Something to Feel

"I'm basically happy person."

空は、今日も、青いか?/石田衣良

2009年03月30日 | BOOKS
久しぶりに石田衣良さん
「空は、今日も、青いか?」エッセイ。


ここんとこずーーーーーっとウアホに「シャンブル」ばっか電車で聴いていたからね、、、
久しぶりに読書。

「R25」をはじめとして、日経新聞やananに掲載されたエッセイをまとめたもの。
R25世代にあてて書いているものがやはり多いんだけど、
ある程度年齢のいった女性、おじさま、お父さんたちなど、
色々な年齢層の、立場の人たちに語りかけるようなエッセイでした。

2004年-2005年のものなんで、
(ライブドア事件の話もあったー)
ちょっと時代がまた変わった(悪化した!?)感じもあるけど。

んー。石田衣良はエッセイより小説のほうが魅力的かなっ
あちこちに、美しい言葉はあるのだけど、
ずっしりと心に入ってくるものは少なかった。
あ、そもそもエッセイってそういうもの?

でも、とくにハッとした箇所があり、
それは結婚にまつわるメリット・デメリットという考え方に
衣良さんは違和感を持っているそうで、そんなくだり、

「得するカードばかり集めて、それが充実した人生になるのだろうか。
生きるうえではマイナスになる条件を、自分の意思で背負うところに、
逆説的にほんとうの人生の充実はあるのではないか。」

と、書いていました。
結婚だけじゃなくて、仕事とかなんでもさ、
たしかに、自分の意思で背負えばプラスもマイナスも関係ないよな!?
って思った。
なかなかそれって、勇気、いるんだけれど。

・・・そこに属せばある程度仕事もまわってくるだろうけれど、
自分が納得できない内情があるためそこには入らず、
自分で自分の道を切り開いていこうとしているある方、
を、思い出した。
その方をかっこいいと思うのはきっと自分のきちんとしたプライドを持って闘っているからだろうな。
パワー

あと全編を通して感じたのは、
やはり他人がだとか世間がだとかじゃない、
自分だけの、居心地のいい場所を確保すること、
これが人生を前向きに楽しく生きるには必要だなってこと。
それをさ、具体的にやってくにはどうしたらいいのか、
それがなかなかタイヘンなのだっ。
ここから先は「ひらきこもりのすすめ」を読むとより現実的になるんだな

小説のほうが好きだけど、これ読んで伝わってくる衣良さんご本人の
印象はやっぱりおおらかに前向きで、若者に対する目があったかい。
あと、この人は結局なんでもカッコついちゃうね
東京育ちだからこそ出るものなのかなぁ・・・

とりいそぎ記録。


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2 コメント

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Unknown (まい)
2009-03-31 18:30:06
石田さんの活動には敏感なくせに,
小説は一つも読んだことのない私.
反省,読むよ

R25は創刊号から欠かさず読んでいる私35歳.
各週掲載のエッセイは一番はじめに目を通します.

心にぐっとくる1行があるね,いつもじゃないけど,
かなり頻繁に.

あったかいからぐっとくるのかな,きっと.


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まいchan (pitoco)
2009-04-01 01:10:49
たまーにしか読まないんだけど、R25おもしろいよねぇ。
いままでみたフリーペーパーの中で一番面白いと思う。
L25より断然おもしろいのはどうしてなんだろう。
最近読んでないけどモテリーマン講座とかまだやってるのかな?

石田衣良はにくたらしーくらいかっこいいね、
男に生まれたらああなってみたい。

彼の小説では
金持ちも貧乏も大人も子供も健康者もそうでない人も、
みな同じライン上でえがかれているところが好きです。4TEEN、とか軽めでおすすめよん。
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