シリウス日記

そうだ、本当のことを言おう。

参考資料の26-3(令和5年12月 定例会)

2024-04-18 18:03:14 | 日記

◆1番(山崎武雄) 
 ありがとうございました。それでは、次の質問に移ります。
 河川整備計画等について。

 気候変動の影響により災害の激甚化・頻発化が進み、令和元年10月台風19号豪雨水害では、信濃川水系の千曲川上流から信濃川中流にわたって甚大な被害が発生した。これに関して流域関係者は、緊急治水対策会議を開催し、令和2年1月31日に信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの最終取りまとめを行った。

 さて、この緊急治水対策プロジェクトとは一体どのようなものであるのかお伺いします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 信濃川水系緊急治水対策プロジェクトに関するご質問でございますが、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトにつきましては、令和元年東日本台風による甚大な被害が発生した信濃川水系におきまして、上流から下流まで流域一体となって防災・減災対策の推進を図るものでございます。国・県流域市町村が連携いたしまして、3つの取組を実施していくことによりまして、令和元年東日本台風と同規模の洪水による越水防止を目指し、進めているプロジェクトでございます。

 3つの取組でございますが、
1つ目は、被害施設の迅速な復旧や河川水位を低下するなどの取組として進められる「河川における対策」、
2つ目は、既存のため池などの有効活用など、流出抑制を図る「流域における対策」、
3つ目は、住民への情報伝達や公共機関との洪水情報の共有を図る減災に向けた「まちづくり、ソフト施策」、

これらの取組を実施いたしまして、「再度災害の防止・軽減」、「逃げ遅れゼロ」、「社会経済被害の最小化」を目指すものでございます。

◆1番(山崎武雄) 
 次に、対策プロジェクトの河川における対策の効果と事業の進捗状況についてお伺いします。
 なお、事業については立ヶ花狭窄部の河道掘削や上今井遊水地などの進捗を含め、飯山市に係る事業の進捗についてお示しください。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 プロジェクトの進捗状況についてご説明申し上げます。

 まず、上流の中野市における事業の進捗状況ということで説明させていただきますが、立ヶ花狭窄部における河道掘削につきましては、令和3年2月に河道掘削を開始いたしまして、信濃川流域全体での上下流バランスや氾濫域のリスク等を総合的に勘案しながら、5つのステップに分けまして河道掘削を進める計画となっており、現在3つ目のステップの施工に向けて準備中とのことでございます。

 また、上今井遊水地整備につきましては、昨年11月から用地買収に着手いたしまして、本年5月21日に起工式が挙行され、整備区域内にて排水樋門工事を進めるとともに、囲繞堤工事にも今後着手されるとお聞きしております。

 本市におけるプロジェクトの事業としましては、国の事業では、

蓮遊水地整備、

静間地区、常郷川面地区における堤防整備、

湯滝橋の上流戸狩狭窄部の河道掘削、

県の事業といたしましては、皿川、千曲川の下境地区、桑名川地区などにおける堤防整備が計画されております。

 国の事業の進捗状況でございますが、蓮遊水地整備につきましては、地元との合意形成に向け、国、農政部局も含めた県、地元対策委員会と調整、協議を重ねている状況であります。

 静間と常郷川面地区における堤防整備につきましては、詳細設計及び地元の計画説明会が既に完了いたしまして、土地及び物件等の調査確認等が進められております。

 戸狩狭窄部の河道掘削につきましては、立ヶ花狭窄部と同様に令和3年2月に河道掘削が開始されまして、信濃川流域全体での上下流バランスや氾濫域のリスク等を総合的に勘案しながら、河道掘削を進めるとのことでございます。今年度も11月上旬から河道掘削を開始したと聞いております。

次に、県の事業の進捗状況でございますが、千曲川の下境地区の堤防整備につきましては、令和2年度に完成しているところでございます。

桑名川地区の堤防整備につきましては、県道及び支流への取付け部分を残しまして完了しているとのことでございます。

 皿川における堤防整備につきましても、段階的に整備が進められておりまして、

有尾橋から英岩寺橋間の右岸につきましては整備が完了し、

皿川橋からJR橋間の右岸側の工区につきましては、おおむね完了と聞いております。

また、これからJRの横断部のボックス工事に着手すると聞いているところでございます。
 以上です。

コメント有尾橋からJR橋間の右岸側の工区及びJRの横断部のボックス工事を現在実施中だな、内田くん

◆1番(山崎武雄) 
 次に、国土交通省北陸整備局では、令和元年東日本台風による洪水の発生や気候変動を踏まえた目標流量の見直しと流域治水を踏まえた治水対策の見直しとして、令和4年12月14日付、信濃川水系河川整備計画第3回変更を行いました。

また、県境から下流の新潟県管理区間では、令和5年度中に河川整備計画の変更原案を最終決定するとお聞きしております。

 このような状況や令和元年の台風被害を踏まえ、千曲川の湯滝橋から下流の長野県管理区間における河川整備計画につきましても、早期に変更する必要があると思いますが、この区間の状況と今後の見通しについてお尋ねします。

◎建設水道部長(内田郁男) 
 長野県が定めております信濃川水系北信圏域河川整備計画の変更等の手続、その辺に関する質問ということでございますが、県に確認しましたところ、現在、当該計画の見直しを進めている状況でありまして、原案作成に向けて関係機関と調整、協議を進めているということでございます。

◆1番(山崎武雄) 
 再質問します。
 河川整備計画の変更につきましては、ただいまお話しいただいたようでありますが、引き続き早期改定に向けた要請活動を強化していただくとともに、市内各地区の堤防についても上流と同様、越水しても壊れにくい粘り強い河川堤防構造に改修する必要があると思います。
 この点について、市長のご見解をお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 ご指摘のとおり、県管理区間の河川整備計画の早期改定につきまして要望してまいりたいと思います。

千曲川の増水に対し、市民が安心して暮らしていけるためには、堤防の強化が大変重要であると考えます。
必要な強化に向け、事業の促進をしていかなければならないと考えておりまして、これまでも飯山市千曲川等災害対策連絡協議会などと連携を図りながら、粘り強い堤防整備について国や県に要望してきているところですが、引き続き実現に向けて要望をしてまいります。

コメント
違うよ江沢君。

閉めるべき樋門・樋管を閉めてポンプで排水する、それが大事なんだよ

◆1番(山崎武雄) 
 またご尽力のほどよろしくお願いします。
 次に、令和5年9月において、「令和元年台風19号の災害の教訓や記憶を風化させないためにも、記録集のようなものを作成してまいります」との答弁をいただいておりますが、この記録集のようなものとは具体的にどのようなものになるのか、そして、進捗はどうなっているのか、完成はいつ頃になるのかお聞きしたいと思います。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 9月議会におきまして議員がおっしゃるように、「記録集のようなものを今後検討してまいります」と答弁をさせていただきました。

進捗状況でございますが、担当課の段階で他の市町村の記録誌や報告書も参考にしながら、当時の記録の精査や情報収集に着手したところでございまして、内容や構成、スケジュールなど、具体的な部分について検討には至っておらないという状況でございます。

・・・
◎総務部長(鈴木靖史) 
 洪水時指定避難所の関係の見直しについてのご質問でございますが、見直しについては、実際に必要とする支援物資のスペースや通路などを考慮して、収容人数を試算した結果、複数の避難所で収容可能人数を超える避難者が想定されたため、再検討を行ったというところです。

見直し案についての説明は、9月より先月まで見直しによって避難所が変更となる地区を中心に、区長会などでご説明させていただきました。
議員さんからご指摘いただいたとおり、市民の方々全体にというところでございますけれども、12月からは市民の皆様に対してパブリックコメントを行っているというところと、12月の市報でもこのことについてお伝えをしていく予定でございます。
また、見直し案の実施の時期を令和6年4月1日からということで予定しております。

見直し案が決定次第、市報での周知やハザードマップ改訂版の配布を今年度中に行い、市民の皆様にしっかりと周知してまいりたいというように考えております。
 以上でございます。

令和 5年 12月 定例会(第389回)

          令和5年12月第389回飯山市議会定例会
               ◯議事日程(第4号)
          令和5年12月13日(水曜日)午前10時開議
 日程第1 議案第120号 令和5年度飯山市一般会計補正予算(第9号)
 日程第2 一般質問
     6番 高橋春三議員
    12番 佐藤正夫議員
     9番 松本淳一議員
    13番 小林喜美治議員

◎市長(江沢岸生) 
 ある補助金が、それをもって観光客の増加につながる目的を持っているからそれでよしというのは、評価ではないと思います。つながる可能性があって、実際にどういうふうな効果を上げたのかというのが検証、PDCAのC、チェックということだというふうに考えます。

 そうすると、評価書などがそれをどこまで公表しているかということをちょっと私、つぶさに承知していないですが、単にいい目的であることをやったから、それがいいことだというのは評価ではないので、改めて評価の公表の仕方などもよく確認してみたいと思います。

 それと、率直なことを申し上げれば、3段階に分けて事務担当課による1次評価、行政評価です。
それから、総務部長による2次評価、それからさらに、理事者、私と副市長、それから教育長ですけれども、3名ですが、と各部長による3次評価という3段階のプロセスを踏んでやっておりますが、この1年を振り返ってみますと、私自身はこの評価に、部内でやります3次評価に、時間的にほかの優先することのためにあまりきちんとは関わってこられていないというのがここまでの現状でございますが、1年たちましたので、1年前とは違って、これからはもう少し踏み込んで、そしてテーマによって、例えば観光、例えば農業、例えば商工業、そこの中の重要事項などについて、どういうふうに考えていくかというような視点からこれからの評価に、経済部関係で言えばです、そういうものについて重点的に臨んでいくようにしたいというふうに今考えております。

◆6番(高橋春三) 
 観光局の上層部には市のトップレベルの方が着任しています。
職業からすると、例えば補助金の算定に当たり観光局経営者としては多く求め、よい評価を求め、行政側としては少なく抑え、厳しく評価する立場です。

補助金を受ける側、出す側、評価する側が同一の人の中で完結するという、つまり一方の職務に忠実なら他方の背任となるというような、ちょっと極端ですが、パラドックスです。
矛盾がないとすれば対立がない、緊張関係がないということであり、それは税の無駄遣いにつながります。

 このような立場に着任している副市長に、この矛盾をどう考え、生ずる税の無駄遣いについて、行政としての見解をうかがいます。

◎副市長(伊東ゆかり) 
 さきの9月定例会での答弁と同様でございます。

 予算要求額の決定から予算額の決定、事業の評価、補助金等の支出に関する一連の事務手続など、一理事者、具体的には経済部長や私、副市長だけで執行するものではなく、市議会の皆さんはもちろん、関係部署が横断的に組織する各種補助金等審査委員会など、市役所庁内組織などを経て事業化あるいは予算化されるものでございまして、執行に当たりましても財務規則など関連条例等に基づく事務手続が必要となり、加えて事業継続に当たっては、市の監査委員会の監査を経る必要が生じます。

 このような一連の行政事務執行の中で、議員ご指摘の税の無駄遣いや矛盾といった事実は生じていないと考えております。

 現状のように副市長が理事長を兼ねることが最善の組織の在り方であるかどうかは、議論の余地がないわけではございませんが、観光局設立の経緯に照らせば次善の在り方であると判断をしております。

 なお、引き続き、いついかなる状況でも、組織体制も含めPDCAをしっかり回していくことは重要であると考えております。

◎市長(江沢岸生) 
 全員協議会のことでございますれば、全員協議会で市長はどう考えるのかということをご質問いただければ、今後も自ら説明するようにしたいと思います。

 もとより、私が申し上げる説明と担当部長なり課長が申し上げる説明が違うということはありません全ての発言は私の責任です。

コメント

ほほう、そうすると「台風19号襲来の際に市役所の対応に間違いはなかった」と言った総務部長の発言を君は支持するんだね、江沢くん。

飯山市の台風19号襲来時の対応にはなんらミスは無かった、と。

とんでもない話だな、江沢くん。

それでは全く足立クンと同じで「何の進歩もない」という事になるぞ!

 

◎市長(江沢岸生) 
 直接のお答えになりませんけれども、確かに各部長が全部そろうということは、なかなか大変でございます。議員さんも全員そろうということは、もっと大変だと思います。
したがいまして、お一人でも、あるいは会派であっても、1時間か1時間半か時間を取るようにというご要望がありますれば、優先的に時間を取って意見交換をさせていただくことは、私も願うところでございます。

◎市長(江沢岸生) 
 「根回し」は語源的には、木を植えるときに根を回して植える、そのほうが丈夫に育つということで、「根回し」という言葉がイコール悪いことではないという認識なんです。

 ただし、今、議会とそれから行政という立場に立ったときには、そこでの意見の一致点あるいは相違点を広く市民にも理解してもらい、そういったことを踏まえて最終的な採決に至るほうがいいだろうとそういう意味で、前もってこういうことでぜひお願いしますというようなことは慎むべきであろうというふうに。

 私はこう考えますということは申し上げても、ぜひそういうことでなってもらわなきゃ困るというような、そういう無礼なことを申し上げるつもりはないということなんです。

◆12番(佐藤正夫) 
 「根回し」に関して全然考え方が違うんです、僕らと。
「根回し」というのは、私はこういうものを出したいと、議員の意見聞きたいと。それで、合えばよし、合わなかったら、あなたの意見を言う、これが意見交換ですけれども、それでぐっと回すと。

 本会議に提案して、では議論の見える化できるかというと、僅かな時間です。
市長は、全部じゃないです、一部の議案に対して本当に議会の直前に出してくるんです。
直前に出してきて、それはいろいろな事情あるかもしれないけれども、今回みたいに先議を頼むというような話も9月に出せば済む話を、今回、出してきて先議を頼む。去年の雪かき支援もぎりぎりです。それで、先議を頼む。

 先議というのはそうじゃなくて、その前にしっかり議論して積み上げて、言い方悪いかもしれないけれども、事前に全員協議会なり、あるいはもっと他のところでしっかり説明して、皆さんの中で議論して、勉強して、議会本会議に来てください。本会議の前に提案されて、僅か1週間やそこらでここ開いて、委員会開いて見える化の議論とかそんなものにはならないんです。だからその「根回し」というそれが根本的に考えが違うんです。
 それ言っても、また同じこと答え返ってくるので、市長は、市長の主張すること、これから提案しようとするようなことを、例えば市長を応援してくれそうな議員とかそういうところに事前に説明したことありますか。

◆12番(佐藤正夫) 
 自分を、市長を応援してくれる議員とか応援しそうな議員とかやっぱりいますね、この中、大勢いるんだから。そういう皆さんに事前に説明したことあるかと聞いたんです。

◎市長(江沢岸生) 
 こういう議案を出すというようなことを事前に説明したことはありません。
自分はこういうことを政策として取り上げなきゃいけないんじゃないかというようなことを話すことは、議員に限らず、例えば地域の仲間ともそういう話をいたしますし、それから地域外のいろんな他市の市長さんなどとも、そちらはどうですかというようなことで話すことはあります。

◆12番(佐藤正夫) 
 私は議会と議員のことを聞いているので、ほかの皆さんと話しすることは当然あるわけです。市長は、議案についてはないけれども、こういうことをやりたいということを話す、これが基本的には「根回し」と言うんです。僕らはそういうふうに感じています。それはいいです。
 何となく、市長がさっきは「根回し」悪いことではないと言ったけれども、市長の発言聞いていると、「根回し」というのは事前説明して意見聞く、それも悪いことだみたいな発言に聞こえるんです、僕らには。

それはさっき悪くないと言ったけれども、そういう印象を与える、そういう発言しているんです。そう感じませんか。考えをお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 そういうふうには自分では感じておりません。

◆12番(佐藤正夫) 
 時間がどんどん過ぎますので。
先ほども申し上げましたが、いろんな事業について、議会直前になることが結構多いんです。
それについて、早く分かっていることなのでもっと早くできないのかと、前の議会に出せるだろう、こんな問題はというのが幾つもあるわけだし、職員ともいろいろ話しをすると、市長は何しろ思いつくとすぐやれとこう言うんですってね。

思いつきでという言い方がどうか分からないけれども、いろいろ考えているんだろうけれども、それがいよいよ前に出てくるときは議会直前、間に合わないみたいなときになるというふうにもれ聞こえてくるんです。
その辺について、考えをお聞かせください。

◎市長(江沢岸生) 
 思いつきでという言葉に取られると、そういうことではないんです。
 ただ、私は指示したことは何でもすぐにやれと、これは当然じゃないですか。
いつでもいいよなんて、そんなこと言う市長がいますかね。

私はそういうふうに自分でも心がけておりますし、それから議案になるようなことを思いついて、明日こういう条例出そうか何ていうことは1回もございません。

◆12番(佐藤正夫) 
 そういうことを聞いているわけじゃないんだけれども、そういう話になっちゃうので。
 それでは、議案について、議案はなるべく早く全議員に示したほうがいいと。本会議や委員会の審議だけでは議論が深まらないんです。
 事前に、早くに言ってもらえれば、調査研究できます。
途中ででも、「市長、これおかしくないかい。」ということも言えるわけです。
そのことを私は言っているので、早めの提案説明があって初めて議論の見える化に進むとこう思うんですが、市長、お願いします。

◎市長(江沢岸生) 
 そのように心がけますので、ぜひまた、こちらからご相談しなくても、議会のほうで、こういうことをやるべきではないかというようなことがございましたら、そういうこともお伝えいただければありがたいと思います。

◎市長(江沢岸生) 
 具体的にいつどうするかということは、まさに今度の実証試験を、しっかり、試験中もそれから試験が終わった後もいろんな角度から検討したいと思いますし、議会にもご報告していろんな意見を頂戴したいと思っております。

 また、高山には調査に行っておりませんので、これもできるだけ早く調査に行政のほうもうかがわしていただきたいと思います。
 それから、先ほど移動販売車スマイルムーンでございますけれども、全く動いていないわけではございませんで、受ける人の都合があって、2週間に1回は運行をいたしておりますので、念のため申し上げておきます。

 

◆13番(小林喜美治) 
 これ以上やっても押し問答になりますので、次にいきたいと思います。
 次に、洪水時の指定避難場所の一部見直しについて、私なりにちょっと分からない点を質問をしていきたいと思います。

 今度、洪水時の指定避難場所の一部見直しが示されて、今まで木島地区の半分以上は木島平へお願いするということで、木島平のところへ避難するということになっていたんですが、これを今度取り替えて、飯山市内の各地に瑞穂ですか、そこで増やして避難所を開設していくと。

 きのう来、避難所の中の話だとか、1.2メートルの通路、それが2メートルなくちゃいけないんじゃないかとかそういう話がありました。
 ただ、私、ざっくり言って、今度の指定避難場所を見たときに、あそこへ書いてあることは例えば秋津小学校とか城南中学校とか、それから活性化センターとか書いてあるんです。
ただ、これ見たときに、避難場所、大体学校では体育館とかそういうのあれになって中の話も大分細かく決まっていると思うんですが、学校のどこを使うのか、それから車椅子の人はどうするのかとか、そういう細かいことが全然示されていないんです。

 だから、きのうもあったですよね、1.2メートルの通路を2メートルにしたらどうかという話もありましたけれども、それ以前に学校のどこを使うのか、教室使うのか、体育館使うのか。それから、冬であれば暖房どうするのか、夏であれば冷房どうするのかというようなことも含めて、いつ災害あるか分からない。

 これは洪水時の避難場所なんです、洪水時。あと、まだ洪水だけじゃなくて、いろんな災害があると思うんです、地震や。そういうのも含めた総合的な避難場所の検討というのはいつ頃までに完成するのか、それも含めて質問をしたいと思います。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 現在の洪水時の指定避難所について、実際に必要とする支援物資のスペース、通路等を考慮して収容人数を試算した結果、複数の避難所で収容可能人数を超過する避難者が想定されたことから、再検討を行ったというところです。

 見直しの概要ですが、
1つ目は、施設の図面を基に、避難者や支援物資のスペース、通路を考慮した想定収容可能人数の見直し、
2つ目は、洪水時指定避難所の追加、具体的には瑞穂の活性化センター、関沢の農業生活改善センターの2か所になります。
そして、3つ目は、集落ごとの指定避難所の追加、変更というところです。

 見直しの効果としては、避難先を適正に分散させることで、避難所の収容可能人数を超過するリスクを低減させること、そして避難所施設内の配置をシミュレーションすることにより、より迅速な避難所の開設ができるなど、スムーズな運営が可能となることが考えられます。

 避難所となる施設の利用計画につきましては、例えば学校施設の場合は、体育館のほか教室やランチルーム、それから特別教室などを避難スペースとして活用するほか、机が備え付けになっているなど避難スペースに適さないと思われる場所については、支援物資などのスペースとして活用することなどを想定しております。

 なお、体の不自由な高齢者や障がい者などは、できるだけ低層階へ避難できるように配慮をしていきたいというように考えております。

 それで、学校について、どこを使うのかというところで、きのうかおとといにもお話しさせていただきましたが、避難所の対応の職員にも限りがありますので、できるだけ皆さんの様子をうかがうことができるようにということで、広いスペースから使っていきたいというように考えております。
ですので、まず体育館、それからランチルームなど広いスペースから、それからあとそれぞれの避難者の状況に応じて、低層階が必要な方については低層階の教室を使うとかそのような想定をしております。

 これらにつきましては、ご質問いただきましたので、さらに想定のほう、精度を高めていきたいというように考えております。

それから、次に、地震災害等についての避難所等の見直しについてはどうなっているのか、いつ頃までにできるのかというところでございますが、飯山市、水害の可能性が高いということで水害を想定してまず策定を進めさせていただきました。
今後、地震災害等についてもできるだけ早急に検討していきたいというように考えておりますので、その辺ご理解いただきたいと思います。
 以上です。

◆13番(小林喜美治) 
 これに対する職員の体制だとかそういうのも今、答弁ありましたけれども、ぜひ19号の台風のときのような状況じゃなくて、やっぱり安心して避難できるようなそういう場所にお願いしたいと思います。

 次に、農業問題で2点あるんですが、1点は、堤防外地の農地の税金対策について。
 ある農家の皆さんから言われたんですが、堤防を造られて、堤防はもっと川のほうにあったんだけれども、今の堤防は中に入っちゃったと。そうすると、その間に民地が残って、この民地に課税がされていると。
 これについて調べてもらったら、確かに課税されているんです、大した額じゃないんですが。これが何とかならないかとそういう問題。それお願いします、この税金対策について。

◎総務部長(鈴木靖史) 
 千曲川などの堤外農地で耕作できなくなった農地についての固定資産税の関係についてでございますが、千曲川の堤外農地で耕作されていない農地につきましても、現状では、農地として地目登記されているものについては課税をしているという実態はございます。
 なお、固定資産税の減免措置ではございませんけれども、堤外農地については一般の農地に比べ、立地や自然条件により評価の比準割合について、あらかじめ低いものになっているというところでございます。

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追伸:飯山市議会議事録については飯山市のHPからアクセスして閲覧する事が可能です。:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/iiyama/SpTop.html

参考資料・一覧

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飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧

台風19号 飯山水害の研究・一覧