徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

びわ鱒燻製の味わい

2016年07月28日 | 燻製

いよいよ本命のびわ鱒の燻製をいただきます。

さすがに冷燻スモークドサーモンのような生々ではありませんが十分しっとりしています。

これを少しずつ指でちぎって口に運ぶ。味わってビールでそれを洗い流す。クー堪らんなあ!

ヒッコリーの香りと生の残る鱒の味としっとりした脂肪 身も美味しいしハラミの部分の脂肪の味わいも極上です。そしてまた別格に旨いのが皮。かなり硬いのでしばらく口の中で噛んでると何ともいえない旨みがジワジワと出てきます。

燻製にしたのは大正解でした、びわ鱒は当分入手できないけれど手羽とかまたやろう。牡蠣とかホタテの燻製も旨いだろうな、冬になったら造ろっと。

 


燻製の味

2016年07月26日 | 燻製

本命のびわ鱒はまだ寝かせてあるのでその他大勢の味の評価をば

まずたまごの燻製。塩漬けにした卵を燻製にしました。たまごって吸収が良いのか煙臭さが全然無くてマイルドな燻製に仕上がりました。ほんのりとした良い感じの燻製卵です。

お次は手羽。実は燻製仕立てにがぶりと食らい付くと、歯が折れそうなくらい皮が硬い!おまけに身はまだ良く火が通ってなくて半生の状態でした。WEBで検索してみると、どうも同じ経験をした人が多いようで、事前にボイルして燻製にするのが定石のようです。

しかし、今更ボイルするとせっかくの燻製が台無しになるので私は考えましたね、そうだレンチンだ! という事で電子レンジに放り込んで加熱2分。見事に皮はぱりぱりで燻製の匂いが残った美味しい手羽に変身しました。これは文句無く旨いぞ。手羽は安いし次回はボイルしてやってみようかな。食いかけ写真でゴメンネw

チーズとベーコンと卵とびわ鱒の中落ち ヒッコリーの香りが堪りません。感動的な美味しさです。

本命のびわ鱒ボディーは次回乞うご期待 ブログ引っ張るなーw

 


燻製が出来ました

2016年07月25日 | 燻製

燻製が出来上がりました。結局スモークウッド二本使って5時間燻しました。

チーズだけは溶けるのが怖いので3時間で取り出しました。

本命のびわ鱒はいい色に仕上がっています。

ベーコンはちょっと火が完全には通ってないかなと思いながら一切れ食べてみると衝撃的な旨さ! 燻したてなのでまだイガラッポさが有りますが、しばらく寝かせれば熟成してくると思います。

手羽と卵も上出来

燻製処理をしたあとしばらく寝かせる必要が有るので、味は続編で報告します。今晩のビールが楽しみだな

 


ビワ鱒の燻製作成

2016年07月25日 | 燻製

釣ってきたビワ鱒の燻製に挑戦です。まずは捌いた鱒を塩水に漬け込みます。普通は15時間くらいで十分らしいのですが時間調整もあり冷蔵庫で24時間漬けました。

流水で30分塩抜き。

その後、冷蔵庫で15時間乾燥させた後がこれです。

最初は鱒だけの予定だったのですが、どうせやるならと思いあれこれ欲張って準備してしまいました。豚ばら肉のベーコンは48時間塩漬け後塩抜き・乾燥したもの、手羽は塩コショウをして12時間乾燥、チーズは12時間乾燥、卵は5時間塩水に漬けた後3時間乾燥しました。スモークウッドは定番のヒッコリーです。

ああ、それから冷蔵庫で乾燥させた場合は燻製に掛ける前に室温に戻し、結露水を飛ばすことをお忘れなく。

スモークウッドに着火していよいよ燻製開始です。

段ボール箱には上下側面にドリルで合計12ヶ所の空気抜きの穴を空けています。煙がそこから出ています。

開始から90分経った状態、まだまだですね。

後編へ続く...


ビワ鱒を釣ってきました

2016年07月22日 | 趣味

今日は琵琶湖でビワ鱒を釣ってきました。この魚、雨の魚とも呼ばれるサケ科の魚で、昔から琵琶湖に生息しているのですが刺し網にもめったに掛からず幻の魚と言われています。ところが、最近になって船でトロールすると結構掛かる事が知られて比較的容易にお目にかかることが出来るようになりました。

といってもトロールするには船が要るわけですが私が船主のわけも無く指を咥えて見てるしかなかった訳ですが以前の会社でお世話になった方がヨットを持っていてビワ鱒釣りに行こうか、と誘ってくれて本日の釣行と相成ったわけです。

トロールで引いたのはこのエリア、彦根港を出て竹生島あたりまで行って、姉川河口を回って帰ってきました。朝5時に出港して13時半ごろの帰港でした。

それで釣れたのかって? 大物が2本釣れましたねw大きいほうが55cm、もう一本がそれより若干小さめだけど50cmオーバー!引きはバスのようなグワングワンといった感じじゃなくてトルクのある一本調子で引き込みます。特に大物は下に潜るようです。

アイスボックスに入りきれないような大物です。まな板からもはみ出します。

これをもって帰ると家内は恐れおののいて、ギョエーこれどうするのよ!? と言うから私が立派にU-tubeを見ながら捌きましたねw。

サーモンピンクのとても美しい魚ですね。この分は今晩、刺身とムニエルにして食べる予定で、残りはスモークにするので塩漬けにしました。

ところで、船上で夏の太陽に炙られるとひどいことになります。私の体もサーモンピンクになってしまいました(泣

という事でM橋さん、本日は本当にありがとうございました。

 

追記: 不思議な事があります。ビワ鱒は釣った当日は結構生臭さがあって、雌だったのでイクラが取れたのですがとても食べれないだろうと思っていました。それを醤油漬けにして一日置くと何ともいえない良い味に変ってきました。身のほうも取れたてと一日置いた今日とでは全然違います。一日置くと何ともいえない特有な美味しさ、これがビワ鱒の味かと思うような独特の味わいが出てきました。これにはウーンというしか有りません。魚の味ってのは奥が深いですね。燻製にするのが楽しみです。

 


出雲大社へ行って来た

2016年07月19日 | 歴史

島根県の出雲大社へ行ってきました。出雲は古事記、日本書紀の神代の章の3分の1を占める古代日本における重要な場所です。

出雲大社は奇妙な造りになっていて参拝者は祭神である大国主命の正面ではなく左横から参拝する形式になっています。

これは出雲を武力制圧した大和の勢力が大国主命の祟りを恐れて出雲大社に拝殿を追加したのでこの様な形式になっているのです。拝殿の後ろの本殿は千木、鰹木を掲げた立派な造りです。

ところが、古代出雲の神殿はこんなものではなく6階建てビルに相当するような高層建築だったという記録文書が残っていてその柱のあとも発掘されています。神社のそばに島根県立古代史博物館があり、そこには古代出雲神殿の模型と柱の実物が展示してあります。何故このような高層建築を造ったかというと、古代日本海は中国・韓国との交易が盛んで出雲はその中心地であって、これが灯台の役目をしていたという説があります。

あと、出雲荒神谷から発掘された銅剣の展示も圧巻です。

しかし、本来出雲は銅鐸を祭祀とする文化で銅剣は敵の大和の祭祀物のはずです。なぜ荒神谷から大量の銅剣が出土したかについてはこの博物館では不明としています。しかし、梅原猛の説によると、敵の祭祀を破壊して埋める事で敵に呪いをかける呪縛の意図があったのでは無いかと書いています。そして銅剣を全て破壊するのは大変なのでXを刻んで埋めたのだという事でした。それでそれを確かめるために展示してある銅剣を仔細に観察しましたがXは私には見つかりませんでした?謎ですね... 

そして銅鐸の数々、

出雲大社の直ぐ西側には稲佐の浜があります。イナサ=否・佐=YES or NO 大和の軍勢が出雲に降伏を迫った場所です。勝った大和はここで大国主を処刑しその祟りを封じるために出雲大社拝殿を造った。

翌日は出雲一の宮である熊野大社を訪れました。熊野大社の祭神は伊邪那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命、長ったらしい名前ですが要するにスサノウのことです。スサノウとアマテラス、出雲と大和の対立の構図。

ここにも立派な注連縄が飾ってあります。

熊野大社には亀太夫神事という面白い行事があります。出雲大社の宮司が火起こしの道具を借り受けるため餅を持参して来るのですが、それを受ける熊野大社の亀太夫という神官がその餅に難癖をつけてさんざん小言を言うのです。そして最後に出雲大社は出雲の人のおかげでやっていけるのだぞという意味のことを言う。

出雲大社は元々は灯台で、そこに大国主を祭ったのは大国主を殺した大和であって出雲大社の神官(千家)は大和が派遣してきたヘリコプター宮司です。それに対して出雲の地神である熊野は1600年前の恨みを未だに忘れていない、という事ですかね...

大和族が送り込んだ千家宮司と大和の王である皇室との繋がりは今でも深いようです。余談ですが出雲宮司の千家国麿さんに嫁いだ高円宮典子さんは出雲の田舎暮らしが嫌でしばしば東京にお帰りになっているようですねw 

熊野大社を参拝していると山のほうから大きな音がしてきていきなりの大雨になり暫く雨宿りをしていました。最後に雨に祟られた出雲参りでした。

 

追記 荒神谷の銅剣のX印の件ですが図書館で荒神谷発掘記録を探して読むとやはり実際に358本の銅剣のうち344本に刻印がされていたとの事 やはり梅原猛の敵(大和)の祭祀器破壊説は説得力がある。