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徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

英語力についての関連記事

2010年11月03日 | 海外ボランティア
前回、英語力について思うところを書いたが、それに関する記事があったので紹介します。
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 日本とフランスは比較的、互いの文化を尊重しているといえるだろう。しかしフランス旅行中 に、不快な体験をしたという日本人旅行者の声もある。これは、日本人とフランス人のコミュニケーションにおけるマナーの違いによるものが多いようだ。 
フランス人のブログ「Shinmanga」では、フランス人の筆者が日本人とフランス人のコミュ ニケーションの違いを紹介している。フランスでは欧米諸国と同様、言葉で明確に伝えるのがコミュニケーションの基本となる。そのため相手の意見を否定するときも、はっきり言葉で伝える。 しかし日本では、言葉はあくまで一手段で、沈黙や曖昧(あいまい)な表現なども含めて コミュニケーションしている、と筆者は語る。例えば、言い過ぎるよりも沈黙を選ぶことがある という。会議の席上で、言葉と言葉の間が欧米人よりも長いことがあり、フランス人の中にはこの沈黙の間に動揺する場合がある、とつづっている。また否定的な意見の場合は、率直に 言うのを避け、曖昧で、遠まわしな表現を使うのが、フランス人の感覚とは大きく異なる、と感じるようだ。 そのほか、日本人は相手の目を見ながら話さないという点にも触れている。相手の顔を 直視せず、のど元のあたりを見ながら話すという日本人も多い。フランス人同士ならばマナー 違反であるが、日本人の場合は悪意がないので、不快に思わないでほしい、と説明している。 一般的にフランスでは、日本人は人との輪を大切にする、静かな人たちであるといわれることが多い。一方で何を考えているのか理解しにくいという印象をもたれることもあるが、これは このようなコミュニケーションの違いが理由となっていそうだ。 国際化が進む中、欧米企業と取引が進む企業も増えている。語学習得も大切だが、それ ぞれの国の文化を知り、このようなマナーの違いを理解すれば、より円滑なコミュニケーションが可能になるだろう、と筆者は提案している。

英語力について

2010年10月30日 | 海外ボランティア
JICAの海外ボランティアに参加するには英語の試験がある。今回の22年秋募集からはそれがTOEICに統一された。私自身は数年前、業務上の関係でTOEICを受験していたので、その結果を提出することで試験が免除されていて、仮に一次にパスした場合でも英語試験は無いので気が楽である。

私は理系のせいもあり、はっきり言って英語が苦手である。しかし、外国で拙い英語でコミニュケーションをとる事は大好きで、どちらかと言うと日本人と会話するより饒舌になる面がある。これには私のある貴重な教育経験が関係している。
今から25年以上も前の事であるが、企業教育の一環として3日間の英語特訓コースに参加を命じられた。普通なら3日ほど英語を詰め込んでもどうにもならない。如何せん、中学、高校、大学と10年にもわたる英語教育でどうにも為らなかった会話能力が3日でどうにも為るわけがない、と....、 ところが、である。3日間で私は華麗な変身をとげてしまった。
この教育コースの内容はかなりユニークで、最初に、部下に無理な残業の指示を英語で出すという事を自分で演じビデオ撮影し、其れをレビューすることから始まる。これから始まり3日間、徹底的に追及されるテーマは”コンテクスト;文脈”或いは"バーバル、ノンバーバル"という言葉によるコミニュケーションに関する文化的背景、特に日本人の特殊性に関するものであった。
その主旨を要約すると、日本人は相手が”YES"と言った場合でも、その背景にあるコンテクストを探ろうとする。たとえば相手があくびをしながら言ったか、足をデスクの上に乗っけたまま言ったかで、これはモシカシタラ”YES"と言っているが実はそうではないのでは無いか? などと考える傾向が有る。しかし、アメリカ人、ドイツ人、中国人etc.etc.に於いてはそれは関係なく”YES"は”YES"なのである。なぜ、日本人がコンテクストを重要視してノンバーバル・コミニュケーションを行うかだが、これには島国という閉鎖的な環境が影響している。例えば、米国のように人種のるつぼのような場所では、それぞれの民族の文脈の意味するところがさまざまでそれに立脚したコミニュケーションなど取りようが無い。日本は長い間、島国で単一民族として文化を育ててきており暗黙のルールを共有することが出来る故にコンテクストが成り立つ。しかしこの様な例は極めて珍しく、世界の普遍的なあり方とはかけ離れていることを理解すべきであろう。
私はこの講義を受けるまで英会話がほとんど出来なかった。なぜなら外国人の振る舞いに含まれているコンテクストを読めない状況でニヤニヤ笑ってこちらに敵意が無いことをわからせる以上に踏み込む事が出来なかった。ところがである、この教育コースで日本人を除く世界の大多数の人間は、コンテクストは無視して言葉・バーバルなコミニュケーションに100%依存している、と言うことに目覚めたわけである。しゃべらなければ意思は通じない、これがエッセンスである。
以降、私はこれを肝に銘じ、恥も外聞もなく英語でしゃべり捲くり、今でもとても上品で知的な英語とは言えないがそれを続けている。ついでに言うと、コンテクストを無視するという事は実に気が軽くなる、いらぬ気を使う必要が無いからしゃべった言葉だけを信じて相対することが出来るわけで日本語より饒舌になる理由はここらに有るのであろう。

本多勝一 極限の民族について

2010年10月23日 | 海外ボランティア
私がなぜ海外ボランティアをやろうと思ったのか、と言うことであるが、これには長い長い背景がある。確か高校生の頃だと思うが朝日新聞の本多勝一が北極エスキモー、ニューギニア高地人、アラビア・ベドゥインの集落に半年ほど入り込んでその文化、生活を伝える、というルポルタージュがあった。あの当時はまだベトナムでどんぱちやっていたし、若者は書を捨てて町に出ていた時代だ。ヒッピー文化、世界放浪、繋がった世界、今時の若者が観光旅行で気軽に海外に出かけるのとは違い、自分の人生を探しに旅に出る、そんな雰囲気があった。そんな時代背景のなか、多感な高校生の私は本多勝一にめぐり合った。これは一種の突撃ルポで彼とカメラマンはエスキモーのイグルー(氷の家)にもぐり込み、生肉を食べ、エスキモーと同じ生活をする。白夜の夏と暗黒の冬、日本とは異質の世界だ。ところがエスキモーとは不思議に心が通じ友情が育まれてくる。(最後にお別れの記念に5円玉を渡したら、金と勘違いしたエスキモーの親父がそうではないと判ってかんかんに怒るくだりはあるが。)つぎのニューギニアでも、高地人が口で噛んで柔らかくした竹の子を食べろと言われ、仕方無しに貰って飲み込んだり、の苦労はあったが心はエスキモー以上に通じ合った。しかし、砂漠の民、ベドゥインとは最初から最後まで喧嘩、価値観が全く違うのである。そこで本多は言う、砂漠の論理はイスラムの論理であり同時にキリスト教の論理でも有る。この論理が世界のスタンダードであり、むしろ日本人あるいはニューギニア高地人が異質なのだ、と。この3部作は極限の民族として今でもアマゾンで手に入る。これにぐぐっと引かれた私は大学で山岳部の戸をたたき、ネパールにトレッキングに行き、最後はエクスペディションで登頂するという経緯を辿ることになった。その後、結婚して仕事や子育てなどの世事に追われ、この世界から遠ざかっていたが色々あって会社を早期退職し、暇な頭によみがえったのが海外への思いであった、と言うわけである。

健康診断結果について

2010年10月23日 | 海外ボランティア
JICAに送った健康診断結果で、私のLDLコレステロール値が144で139以下という基準値を超えていたことを書いたが、日本脂質栄養学会というレッキとしたオーソリティーが下記のような声明を最近出していることを見つけた。LDLコレステロールは悪玉とされていたが、なんと多いほうが寿命が長いらしい。私にとっては結構なことだが、医者の言うこともあてにならない物だ。ウエスト93cmも長生き出来ると言ってくれないかな。
日本脂質栄養学会
コレステロール ガイドライン策定委員会 (2010年度版)
序文
高脂血症のガイドラインはすでに動脈硬化学会などから出ており、例えば
コレステロールを例に取れば、いわゆる悪玉といわれるLDL-コレステロー
ルを140mg/dL 以下にすることが目標としてかかげられている(総コレステ
ロールなら220mg/dL 以下)。しかし、これまでのガイドラインにはいくつ
もの大きな問題点があったため、ガイドラインとして成立していない。一般
の人達のみならず医療関係者も、総コレステロール値が高いと総死亡率がど
うなるかをきっと知りたいと思うはずだ。しかし、これまでのガイドライン
には、その総死亡率のデータが全く表示されていなかった。もしも想像とは
逆に、コレステロールが高い人達の総死亡率が低いのであれば、今まで常識
だったコレステロール害悪説を考え直す必要が出てくる。
我々のガイドラインでエビデンスを示したように、総コレステロール値あ
るいはLDL-コレステロール値が高いと、日本では何と総死亡率が低下する。
つまり、総コレステロール値は高い方が長生きなのである。このことは専門
家の間では10 年以上前から分かっていた。なぜこのような単純で重要なこ
とが一般には知らされていなかったのだろうか。

JICA シニア・海外・ボランティア秋募集応募

2010年10月21日 | 海外ボランティア
本日、応募書類をJICAに提出した。提出書類は応募調書、応募書類2件、語学調書、健康診断書の5通。応募調書は住所、経歴、家族構成等のデータを記入したもの。応募書類は応募の動機、抱負、要請に対する自分の技術適合性などをA4二枚に文章で書いたもの。語学調書はJICAの4段階分類の英語能力レベルとその根拠となるTOEIC等のエビデンス書類。問題は健康診断書でJICA指定の書類に応募期間内に検診を受けて医師に記入してもらったものを提出する必要がある。

自慢では無いが長年の飲酒癖で肝機能インデックス、特にγーGTPの値はこの20年間正常値に入ったことが無く、常に120あたりを、うろうろしていた。ちなみにJICA規定の正常範囲は100以下である。この応募に際しては少なくとも一次選考は必ず通ってやろうと心に決めているので検診の一ヶ月前から完全な断酒と積極的な飲水および肝臓サプリの摂取を開始した。飲水は以前、台湾に赴任していた際にどういうわけか尿酸値が10.0を超えて危険ゾーンに入った事があるのでそれを下げるためであった。肝臓サプリはWEBで調べた結果、マリアアザミ・エキスというのが利くという情報があり其れを含んだDHCの乾杯パワーという、何ともふざけた名前のサプリメントを購入して飲み続けた。ちなみにマリアアザミは古くから肝臓細胞の賦活、再生に効果があると認められておりドイツでは現在、薬剤認定されている。また体力トレーニングは5Kgのダンベル運動と近所の400mほどの山への登りをほぼ毎日続けた。 さてその効果の程であるが健康診断の結果が昨日届いたところγーGTPが57、尿酸値4.7、Hb-A1cに至っては4.1と下限値(4.3-5.4)を割ってしまった。ただしBMI(肥満度)が惜しいことに25.1で正常限界の25を若干超えてしまっているのと、腰周りが93.2cmと完全にメタボ体型である。あとLDL悪玉コレステロールが139以下に対して144であった。その他の肝機能、糖尿病、血圧、貧血、脂質等に関するインデックスは完全に近い結果でザマーミロという気分だ。さてさて、12月9日の結果発表を待つことにしよう。