こんにちは。
堀越二郎『零戦 その誕生と栄光の記録』のその2です。
今日は感想です。
【感想】
先に読んだ吉村昭『零式戦闘機』よりも、零戦設計の様子がよくわかります。難しい用語や表現は用いられず、とてもわかりやすくなっています。文系頭のわたしでも充分理解できました。
零戦の技術は当時かなりすぐれたものであり、日本人が物真似の民族ではないことも伝わりました。
しかし、堀越は神風特別攻撃隊については複雑な気持ちをもっていたのだと思います。もちろん堀越は、零戦がのちのち敵に体当たりするために用いられるとは思ってもいなかったでしょう。
映画「風立ちぬ」では、このあたりはどのように描かれているのでしょうか。気になるところです。
さて、零戦シリーズ(全3回)はこれでおわりますが、次は阿川弘之『雲の墓標』を読むことにしました。
『雲の墓標』は、特攻隊員の話です。
今日も来てくださってありがとうございました。(おわり)
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