Something to Feel

"I'm basically happy person."

海野俊輔トリオ@本厚木キャビン

2006年04月30日 | 音楽
海野俊輔(ds)/田中信正(p)/安田幸司(b)/

比較的新しいお店。「おばちゃん」って感じの方がやってる。きさく。
聞いていた通り、ピアノはボストン。
地元風のおばちゃんたち、jazzうんちく系おじさん、ギャルなどなど、雑多な客層。
最後湯呑みに入った温かいお茶がでてきたりする。

印象に残った曲(というか記憶にある曲?
「雨の日と月曜日は」
こないだCDで聞いたばかりで頭ん中ヘビーローテだったから
すんごく嬉しかった。ライブで初めて聴いた、と思う。
寄せてはかえす波。大きい波、小さい波。
ちゃんとしたピアノで聴けたのはよかったかも。
細かい表現がストレートに伝わってくる。

「Satin Doll」
6/8拍子かな、のアレンジ、のぶさんらしい、かわいい
星のまたたきって感じ。
この曲アレンジによっていろんな表情があるんだな~。

「All the Things You Are」
めっちゃ早いアレンジ
煽る!!
のぶさんピアノ特有の観ていて息苦しくなってくる、ひきこまれる感覚があった。

「カーリートランス」?
クール、入り込み方すごい。唸る、唸る、
左手ピアノにかける、どんどんどんどん生まれてくるフレーズ、立体的。
カッコイイ!!!

エリントンのバラード
美しい。表情すてき。あの奥深いみずみずしい響き、のぶさんの音。
ひとつひとつの音、ピアノにささやいてるみたいな感じ。
そのものが、音になって、届いてくる感じ。(妖精がおりてる)

「Take the A Train」
大暴走!どこへ走って行くんだ!?的アレンジ。なにこれー!?
前々から評判はきいてたけど笑いがとまらないくらい、スケールが大きい!
速さ、音の厚み、たたみかける勢い、やったー! 
また世界に飲みこまれる時間があった。(悪魔がおりてる)

はーやっぱすごい

相変わらず体の動きも激しく足とか超速く動いてたなぁ!
マルチストライプのソックスがまぶしかった

ベース、呼吸してた。ああいう感じ方する演奏家とても好感がもてる。
楽器とのなじみがよかった。
ドラムFreshな感じ。反応しあってて面白かった。

みんな、とても楽しそうにやってたのが印象的だった。
構成も、比較的典型的で、肩の力をぬいて楽しむことができました。
ピアノは短いフレーズにも命があって、それが本当に
しっかり伝わってきて、近くで観れるライブならではだなー。

アレンジの才能はすさまじー。ただもんじゃないやっぱり!

終わってから話してたら、のぶさんショパンのワルツをまたまたヘンな音にして
タメタメ猫背で弾いてくれた。「あはははばかみたいー」とか言いながら・・・。
つーかそれどーやってんのすごいんだけど、と、いつも思う。
ああやって遊び弾きですごいことやってる時ののぶさんが好きー!
本当にたのしそーなんだよなあ。
ああいう芸術家に出会えてほんとによかったな。
技術はもちろん、音楽に向かう姿勢とか、少しでも自分もああなれたらと思う。

忘れないうちに書けてヨカッタ。安心して旅に出るぞー。

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