえた目標流量の見直しと流域治水を踏まえた治水対策の見直しとして、令和4年12月14日付、信濃川水系河川整備計画第3回変更を行いました。

また、県境から下流の新潟県管理区間では、令和5年度中に河川整備計画の変更原案を最終決定するとお聞きしております。

 このような状況や令和元年の台風被害を踏まえ、千曲川の湯滝橋から下流の長野県管理区間における河川整備計画につきましても、早期に変更する必要があると思いますが、この区間の状況と今後の見通しについてお尋ねします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 長野県が定めております信濃川水系北信圏域河川整備計画の変更等の手続、その辺に関する質問ということでございますが、県に確認しましたところ、現在、当該計画の見直しを進めている状況でありまして、原案作成に向けて関係機関と調整、協議を進めているということでございます。

◆1番(山崎武雄) 
 再質問します。
 河川整備計画の変更につきましては、ただいまお話しいただいたようでありますが、引き続き早期改定に向けた要請活動を強化していただくとともに、市内各地区の堤防についても上流と同様、越水しても壊れにくい粘り強い河川堤防構造に改修する必要があると思います。
 この点について、市長のご見解をお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 ご指摘のとおり、県管理区間の河川整備計画の早期改定につきまして要望してまいりたいと思います。

千曲川の増水に対し、市民が安心して暮らしていけるためには、堤防の強化が大変重要であると考えます。
必要な強化に向け、事業の促進をしていかなければならないと考えておりまして、これまでも飯山市千曲川等災害対策連絡協議会などと連携を図りながら、粘り強い堤防整備について国や県に要望してきているところですが、引き続き実現に向けて要望をしてまいります。

コメント
違うよ江沢君。

閉めるべき樋門・樋管を閉めてポンプで排水する、それが大事なんだよ

◆1番(山崎武雄) 
 またご尽力のほどよろしくお願いします。
 次に、令和5年9月において、「令和元年台風19号の災害の教訓や記憶を風化させないためにも、記録集のようなものを作成してまいります」との答弁をいただいておりますが、この記録集のようなものとは具体的にどのようなものになるのか、そして、進捗はどうなっているのか、完成はいつ頃になるのかお聞きしたいと思います。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 9月議会におきまして議員がおっしゃるように、「記録集のようなものを今後検討してまいります」と答弁をさせていただきました。

進捗状況でございますが、担当課の段階で他の市町村の記録誌や報告書も参考にしながら、当時の記録の精査や情報収集に着手したところでございまして、内容や構成、スケジュールなど、具体的な部分について検討には至っておらないという状況でございます。

・・・
◎総務部長(鈴木靖史) 
 洪水時指定避難所の関係の見直しについてのご質問でございますが、見直しについては、実際に必要とする支援物資のスペースや通路などを考慮して、収容人数を試算した結果、複数の避難所で収容可能人数を超える避難者が想定されたため、再検討を行ったというところです。

見直し案についての説明は、9月より先月まで見直しによって避難所が変更となる地区を中心に、区長会などでご説明させていただきました。
議員さんからご指摘いただいたとおり、市民の方々全体にというところでございますけれども、12月からは市民の皆様に対してパブリックコメントを行っているというところと、12月の市報でもこのことについてお伝えをしていく予定でございます。
また、見直し案の実施の時期を令和6年4月1日からということで予定しております。

見直し案が決定次第、市報での周知やハザードマップ改訂版の配布を今年度中に行い、市民の皆様にしっかりと周知してまいりたいというように考えております。
 以上でございます。

令和 5年 12月 定例会(第389回)

          令和5年12月第389回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第4号)
          令和5年12月13日(水曜日)午前10時開議
 日程第1 議案第120号 令和5年度飯山市一般会計補正予算(第9号)
 日程第2 一般質問
     6番 高橋春三議員
    12番 佐藤正夫議員
     9番 松本淳一議員
    13番 小林喜美治議員

◎市長(江沢岸生) 
 ある補助金が、それをもって観光客の増加につながる目的を持っているからそれでよしというのは、評価ではないと思います。つながる可能性があって、実際にどういうふうな効果を上げたのかというのが検証、PDCAのC、チェックということだというふうに考えます。

 そうすると、評価書などがそれをどこまで公表しているかということをちょっと私、つぶさに承知していないですが、単にいい目的であることをやったから、それがいいことだというのは評価ではないので、改めて評価の公表の仕方などもよく確認してみたいと思います。

 それと、率直なことを申し上げれば、3段階に分けて事務担当課による1次評価、行政評価です。
それから、総務部長による2次評価、それからさらに、理事者、私と副市長、それから教育長ですけれども、3名ですが、と各部長による3次評価という3段階のプロセスを踏んでやっておりますが、この1年を振り返ってみますと、私自身はこの評価に、部内でやります3次評価に、時間的にほかの優先することのためにあまりきちんとは関わってこられていないというのがここまでの現状でございますが、1年たちましたので、1年前とは違って、これからはもう少し踏み込んで、そしてテーマによって、例えば観光、例えば農業、例えば商工業、そこの中の重要事項などについて、どういうふうに考えていくかというような視点からこれからの評価に、経済部関係で言えばです、そういうものについて重点的に臨んでいくようにしたいというふうに今考えております。

◆6番(高橋春三) 
 観光局の上層部には市のトップレベルの方が着任しています。
職業からすると、例えば補助金の算定に当たり観光局経営者としては多く求め、よい評価を求め、行政側としては少なく抑え、厳しく評価する立場です。

補助金を受ける側、出す側、評価する側が同一の人の中で完結するという、つまり一方の職務に忠実なら他方の背任となるというような、ちょっと極端ですが、パラドックスです。
矛盾がないとすれば対立がない、緊張関係がないということであり、それは税の無駄遣いにつながります。

 このような立場に着任している副市長に、この矛盾をどう考え、生ずる税の無駄遣いについて、行政としての見解をうかがいます。

◎副市長(伊東ゆかり) 
 さきの9月定例会での答弁と同様でございます。

 予算要求額の決定から予算額の決定、事業の評価、補助金等の支出に関する一連の事務手続など、一理事者、具体的には経済部長や私、副市長だけで執行するものではなく、市議会の皆さんはもちろん、関係部署が横断的に組織する各種補助金等審査委員会など、市役所庁内組織などを経て事業化あるいは予算化されるものでございまして、執行に当たりましても財務規則など関連条例等に基づく事務手続が必要となり、加えて事業継続に当たっては、市の監査委員会の監査を経る必要が生じます。

 このような一連の行政事務執行の中で、議員ご指摘の税の無駄遣いや矛盾といった事実は生じていないと考えております。

 現状のように副市長が理事長を兼ねることが最善の組織の在り方であるかどうかは、議論の余地がないわけではございませんが、観光局設立の経緯に照らせば次善の在り方であると判断をしております。

 なお、引き続き、いついかなる状況でも、組織体制も含めPDCAをしっかり回していくことは重要であると考えております。

◎市長(江沢岸生) 
 全員協議会のことでございますれば、全員協議会で市長はどう考えるのかということをご質問いただければ、今後も自ら説明するようにしたいと思います。

 もとより、私が申し上げる説明と担当部長なり課長が申し上げる説明が違うということはありません全ての発言は私の責任です。

コメント

ほほう、そうすると「台風19号襲来の際に市役所の対応に間違いはなかった」と言った総務部長の発言を君は支持するんだね、江沢くん。

飯山市の台風19号襲来時の対応にはなんらミスは無かった、と。

とんでもない話だな、江沢くん。

それでは全く足立クンと同じで「何の進歩もない」という事になるぞ!

 

◎市長(江沢岸生) 
 直接のお答えになりませんけれども、確かに各部長が全部そろうということは、なかなか大変でございます。議員さんも全員そろうということは、もっと大変だと思います。
したがいまして、お一人でも、あるいは会派であっても、1時間か1時間半か時間を取るようにというご要望がありますれば、優先的に時間を取って意見交換をさせていただくことは、私も願うところでございます。

◎市長(江沢岸生) 
 「根回し」は語源的には、木を植えるときに根を回して植える、そのほうが丈夫に育つということで、「根回し」という言葉がイコール悪いことではないという認識なんです。

 ただし、今、議会とそれから行政という立場に立ったときには、そこでの意見の一致点あるいは相違点を広く市民にも理解してもらい、そういったことを踏まえて最終的な採決に至るほうがいいだろうとそういう意味で、前もってこういうことでぜひお願いしますというようなことは慎むべきであろうというふうに。

 私はこう考えますということは申し上げても、ぜひそういうことでなってもらわなきゃ困るというような、そういう無礼なことを申し上げるつもりはないということなんです。

◆12番(佐藤正夫) 
 「根回し」に関して全然考え方が違うんです、僕らと。
「根回し」というのは、私はこういうものを出したいと、議員の意見聞きたいと。それで、合えばよし、合わなかったら、あなたの意見を言う、これが意見交換ですけれども、それでぐっと回すと。

 本会議に提案して、では議論の見える化できるかというと、僅かな時間です。
市長は、全部じゃないです、一部の議案に対して本当に議会の直前に出してくるんです。
直前に出してきて、それはいろいろな事情あるかもしれないけれども、今回みたいに先議を頼むというような話も9月に出せば済む話を、今回、出してきて先議を頼む。去年の雪かき支援もぎりぎりです。それで、先議を頼む。

 先議というのはそうじゃなくて、その前にしっかり議論して積み上げて、言い方悪いかもしれないけれども、事前に全員協議会なり、あるいはもっと他のところでしっかり説明して、皆さんの中で議論して、勉強して、議会本会議に来てください。本会議の前に提案されて、僅か1週間やそこらでここ開いて、委員会開いて見える化の議論とかそんなものにはならないんです。だからその「根回し」というそれが根本的に考えが違うんです。
 それ言っても、また同じこと答え返ってくるので、市長は、市長の主張すること、これから提案しようとするようなことを、例えば市長を応援してくれそうな議員とかそういうところに事前に説明したことありますか。

◆12番(佐藤正夫) 
 自分を、市長を応援してくれる議員とか応援しそうな議員とかやっぱりいますね、この中、大勢いるんだから。そういう皆さんに事前に説明したことあるかと聞いたんです。

◎市長(江沢岸生) 
 こういう議案を出すというようなことを事前に説明したことはありません。
自分はこういうことを政策として取り上げなきゃいけないんじゃないかというようなことを話すことは、議員に限らず、例えば地域の仲間ともそういう話をいたしますし、それから地域外のいろんな他市の市長さんなどとも、そちらはどうですかというようなことで話すことはあります。

◆12番(佐藤正夫) 
 私は議会と議員のことを聞いているので、ほかの皆さんと話しすることは当然あるわけです。市長は、議案についてはないけれども、こういうことをやりたいということを話す、これが基本的には「根回し」と言うんです。僕らはそういうふうに感じています。それはいいです。
 何となく、市長がさっきは「根回し」悪いことではないと言ったけれども、市長の発言聞いていると、「根回し」というのは事前説明して意見聞く、それも悪いことだみたいな発言に聞こえるんです、僕らには。

それはさっき悪くないと言ったけれども、そういう印象を与える、そういう発言しているんです。そう感じませんか。考えをお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 そういうふうには自分では感じておりません。

◆12番(佐藤正夫) 
 時間がどんどん過ぎますので。
先ほども申し上げましたが、いろんな事業について、議会直前になることが結構多いんです。
それについて、早く分かっていることなのでもっと早くできないのかと、前の議会に出せるだろう、こんな問題はというのが幾つもあるわけだし、職員ともいろいろ話しをすると、市長は何しろ思いつくとすぐやれとこう言うんですってね。

思いつきでという言い方がどうか分からないけれども、いろいろ考えているんだろうけれども、それがいよいよ前に出てくるときは議会直前、間に合わないみたいなときになるというふうにもれ聞こえてくるんです。
その辺について、考えをお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 思いつきでという言葉に取られると、そういうことではないんです。
 ただ、私は指示したことは何でもすぐにやれと、これは当然じゃないですか。
いつでもいいよなんて、そんなこと言う市長がいますかね。

私はそういうふうに自分でも心がけておりますし、それから議案になるようなことを思いついて、明日こういう条例出そうか何ていうことは1回もございません。

◆12番(佐藤正夫) 
 そういうことを聞いているわけじゃないんだけれども、そういう話になっちゃうので。
 それでは、議案について、議案はなるべく早く全議員に示したほうがいいと。本会議や委員会の審議だけでは議論が深まらないんです。
 事前に、早くに言ってもらえれば、調査研究できます。
途中ででも、「市長、これおかしくないかい。」ということも言えるわけです。
そのことを私は言っているので、早めの提案説明があって初めて議論の見える化に進むとこう思うんですが、市長、お願いします。

◎市長(江沢岸生) 
 そのように心がけますので、ぜひまた、こちらからご相談しなくても、議会のほうで、こういうことをやるべきではないかというようなことがございましたら、そういうこともお伝えいただければありがたいと思います。

◎市長(江沢岸生) 
 具体的にいつどうするかということは、まさに今度の実証試験を、しっかり、試験中もそれから試験が終わった後もいろんな角度から検討したいと思いますし、議会にもご報告していろんな意見を頂戴したいと思っております。

 また、高山には調査に行っておりませんので、これもできるだけ早く調査に行政のほうもうかがわしていただきたいと思います。
 それから、先ほど移動販売車スマイルムーンでございますけれども、全く動いていないわけではございませんで、受ける人の都合があって、2週間に1回は運行をいたしておりますので、念のため申し上げておきます。

 

◆13番(小林喜美治) 
 これ以上やっても押し問答になりますので、次にいきたいと思います。
 次に、洪水時の指定避難場所の一部見直しについて、私なりにちょっと分からない点を質問をしていきたいと思います。

 今度、洪水時の指定避難場所の一部見直しが示されて、今まで木島地区の半分以上は木島平へお願いするということで、木島平のところへ避難するということになっていたんですが、これを今度取り替えて、飯山市内の各地に瑞穂ですか、そこで増やして避難所を開設していくと。

 きのう来、避難所の中の話だとか、1.2メートルの通路、それが2メートルなくちゃいけないんじゃないかとかそういう話がありました。
 ただ、私、ざっくり言って、今度の指定避難場所を見たときに、あそこへ書いてあることは例えば秋津小学校とか城南中学校とか、それから活性化センターとか書いてあるんです。
ただ、これ見たときに、避難場所、大体学校では体育館とかそういうのあれになって中の話も大分細かく決まっていると思うんですが、学校のどこを使うのか、それから車椅子の人はどうするのかとか、そういう細かいことが全然示されていないんです。

 だから、きのうもあったですよね、1.2メートルの通路を2メートルにしたらどうかという話もありましたけれども、それ以前に学校のどこを使うのか、教室使うのか、体育館使うのか。それから、冬であれば暖房どうするのか、夏であれば冷房どうするのかというようなことも含めて、いつ災害あるか分からない。

 これは洪水時の避難場所なんです、洪水時。あと、まだ洪水だけじゃなくて、いろんな災害があると思うんです、地震や。そういうのも含めた総合的な避難場所の検討というのはいつ頃までに完成するのか、それも含めて質問をしたいと思います。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 現在の洪水時の指定避難所について、実際に必要とする支援物資のスペース、通路等を考慮して収容人数を試算した結果、複数の避難所で収容可能人数を超過する避難者が想定されたことから、再検討を行ったというところです。

 見直しの概要ですが、
1つ目は、施設の図面を基に、避難者や支援物資のスペース、通路を考慮した想定収容可能人数の見直し、
2つ目は、洪水時指定避難所の追加、具体的には瑞穂の活性化センター、関沢の農業生活改善センターの2か所になります。
そして、3つ目は、集落ごとの指定避難所の追加、変更というところです。

 見直しの効果としては、避難先を適正に分散させることで、避難所の収容可能人数を超過するリスクを低減させること、そして避難所施設内の配置をシミュレーションすることにより、より迅速な避難所の開設ができるなど、スムーズな運営が可能となることが考えられます。

 避難所となる施設の利用計画につきましては、例えば学校施設の場合は、体育館のほか教室やランチルーム、それから特別教室などを避難スペースとして活用するほか、机が備え付けになっているなど避難スペースに適さないと思われる場所については、支援物資などのスペースとして活用することなどを想定しております。

 なお、体の不自由な高齢者や障がい者などは、できるだけ低層階へ避難できるように配慮をしていきたいというように考えております。

 それで、学校について、どこを使うのかというところで、きのうかおとといにもお話しさせていただきましたが、避難所の対応の職員にも限りがありますので、できるだけ皆さんの様子をうかがうことができるようにということで、広いスペースから使っていきたいというように考えております。
ですので、まず体育館、それからランチルームなど広いスペースから、それからあとそれぞれの避難者の状況に応じて、低層階が必要な方については低層階の教室を使うとかそのような想定をしております。

 これらにつきましては、ご質問いただきましたので、さらに想定のほう、精度を高めていきたいというように考えております。

それから、次に、地震災害等についての避難所等の見直しについてはどうなっているのか、いつ頃までにできるのかというところでございますが、飯山市、水害の可能性が高いということで水害を想定してまず策定を進めさせていただきました。
今後、地震災害等についてもできるだけ早急に検討していきたいというように考えておりますので、その辺ご理解いただきたいと思います。
 以上です。

◆13番(小林喜美治) 
 これに対する職員の体制だとかそういうのも今、答弁ありましたけれども、ぜひ19号の台風のときのような状況じゃなくて、やっぱり安心して避難できるようなそういう場所にお願いしたいと思います。

 次に、農業問題で2点あるんですが、1点は、堤防外地の農地の税金対策について。
 ある農家の皆さんから言われたんですが、堤防を造られて、堤防はもっと川のほうにあったんだけれども、今の堤防は中に入っちゃったと。そうすると、その間に民地が残って、この民地に課税がされていると。
 これについて調べてもらったら、確かに課税されているんです、大した額じゃないんですが。これが何とかならないかとそういう問題。それお願いします、この税金対策について。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 千曲川などの堤外農地で耕作できなくなった農地についての固定資産税の関係についてでございますが、千曲川の堤外農地で耕作されていない農地につきましても、現状では、農地として地目登記されているものについては課税をしているという実態はございます。
 なお、固定資産税の減免措置ではございませんけれども、堤外農地については一般の農地に比べ、立地や自然条件により評価の比準割合について、あらかじめ低いものになっているというところでございます。

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧

 

 

 

 


参考資料の26-2(令和5年12月 定例会)

2024-04-13 12:30:26 | 日記

◆11番(上松永林) 
 確かにこれ修正、否決が相次いでいますけれども、この記事、この記事の中でなぜ修正や否決をしたのか詳しく説明されていないんですよね。
まさにこのような結論を議会が出すことは、野党の立場を取る市議が過半数を占めて、市長が言うところの根回しをしないがためであるかのように感じているんです、読めてしまうんです。このことについて、市長のお考えもそうなのか、お尋ねをします。

◎市長(江沢岸生) 
 質問の趣旨がよく分かりません。恐縮ですが、再度ご質問していただけないでしょうか。

◆11番(上松永林) 
 この新聞の記事の中に、今言われたその修正や否決の記事がたくさん載っています。
このところになぜ、その理由が書いていないんです。

なぜ修正したか、なぜ否決をしたかというところが詳しく書いていないものですから、そういう結論を出したことが、野党の立場を取る市議が過半数を占めているために、しかも市長が言うところの根回しをしないがためにこういう否決や、あるいはその一部修正があったというふうに取られかねない記事であるというふうに思うんですけれども、市長のお考えもそうですかというふうにお聞きしたんです。

◎市長(江沢岸生) 
 そういう考えと同じではありません。

◆11番(上松永林) 
 この新聞のこの記事の中に、市民の意見としてあります。「反市長派の市議は市長に否定的に質問し、それに答える市長も歯切れが悪く感じると、お互いが引くに引けないのでは」と、「市の将来を考え双方に冷静な議論をしてほしい」と、こういうふうに載っておりますけれども、どうもその市民の関心というのは、こういう議会の議員の中身、議案の中身ではなくて、どうも市長と議会の対立にあるように映るんです。

 今のような市民の意見がある中で、本当に議論の中身が見える化されて、市民への行政への関心が高まったと言えるのかどうか、これは市長にご意見をうかがいます。

◎市長(江沢岸生) 
 繰り返し申し上げますけれども、私は野党、与党というような考えは持っておりませんが、それは記者が、静かにしてください、それは新聞記者がそのように書いているだけでありますから、まずそのことを、繰り返し私が与党、野党だと言っていないというのにそのことを言われるというのは、ちょっと執拗なご質問の仕方で、不適切だと私は感じます。

 その上で申し上げますけれども、議会と市長が対立しているのではないかということ、これは個別の政策案については意見が合わない、意見が合わないことを対立というならそれは対立でしょう。
しかし、個別の案件を振り返ってみれば、同じような何とか派、かんとか派がいて、何をやっても同じ結論になるわけじゃないじゃないですか。
それを振り返ってみれば、政策論議の価値というのはおのずと分かると思いますよ、どうですか。

◆11番(上松永林) 
 議会に議案を出す前にその内容を議論する、これは当然事前審査に当たるために、理事者側と議会が議論することもできないということは、これは当たり前であると思います。

 市長が事業を行おうとする場合に、議案として議会に提出する前に議会に説明することが根回しに当たるというふうにお考えなのかどうかお尋ねをします。

◎市長(江沢岸生) 
 ご質問は、議案を出す前に議会に説明するということは根回しに当たるのか、当たらないのかというふうなご質問だったと思います。

そのことにお答え申し上げますが、これも先ほどお答えしているとおりなんですが、議案を出す前に全員協議会というものもございます。そこでは出しております。条例案も、それから予算案も出しております。そういう意味では、議案を出す前、提出する前に行うことが根回しだとか根回しでないということは別として、そういう事実になっております。

 そして、根回しとは何かというようなことについては、意見交換と何が違うのかということについては、これは先ほど申し上げたとおりでございます。

◆11番(上松永林) 
 どうも理解できないんですが、例えばじゃ、今回議案として提出されているその高齢者冬期共同住宅事業、これは10月23日の議会全員協議会で説明がありました。
ですが、議案の提案は今議会ですので、そうしますとそれも根回しに当たることになりますか。今のその10月23日で説明したことについて、これも根回しに当たるんですか。

◎市長(江沢岸生) 
 全協にご説明することが根回しに当たると、私は一切答弁しておりません。

◆11番(上松永林) 
 それでは、根回しに関してもう一つお聞きしますけれども、議員に対して理事者側からこのような内容の質問をしてほしいとの要望が出されることがあるというふうにお聞きはしますけれども、私はこれも根回しの一つと思っておりますが、市長のお考えをお聞きをいたします。

◎市長(江沢岸生) 
 そういうことがあると聞くがというような、仮定の質問にお答えすることは適切でないと思いますので、お答えいたしません。

コメント
事実、そういう事があったよねえ、江沢君

市役所から山崎君に質問をお願いしたではないか。

◆11番(上松永林) 
 じゃ、仮定ではなくてあった場合にはどうでしょうか。もしこういうようなことがあった場合に、市長はどう考えますか。

◎市長(江沢岸生) 
 あった場合はというのも仮定でございますけれども、やはりそうですね、その仮定のことについてお答えできる、したくないというよりお答えできないですね。
何があったのか分からないので。
あるいはおっしゃっているのが何があった場合はというふうにおっしゃることの意味が、質問の趣旨がよく分かりませんので、もう少し分かりやすくご質問いただくことができれば、あるいはお答えできるのかもしれませんが。

◆11番(上松永林) 
 では、続けますが、議員の私から見て、市長が、私から見れば市長が議会のたびに議会との対立をあおるかのように提出される新規事業の議案があります。

議案を確かに提出するのは市長の権限ではありますけれども、本来ならば当初予算に盛り込まなければならないと私どもで感じるような事業であっても、補正予算での提案があるように私には見受けられます。確かに違法ではないでしょうが、開会中やその直前に提案される場合もあります。

 私は、十分な審議時間も取れなくて、疑問を追求し質問する議員や、修正を求めたり反対した議員を、この記事でいいますと市長と一線を画す野党の立場を取る議員というふうに決めているんです。

 確かに、議会では修正、否決していますけれども、これいかにも緊急に提出しているからやむを得ずやっている、十分に審議時間取れないためにこういう否決、一部修正が出ているというふうに私は思いますけれども、でもこの記事の中では、これ本当に野党がいるためにそうしているんだというふうになっているんです。これも記事ですけれども、市長のお考えはどうでしょうか、お聞きします。

◎市長(江沢岸生) 
 最初のご質問ですけれども、当初予算に盛り込むべきであろうという議案が補正予算で出てくる場合があるということについては、私もそういうご批判を受けるものがあることは反省をいたしております。それについての事情は今、申し上げませんが、そのことについて反省をいたしております。

 一方で、野党の立場を取る議員が云々ということについては、その記者が、議員はずっとその記者がどういう取材をしてきたかよくご存じのようなことでございますので、その記者にそれは聞いていただかないとならないことでございます。

◆11番(上松永林) 
 市長が初めて編成した令和5年度一般会計当初予算案、これは3月定例会に提出をされて、まさに全員が賛成して成立をしております。なぜそのような議決になったんでしょうか。

これは、5年度予算編成方針は前年の4年12月に議会に示されて、12月、1月、2月と市長部局は議会に説明をされてきた。議員全員で、ですから議員はそれを理解して、全員一致で原案どおり可決をしたんです。事前に説明がなされて、議会では調査し、議論が深まり、問題点も解消されて全員一致で予算成立につながったんであります。

 私は、根回しと事前説明、全く違うと思います。そういう事前説明を早くしていただきたい、こう思いますが、いかがでしょうか。

◎市長(江沢岸生) 
 事前の説明を早くということについては、それはそういう場を設けて説明せよということであれば、どのくらい熟したものかは別として、事前のご説明というのはできる限りさせていただきたいというふうに思います。

 それから、全員賛成いただいたということについては、賛成についてももろ手を挙げての賛成もあったかもしれませんし、あるいはしぶしぶの賛成もあったかもしれませんが、それがどうしてかというのは、私ではなく、私としては大変ありがたい、もうその一語しかございません。

よく、恐らく四十数年ぶりですよね、全会一致というのは。
そういう意味では、本当に感謝をしておりますし、ただそれがどうしてそういううまくいったんだということは、おっしゃることもその一部だと思いますが、それだけではないというふうに思います。
 強いて言えば、その全員、全会一致で成立を望む市民の声というものがあったのではないかと、私はそういうふうな点も思うところでございます。

◆11番(上松永林) 
 この12月補正予算案で、民生部の新規事業として、先ほど言いました「高齢者冬期共同住宅事業」85万8,000円が提出をされております。これもまた新聞の記事になってしまいますが、議員のコメントが出ています。「冬が間近になってから何で説明するのか」「12月の補正予算が審議される頃はもう雪が降っている」と。確かに、実施時期の目前に提案をされて、先議を要請されても、なかなか議会は応じることは困難であります。

 新規事業のため、これ本来ならばこれは当初予算で提案をするか、これ12月から実施を予定している事業であるならば、9月議会には提出しなければならない案件であると私は思います。

 この事業については、先ほど市長からも言われました、10月の議会全員協議会で事業概要の説明がありました。それを受けて、やっぱり責任ある決断をするために、有志の議員が先進地に視察を行っておるんです。これから議論を深めて、事業の内容と予算を審議し、判断するには、これいかにも日数が少な過ぎます。

 議会は、市長との対立を殊さらに望んでいるわけではないんです。議員は、責任ある判断を下すために万全を期して準備をして臨みたい、そう思っています。ですから、市長におかれても十分にご配慮をいただき、今後の議会対応、市政運営を進めていただきたいと思います。ご意見をうかがいます。

◎市長(江沢岸生) 
 ご意見に沿うべく努力をしてまいりたい、そのように考えております。

◆11番(上松永林) 
 10月24日の全員協議会で、令和6年度予算編成方針が議員に配付をされました。この中の「3、予算編成の基本方針」の中で、「市長公約に掲げられている重点施策を進めることを第一義としながら、第6次総合計画基本構想等との整合性を図る」とされていますが、具体的に第一義とする市長公約に掲げられている重点施策とはどのような事業であるのかおうかがいをします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 市長公約に掲げられている重点政策につきましては、江沢市長就任後、最初の予算編成となる令和5年度の予算編成において個別に掲載、定めたものですが、5項目ございます。

1つ目、安心で安全な、住みやすい元気な地域づくり。
2つ目、医療・福祉の充実、出産・子育てしやすい飯山市。
3つ目、スポーツ・文化・芸術・歴史・伝統を生かした飯山市づくりによる観光振興。
4つ目、産業振興、事業者支援。
5つ目、誰もが活躍できる地域づくり。

この5項目でございます。
 この5つの重点政策の推進を念頭に置いた上で、基本構想などと整合を図り、各種施策の事業化に向け予算編成を行っていくための方針が予算編成方針でございますので、令和6年度における具体的な事業につきましては、予算編成過程において事業構築を図ってまいりたいというように考えております。

◆11番(上松永林) 
 市長の思いというか、私十分感じます。市民の生活を守ろうという、そういう市長も思いは感じます。
 それで、守りや維持していくというだけでは、なかなかじり貧になってきますので、これ来期以降、飯山市の成長戦略もどのようにお考えなのか。市民の収入をどのように増やすのか、人口をどうやって増やしていくのか、お考えをお聞きします。

◎市長(江沢岸生) 
 近年の人口減少、少子高齢化の進行、新型ウイルス感染症の蔓延による人々のライフスタイルの多様化やデジタル技術の急速な進化など、市を取り巻く状況は大きく変化しています。特に、人々の暮らし方や働き方に関する価値観の大きな変化により、大都会の便利な暮らしから地方での豊かな暮らしを選ぶ人も多い時代となりました。

 飯山市は、豊かで美しい自然環境の中で文化・歴史・伝統・風土・人情が育まれ、形成された里山と世界につながる北陸新幹線飯山駅を有しているとともに、近くには高速道路のインターチェンジがある魅力ある立地環境です。

 時代の変化を的確に捉え、飯山市のあらゆる地域資源の可能性を最大限に引き出し活用しながら、訪れたい、住みたい、暮らし続けたいと思われるまちを目指し、第6次総合計画に掲げた将来のまちの姿、「飯山郷創~世界にひらく里山の未来~」という第6次総合計画のテーマに向けて、市議会議員の皆様はもとより、市民の皆様や事業者の皆さんをはじめとしまして、まちづくりを担う全ての方々と一丸となり、施策を進めてまいりたいと考えております。

 特に、申し上げた中で文化・歴史・伝統・風土・人情、こういったものを一つの地域資源というふうに言ってよろしいと思うのですが、地域資源を、これに限らずあらゆる地域資源をしっかりもう一度磨き上げて、そして持続的な経済が形成されるようにしていくことが、今の飯山市のポジションからは非常に重要なことではないかというふうに考えておるところでございます。

◆11番(上松永林) 
 じゃ、次の質問に入りますが、ちょっと飛ばしまして、予定していましたが、駅前ホテルについて質問をいたします。

 「飯山駅前市有地宿泊施設整備促進事業」に関する有識者懇談会の報告を受けて、市長は「駅前ホテルへの補助金の執行はできかねる」と総合的に判断をしたとされておりました。

 それで、有識者懇談会のこの指摘というのは、関係法令等にのっとった競争性、透明性の確保について、行政の予測可能性、応募者の要件、景観計画等への適合、この3つの視点からの検証結果でありまして、そこには疑義がある、疑問が残る、課題である、問題である、疑わしい等々の指摘を連ねておりました。

 それらの指摘は、公募型プロポーザルにおける事業者選定の事務手続の検証結果であるので、市長は事務執行が適切ではなかったと判断されて、駅前ホテルへの補助金の執行はできかねるとしたのでありますが、この認識でよろしいかどうかお尋ねをいたします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 認識の確認の質問でございますが、有識者懇談会での指摘を受け、総合的に判断し、補助金の執行はできかねるとしたものでございます。

◆11番(上松永林) 
 この有識者懇談会の指摘というのは、あくまでも手続、公募型プロポーザルにおける事務選定の手続に問題があるというふうに指摘しているというふうに取ってよろしいですか。

◎市長(江沢岸生) 
 事務執行の手続というのがどこまで示すかあれですけれども、ちょっと今、手元にそのときの諮問に当たる文書がないので、即答は正確にはできかねますが、行政の事務執行という点に着目をして検証をお願いしたということは間違いありません。

◆11番(上松永林) 
 そうしますと、令和3年10月20日に市は飯山ホテルと基本協定を締結をし、4年の3月22日に事業用定期借地権設定契約を結びました。この2件の締結・契約は現在も継続しているというふうにお考えでしょうか。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 お答えします。
 いわゆる駅前ホテル建設に関する飯山ホテル株式会社との基本協定、そして事業用定期借地権設定契約については継続しております。

◆11番(上松永林) 
 時系列で見てみますと、令和3年の10月20日に市では基本協定を締結をしているんです。でも、その前の令和3年4月に市への支援要望を含むプロポーザル方式での事業者公募を市は開始をしています。

 6月に、後に飯山ホテル株式会社と社名を変えるグループから企画提案書が提出をされました。そこには、市への支援要望として補助金が明記されておりました。8月に3回の審査会を経て、市は飯山ホテル株式会社を選定をしました。

 そして、9月議会定例会において宿泊施設補助上限3億円、健康増進施設補助上限2億円の債務負担行為設定の議案を可決し、実施年度ごとに予算化し、議決を得ることになりました。
 このように一連の経過を受けて、市は飯山ホテル株式会社と令和3年10月に基本協定、翌4年の3月に定期借地権設定契約を結んでおります。

 今、事務執行に適切でなかったと判断したというふうに市長がおっしゃいました。そうしますと、基本協定締結、定期借地権設定契約を結ぶ以前までの、それまでの行政手続に間違いがあったということになります。

 そうしますと、この2つの取り決めはどうなりますか。無効になるんでありましょうか。どういうふうにお考えになりますか。

 さらに、3月9日議会定例会において、債務負担行為設定の議案が可決されましたが、それ以前の事務執行が適切でないというのであれば、この議案の取扱いはどうなりますか、お尋ねをいたします。

◎市長(江沢岸生) 
 事務執行が適切でなかったということは、一言で申せば公正・公平性、平等性、あるいは競争性、透明性の確保に一つの原因があったというふうに検証委の報告を理解を私はしております。

 そして、具体的に議員が指摘された中に、令和3年10月に基本協定が結ばれた、そうか、4月に支援要望の公募が始まったということですね。
それからそれを経て10月に基本協定の締結があるということでございますが、そこには補助金が明記されているというふうになってございますけれども、この支援要望の段階では、プロポーザル公募自体に、今手元に資料がないことをお許しいただいて、記憶の範囲で申し上げますれば、補助金の支援をしますということは、公募要項では一切言っていないんです。

 これは、そのほか市に対して支援要望があれば様式自由で提出願いますと。なお、金銭負担を伴うものについても具体的に書いてくださいと、こういうようなことが書かれております。

 したがって、金銭負担を伴うものが補助金かどうか不分明な状況であるというようなことも指摘の中にありますので、申し上げておきたいと思います。
 そして、ちょっと最後のお尋ねを今、失念してしまいましたが、ちょっと再度、最後のその、これこれこうでこの点というご質問、恐縮ですがもう一度。

◆11番(上松永林) 
 プロポーザルを公募を開始して、それで飯山ホテルの応募をして、それで飯山ホテルに決まって、さらに定例会において議案が可決したと。
だけど、それ以前のプロポーザルの方式での募集がそもそも間違いであるというふうに市長が言われていたし、しかもこれ検討委員会の指摘もそうであろうというのであれば、そもそもその前段のプロポーザルが間違いであるならば、それ以後の行為についてはどうなんですかと。

 しかもその後にこういう市との契約をしたことについても、それは今現在そのまま契約成立していることになるんですかと。

 しかも議会ではもう市からの提案を受けて債務負担行為を議決しているんですけれども、その以前の手続が間違いだろうということになると、後の行為についてはどうなりますかということを聞いています。

◎市長(江沢岸生) 
 これは、ちょっと私にとりましてはかなり高度な法律議論になるんですが、私にとりましてはです。

一般的に手続自体に間違い、誤り、あるいは瑕疵というもう少し程度の高い間違いがあったという場合であっても、それに基づいて行われた契約や協定などのものは、直ちにそれが無効というものではないというようなのが一般的な理解でございます。

 ですから、直ちに有効だということでもなく、直ちに無効でもないんですが、私どもとしては有効だと判断しているという、そういったことをご答弁申し上げました。

◆11番(上松永林) 
 そうすると、どうもおかしいんですが、前段のそもそも手続が不備があるというのであれば、それからその手続を基本として全ての事業が時系列に行われてきているんです。時系列に。

 その一番最初の、一番最初のその事務手続に瑕疵がある、瑕疵がというかいろんな指摘があってそれはまずいということになれば、それから後に行われている事務、そのいろんな契約とか、あるいは議会で、ここで決定した議案の可決とか、それのことについて本当にこれ有効なのかどうかと。

市長は有効だと言いますけれども、本当に有効かどうかというのはどこかでしっかり調べないと、まずいんじゃないですか。

◎市長(江沢岸生) 
 それをどこかで判断するというのは、これも一般論になりますが、訴訟において最終的には判断されるということになります。

 ただ、私はそういうことを望んでいるのではなく、駅前にホテルは必要である。
そのためにはこういうことを守っていただきたいということを申し上げました。

それ以降のことについては、お互いにと申し上げますが、秘密を守りつつ交渉を進めていくと。かつ現在は民事調停の場でも当然そういうことでございますので、申し上げることができないことをお許しいただきたいと思います。

◆11番(上松永林) 
 事務執行が適切でなかったというご判断でありますけれども、ではその原因はどこにあるとお考えでしょうか。
 これ今、調停になっていますけれども、誰にそのような、そこまで、調停に今至ったような、至った責任、これは誰にあるとお考えですか。その責任を、どのような責任を取らせるお考えでしょうか。
 また、今、調停が行われていますが、当然弁護費用というのがかかりますけれども、その費用負担についても……

○議長(渋川芳三) 
 上松議員、1つずつ聞いてください。

◆11番(上松永林) 
 分かりました。ではここまでで。

◎市長(江沢岸生) 
 まず、どうしてそういう不適切なことになったのかというお尋ねについては、先ほども申し上げましたけれども、それが全てだとは思いませんが、プロセスに公平性、平等性、競争性、透明性といったものが必ずしも確保されていなかったということが一つの原因であるというふうに判断しております。

 それから、調停に至った責任というのは、その調停に至った責任ではなくて、なぜ調停に至ったかといえば、相手方が調停の申出を裁判所に対して申立てをなされました。
それに対して裁判所からこういう申立てがあるけれども受けるのか、受けないのかというお問合せがありまして、それならそれも一つの問題解決に向かっての道だという判断をいたしまして、お受けしますというふうに申し上げました。

 ですから、誰の責任ということでもなく、両者のそういう意味においては合意の上に調停は行われております。
 それから、弁護費用につきましては、細かい事務的なことはちょっと私、詳しくは承知していないですが、十分検討いたしまして、既存の予算の中で対応をいたしておりますが、調停についての費用は現時点ではまだ支出は1円もされていない状況だと聞いております。

◆11番(上松永林) 
 その原因は分かりましたけれども、じゃ一体誰に責任があるのかと。
この今までの事務執行を行ってきた中でどこに責任があるのかということを、どなたにあるのかということをお聞きします。

◎市長(江沢岸生) 
 まだ結論が出ていませんので、どういう責任なのかということによってそれは変わってくると思いますので、お答えはしかねます。

令和 5年 12月 定例会(第389回)

          令和5年12月第389回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第3号)
          令和5年12月12日(火曜日)午前10時開議
 日程第1 一般質問
     3番 常田徳子議員
     2番 高橋達幸議員
     1番 山崎武雄議員
    10番 西澤一彦議員
     8番 吉越利明議員

◆2番(高橋達幸) 
 目に見えないところで大金が無駄に今なっているということで、せめて全国平均の有収率82%を超えるように、急速に対応していただきたいと思いますが、よろしくお願いします。
 次にまいります。

 防災計画についてですが、飯山市の災害といえばやはり洪水による災害が多く、先日、全協において洪水時指定避難所集落別比較一覧が配付されました。
市内9か所が避難所に指定されています。

昨年12月の一般質問で避難所の一例として、私、トピアホールの避難所収容人数の938人は、無理があると思うが、どのように算出したのかの質問に対し、床面積2平方メートルに対し1人の計算で算出したとのことでしたが、今回見直された配付資料によると540人となっていますが、どのように算出し直したのかお聞きします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 今回の見直しにおいて収容可能人数の算出につきましては、施設の図面をそれぞれの避難所の施設ですね、その図面を基にして1人当たりの専用スペースを2平方メートルとしまして、パーティションやテント型資材などの活用、実際に必要とする支援物資のスペース、それから通路などをシミュレーションした上で算出しているというところです。

◆2番(高橋達幸) 
 ちなみに、先ほどおっしゃいました通路というのは、幅どのぐらい予定して描いたものですか。よろしくお願いします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 通路につきましては、1.2メートルの幅を想定して設定をしております。

◆2番(高橋達幸) 
 私、12月のときにやったのは、通路2メートルでちょっと絵を描いてみたんですが、なるべく多くの収容人数を目標にしての通路幅が1.2メートルにしたと思うのですが、1.2メートルでは、私、狭過ぎると思います。1人の通路幅が大体60センチから70センチと考えると、らくらく擦れ違いができません。

高齢者と連れ添ったり、子どもと手をつないで歩いたり、車椅子の人が通ったり、物資等荷物を持って歩いたり、また、そこに対向者で歩く人がいると想定したときなど、いろいろな人が通ります。
通路幅を思い切って2メートル程度に見直して、収容人数を再確認する必要があると思いますが、見解をお聞きします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 通路幅を1.2メートルとした理由でございますけれども、まずはそれぞれの施設、避難する方々のスペースに限りがありますので、できるだけ多くの方の受入れを行いたいというところと、あと、1.2メートルですと車椅子で移動する方と人が擦れ違えることのできる幅というところで1.2メートルということで、今回算出をさせていただきました。

 ただ、今ほど議員さんからご指摘のございましたとおり、荷物の運搬とか人と人との擦れ違いなどで、2メートル程度の幅が必要ではないかということですので、その点も踏まえまして、避難所の対応については検討して改善していくということを繰り返しておりますので、2メートル幅を参考にして、今後、検討していきたいというように考えております。

◆2番(高橋達幸) 
 緊急時の避難場所ですので、ある程度、ぎゅうぎゅうに詰め込んで何人というのも分かりますけれども、ある程度余裕を持った収容人数で計画を対応していただくのが適切ではないかなとも思いますので、よろしくお願いします。

 次に、先日、11月24日、飯山市の一部の地域で発生原因が分からない五、六時間の停電騒動があり、関係する各活性化センターを避難場所に指定されました。

各家庭が停電で暖房器具が使えないことを想定し、暖を取っていただくための対応処置として、関係する活性化センターを避難場所に指定したのですが、その一つである太田活性化センターまでもが30分ほど停電となり、暖房器具の電気ストーブは全て使えなくなりました。
幸いにも、避難していた人は1人もいなかったのでよかったのですが、今、トピアホールはゼロカーボン推進で電球をLEDに替える工事を推進しています。今回のような停電のときに、避難場所としての非常時の明かりやスマホなどの充電施設、また冬期間における避難所の暖房などはどのようにお考えかお聞きします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 それでは、お答えします。最初に、議員がおっしゃる非常灯とは、建築基準法で義務づけられている避難誘導灯や非常灯ではなく、一時的に部屋の明かりが確保できるような非常時の明かりという意味でお答えさせていただきます。
 まず、停電時の避難場所は市では指定しておりませんが、初動体制として各地区の活性化センターの開設を想定しております。これに基づきまして、11月に開設をしたというところでございます。
 非常灯につきましては、飯山市公民館や飯山市文化交流館なちゅらなど、一部の建物には非常用発電設備が備わっておりますが、市が指定するほとんどの避難所にはそのような設備はございません。
 次に、暖房設備ですが、停電時でも使用できる対流式石油ストーブを各活性化センターに2台ずつ、活性化センター10か所に配置しております。また、停電の範囲が広範囲で、新たに避難場所を設ける場合や、避難する方が大勢いて暖房設備が不足する場合に備えまして、城南中学校の備蓄施設に対流式石油ストーブ25台を用意し、速やかに輸送できるようにしております。これにつきましては、ことし1月に発生いたしました飯山赤十字病院の停電の際、この際にもこの石油ストーブの貸出しを行ったというところでございます。今回の停電の際にも、このストーブについて輸送の準備を整えたところでございます。

◆2番(高橋達幸) 
 今、停電の際の避難場所としては市では指定していないということだったんですけれども、私、ちょっと聞いているのは、仮にですよ、トピアホールで四、五百人仮に避難した場合、そこでこういう停電事故が起きた場合に、そのときの明かりとか暖房はどうするのか、もっと大きい施設ですね、どうするのかということで、活性化センタークラスですと今の話でいいと思うんですが、大きいときになったときに、やっぱり非常電源もないということは、避難場所に、水害のときに避難場所にしておいて、何百人も集まったときに停電して電気もつきませんじゃ、これちょっと具合悪いと思うんです。その辺はどうお考えですかという質問ですけれども、もう一回お願いします。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 施設自体が停電した場合には、そこで電気を使用する場合には、やはり発電機というものを用意する必要があるというふうに考えておりまして、当市の災害時の備蓄計画、洪水編でございますが、こちらのほうで発電機については目標値33台ということで、順次購入して整備していこうという計画になっております。今後も発電機については、災害時に活用できるように準備をしていきたいというところでございます。

◆2番(高橋達幸) 
 発電機33台も結構なんですけれども、やっぱりその場で、施設が大きいので、どのぐらいの電力が必要なのかというのもよく把握していただいて、対応していくのが大事だと思います。

 また、今、ゼロカーボンのお話もさせていただきましたけれども、やっぱりいざ避難したときに理由が分からないような停電のときは、非常電源ですよね。発電機その場で用意すると時間がかかりますので、やっぱりゼロカーボン推進、太陽光とか、やっぱりそういう重要施設にはそういうことも、このゼロカーボンのこの時代に考えていくのもいいんじゃないかと思いますので、それも参考にしていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。

 では、次の質問に入りたいと思います。
 9月の一般質問で、千曲川堤防左岸側(常盤側)ですけれども、そのときの大関橋との交差点箇所が、前後上下流の堤防天端よりも1メートルほど低くなっている状態について越水防止対策を質問しましたが、その後、現地の高さ等を確認し、大型土のう配置計画と越水防止計画を再確認していただいたのかお聞きします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 大関橋左岸側の道路との交差点部分が、部分的に現況の堤防天端より低くなっているとのご指摘と思われますけれども、大関橋左岸の路面高につきましては、計画堤防高より高い位置にあると国から聞いているところでございます。

しかしながら、近年の異常気象の発生を踏まえまして、市では万一の越水の備えとしてご指摘の橋の交差点部分において、大型土のうを設置することを考えているところでございます。大型土のうの設置範囲などの計画につきましては、堤防の高さ確認などを含めまして、再検討を進めているところであり、次の出水期までには備えたいというふうに考えているところでございます。

◆2番(高橋達幸) 
 次回、越水の可能性があるというのはどう見ても来年の春以降と思われますので、それまでには施工関係業者等を含め、越水防止計画の再確認をしっかりお願いしたいと思います。

 次の質問に入ります。
 千曲川堤防の計画高さですね、堤防の計画高さは、右岸、左岸ともに同じと思いますが、前回質問の、この前の質問でもそうですが、左岸側(常盤側)の大関橋付近の話の中で、本来の堤防の計画の高さにプラス余盛りがされているとのことですが、右岸側、要は木島側の堤防も飯山側と同様に、本来の堤防計画高さにプラス余盛りがされているのか、また、現状での右岸、左岸とも堤防の高さは同じなのかお聞きします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 千曲川の飯山、常盤側の左岸、これと木島側の右岸、これの堤防の余盛りを含めた高さについてのご質問ということでございますが、千曲川の堤防の高さにつきましては、計画降水流量が流下するときの水位、計画高水位となりますけれども、この計画高水位に1.5メートルの余裕高を加えた高さを計画堤防高としております。

 また、堤体の圧縮沈下や基礎地盤の圧密沈下などを勘案しまして、この計画堤防高に加えてさらに余盛りがされていると聞いております。
また、余盛り高につきましては、堤体の土質や地盤の地質などに応じた基準が設けられており、右岸も左岸も同じ基準に基づいて整備されていると聞いております。
余盛り後の現況の堤防の高さにつきましては、右岸、左岸で多少の違いは見られるようですが、右岸、左岸ともに計画堤防高は確保されているところでございます。

コメント:堤防と橋の接続部分が低いとそこから水が市内に流れ込むぞ、内田くん。

◆2番(高橋達幸) 
 今、両方とも余盛りがされていて、高さに多少の差があると思われるというお話をされましたが、私、ここに国土交通省ですね、現況の堤防高さ、右岸、左岸の公表されている資料があるんです。
これ、もう公表されています。

これで飯山から中央橋、柏尾橋までの、もっと綱切橋、古牧橋までの堤防の高さが出ています。現況の堤防の高さですね。これは、本来の堤防の計画高さに余盛りをしてある現状の高さということになります。

 この資料によると、折れ線グラフになっていますけれども、皿川から樽川合流点までの約4キロの間で、飯山側よりも木島側のほうが低く、最大で四、五十センチ低い箇所が数百メートルありますが、もし豪雨が続き、河川の水が増水で堤防を越水するようなことがあったときは、飯山側よりも低い木島側が先に越水することになりますが、避難指示体制はどのようになっているのかお聞きします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 現況の堤防高、こちらにつきましては、右岸、左岸で違いは見られますが、計画堤防高に加えた余盛り部分における沈下などの変動、また堤防上に整備された道路による違いによるものと推測をしております。

 市では、千曲川の洪水による災害が想定される際の避難判断につきましては、立ヶ花水位観測所の水位に基づいて行うこととしており、市内におきまして計画堤防高よりも余裕高分の1.5メートル下がった高さ、これ計画高水位と呼んでおりますけれども、この計画高水位に達するよりも前に、早めに洪水予測に基づいて避難判断を行う計画となっております。

コメント:堤防と橋の接続部分が低いとそこから水が市内に流れ込むぞ、内田くん。

◆2番(高橋達幸) 
 今の説明でいきますと、余盛りの高さは右、左、高い低いがあったとしても、余盛りの高さには関係なく、立ヶ花の水位で避難指示が計画されていることが分かりましたので安心しました。要するに、木島側がもし越水したとしても、その頃はもう避難指示命令がとうの昔に出ている、そういうことですよね。そういうことですので、安心しました。

 とはいえ、監視の強化はお願いいたします。ちなみに、この資料からすると、大関橋合流は、ちょこっとまたさらに低いように読み取れます。大関橋付近ではさらなる注意が必要になると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧