「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

大分県中津市本耶馬渓町 「 青の洞門を走る 」

2016-03-06 09:57:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



















































完成した当時は 「 樋田の刳抜 」 ( ひだのくりぬき ) と呼ばれていたが、
江戸時代末期から大正時代にかけて、 「 樋田のトンネル 」 や
「 青の洞門 」 と呼ばれるようになったとされる。

1906年 ( 明治39年 ) の観光案内書 『 耶馬渓案内記 : 天下第一の名勝 』 では、
「 山陰鑿道 ( さんいんさくどう ) 又洞門と呼ぶ 」 と紹介し、
洞門を以降で略語として用いている。
同書で青地区については 「  ( あを )  又生 ( あをふ ) と云ふ 」
「 頼翁再遊の帰途即臘月十二日含公と共に一宿せし地 、
( 記文 阿保村 ( あほむら ) ) なれども今其宿舎詳ならず 」 と
頼山陽が訪問したときの故事を紹介している。

1913年 ( 大正2年 ) の観光案内書 『 耶馬渓案内記 』 では
伝承を紹介するなかで 「 之より桟道を樋田の刳貫 ( ひだのくりぬき ) と称し
交通頗る便となった 」 と記し、
「 耶馬渓洞門 Aonodo-mon at Yabakei. 」 と書かれたトンネル入り口の写真を紹介している。

1914年 ( 大正3年 ) の 『 山水随縁記 』 には
「 進んて耶馬渓の入口たるの洞門に至れは、
今尚ほ有名なる樋田の隧道を見む。」とある。
「 青の洞門 」 が用いられた他の初期の例としては、
1923年 ( 大正12年 )の『尋常小学国語読本 巻十二 』 や、
1942年 ( 昭和17年 ) の大分県の史跡指定がある。



沖縄県那覇市 ・ ブラタモリ / オールド那覇 「 波之上宮 ( なみのうえぐう ) 」

2016-03-06 06:41:06 | 沖縄



岩の上に鎮座する波之上宮 ( 波の上ビーチからの眺望 )








正面から見た本殿






入り口にある鳥居






境内に明治天皇の立像が建っている




昨夜、NHK 「 ブラタモリ 」 で紹介された 「 2つの那覇 」 。
その中でオールド那覇とニュー那覇をめぐった。
これからそのオールド那覇からニュー那覇へと、
めぐった順番に毎日ひとつずつ紹介して行きたいと思っています。

先ずは、タモさんと桑子アナが最初にめぐった波之上宮 ( なみのうえぐう ) です。

波之上宮は那覇市若狭にある神社で
海のすぐ側にあり崖の上に鎮座している。
沖縄県内で特に有名な神社で初詣は、多くの参拝者で賑わう。


■由来
当宮の創始年は不詳であるが、遥か昔の人々は洋々たる海の彼方、
海神の国(ニライカナイ)の神々に日々風雨順和にして
豊漁と豊穣に恵まれた平穏な生活を祈った。
その霊応の地、祈りの聖地の一つがこの波の上の崖端であり、
ここを聖地、拝所として日々の祈りを捧げたのに始まる。

波上宮の御鎮座伝説に往昔、南風原村に崎山の里主なる者があって、
毎日釣りをしていたが、 ある日、彼は海浜で不思議な 「 ものを言う石 」 を得た。
以後、彼はこの石に祈って豊漁を得ることが出来た。
この石は、光を放つ霊石で彼は大層大切にしていた。
この事を知った諸神がこの霊石を奪わんとしたが
里主は逃れて波上山 ( 現在の波上宮御鎮座地で花城とも呼んだ ) に至った時に
神託があった。

即ち 「 吾は熊野権現也この地に社を建てまつれ、然らば国家を鎮護すべし 」 と。
そこで里主はこのことを王府に奏上して社殿を建てて篤くまつったと言う。
以来、中国、南方、朝鮮、大和などとの交易 ( 琉球王府直轄事業 ) 基地であった
那覇港の出船入船は、 波上宮の鎮座する高い崖と神殿を望み、
出船は神に航路の平安を祈り、入船は航海無事の感謝を捧げた。

また人々は常に豊漁、豊穣を祈り琉球王府の信仰も深く、
王みづから毎年正月には列を整え参拝し、
国家の平安と繁栄を祈るなど朝野をあげての崇敬をあつめ、
琉球八社 ( 官社 ) の制が設けられるや当宮をその第一に位せしめ、
「 当国第一の神社 」 と尊崇された。
明治の御代になるや、同23年官弊小社に列格し、
沖縄総鎮守としてふさわしい社殿、境域の結構を見るに至ったが、
先の大戦で被災した。

戦後は、昭和28年に御本殿と社務所が同36年には拝殿が再建された。
そして平成5年、平成の御造営により、 御本殿以下緒社殿が竣工。
翌年5月、緒境内整備が完工した。



所在地 : 沖縄県那覇市若狭1丁目25番11号

御祭神
主神 : 伊弉册尊・速玉男尊・事解男尊
相殿神 : 竈神(火神) 産土大神・少彦名神 ( 薬祖神 )

例大祭 : 5月17日 官幣小社列格、
御鎮座告祭式の日を大祭日とし古くからナンミン祭と呼ばれ県民に親しまれている。


長崎県佐世保市 ・ 相浦風景 「 湾内の小島 」

2016-03-06 06:09:38 | 船 ・ フェリー ・ 港














相浦港の桟橋から眼と鼻の先にある小島。
そのカタチが独特なので、
すごく印象に残っている。

隠れて見えないが、
島の向こう側に鳥居らしきものが見えたような気がするが・・・
写真を撮っていないのでなんとも言えない。

とにかく、これも相浦風景である。