おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

スケールを早く覚える秘密がここに?

2019年04月04日 | グネーシンソルフェージュ
ロシア近辺の国々が、奏法だけであの音楽的な演奏と進みの速さが可能になっているとは考えにくくなってきておりました。

様々なアプローチを試みた結果、素晴らしいカリキュラムが出来上がったのだと思いますが、その中の一つにソルフェージュの取り組みがあると思います。

こちらの動画を見て「ははぁ、そういうことか」と思いました。

以前、中央音楽学校のプレスクールの生徒さんのレッスン動画をご紹介しました。
その生徒さん、半年で調号3つまでのスケールを弾いていたと思います。短調も2つか3つまで弾いていたような・・しかも反進行も。

どうしてそんなに早い内に弾けるようになるのかと思っておりました。
もちろん選ばれた生徒さんですが、それにしても早い、猛特訓している様子も感じられない・・
ん~、なぜ?

その答えがここにあるのではと・・
グネーシンのソルフェのレッスン動画です。

18分辺りから

先生がC-durスケールの反進行(シンメトリー)を弾き何か質問しました。(なんとおっしゃっているかはわかりません)
生徒さん「これスケール、スケール」
先生「何調かしら?」
生徒さん「ハ長調」
そのあと反進行してることをおっしゃっているような・・
「さよなら」と離れていると。

今度はa-moll
生徒さん「反進行」(たぶんそう言っているような・・)
先生「調は?」
生徒さん「イ短調」(リャ・ミノール)

次はC-durの3度音程の並進行を聴かせます。
そして生徒さんに弾いてもらっています。
全員同じことはやらせません。反進行を弾かせる生徒さんもいます。半音階の反進行まで・・。おー、すごい。
スケールの練習をまだしていないと思われる生徒さんは1本指で弾いています。

6度の並進行を先生が弾き、最初の音程を生徒さんが6度と答えています。

ソルフェージュのレッスンで音程の感覚を初回から行っていること、長調・短調も初回から行っていること、これがスケールを覚えることにすぐにつながっているようです。

ピアノのレッスンだけでスケールをどんどん習得しているわけではないのだとこの動画を見て知りました。

ソルフェージュが演奏に結びつく一つの例です。

Evgenia Oskolova's Music Theory open lesson № 2

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