「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県飯塚市 「 鹿毛馬神籠石 / 列石 」

2021-07-11 16:21:29 | 古墳・ 遺跡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿毛馬神籠石は、鹿毛馬川に面した馬蹄型の丘陵地に形成された神籠石で、

築造年代や目的については諸説ありますが、

おおよそ7世紀頃(1400〜1300年前)に造られた古代の山城というのが一般的です。

通常は、神籠石は200メートルを越える高い場所に築かれる事が多いのですが、

鹿毛馬神籠石は、30〜80メートルの低い丘陵地に築かれている事が特徴的です。

列石は約1,800個もの切石が使われ、

全長約2キロメートルに渉って土塁の腰石が形成されており、

標高の低い場所に建てられており、

谷部には暗渠式(あんきょしき)の水門が2ヵ所あります。

水門跡の調査で、7世紀前半の須惠器甕破片(すえきかめはへん)が出土し、

築造年代に手掛かりを与えました。

鹿毛馬神籠石は、昭和20年2月に約3万4302㎡が国の指定史跡に指定され、

平成14年3月に追加指定を受け、総面積35万8238㎡となっています。

 


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