雨水の電気伝導度の問題で水位センサーをフローティングスイッチ(FSW)に換えることにした。しかしFSWには厄介な問題があり単純にリレーにつなぐとプカプカしてる最中SWが入ったり切れたりしてチャッタリングを起こすのだ。リレーの先に誘導負荷であるモーターを繋いでいるのでチャッタリングを起こすとリレー接点がすぐにいかれてしまう。
これを解決するオーソドックスなアプローチは自己保持回路で一旦ONになったらそれを保持する方法があるが、それだと切る場合に追加のFSWが必要になる。色々探しているとアマゾンで0-10秒が可変できるディレイタイマーを見つけた、もちろん中華製・送料込み201円\(^o^)/これを使えばセンスした後数秒間ポンプを継続稼働することでチャッタリングを防げる。
この回路の使い方は簡単で回路に12Vをかければ設定秒数後にリレーがONもしくはOFFになる。もちろん今回の使い方はポンプをOFFしたいのでノーマリーONを使う。これをうまく使う回路を3日間ほど考えたね。あーあ頭悪いなw 最初は雨水タンクとトイレタンクのFSWの直列使用しか考えてなかったので反転用のリレーをかますつもりだったが、ふと大学で習ったド・モルガン先生のことを思い出した。一回反転をかますと直列回路を並列回路に変換できるのですな。この応用で二つのFSWと1つのディレイ回路でシンプルな回路構成にすることが出来た。興味のある人は”おまけ”を見てください。それにしても大学で学んだことが生活の役に立つことは殆んど無いがこのド・モルガンの定理にはお世話になることが多い。偉い先生ですな。ちなみにFSWの反転は浮きを上側にするか下側にするかで変えられる。FSWは5個セットが517円\(^o^)/
<<おまけ>>
0:水無 1:水有
雨水タンク:A トイレタンク:B ポンプ <-0:停止 1:稼働
0 0 0
0 1 0
1 0 1
1 1 0
このロジックを実現する回路は
A・(B) (B)=B反転
A B (B) A・(B)
0 0 1 0
0 1 0 0
1 0 1 1
1 1 0 0
(A・(B)) = (A)+B ドモルガンの定理にて並列変換