徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

シンデレラマンと橋下徹

2011年11月27日 | 政治

 たまたまTVをつけたら映画のシンデレラマンをやっていて最後まで見てしまった。これは大恐慌の時代に全盛期を過ぎ落ちぶれたボクサー J.J.Bradockが、家族のために戦いチャンピオンになった実話を映画化したもので、なかなか泣かせる話なのだ。

 なぜシンデレラマンかというと、配給切符をもらうまでに落ちぶれた男がチャンピオンシップを勝ち取りチャンプになってしまった、まるでおとぎ話のような話を当時の同じ境遇で苦しんでいた多くのアメリカ人たちが支持したからだ。

 映画が終わってニュースをチェックすると橋下徹が大阪市長選で当確を出していた。投票率は60%を超えている様だ。私は大阪市民でもなく投票権も無い訳で、橋本氏の政策に関して特に意見が有るわけではない。しかし、日本の現状、特に若者たちの置かれている閉塞的な状況には強く憂慮している。中東で起こっている状況、あるいはウォール街でのデモ、イギリス、ギリシャ等の暴動など不満は捌け口を求める。ところが、日本の若者達はこの状況でも何もしないように見える。若者はもっと怒るべきだ。

 今日、何が起こったかというと、若者たちが投票所に向かい、自分の意思を一票に託し、橋下徹を当選させた。平松氏を支持する組織票は若者たちの浮動票に木っ端微塵にされた、これは快哉というべきだろう。若者に元気がなければ社会は活気を失う。元気な日本を取り戻すために今回の選挙をきっかけにして、若い人たちの政治意識が高まることを期待する。


日本からの荷物

2011年11月27日 | ブータン ライフ

 日本から家内に送ってもらった荷物が届きました。来季の授業に必要な書籍と日本食、シュラフ、ザック等です。シュラフ(寝袋)、ザックはインド行きに備えてのもので、荷物はひとつにして背中に担いで両手を開けておくのが置き引き対策の第一歩。また、予約でSLクラスしか取れなかった列車では寝具は自前で、おまけに泥棒さんが多いので貴重品は必ず自分のシュラフの中に仕舞って寝る必要があります。

 発送はEMSが安くて便利なのですが受付郵便局でプンツオリンには送れないと言われ、普通航空荷物で送ってもらいました。調べてみるとブータンの発送可能地域はゾンカ名で記載されていてプンツオリンのあるチュカも有りましたので、次回からはEMSで送ってもらいます。ただ、到着は発送から5日で届いたのでEMSと変りませんでした。

 私自身はあまり日本食にこだわる方ではないのですが、やはりお茶づけや味噌汁を頂くと胃袋がホッとします。ちょっと年取ったのかな... 送ってくれた家内には感謝しています。


フィリップ殿下

2011年11月22日 | 日記

 イギリス・エリザベス女王の夫たる、エディンバラ公爵フィリップ王配殿下である。 いや、この御老体は正論を吐く。 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2842016/8119183 確かに自然エネルギーなどというものは水力発電を除き、すべて”役たたず” なのである。 まさに、矍鑠たる90才

 コノ御方のジョンブル失言集がまた面白い! 以下、wikiより抜粋

1978年に日本の皇室に宛て送ったイリオモテヤマネコの保護を訴える手紙の付属報告書の中に、住民の島外退去の提案などがあったため、西表島住民の強い反発を招いた。

「英国人女性は料理ができない」(1966年

  • 「国民は、我々の生活にはもっと休みが必要だと言ってたくせに、今度は仕事が無いなどと文句を言っている」(80年代の不況時に発言)
  • 「あなたは女性ですよね?」(1984年ケニア訪問時、現地人女性に質問)
  • 「ここに長く住んでいたら、あなたたちみんな目が細くなりますよ」(1986年中国訪問時、中国に留学中の英国人学生に発言)
  • 「生まれ変わったら、死のウイルスになって人口問題を解決させたい」(1987年、著書の序文で)
  • 「あなたたちはほとんど海賊の子孫なのではないのですか?」(1994年ケイマン諸島訪問時、現地人に質問)
  • 「なんとか食べられずに済んだのですね」(1998年パプアニューギニアを探検した学生に発言)
  • 「うん、この工事はインド人がやったに違いない」(1999年スコットランド訪問時、ワイヤーが外れたヒューズの箱を見て発言)
  • 「きみは太りすぎているから無理だろう」(2001年「将来宇宙飛行士になりたい」と語った12歳の少年に返答)
  • 「まだを投げ合っているのですか?」(2002年オーストラリア訪問時、オーストラリア先住民ビジネスマンに質問)
  • 「どうやって免許取得試験中、スコットランド人は酒を飲まないようにするんですか?」(スコットランド訪問時、現地の自動車教習所の教官に質問)
  • 「このくそったれ!」(相手がフィリップと気付かず、駐車違反の切符を切ろうとした警察官に対して)
  • 「耳が聞こえない? このバンドの近くにいたら、不思議じゃないですね」(打楽器のバンド演奏の際、聴覚障害者に発言)
  • 「おお嫌だ。酷い病気にかかるかもしれないじゃないか」(オーストラリア訪問時、コアラを撫でるように頼まれた際の返答)

 


前期試験 立会い業務

2011年11月21日 | 海外ボランティア

 大学では18日から試験が始まっていてこれから一ヶ月間、学生は試験漬けとなります。この試験の立会に我々も駆り出され、今日一回目に立会いました。一般的な試験は午前9時から12時までの3時間あるいは午後1時から4時で、今回は朝の部でした。立会はただカンニングを見張るというだけではなく、問題用紙、解答用紙の配布から始まり、学生証と当人を確認してサインしたり解答用紙が足りない学生から要求があれば追加を配って確認のサインをしたりと結構忙しいです。

 その合間をみて問題と学生の回答を見ていました。教科はEngineering Chemistryで一年生の教養過程です。ところが最初の問題がシュレジンガー波動方程式の定常解を求める問題で少々のけぞりました。この証明は結構長ったらしくて日本の工学系の学生なら結論の式だけ知っていれば十分だ、位の事柄なのですが、ここではそれを延々と2-3ページに渡って記述させています。結構な数の学生がこの回答を書いているのですが、見ているとなんだか途中が飛んでいたり、結論がいきなり出てきたりしているのに気がつきます。どうも、証明式を丸暗記している感じです。もちろん、あれを丸暗記する気力と努力には敬意を払いますがそれがどの程度、彼らの将来の役に立つかと言うと極めて疑問です。これが、ブータン式なのだと思います。それがどのように応用展開するかとは関係なく、出題する方は高度な内容を出して、回答する方はその丸暗記を記述するといった所でしょう。この最初の設問に華麗に回答している学生が、CNT(カーボンナノチューブ)の医療応用を記述せよ、といった設問にはチャランポランな回答していたりするアンバランスが面白いところです。

 ともかく、学生は学期ごとの試験で3教科以上落第点を取ると留年になるので必死です。また留年は二年までで、それを超えると放校になります。という事で必死の学生達と一緒に、これから12月初めまで試験立会いが続きます。


手打ちうどん 続.

2011年11月20日 | ブータン ライフ

 昨日うどん作りがうまくいったので、今日は悪乗りして小麦2kg(15人前)もうどんを作ってしまいました。生麺は冷凍しておけば何時でも出来立てうどんが食べられます。一人前作るのも15人前作るのも手間はあまり変わりません。おまけに原料費は44Nu(70円)です。今晩はぶっかけうどんではなく、ちょっと甘辛く牛肉南蛮うどんを作ってみました。

 ところで、うどん作りは小麦粉の選定、塩加減、水加減、足ふみ、寝かせ、などなかなか奥が深いです。塩加減については最初は味付けかと思っていましたが、実は塩は茹でる過程で流れてしまいうどんの中には、ほとんど残りません。塩はグルテン(タンパク質)の収斂作用等で腰を強くする効果があるのです。凝り出すと、これも何処までも逝きそうですね。


下痢について

2011年11月20日 | 生命

 尾籠な話で申し訳ありませんが、ボランティアで開発途上国へ行って、一番頻度の多い健康問題が下痢です。下痢というのは腸内の毒物を排出する体の正常な反応で、これを止めてはいけません。昔は下痢になると正露丸で止めていましたが、これをすると毒素が体に回り症状が悪化します。ただし、下痢で失った水分を補給する必要があるのでスポーツドリンク等を十分飲む必要が有ります。

 私もブータンに来て二、三度下痢をしましたが、理由は明らかで、来たばかりの慣れていない頃にエマダチなどの超辛い食物を食べると下痢をしました。また、干肉のやや変質したの(コクのある微妙な味がします)を食べた時も来ました。これらは一過性で対象物が排出されると収まります。

 この、下痢の頻度というのは人それぞれで、よくやる人やそうでない人など多様です。この理由は腸内細菌フローラによると言われています。よく善玉菌としてビフィズスが言われますがそんなに単純な話では無く、その土地々々で最適化された細菌嚢があり、特にホルマリン耐性菌のグループが重要な役割を担っていることが解っています。これらは学問的にはプロバィオティクスと呼ばれています。また、最近下記のような記事が有りました。

http://news.e-expo.net/world/2011/11/post-110.html

 本当の話、腸内細菌の多様性というのは非常に重要で、免疫や発ガン性と深く関わっていて長生きしたければ腸内細菌の多様性を確保することです。これはヨーグルトを食べる、といった話ではなく、現地人の中に混じって同じ食事をし、同じ水を飲むことで達成できます。もちろん、腸チフスやコレラなどの病原菌には注意する必要がありますが、現地の何千年にも渡って維持されてきた料理方法や風習にはそれなりの理由があります。それを守っている限り日本で食事をするのと何ら変わりはありません。 人間、清潔だけではダメだという事ですね...


ブータン国王 国会演説(全文)

2011年11月20日 | 海外ボランティア

 ブータン国王御夫妻が訪日され、衆議院で演説された内容の全文和訳が入手できましたので掲載します。(Hさん、ありがとうございます。)

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 天皇皇后両陛下、日本国民と皆さまに深い敬意を表しますとともにこのたび日本国国会で演説する機会を賜りましたことを謹んでお受けします。衆議院議長閣下、参議院議長閣下、内閣総理大臣閣下、国会議員の皆様、ご列席の皆様。世界史においてかくも傑出し、重要性を持つ機関である日本国国会のなかで、私は偉大なる叡智、経験および功績を持つ皆様の前に、ひとりの若者として立っております。皆様のお役に立てるようなことを私の口から多くを申しあげられるとは思いません。それどころか、この歴史的瞬間から多くを得ようとしているのは私のほうです。このことに対し、感謝いたします。

 妻ヅェチェンと私は、結婚のわずか1ヶ月後に日本にお招きいただき、ご厚情を賜りましたことに心から感謝申しあげます。ありがとうございます。これは両国間の長年の友情を支える皆さまの、寛大な精神の表れであり、特別のおもてなしであると認識しております。

 ご列席の皆様、演説を進める前に先代の国王ジグミ・シンゲ・ワンチュク陛下およびブータン政府およびブータン国民からの皆様への祈りと祝福の言葉をお伝えしなければなりません。ブータン国民は常に日本に強い愛着の心を持ち、何十年ものあいだ偉大な日本の成功を心情的に分かちあってまいりました。3月の壊滅的な地震と津波のあと、ブータンの至るところで大勢のブータン人が寺院や僧院を訪れ、日本国民になぐさめと支えを与えようと、供養のための灯明を捧げつつ、ささやかながらも心のこもった勤めを行うのを目にし、私は深く心を動かされました。

 私自身は押し寄せる津波のニュースをなすすべもなく見つめていたことをおぼえております。そのときからずっと、私は愛する人々を失くした家族の痛みと苦しみ、生活基盤を失った人々、人生が完全に変わってしまった若者たち、そして大災害から復興しなければならない日本国民に対する私の深い同情を、直接お伝えできる日を待ち望んでまいりました。いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではありません。しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がれる国があるとすれば、それは日本と日本国民であります。私はそう確信しています。

  皆様が生活を再建し復興に向け歩まれるなかで、我々ブータン人は皆様とともにあります。我々の物質的支援はつましいものですが、我々の友情、連帯、思いやりは心からの真実味のあるものです。ご列席の皆様、我々ブータンに暮らす者は常に日本国民を親愛なる兄弟・姉妹であると考えてまいりました。両国民を結びつけるものは家族、誠実さ。そして名誉を守り個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちなどであります。2011年は両国の国交樹立25周年にあたる特別な年であります。しかしブータン国民は常に、公式な関係を超えた特別な愛着を日本に対し抱いてまいりました。私は若き父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代化に導くのを誇らしく見ていたのを知っています。すなわち日本は当時開発途上地域であったアジアに自信と進むべき道の自覚をもたらし、以降日本のあとについて世界経済の最先端に躍り出た数々の国々に希望を与えてきました。日本は過去にも、そして現代もリーダーであり続けます。

 このグローバル化した世界において、日本は技術と確信の力、勤勉さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、これまで以上にリーダーにふさわしいのです。世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の精神、断固たる決意、そして秀でることへ願望を持って何事にも取り組む国民。知行合一、兄弟愛や友人との揺るぎない強さと気丈さを併せ持つ国民であると認識してまいりました。これは神話ではなく現実であると謹んで申しあげたいと思います。それは近年の不幸な経済不況や、3月の自然災害への皆様の対応にも示されています。

  皆様、日本および日本国民は素晴らしい資質を示されました。他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でさえ静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対処されました。文化、伝統および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した資質の組み合わせは、我々の現代の世界で見出すことはほぼ不可能です。すべての国がそうありたいと切望しますが、これは日本人特有の特性であり、不可分の要素です。このような価値観や資質が、昨日生まれたものではなく、何世紀もの歴史から生まれてきたものなのです。それは数年数十年で失われることはありません。そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう。この力を通じて日本はあらゆる逆境から繰り返し立ち直り、世界で最も成功した国のひとつとして地位を築いてきました。さらに注目に値すべきは、日本がためらうことなく世界中の人々と自国の成功を常に分かち合ってきたということです。

「ブータンには寺院、僧院、城砦が点在し何世代ものブータン人の精神性を反映しています」 ご列席の皆様。私はすべてのブータン人に代わり、心からいまお話をしています。私は専門家でも学者でもなく日本に深い親愛の情を抱くごく普通の人間に過ぎません。その私が申しあげたいのは、世界は日本から大きな恩恵を受けるであろうということです。卓越性や技術革新がなんたるかを体現する日本。偉大な決断と業績を成し遂げつつも、静かな尊厳と謙虚さとを兼ね備えた日本国民。他の国々の模範となるこの国から、世界は大きな恩恵を受けるでしょう。日本がアジアと世界を導き、また世界情勢における日本の存在が、日本国民の偉大な業績と歴史を反映するにつけ、ブータンは皆様を応援し支持してまいります。ブータンは国連安全保障理事会の議席拡大の必要性だけでなく、日本がそのなかで主導的な役割を果たさなければならないと確認しております。日本はブータンの全面的な約束と支持を得ております。

 ご列席の皆様、ブータンは人口約70万人の小さなヒマラヤの国です。国の魅力的な外形的特徴と、豊かで人の心をとらえて離さない歴史が、ブータン人の人格や性質を形作っています。ブータンは美しい国であり、面積が小さいながらも国土全体に拡がるさまざまな異なる地形に数々の寺院、僧院、城砦が点在し何世代ものブータン人の精神性を反映しています。手付かずの自然が残されており、我々の文化と伝統は今も強靭に活気を保っています。ブータン人は何世紀も続けてきたように人々のあいだに深い調和の精神を持ち、質素で謙虚な生活を続けています。

  今日のめまぐるしく変化する世界において、国民が何よりも調和を重んじる社会、若者が優れた才能、勇気や品位を持ち先祖の価値観によって導かれる社会。

そうした思いやりのある社会で生きている我々のあり方を、私は最も誇りに思います。我が国は有能な若きブータン人の手のなかに委ねられています。我々は歴史ある価値観を持つ若々しい現代的な国民です。小さな美しい国ではありますが、強い国でもあります。それゆえブータンの成長と開発における日本の役割は大変特別なものです。我々が独自の願望を満たすべく努力するなかで、日本からは貴重な援助や支援だけでなく力強い励ましをいただいてきました。ブータン国民の寛大さ、両国民のあいだを結ぶより次元の高い大きな自然の絆。言葉には言い表せない非常に深い精神的な絆によってブータンは常に日本の友人であり続けます。日本はかねてよりブータンの最も重大な開発パートナーのひとつです。それゆえに日本政府、およびブータンで暮らし、我々とともに働いてきてくれた日本人の方々の、ブータン国民へのゆるぎない支援と善意に対し、感謝の意を伝えることができて大変嬉しく思います。私はここに、両国民のあいだの絆をより強め深めるために不断の努力を行うことを誓います。

  改めてここで、ブータン国民からの祈りと祝福をお伝えします。ご列席の皆様。簡単ではありますが、(英語ではなく)ゾンカ語、国の言葉でお話したいと思います。

 「(ゾンカ語での祈りが捧げられる)」

  ご列席の皆様。いま私は祈りを捧げました。小さな祈りですけれど、日本そして日本国民が常に平和と安定、調和を経験しそしてこれからも繁栄を享受されますようにという祈りです。ありがとうございました。

 


手打ちうどん

2011年11月19日 | ブータン ライフ

 友人がティンプーから来るついでに、こちらで入手できないキッコーマン醤油(made in シンガポール)をハンドキャリーいただきました。(Kさん、ありがとう !) そこで早速うどんを打つことにしました。今回使う粉はパン用の強力粉でモモ、ヌードルもOKという奴、1kg/22Nuでした。

 生地をコネて踏んで二時間ほど寝かして、伸ばしにかかります。

 さすが強力粉、強靭です。

 包丁が小さいので上手く切れませんが、まあこんなもんかな、キシメンだね。

これを10分ほど茹でて出来上がり。どうですこのツヤ!

あっという間に完食。 モモ(チベット餃子)用なので腰があってベロベロ感もあって、正にキシメンでした あー、旨かった! \(@^0^@)/


国王の訪日 地元報道

2011年11月18日 | ブータン ライフ

 国王の訪日は地元でもトップニュースで報道されていて、我々にもブータン人が良く話しかけてきます。こういう国交は本当に両国の友好を高める為に効果的ですね。いままでブータンなんて知らなかった多くの日本人が、今回の訪日でブータンの事を認識してくれれば王様も行った甲斐が有るというものです。



ブータン国王夫妻 来日

2011年11月18日 | 海外ボランティア

 ここ数日ブログ閲覧数が増えていて、昨日は一日で1000Hitを超え知らない間に累計15万Hitを達成していました。何事かと思ったら、国王夫妻が訪日してるからですね。

 国王は国会で立派な演説をされました。日本の家内もTVで見て知っていて、日本はちょっとしたブータン・ブームのようです。女性の話題はもっぱら王妃様の事のようで、銀座でユニクロに寄って、ピンクのサーモテックと黒のウルトラライト・ダウンを購入されたとか... ティンプーでも流行るかな?


大学のこと

2011年11月17日 | 海外ボランティア

 あまりインドのことばかり書いているとお叱りが来そうなので、大学のことを書きます。大学には一応毎日通って資料調べや、会議、学生のプレゼンレビュー、前期試験レビューなどに参加しています。

 学生の卒論中間レビューに参加した感想ですが、4グループほど電気・電子関連のテーマで卒論研究を進めているのですがその内容レベルはあまり高くありません。というのも、教授陣が今現在、自分の研究テーマというものを持っていないので、学生がそこら辺に転がっているテーマを適当に拾って取り上げている感じで継続的な学究的探求に基づく内容、といった感じが見られないのが現状のようです。ただ、先任の村松さんが指導しているグループだけは内容的に飛び抜けていて、しっかりした物になっています。また、レビューの進め方ですが驚くことに、教授陣が徹底的に発表している学生たちをヤッツケルというスタイルです。おいおい、そんな質問をしても答えようが無いでしょう、といった事をびしびし聞いて学生が返答に詰まる場面が多々ありました。また、指導教官までが同様な立場で質問するのにもあきれました。当方は企業で30年以上働いて来て、部下の育成や従業員の指導はまず”モチベート;動機づけ”が最重要だという頭が有りますのでなんともついていけない感じでした。

 また、前期最終試験が11月18日から開始されるに当たって、同僚同士で試験の相互確認を行います。私自身は今回は受け持ちは無いのですがこのレビューには参加しなくてはなりません。2教科・4試験ほど見た結果ですが特に留学帰りの若い教官の試験ではとにかくヤヤコシイ出題が多いのに辟易します。もともと、ブータンの教育は記憶、丸暗記が基本になっているので知識を詰め込んだものがここでの勝者な訳です。その勝者の先端が留学組で、彼らはとにかく教科書に書いていることは良く覚えています。しかし、ここでも言いたいのは実社会で必要なのは応用力であって、知識は丸暗記しなくても何時でもマニュアルを引けば出てくるという事です。もともと、丸暗記などということは無文字社会の語り部が最も得意とする技術であって文字の発明以来、紙がその代わりを務めてくれる様になっています。ましてや、誰もコンピュータと記憶力で張り合おうなんて無理な事は言わないでしょう。とは言うものの、サルも木から落ちる、出題の回答に計算違いが有ったのでしっかり指摘をしておきました。

 昨日はRUB(ブータン王立大学)の総長がこられてミーティングが有りました。総長はダショー(ナイトに類似の称号)ですが気さくな人物で且つ、実務的な内容の話をされていました。ブータンの全ての大学はRUBに統括され、今年の7月から独立行政法人の形態に移行しています。最大の問題は経費をどうするかという事で、日本の大学が数年前に蒙った事態がブータンの大学で起こっています。つまり、いままで全ての運用経費は政府が負担していて、大学はお金の心配などした事が無かったのに、7月からは自分の経費は自分で稼げ!と言われたので大変な訳です。こうなると、経費を削るかお金を稼ぐしかない訳で、ただでさえ教員が足りないのにどうすれば良いのか、と総長に迫る同僚もいました。この背景は良くは判りませんが政府の予算縮減とともに、大学にダイナミズム・実社会とのリンケージを深める、といった意味合いが有るようです。まあ、ブータンの大学もシャングリラの象牙の塔、という訳には行かないようです。


インド鉄道 予約システム

2011年11月16日 | 旅行

 今回予定しているのは下図の緑線で示したルートで、プンツオリン最寄のハシマラからスタートしてバラナシ(ベナレス)、カジュラーホ、オーランガバッド(アジャンター、エローラ)、ムンバイ、そこから飛行機でコルカタへ飛び、再び鉄道でハシマラに帰るルートです。全走行距離3552Km、10日間の旅です。青森・鹿児島間が2200Kmですからその1.6倍の距離で、これだけの距離を主に一等寝台(2A)に乗ってもたったの7400円足らず、これが3等寝台(SL)であれば2000円くらいで済みます。

 この鉄道予約は前にも書いたように http://erail.in/erail2.htm と https://www.cleartrip.com/signin を使えばルーティングから予約まで完璧にできます。ただし、まだ問題があってこのルートで6本の列車を乗り継ぐのですが、その内の3本がウエィティングリスト(WL)、つまりキャンセル待ちの状態です。インドでは出発二日前までのキャンセル料金が安いので、常にかなりのオーバーブッキングが発生して一ヶ月前でもすんなり予約が取れない事が多いそうです。私のステータスはWL1、WL2、WL9の三つで数字は待ちの順番を示しています。たとえばWL9の場合は、私の前に9人の先客がいて確定客かこの9人の内9名がこれから一ヶ月の間にキャンセルすれば私は席を確保できるわけです。この待ち状況はオンラインで見ることができます。(下表)私の待ちは21-12-2011・2AのWL32/WL10と書かれています。この意味はこれまでこの列車には32件のWL加入があり現在の待ちは10件という意味です。この状態で予約をするとWL10が得られてこの数字はWL33/WL11に変化します。WL32/WL10という事は22件のキャンセルが発生した事を示していますが問題はこのキャンセルが、私の待ちより前なのか後なのかです。前であれば私は繰り上がり席が確保できますが、後の場合は私の順番に変化はありません。ウエブではWL30位までは始発駅であれば大丈夫との情報もありWL9はまず取れると思いますが、たまたまこの同じ列車のSLクラスがWL2だったのでダブルブックでこれも予約を入れましたので、どちらかは確保できると思います。

 このウエイティング・リストという方法は、もちろんオンライン・コンピュータシステム上であれば容易に組むことが出来ますが、どうもインドではこれの専任担当者がいて人手でやっているようなのです。というのも、インドの鉄道システムはイギリス統治時代からありコンピュータのない時代に同じ機能を確立した経緯があります。

 考えてみると、鉄道というのは自動車と違い一本のレールの上を、何万トンという列車を、時には300km/時で動かすわけで、これが衝突しないことが最も基本的な要件です。日本の新幹線はこれを15分毎に走らせていて、これに慣れている我々はいかにも当たり前だと感じていますが、実はこれは大変なことなのです。インド鉄道は遅いだとか、遅延するだとか不評ですが、少なくとも運行ミスで衝突事故を起こした、とはあまり聞きません。反対に、中国の最新鋭の新幹線は先日、大事故を起こしてしまいました。

 つまり鉄道の運行は列車や線路といったハードウエアより、運行システムというソフトウエアが重要で、インドではこれをコンピュータ以前から確実に人手でこなして来た歴史がある訳です。私はインドを旅するには鉄道が安くて安全、快適なので一番だと思います。おまけに、夜行寝台を使えばホテル代は要らないし、寝てる間に目的地に着きます。インド鉄道の裏にある歴史と技術を考えながら旅するのも楽しいのでは無いでしょうか。


インド国鉄 予約

2011年11月14日 | 旅行

インドの鉄道予約を試みているのですが、空席が有るにもかかわらず最後のクレジットカードの支払いで弾かれてしまいます。(下記)

Sorry, we currently do not accept international cards for making bookings. We request you to choose an alternate mode of payment. 

IRCTCでもMake my tripでも同じです。 国策でしょうか? 困りました...

追記

 一件、80Rpほど手数料がかかりますが、ここで予約できました。

 https://www.cleartrip.com/signin


インド鉄道 検索サイト

2011年11月11日 | 旅行

 インドの鉄道路線を調べているうちに下記の便利なサイトを見つけました。

  ここー> http://erail.in/

 例えば、バラナシに行こうと思ったらFromに最寄のHasimara(HSA)、ToにVaranasi(BCY)と入れれば適切な列車を表示してくれてそのマップまで出ます。ちなみに朝7:52に乗ると翌朝3:45に着きます。日本のジョルダンみたいに乗り継ぎまでは検索してくれないようですが、かなり強力です。これで、しばらくは暇が潰せそうです。

 ちなみに、ハシマラからデリーに行くには同じ列車でいけますが7:52に出て着くのは翌日の夕方18:10です、なんと35時間+遅れ(平気で8時間とか遅れます。) インドは広い!


プンツォリンの町並

2011年11月11日 | ブータン ライフ

そういえば、まだプンツオリンの町を紹介していませんでした、

   

上の白い家の二階に住んでいます。一階は小コンビニでなかなか便利、店主と娘さん(二歳)

   

こんな道を下りて行くと野菜取引市場(ブータン最大)があります。その先の道は9月18日のシッキム地震で崖崩れ。そこを過ぎると橋の袂の巨大マニ車のあるレストランに出ます。

   

その道の向かい側には長距離バスターミナルが有ります、ティンプーより立派。コルカタ行きバスも止まっています。

   

その隣はいつもお世話になっている野菜市場。橋を渡ると中心街です。

   

町の中心はお寺とその前の公園。南国の木々が涼しい木陰を作っています。

   

良く行くスーパー、品揃え豊富です。果物屋もあります。

   

映画館、高級中華料理店、服屋、理髪店

   

本格ブータン料理のホテルレストラン、宝飾店(奥で作っています) ショッピングモールも

    

この門の向こうはインドです。人はこのゲート(上中央左)からインドに抜けます。帰ってくるのは右写真のゲートです。柵の向こうはインド