ポレポレ隊が行く! 

ようこそポレポレワールドへ!
家族で歩いた山の報告です。
  ◆ポレポレとはスワヒリ語で 「ゆっくり」 の意。

▲もう一つの吾妻山 一切経山 <その1>

2009-05-15 07:00:00 | ▲2009年山行報告

歩いた日 2009年5月9日(土)

昔は一切経あたりの山を吾妻山と呼んでいたのが、

 それにつづく一連の山をすべて吾妻山と総称するようになったのであろう。

『実の名は一切経山なれども、土俗総称して吾妻山という』 

 と 古記にあるところから察して 一切経山を主峰として崇めていたのかもしれない。

 僧空海が山中に一切経を埋めたのでその名があるとも伝えられている。」 

 

深田久弥の 『日本百名山』 からの抜粋ですが 

これを読む限り、今日、一切経山が吾妻山とは別に、日本三百名山になってることが

ちょっと可哀相な気がしてしまいます。 

特に、深田百名山全山登頂を目指す人は、最高峰の西吾妻山に立つことで 

”吾妻山に登った” としていますが、それだけでは余りにもったいない。

せっかく吾妻連峰に足を踏み入れながら、西吾妻のみで終わってしまった人や

これから吾妻山に登山の計画をしている方々に

”よし!是非 ”もう一つの吾妻山” にも足を運んでみよう” 、と思っていただけるよう

吾妻連峰、最東端にある一切経山の魅力を ポレポレ隊が存分に伝えようじゃありませんか。

前回の 緊張感連続のクサリの山 から 180度違う風景の中へ 私たちがお連れしましょう。

ポレポレ隊、福島県に向って出発進行!!

 

 

 

 

 

 

 

午前2時半出発のつもりが あーだこーだして2時50分になりました。

まあ、これくらいの誤差はいつものこと。

GWが過ぎ去った高速は 実に静か。 

 

 

 

 

 

 

 

東北自動車道 鏡石PAで朝食を。

コンビニのゆで卵って、なんでこんなにいい塩加減なんだろう。 

黄身のとろ~り感も私好みで大好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

左手に 安達太良山 を見送りまーす。 

 

 

 

 

 

 

 

福島西ICで下りると・・・・ 見えました!

これから向う一切経山! 吾妻小富士が ちょこんとくっついて

なんだか可愛い。 

 

 

 

 

 

 

 

磐梯吾妻スカイラインを登っていくと 吾妻小富士がお出迎え。

可愛いどころか すごい存在感。

 

 

 

 

 

 

 

どこへ来ちゃったんだろう・・・的な雰囲気の中、進みます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人共 なんだかわからないけど しばらく言葉が出ない・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉が出ないまま、浄土平到着。

ここは思いっきり観光地ですが この時間だとひっそりしてて不思議な空間でした。

実はここは隊長が生まれる前、長男と3人で来たことがあります。

もちろん お気楽観光人として。

 

 

 

 

 

 

 

トイレに寄りながらカメラ持って右往左往。 

形容し辛い 不思議な感覚。

雪もけっこう残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

下山後の着替えを考慮して ちょっと奥に移動しました。

吾妻小富士への道がはっきり見えます。

この駐車場は有料です。(410円で早朝は人はいませんが帰りに徴収されます)

この少し先に無料の兎平駐車場があるので 最初はそこに停めようかと思ったのですが

帰りに吾妻小富士に寄ることを考えると、荷物を一旦車に置きたかったのでやはりここにしました。

 

 

 

 

 

 

 

さて、それでは出発します。

山の準備をしている人が数人いました。

お天気も良さそうだしワクワクします。 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の手ぬぐい、竹の子。

今年はいっぱい食べたなぁ。 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに雪が残っています。

登山するに当たって事前に確認したのですが

東吾妻は 雪が一部グズグズだということなので今日は一切経のみにしました。 

なにしろ我らはいつも日帰り登山で、しかも夕飯の支度までには帰らなければならず

無理な計画は立てられません。

それに余裕がないと なんだかいつも時間に追われてる感じがして心から楽しめないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

気持ちのいい木道歩き。 

なんかこういうの久しぶりだね。

 

 

 

 

 

 

 

明治26年の大噴火以来、何度も爆発を繰り返している一切経山。

最近では 昨年後半にちょっと大きな噴火があったようです。

この日も山肌から白い噴煙を上げていました。

 

 

 

 

 

 

 

硫黄の臭いがすごかった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

近づくと迫力あるねぇ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山届出します。 

 

 

 

 

 

 

 

事前の連絡で言われたのは 東吾妻のグズグズのことだけではなく、

昨年の噴火以来、一切経は直登コースが禁止になっている、ということでした。

実は最初に地元の役所の観光課に問い合わせたところ、

「一切経は現在、登山禁止」 と言われ、驚いてビジターセンターに再度問い合わせたら、

「直登コースのみ禁止」 とのことでした。

尋ねる機関の立場によって回答が違うのですね。

どちらにしても注意して進みましょ。

 

 

 

 

 

 

 

雪の上を歩きます。

時々 踏み抜いた跡があってドキドキしたけど

今回は戻ってくるまで 一度も大きな ”ズボッ!” はありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

傾斜が強くなってきました。

 

 

 

 

 

 

 

雪渓を渡ります。

 

 

 

 

 

 

 

後には吾妻小富士が。

 

 

 

 

 

 

 

 

硫黄の臭いがすごい。

早く通り過ぎよう。

 

        <その2> につづく・・・

 

 

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