ロシアンメソッドでレッスンをしていて私が一番伝え辛い事は、「重さを掛ける」事です。
初めからこのメソッドでレッスンを受けている生徒さんはノンレガートから始めますので、私の生徒の場合は短くとも5カ月間はリラックスさせた腕で深く鍵盤に沈めて音を鳴らすことをします。というより、それしかやらないと言ってよいほどです。
なのでこの感覚は自然に養われていきます。
ところが途中で奏法を変える、というより直す(本来ピアノはガンガン弾きません)生徒さんにこの感覚を知ってもらうのは骨が折れます。
重さと言うと押す事と勘違いされることがあるので私はあまりこの言葉は使いません。
よく言うのは「寄りかかる様に」です。
それでも伝わり辛く、最近は「椅子に座るのと同じ。椅子を取って座っている格好をするのはつらい」と言います。
海外ではこの感覚をHangingと言っているようです。
ツィメルマンの公開レッスンでも実際にそう言っています。
おー!ツィメルマンも教えています!
昨年見つけたこちらの先生の動画、ドミソの弾き方を教えるのに10分以上かけています。
その中で何度もHanging downとおっしゃっています。
モロゾワ先生の演奏です。
Irina Morozova - Bortkiewicz Etude Opus 15 No 9
スライムを鍵盤にのせて弾いてもらうことも有効です。
ただ、ブスブス突き刺す生徒さんもいるので色々伝え方を編み出しておく必要があります。
人間の感覚は人それぞれですので。
その中で正確に伝える技術を指導者は持つ必要があります。
初めからこのメソッドでレッスンを受けている生徒さんはノンレガートから始めますので、私の生徒の場合は短くとも5カ月間はリラックスさせた腕で深く鍵盤に沈めて音を鳴らすことをします。というより、それしかやらないと言ってよいほどです。
なのでこの感覚は自然に養われていきます。
ところが途中で奏法を変える、というより直す(本来ピアノはガンガン弾きません)生徒さんにこの感覚を知ってもらうのは骨が折れます。
重さと言うと押す事と勘違いされることがあるので私はあまりこの言葉は使いません。
よく言うのは「寄りかかる様に」です。
それでも伝わり辛く、最近は「椅子に座るのと同じ。椅子を取って座っている格好をするのはつらい」と言います。
海外ではこの感覚をHangingと言っているようです。
ツィメルマンの公開レッスンでも実際にそう言っています。
おー!ツィメルマンも教えています!
昨年見つけたこちらの先生の動画、ドミソの弾き方を教えるのに10分以上かけています。
その中で何度もHanging downとおっしゃっています。
モロゾワ先生の演奏です。
Irina Morozova - Bortkiewicz Etude Opus 15 No 9
スライムを鍵盤にのせて弾いてもらうことも有効です。
ただ、ブスブス突き刺す生徒さんもいるので色々伝え方を編み出しておく必要があります。
人間の感覚は人それぞれですので。
その中で正確に伝える技術を指導者は持つ必要があります。