主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2013-05-16 11:45:57 | 読書
9日に拍手&コメントを下さった方
ありがとうございます。「2089」以降、ちゃんとした新作が無いのが残念です。
PS3で格好良く動くヴァンツァーを見たかったです・・・(もう諦めている)


「大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー」
ちょっと前に読んだ「坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー」でこちらが紹介されていたので、予約して借りてきました。
今作の執筆者は飛鳥井千砂、有栖川有栖、乾ルカ、門井慶喜、坂木司、似鳥鶏、誉田哲也、宮下奈都、吉野万理子の各氏と選者の大崎さん。
本屋さんという私も大好きな場所でのお話ということで、楽しみにしていたのですが、どうも私の好みとは違うようで。
日常の謎系仕立ての作品が多かったのですが、なんか微妙なのが多かったです。
有栖川さん、坂木さん、宮下さんの3人のお話は私の感性に合いました。日常の謎、笑いが出る(男のロマンが詰まったお店が舞台ですが、このシステム、漫画でもやって欲しいなあ。たまに数冊ぐらい、序盤を見本にして置いてあるけど、もっと多くあったらいいのにと思う)、胸打つ系なお話でした。
大崎さんのは「本屋さんがテーマなら面白いかな」と思ったのですが、今回はご自身初のお客さん側の視線で書かれたのは・・・微妙でした。

あと日頃思っていること。
最近、本屋大賞など書店員さんが持ち上がられていますが、地方都市の本屋に、そういう人を見かけたことほとんどないよ。
本屋さんで「子供の朝読におすすめな本ありますか?」って聞いたことあるけど、答えられた人少ないもん。


恒川光太郎著『竜が最後に帰る場所』
5つの中・小編集です。
タイトルの作品が一番最後に掲載されているのですが、これが一番良かった。
こういうファンタジー好きだなあ。
「風を放つ」は序盤の人間関係が、心を鬱屈させる・・・。人付き合いって怖い。
「迷走のオルネラ」は最後の最後で私にはホラーになった。
「夜行の冬」もじわじわと来る怖さ。
「鸚鵡幻想曲」はファンタジーなのだろうけど、集合体(詳しく言うとネタバレになるので言わない)を想像すると!私には怖い、怖いよ!

今回も思ったけど、この人の文章好きだなあ。
「風を放つ」は文体によっては、私の好みの書き方ではなかったら「ふーん」で終わってしまいそうなのですが、この人だと「ちょっとここで止めないで」と先を知りたいような、余韻が残る感じ。
実は上のアンソロジーでは、そういう感想を持った人が多かった・・・。
この恒川さんのようにお好みの方に出会えることもあるので、アンソロジー巡りは止められないですね。
近藤さんのはどうしようかあ、ペットに興味がないので、頼んでないのだけど。


ペット繋がりで。
数日前、なんとなく発言小町を見てきたら、「お宅の犬」と言ったら怒られた」というトピを見つけて驚きましたよ。
犬じゃ駄目なの!
雄、雌じゃだめなの!
いい年した大人が「ワンちゃん」「男の子、女の子」と言えと?
ペットは家族なんだからと言うことらしいですが・・・。
そして、そのように言うべきだという答える人が一定数いるのですねえ。
(そういう人が挙げた具体例にまた衝撃。例えば赤ちゃんに「その人間、男?女?」とは聞かないでしょ、だそうです。)

自分がそう思うのはいくらでも自由ですが、それを他人に強要するのって。
「自分の価値観>他人の価値観」と言っていると気付いていらっしゃらないのでしょうか。

私も自分の価値観を人に押しつけないよう気をつけないとね。
しつこいですが、上のアンソロジーの最後の作品の出だしで読書好きで気合いが入っている書店員が空回っているのが、苛つかされたのよね。
私も本好きだけど、人に布教する際は気をつけるよ。誰しも本に愛があるわけではない。
コメント (2)
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