徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

福島原発4号炉(4号機) 保管プール水中映像、爆発の原因について

2011年05月10日 | 福島原発

福島第一原発4号炉、使用済み核燃料保管プールの水中映像が公開されました。

http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn110509_2.htm

これに関して記事(読売)では下記のようにコメントしています。

東電はプールの水を調査。その結果、放射性物質の濃度が比較的低く、水中カメラの映像でも、燃料を収めた金属製ラックに異常が見られないことから、空だきが起きていたとは考えにくいことがわかった。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110509-OYT1T01116.htm?from=rss&ref=rssad

この画像を良く見るとしきりに水中で気泡が上昇しているのがわかります。とくに終了間際の部分を見ると、かなりのガスが発生しています。水温は80-90℃なので水蒸気泡では有り得ません。これが私が以前から主張している、放射線分解による遊離水素だと思います。

4号炉はもちろんの事、その他の1,2,3号炉も電源遮断による換気ファン停止により滞留した保管プールからの水素が爆発したものと推測しています。マスコミや解説者は全くトンチンカンな事を言ってますが、まさか担当エンジニアがこれに気づいていないとは思えません。正確な情報を発表しない理由が何かあるのでしょうか?



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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
水素爆発 (おとっと)
2011-06-21 11:58:49
 水の放射線分解による水素は確かに発生しますが建屋を吹き飛ばすほどの量になりますか?
少し疑問です。詳細に検討する必要を感じます。やはり使用済み燃料の空焚きがあったのではと思いますが写真ではどうなんでしょう。
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Unknown (まさ)
2011-06-21 13:41:05
本件に関する始めてのコメント、ありがとう御座います。

水素の量ですが水素爆発限界は4.65%で且つ電源停止後3日ほどで爆発しているので量的には必要量が蓄積していた可能性はあると思います。

写真で見る限り4号プールの保管燃料の空焚きはありません。また、写真だけではなく4号プール水の線量も低く空焚きの兆候は見られないのが事実です。(もし空焚きがあれば3号炉並みの汚染があるはずですね。)
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水素爆発 (おとっと)
2011-06-23 14:26:49
 水素ガスの量は十分ですか。
ただ私はやはり空焚きを疑っています。その理由は
1.水の放射線分解の結果出来る水素はすぐそばに酸素がありますからすぐ再結合してしまいませんか? 水素ガス、酸素ガスとしてそれぞれ独立して出てくるでしょうか。よく分かりません。
2.東電は予想を遥かに超える放射能をばら撒いていますが、基本的に圧力容器の中にある放射性物質は原子炉建屋内での水素爆発では飛散しません。圧力容器ごと破裂すれば別ですが。

圧力容器はおおよそ健全のようですから、私は各炉とも使用済み燃料から水素爆発で放射性物質をばら撒いたのではないかと疑っています。
あくまで必要な情報を得てからでないと結論的なことはいえませんが。圧力容器由来だとするとどうもばら撒いた放射性物質が多すぎます。
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Unknown (まさ)
2011-06-23 14:40:58
いま福島や各地で汚染を引き起こしている放射性物質は、3月13日に行ったベントに起因するものだと思います。その理由は1:汚染がその時点の風向きに沿って広がっている。2;ベント直後に各地の線量モニターの値が跳ね上がっている。の2点です。

空焚きに関しては、繰り返しになりますがプール水の汚染がほとんど無い以上、可能性は無いと思います。
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Unknown (まさ)
2011-06-23 14:46:17
書き忘れたので追記します。

放射線分解の件ですが、中学で水の電気分解実験をされたと思いますが、水素は再結合せずにちゃんと出てきましたよね。それと同じで放射線分解で発生した水素はビデオで見られる気泡の形で気体放出されると思います。
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大量の放射性物質の原因 (hiro)
2011-06-25 08:11:16
3号機の即発臨界爆発により気体となった使用済み核燃料棒が汚染原因のようですよ
http://www.youtube.com/watch?v=JmoCIxlDWKw&feature=related
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水素ガス (おとっと)
2011-06-26 11:33:50
 水の電気分解では水素と酸素は別の電極で発生しますから、放射線分解の場合とは全く異なります。
 プールで発生している気泡は水蒸気だと思います。水全体が100度にならなくても発生します。やかんの底ではよく見られることです。
 ただ東電の発表によると放射能濃度は高くないと言うことですから燃料は無事なんでしょうね。
 ベントはもっとはやく実施すべきでした。燃料が壊れる前に。これは原子炉屋の常識なんですけど、なぜかもたもたして時機を失してしまいました。
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Unknown (まさ)
2011-06-26 13:05:54
水蒸気泡が1気圧の状態で100℃以下で安定的に存在するという主張は明らかに間違っています。やかんの底が100度以上に加熱されたとしても100℃以下の水中をビデオのように気泡が上昇することは有り得ません。(もしかして、ご指摘が加熱時の溶存酸素等の気泡を指しているなら、それも勘違いです。)

また、水素・酸素混合気体は静電気やマッチの火などで着火しない限り常温では反応しません。つまり水中で簡単には再結合しないという事です。

私がどうにも理解できないのは圧力容器圧が4気圧を超えたのでベントしたという事実とその時点で水位低下を起こし燃料溶融が既に始まっていたという点です。圧力が高いということは密閉性が確保されている、ところが水位低下はすでに起っていた??? いったいこの時点で水はどこに消えたのでしょうか?

もっと言えば、その後冷却水を注入し続けましたが、その水は炉外に流出するしかない、つまり圧力容器、格納容器共に破損していることは最初から推測されるはずですが、それが発表されたのは事故後2ヶ月ほどしてからでした。いまだにハッキリしない4号炉爆発原因もそうですが東電担当者の能力を少々疑います。
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水素爆発 (おとっと)
2011-06-26 21:49:01
 まささんこんにちは
1.水の中でニクロム線を加熱すると水蒸気が気泡になって上がってきませんか。
2.放射線による水の分解では水素と酸素は全く同じ場所で発生しますから、ほとんど即座に再結合します。再結合し損ねた?分が気泡になって上昇します。枝野さんの発表で「4号炉で水蒸気爆発がおこり、放射性物質の放出があった」ということだったのでてっきり使用済み燃料を空焚きしたと思いました。発表は間違いだったようですね。
 それより圧力容器内の現象ですが・・・
 発生した水蒸気はもともとタービン建屋のほうに流れるようになっています。たとえ電源がなくなってもしばらくは自然対流で正常時に近い動作をします。3号炉で圧力容器を水漬けにしようとしたとき水位が上がらなかったので圧力容器に穴が開いていると判断されました。でもこれは3号炉のツリーの中で話し合った方がいいでしょう。ここは運転してなかった4号炉での不思議が話題ですから。
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Unknown (まさ)
2011-06-27 06:14:43
1.気泡が表面で発生しても100℃未満では潰れて上昇しません。やってみればすぐ判ります。

2.水素・酸素混合気体はそのままでは再結合しません。だから、建屋に溜まって電気スパーク等で爆発を起こすのです。

3.枝野発言、”水蒸気爆発”では無く正しくは”水素爆発”です。 枝野さんの言い間違いか、あなたの聞き間違いかは知りません。
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