主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2014-02-14 18:49:01 | 読書
冲方丁著『はなとゆめ』
初めてこの題名を聞いた時は、少女漫画雑誌を思い浮かべてしまいましたよ。
小説の題名は他の方と被らないようにするというのは、遠い昔、どなたかの本だか漫画だかの後書きで読んだことがあるのですが。
ですが、本を読んだら、確かにこの題名を付けたくなるよね、と思う次第。
ついでにタイトルがすべてひらがな、というのも頷ける。
「華と夢」ではちょっと雰囲気が違うし「華とゆめ」なら割と良い感じだけど、漫画雑誌と漢字違いなだけになってしまう印象。
漢字とひらがなで、かなり印象が変わりますよね。
というのを、この本で結構感じました。
また、内容とはずれる話で、申し訳ないのですが、この本の中で「ゆいいつ」って必ずひらがなで書かれているのですよね。
私は「唯一」という漢字の方が好きなので、わざわざひらがなな所に何か意図があるのだろうか、と凄く気になって・・・。
あ、題名とは違って、本文に何度も出てくる「はな」は「華」という漢字になっています。これは確実に漢字の方がぴったり。

で、中身の方なのですが、時代物が続いていらっしゃるようで、今回は清少納言を題材に。
こういう歴史物は、どんなにいい話だと思っても、作者さんが自分が集めた資料から得られた人物像なのですよね。
私は、今まで清少納言本人側からのは読んだことがないのですが、他の作者さん達が書いた紫式部の話を読んで、そこでちらちらと出てくる彼女を読んでの印象を混ぜ合わせて自分の中に出来てしまっていた人物像と、違いすぎて違和感がいっぱいでした。

こういう作品で人気が出ると、「そういう風な人物である」というのが一般的になってしまうのでしょうね。
吉良上野介さんが悪人に描かれがちになってしまうみたいに。


夢枕獏著『大江戸恐龍伝 第一巻』
密林さんは、一度品物をチェックすると、「そう言う方には○○」とお薦めをしてくれますが、その中で上がってきたのがこれ。
粗筋読んで、なんで私、これをチェックしてなかった!!!
私好みなお話しですよ。
もう5巻まで出ているよ!

物語の発端は、1771年。平賀源内がエレキテルを世に送り出す5年前のことである。時に源内44歳。
高松藩を脱藩し自由の身となった源内は、長崎に赴く。そこで嵐の中、発見された龍骨を見て、その存在を暴こうと野心に燃える。
同じ頃、紀州の漁師が乗った船が嵐に遭い、漂流。南の孤島に辿り着き、そこで見たこともない巨大な爬虫類に襲われていた--。
その後、大坂で円山応挙とともに龍の掌の化石を見に行った源内は、それを祀る寺の法巣主から、その昔、龍の掌を竜宮から持ち帰ったという男の話を聴くことになる。
京で若き日の鬼平・長谷川平蔵や上田秋成に出会い、この頃から、源内は、龍に導かれるように、不思議な事件に巻き込まれていくことになるのである。

密林さんで紹介されている内容紹介から。
実在の人物をモデルに描かれた擬歴史小説。
第1巻は、恐竜の「き」の字ぐらいしか、恐竜が出て来ません。
まだ、源内の人なりとか、発端とか、その程度です。
で、最後に、恐竜に関わると思われる文書を巡るあれこれが始まる!というわくわくモードで終了です。
巻末に、全巻目次が載っているのだけれど、これを見ると恐竜に出会えるのが相当先だと分かる。
続々と届いている予約本を片付けながら、こちらも読み進めて行きたいと思います。

後で、3連続目の予約本を受け取って、ついでに2巻の予約をしてこよう。
コメント
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