徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

ルパートの滴に銃弾を当てると...

2017年05月27日 | 物理

嗚呼、世の中にはまだまだ知らないことがいっぱいあるんだなあ、と思ったので徒然に...

溶けたガラスを水に落として出来る滴のような形をしたガラス(ルパートの滴、オランダの涙)は驚異的な強度を持っている。このガラスに38マグナムの銃弾を当てると銃弾の方が粉々に粉砕されてガラスはビクともしない\(^o^)/ 

先ずは下の動画をご覧あれ。

作り方は簡単で普通のガラスをバーナーで溶かして水に落とすだけ。こうすると表面は急冷されるが内部はゆっくり冷やされるので負圧が発生し内部応力として残る。1平方センチ当たり8トンもの応力が残るらしい。これが強度の秘密だ。この存在は17世紀のヨーロッパで既に知られていてルパート公が実験に立ち会ったのでその名がついたらしい。

面白いことに、この滴の尾っぽの先をペンチなどで折ると一瞬にして全体が砕け散る。応力が解放されるのだ。不思議なものだね(´・ω・`)

 


水槽立ち上げ16日目

2017年05月24日 | 熱帯魚・水草

亜硝酸は検出限界以下になりました。

つぎの悩みは水槽のpH。硝化が進みCO2を添加したら少しは下がるかなと思っていましたが全然下がらなくてpH7.5のままです。ピートモスも古ストッキングに突っ込んで2塊ほど沈めているんですが効果なし。恐らく濾材を以前海水で使っていたのでCaが固着しているんでしょう。

そこで、少々荒業ですがクエン酸を投入してみました。粉末クエン酸を大匙一杯を投入するとpHがいったん6.0位までさがります。しかし半日もすると元の7.5に戻る。Web情報だとこれを繰り返すと元に戻らなくなる、というのもありました。調べるとクエン酸とCaが反応してできるクエン酸カルシウムは不溶性らしいのでこれが出来ればpHが下がってl来るのかもしれません。しばらくクエン酸添加を続けてみようかな... 

ただ、

経験から言うと極端な事をすると碌なことにならないからなあ(´・ω・`)

 

 


水槽立ち上げ15日目 亜硝酸が消えた

2017年05月23日 | 熱帯魚・水草

水槽立ち上げ15日目で亜硝酸が突然消えました。ゼロダウン現象です。

まだちょっと赤みが残ってるけど、明日になれば完全にゼロになるでしょう。亜硝酸検出から5日で硝化細菌が繁殖したことになります。これで初期プロセスは完了で、あとは硝酸濃度がどのような推移をたどるかですね。フィルターの中のプレナムに仕込んだ炭素元(バイオプラスチック)が効いてきて脱窒が上手く行けば目標のバランスド・アクアリウムの完成です。

あと、水草にCO2を供給するための発酵槽を追加しました。

原材料は2Lのペットボトルに砂糖300gと塩大匙一杯と水、それに野生酵母元として枯れ葉を少々。これで発酵が始まりました。発酵速度はかなり遅いけどこれなら長持ちして手間いらずですね。拡散はチューブの先を密閉フィルターの吸水ストレーナに突っ込んでます。こうすればCO2は長い流路でほとんど溶けるし、もし溶け残っても最後はポンプインペラーでシャーっと微細気泡になってしまいますからね\(^o^)/

 

 


水槽立ち上げ10日目 やばい亜硝酸が!

2017年05月18日 | 熱帯魚・水草

水槽の亜硝酸濃度を調べると、なんと亜硝酸がはっきり出てる\(^o^)/

水槽セットして10日目だけど、その前に3週間ほど濾材に餌をたっぷり含ませて空回ししていたのでニトロ・ソモナス、ニトロ・バクターなどの硝化細菌は充分発生してると高をくくっていたのになんてこったい!

一般的な水槽のたち上げ推移は下記のようなものです。https://experimentsinaquaponics.org/2015/02/01/fishless-cycling-for-aquaponics/

早ければ1週間で亜硝酸(茶色線)が現れ、その次の一週間を過ぎると突然のゼロダウンでスッキリ亜硝酸が出なくなり硝化が完成する。

そういえば先週、魚が鼻上げをしていたので急遽エアレーションをしたけど、あれはアンモニアが出てたということかな...今は生体は全員元気です。ということで、今後一週間くらいで亜硝酸が無くなるのを期待してます。

追記

Wikiで硝化細菌を調べると下記の記述がありました、空回しで硝化細菌を殺しちゃったみたいです(´_`;)トホホ

これらの細菌は独立栄養細菌で、それぞれアンモニアの酸化、亜硝酸の酸化によりエネルギーを得る。有機成分の存在下ではほとんど増殖せず、死滅することもある。

 

 


水槽立ち上げ 4日目

2017年05月12日 | 熱帯魚・水草

白濁が収まってきたのでパイロットフィッシュとしてラスボラ・ヘテロモルファ5匹を入れた。それだけでは寂しいのでミクロソリウムも一株植えました。

しかし、泳ぎの早いチョコマカ動く魚を撮るのは難しいねw

注文していたTDS(Total Dissolved Solid :総溶解固形物量)メーターも届いたので計測を開始。172ppmでした。ちなみに今日のうちの水道水は78ppm。

左がTDSメーター、右がpHメーター これらは以前5,6千円出して買った覚えがあるけど、今ならアマゾンで中国から680円送料込みで買える\(^o^)/

TDSメーターは電気伝導度を測って温度補正をしたうえでppm単位に換算して不純物(イオン)濃度を示してくれる。超純水ならゼロ表示になる。水槽で200ppm以下なら清浄といえる。ただし、ミネラル分が多い硬水でもTDS値は上がるので単純に数値だけで汚染しているとは言えない。pHが低くてTDSが高い場合は硝酸イオンによる汚染が進んでいると言えるかな。

ちなみに底床は川で採ってきた天然砂、ソイルは入れません。というのも、ソイルを入れれば水草は良く育つけど消耗品なので二年ごとにリセットして総入れ替えする必要がある。そんな手間をかけるのは嫌です。この水槽の目指すところはメンテナンスフリーのバランスド・アクアリウム=手間いらず、ですからね(´・ω・`)

 


海水水槽から淡水水槽への切り替え

2017年05月08日 | 熱帯魚・水草

25年ほど続けてきた海水魚水槽を淡水水槽に切り替えることにしました。目標は東南アジアの緑の水景で、メンテナンスフリー水槽をめざします。

ということで、濾過槽に入っていたサンゴを取り出して淡水用の濾材に入れ替えました。5年間全然洗浄していない海水濾材がこれ。

素人目にはただの汚いサンゴですが、海水魚マニアがみれば喉から手が出る逸品ですぞ。なんせ5年間無洗浄、無換水を維持してきた濾材で、まさにバクテリアの塊。それもただのバクテリアじゃなくて脱窒バクテリアがたんまり含まれてる\(^o^)/

濾過器はエーハイム2260改w

というのも、2260のポンプ1260だと流量が多すぎて淡水魚が洗濯機のようにかき混ぜられてしまうので流量が半分(2000L/h->1000L/h)の1250に変更した。チャンバーは2260用で容量が18Lもあるし、ドレインコックが付いてて便利。

濾材はシポラックスとエーハイメックを半々で15Lくらい投入。ハッキリ言って淡水ではこんなに大量の濾材は必要ないんだけどタンクがでかいのと手元に大量の濾材が有ったので全部ぶち込みました。それでも容量が余るので濾材の上に止水域をつくり、脱窒を目論んで厚手のスポンジでぐるぐる巻きにした還元BOXを二個仕込みました。還元BOXは海水で効果抜群だったので淡水でも硝酸濃度を低下させてくれると期待しています。

それで、今日の状態がこれ、ぷかぷか浮いてるのは琵琶湖で拾ってきた流木。重そうなのを選んだつもりだけど浮きますねw 水につけてりゃそのうち沈む かな?

水は白く濁っています。というのも、濾材を立ち上げるため3週間ほど前から濾材だけ魚の餌とアサリを大量にぶち込んで水回しをしてたのでバクテリアが大量に発生しています。フイッシュレス・サイクリングというやつです。亜硝酸はすでに全く検出されないのでろ過自体は立ち上がっていると思います。ただ、余りに富栄養状態だったので従属栄養細菌が大量発生しているのでしょう。そのうち澄んでくると思いますので追って報告します。

pH 7.1 水温 25.6℃ 亜硝酸 0.3mg/L以下 TDS 未測定