タンパラ按司の墓がある津喜武多グスクの全景
( 沖縄県中頭郡西原町小波津 )
タンパラ按司墓は、津喜武多 ( チチンタ ) グスクの下にあるが、
このグスクとの関連は定かではない。
タンパラ按司の墓がある津喜武多グスクは、
中北山系の今帰仁世の主が後北山の怕尼芝 ( はにし ) に滅ぼされた時、
今帰仁世の主の四男がこの地に逃げ延びて住み着き、津喜武多御嶽を守護神として崇拝し、
グスクを築いて津喜武多按司と名乗ったと伝えられている。
また、一説には伊波按司の二男が築城したとも言われている。
小波津団地の西方、標高60メートルほどの丘の上に築かれたグスクであり、
通称「チチンタグスク」と呼ばれている。
現在は造成などで石垣などの遺構は何も残されていない。