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おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

目的を明瞭に

2025年04月23日 | 不思議な音の国

「不思議な音の国」を使っておりますが、
この本をしっかりと習得してくれたら
奏法の基礎の第一歩が習得できるとやってきました。


丸7年使って、本当にその通りになった生徒さんは、
毎日1時間は練習をした生徒さんたちのように思います。


しかし、多くの生徒さんはこうはいきません。

練習を怠ってはいなくとも、

指の支えが作れなかったり、腕の力みなくその重さで
音を鳴らしたり、手首から持ち上げて音を離したり、

といったことが上手く習得できない生徒さんは
珍しくありません。


この教本に変えた頃は、指の力みのある生徒さんが多く、
まずは一音を良い音で弾けるようになること。

それを目標にしていました。


そのことに気をとらわれていたと
今は思います。

それも大事ですが、なんのために
そうするのかをもっと伝えるべきだったと思います。


なんのために・・

それは音楽のためです。


私は歌うようにピアノで演奏できることを
自分自身は目指しています。

歌にかなうものはないと日頃から思っています。

生きた音楽にしたいのです。



5月に今年最後の発表会があります。

3月、4月の発表会の反省を踏まえ、
5月の生徒には生きた音楽にするために
この音で弾いてほしい、と伝えています。

こう伝えた方が、皆、納得した顔になります。

目的が当たり前すぎて、逆にちゃんと伝えていなかった、
と思いました。


不思議の教本を修了したものの、
基礎の奏法が身に付いていないと
思う生徒さんたちに、

2音からのレガートの練習を
「まいにちのゆびのれんしゅう」として渡しました。

全員、片手ずつスラーの最初の音を
まずは腕の重さを載せて弾く所からやり直しです。


スラーの終わりをなぜか指で切る生徒が多いので、
膝の上で弾いて確かめてもらいます。

そして、これを活用できる曲を渡します。


はじめの一歩2は、目次にテクニック別に
曲が並んでいるので便利です。

曲を弾いていれば身に付くと思いやってきましたが、
一日30分位の練習ではどうやら身に付かないのでは?
と思うようになりました。

曲ではない、単純な指の練習をして
それに付随する曲を渡した方が
表現のためにしているということが
子どもにもわかる、と思います。


もっと早くそうすべきでした。

時間がかかることだからと、
いつまでもその時を待っていただけだった
と思います。



まだ私にも出来ることが残っている、
と思えてきました。

一つの方向に偏ってしまっていました。

大元の目的を見失ってはいけない、
と今回の発表会を通して気付かされました。


こんな事を言って、
来月の発表会後にはまた何を思うのか・・


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