招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

お台場のファッションビルで固まるの巻

2011年03月01日 | 日常
私はなぜか、英語で話しかけられることが多い。

いや、べつに見た目が英語圏とのハーフっぽいとか、
バリバリのキャリアウーマン風(死語か?)とか
そういうんでは全くない。

ごく普通の、ありふれた熟年女性だと思う。

それなのに、いろんなところで
英語で道を尋ねられる。

困る。
本当に困る。

応えたいのはやまやまだが、私は全く英語が喋れない。

中学高校と、英語の成績は良かったはずなのに、
今では全く喋れない。
簡単な単語ですら、いざ英語で話しかけられると
緊張して出てこない。

身振り手振りと、気合いで通じるときはそれでいいが
そんなことはマレである。

旅先で途方にくれる外国人になんとか協力したいという気持ちはあるが、
いかんせん言葉の壁は厚くて高い。


先日のお台場観光でも、
ショッピング中に、ファッションビルのエレベーター前で
目指すブランドの店舗の場所を尋ねられた。

一応、先方が何を言おうとしているかは、
聞き取れる。
しかし、その返事ができない。
ま、その店舗の場所はどっちみち分からないので
「あいどんとのう」と言えば良いんだろうが、
それではなんだか申しわけない。
それで、冷や汗流しながら固まっていた。

すると、ちょっと離れていたところにいた娘がやってきて
にこやかに応えはじめた。
娘も、その店舗は分からないのだが
とりあえず受付フロントに行って教えてもらえばどうか
というようなことを、英語で言っている。

母、尊敬のまなざしを娘にむける。

そういえば、この子高校は英語科だった。
そういえば、この子英語スピーチコンテストで入賞していた。
そういえば、短期留学をしたいと、英検とかいろいろの試験で級をとってた。
そういえば、海外旅行経験はわりとあった。

いろんなことを思い出した。

当時は、こんなこと役に立つのかとか
お金ばかりかかってしょうがないなぁなどと
亡夫に文句を言っていたことも思い出す。

いやはや、役に立ってるじゃないか…。


「え?え?お母さん、あれくらいも喋れないの?
 中学生程度の会話やんか」

と娘に言われてもできないものはできないのだ。

旅先で、娘をちょっと見直した。
・・・・・ちょっとかよっ。


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2 コメント

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お嬢さん素敵! (カエ)
2011-03-01 19:14:50
楽しそうな母娘旅行、いいですね。わくわくしながら読ませてもらってます。

英語は私も苦手です。聞き取れません。どんな簡単な単語でさえも、外人さんの口から出ると別物になってしまいます。
それでも身振り手振りで何とかしようと頑張るペコさんはとっても素敵です。
カエさんへ (peco)
2011-03-03 01:01:29
ありがとうございます♪
身振り手振りでなんとかしようとしても、
なんとかならないところがあかんのですけどね。えへへ。