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「You're My Everything」~いつまでも聴いていたい一曲・・

2010-02-19 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
よりインターナショナルになったPatrizio Buanneのニューアルバム、
その名も「PATRIZIO」。

イタリアに加え世界のラヴ・ソングをPatrizioカラーに彩り、
聴く人をたちまち魅了していきます。
様々なサウンドを取り入れた独自のアレンジも際立ち、
聴くたびに新しい発見があったりして、どんどん好きになっていくアルバムです。

そんなアルバムのエンディングの曲・・
この曲が何とも言えない余韻を残し、ますますアルバムを手放せなくなってしまうの。

前に一度ご紹介しましたが、こちらの方が音声がきれいなので、
ぜひもう一度お聴きくださいネ。
アルバムの中で一番好きな曲です。

「YOU'RE MY EVERYTHING」- Patrizio Buanne



いつまでも聴いていたい一曲・・

原曲は、
フランスのユニットSanta Esmeralda(サンタ・エスメラルダ)の同名バラード(1977年)。
もちろん曲そのものが素晴らしいのは言うまでもありませんが、
でも、なんていうんでしょう、曲そのものの美しさに加え、
Patrizioのエンターティナーとしてではない、飾らない素顔の魅力を感じてしまうの・・。

アーティストって、一曲一曲のストーリーに想いのすべてを込めるもの。
Patrizioもインタービューで、
「YOU'RE MY EVERYTHINGには、すべての愛しいもの・・
・・人だったり、街だったり、絵画だったり・・を思い描きながら、
この3分間に僕の想いすべてを込めたんだ」
そう話していました。

哀愁の漂う美しいストリングスの旋律が、
シンプルなだけに、Patrizioの優しさをより一層感じさせますよね。
Patrizioの一言一言がまるでPatrizioの心そのもの、
聴く人の心に深く深く届きます。


もう一度歌詞をご紹介しておきますネ。



「YOU'RE MY EVERYTHING」

You're my everything
the sun that shines above you makes the blue bird sing
the stars that twinkle way up in the sky
tell me I'm in love

When I kiss your lips
I feel the rolling thunder to my fingertips
and all awhile my head is in a spin deep within I'm in love.

You're my everything
and nothing really matters but the love you bring
you're my everything
to see you in the morning with those deep brown eyes

You're my everything
forever and a day I need you close to me
you're my everything
you'll never have to worry, never fear for I am near

For my everything
I live upon the land that see the sky above
I swing within her ocean
sweet and warm there's no storm my love

You're my everything
no nothing really matters but the love you bring
You're my everything
to see you in the morning with those deep brown eyes

You're my everything
forever and a day I need you close to me
You're my everything
you'll never have to worry, never fear for I am near
You're my everything


<Kaori訳ですが・・ >

You're my everything
君がいるから太陽は輝き 青い鳥もさえずる
星も空で輝きを放っていられるんだ
さあ言って 愛しているって

君に口づけすると指先にまで稲妻が走るよ
こんなにも君を愛していることを思い知ってしまう

You're my everything
君がくれる愛だけだよ 僕にとってかけがえのないものは
You're my everything
僕に向けられるブラウンの深い瞳
君と朝まで一緒にいられたら・・

You're my everything
ずっとずっとそばにいてほしい
You're my everything
何も心配しなくていい 怖がらないで 僕はここにいるよ

For my everything
青空の下に広がる深く大きな海に 僕は揺られているんだ
どこまでも優しく 温かく 穏やかな 君の愛に
My Love・・





Patrizio Buanneのニューアルバム「PATRIZIO」
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アルバムの感想、ぜひお聞かせください☆
pat_kaori@mail.goo.ne.jpまで!



「LIEFLING」 ~My Love 愛しい人よ

2010-01-08 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
「LIEFLING」from 「PATRIZIO」Special South Africa Edition.


本年もどうぞよろしくお願いいたします!
今年もまたPatrizioにメロメロな予感・・!

昨年の終わりに少しご紹介しましたが、
Patrizioが歌う南アフリカのヒットソング「LIEFLING」(=Darling)、
とってもとっても素敵なラヴ・ソングなんです。

Patrizioが語学に堪能なことはもうご存知ですよネ。
母国語のイタリア語に加え、
英語、ドイツ語、ポーランド語、スペイン語、フランス語は、ほぼ完璧、
挨拶程度なら日本語を含め、さらに数ヶ国語を話します。
Patrizioが日本語で歌ってくれたParla Piu Pianoも素晴らしかったでしょう?

そして今回、最新アルバム「PATRIZIO」の南アフリカ盤のボーナストラックとして、
初めて南アフリカ語でレコーディングしたんです。

こちらはその南アフリカ盤のプロモビデオで、
「MAMBO ITALIANO」、「HAVE YOU EVER REALLY LOVED A WOMAN?」に続き、
アコースティング・ギターのサウンドから始まる「LIEFLING」、
一部だけですがぜひご覧くださいネ!

「LIEFLING」- Duet with Steve Hofmayer
           from 「PATRIZIO」Special South Africa Edition



ビデオで見られるのは一部ですが、全歌詞をご紹介しておきますネ。
なんてロマンティック・・!

「LIEFLING」
(イタリア語で「Cara」、英語で「Darling」、日本語で「愛しい人」)
  イタリア語の部分はPatrizio作詞

Patrizio(イタリア語)
  Cara, questo è la storia nostra che ti canto
  Cara, tu sei la vita mia, non lasciarmi
  Tu sei l'amore
  Cara, non puoi gettarlo via, tu sei mia
  Cara, stringere la mia mano e sorridi
  Insieme a me, Insieme a me..

  Darling..これは僕たちのストーリーだよ
  君は僕の人生そのもの 行かないで
  君は愛そのものだ
  Darling..もう離れられないよ 君は僕だけのもの
  Darling..さぁ 手をとって 微笑んで
  これからずっと一緒だ

Steve(南アフリカ語)
  Jy weet dat ek nie sonder jou kan bestaan nie
  Jy weet dat jy ook nie alleen kan bestaan nie
  Dit weet jy goed

Steve & Patrizio(南アフリカ語)
  Liefling kan ons nie maar vergeet en vergewe
  Liefling ek kan nie sonder jou verder lewe
  Dit weet jy goed

  君なしではいられない
  君も同じだよ 君もよく知っているようにね
  もう待てないよ
  来る日も来る日も 君が恋しくてたまらない
  さぁ この気持ち受け止めて

※大サビ Patrizio(イタリア語) 
  Se non ci sei, soffrirò
  Se te ne vai, morirò
  Adesso quì, ti vorrei
  Solo per tè, canterò

  (文字化けしてしまう場合のために
   Se non ci sei, soffriro
   Se te ne vai, moriro
   Adesso qui, ti vorrei
   Solo per te, cantero)

  君がそばにいてくれないと 僕はだめになってしまう
  君がいなくなってしまうと 僕は死んでしまうだろう
  ずっとここにいてほしい
  君だけのために 歌い続けるから

Steve
  Jy weet dat ek nie sonder jou kan bestaan nie
  Jy weet dat jy ook nie alleen kan bestaan nie
  Dit weet jy goed

Steve & Patrizio
  Liefling kan ons nie maar vergeet en vergewe
  Liefling ek kan nie sonder jou verder lewe

Patrizio
  Dit weet jy goed
Steve
  Dit weet jy goed
Patrizio
  Dit weet jy goed
Steve
  Dit weet jy goed

Steve&Patrizio
  Tu sei l'amore


Steve Hofmayerは、南アフリカでとても人気のあるシンガーです。
ベテランの貫禄で、Patrizioの声質とも合っていて、
素晴らしいデュエットですよネ。

私、「YOU'RE MY WORLD(IL MIO MONDO)」とか「YOU'RE MY EVERYTHING」とか、
男性からの一途な求愛にとってもとっても弱いんです。
この「LIEFLING」も究極のラヴ・ソングです。

体の奥深くにまで浸透してくるPatrizioの美しい低音、
そしてビデオでは聴くことができないのがとても残念なんですけど、
大サビの部分に、私、メロメロなの・・

Solo per tè, canterò ・・君だけのために 歌うよ・・

これって究極でしょう? 鳥肌が立っちゃう!

私、Patrizioには、
Ti Amo、I love you、愛してる・・って言われるより、
Solo per tè, canterò ・・君だけのために 歌うよ・・
そう言われたいもの!

歌い終えた後、「Grazie」「Baie dankie」と、相手の母国語でお互いを称える場面もあるんです。
Patrizioも話しているように、音楽って本当にボーダレス&タイムレスですよネ。
Patrizioが今後どんなラヴ・ソングを紹介してくれるのかますます楽しみです。



Patrizio Buanneのニューアルバム「PATRIZIO」
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「YOU'RE MY EVERYTHING」 ~What an Ending~

2009-10-07 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
This is my absolute favorite from 'Patrizio'.
    It brings tears to my eyes and makes me miss you so much..


Patrizioの「YOU'RE MY EVERYTHING」、
毎日毎日、毎日毎日、ずっとずっとず~~~~っと聴いてるの・・
ニューアルバム「PATRIZIO」の中で私が一番好きな曲です。

こちらのインタビューのラストでフルで聴けます。
アルバムをまだ聴いていらっしゃらない方、ぜひぜひ聴いて~・・

Radio Podcastなのでアルバムと比べて音質は劣ります。ご了承くださいネ。




またはこちらから!


原曲は、フランスのユニットSanta Esmeralda(サンタ・エスメラルダ)の
同名のラヴ・バラードです。(1977年)
Santa Esmeraldaは、イギリスのロックバンドThe Animals(アニマルズ)の
「悲しき願い (Don't Let Me be Misunderstood)」をフラメンコ風にカヴァーし、
それが世界的記録を放ち一躍有名に!
Michael Jacksonの「Thriller」より少し前のことです。
「The House of the Rising Sun(朝日の当たる家)」もカヴァーしています。

Patrizioの歌う「YOU'RE MY EVERYTHING」は、
私の中では「FLY ME TO THE MOON」や「CRAZY」とはまた違う魅力があって、
なんていうんでしょう、
エンターティナー Patrizio Buanneとしてではない、Patrizioの心そのものを感じちゃうの・・

Patrizioの一言一言に胸キュン・・

アーティストって、一曲一曲のストーリーに想いのすべてを込めるもの。
Patrizioも南アフリカの取材で、
「YOU'RE MY EVERYTHINGには、すべての愛しいもの・・
人だったり、街だったり、絵画だったり・・を思い描きながら、
この3分間に僕の想いすべてを込めたんだ」
そう答えていたんです。
私が一番好きなこの曲のことを特別にこのように語ってくれて、
この曲がますます愛しくなりました。

この「YOU'RE MY EVERYTHING」は、
ニューアルバムからの最初のシングルカットが決定しています。
やはりPatrizio自身この曲に深い思い入れがあるんですね。
Patrizioの心がストレートに伝わってくる上、
美しいストリングスの旋律がより優しくより切なく哀愁を残しています。
これがアルバムラストの曲だなんて、なんていうエンディングなんでしょう。

あ~~、だめ、また涙が出てきちゃう・・




「YOU'RE MY EVERYTHING」

You're my everything
the sun that shines above you makes the blue bird sing
the stars that twinkle way up in the sky
tell me I'm in love

When I kiss your lips
I feel the rolling thunder to my fingertips
and all awhile my head is in despair deep within I'm in love.

You're my everything
and nothing really matters but the love you bring
you're my everything
to see you in the morning with those deep brown eyes

You're my everything
forever and a day I need you close to me
you're my everything
you'll never have to worry, never fear for I am near

For my everything
I live upon the land that see the sky above
I swing within her oceans
sweet and warm there's no storm my love

You're my everything
no nothing really matters but the love you bring
You're my everything
to see you in the morning with those deep brown eyes

You're my everything
forever and a day I need you close to me
You're my everything
you'll never have to worry, never fear for I am near

< あくまでもKaori訳 >

You're my everything
君がいるから太陽は輝き 青い鳥もさえずる
星も空で輝きを放っていられるんだ
さあ言って 愛しているって

君に口づけすると指先にまで稲妻が走るよ
こんなにも君を愛していることを思い知ってしまう

You're my everything
君がくれる愛だけだよ 僕にとってかけがえのないものは
You're my everything
僕に向けられるブラウンの深い瞳
君と朝まで一緒にいられたら・・

You're my everything
ずっとずっとそばにいてほしい
You're my everything
何も心配しなくていいんだよ 怖がらないで 僕はここにいるよ

For my everything
青空の下に広がる深く大きな海に 僕は揺られているんだ
どこまでも優しく 温かく 穏やかな 君の愛に
My Love・・



私が特に好きなのは、

I swing within her oceans
sweet and warm there's no storm my love・・なの・・

大切な人にとっていつもそんな存在でいられたら・・
心からそう思います。



Patrizio Buanneのニューアルバム「PATRIZIO」
とにかくニューアルバムを聴いて~!Patrizioのすべてが詰まっています!
Bravissimo Patrizio!! It's a Masterpiece!!!
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アルバムの感想、ぜひお聞かせください☆
pat_kaori@mail.goo.ne.jp

「MAMBO ITALIANO」 ~「Ey MAMBO!」 in Australia

2009-09-16 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
You'll always go CRAZY and MAMBO the night away!


ニューアルバム収録の「MAMBO ITALIANO」、
もう私、ここ数日ずっとずっと、

Ey Mambo! Mambo Italiano, Go-go-go♪ なの~♪

Patrizioは今週いっぱいオーストラリアです。
9/15早朝、オーストラリアNo.1のBreakfast show「Sunrise7」に出演し、
「MAMBO ITALIANO」をパフォーマンス!
早朝だというのにとっても素敵です!







「MAMBO ITALIANO」は1954年、
Bob Merrill (ボブ・メリル)がイタリアのフォークソングをマンボにアレンジしたもの。
Dean MartinやRosemary Clooney(確かジョージ・クルーニーの叔母様ですよね)、
Sophia Lorenも歌いました。

「Mambo Italiano」Sophia Loren



私、Patrizioヴァージョンの007サウンドが大好き!
なんてThrilling!
マイクスタンドさばきもいつにも増してキレがあってCool!

「Americano」も早く見たいナ~


とにかくニューアルバムを聴いて~!Bravissimo Patrizio!! It's a Masterpiece!!!
Patrizio Buanneのニューアルバム「PATRIZIO」
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「'Na Sere 'E Maggio」(五月の夜)~ 「The Italian」より

2009-05-24 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
5月ももうすぐ終わりですが・・

新緑の眩しいそよ風薫る素敵な季節、そんな爽やかなイメージとは裏腹に、
ファースト・アルバム「THE ITALIAN」に収録の「五月の夜」、
なんて切ないラヴソングなんでしょう・・

「'Na Sere 'E Maggio」(五月の夜)

(2005年11月)


ナポリ語で歌われているナポリ民謡(=ナポレターナ)は言葉もメロディも独特で、
発音もなかなか真似できなくて・・

ナポレターナは世界最古の歌謡史を持つと言われていて、
その起源は紀元前にまでさかのぼります。

紀元前、当時のナポリはローマ帝国の表玄関として世界最大の港町として栄え、
様々な人種が入り交じっていました。
そんなナポリの海上で交わされていたナポリ方言の会話にメロディとリズムがつき、
自然に歌となっていきました。

ナポレターナ黄金期は1860年~1938年頃、
O Sole MioもFuniculì Funiculàもこの時期に作られたものです。

その後第一次世界大戦が終結、
商業の中心地がナポリからミラノに移るとともに、
都会的な雰囲気も加わったイタリア標準語のカンツォーネが誕生するわけですが、
この「五月の夜」は、ナポレターナ黄金期最後の曲と言われています。


「'Na Sere 'E Maggio」(五月の夜)
(イタリア語ではUna Sera di Maggio、英語ではAn Evening in May)

Quanno vien'a 'appuntamento
guarde 'o mare, guard''e ffronne,
si te parlo nun rispunne, staje distratta comm'a che.
Io te tengo dint''o core,
songo sempe 'nnammurato ma
tu, invece, pienze a n'ate
te staje scurdanno 'e me...
Quanno se dice: "Sí" tiènelo a mente...
Nun s'ha da fá murí nu core amante...
Tu mme diciste: "Sí" na sera 'e maggio...
e mo tiene 'o curaggio 'e mme lassá?

St'uocchie tuoje nun só' sincere
comm'a quanno mme 'ncuntraste,
comm'a quanno mme diciste:
"Voglio bene sulo a te..."
E tremmanno mme giuraste,
cu na mano 'ncopp''o core:
"Nun se scorda 'o primmo ammore
"Mo te staje scurdanno 'e me...

Tu mme diciste: "Sí" na sera 'e maggio...
e mo tiene 'o curaggio 'e mme lassá?


なんだか上の空だね・・
今でもこんなに君のことを愛しているのに
君は僕を忘れようとしている
五月の夜、君は震えながら言ったよね
初めての恋だもの、忘れることはないわって・・
それなのになぜ?・・


切ない男心ですよね・・
ナポレターナはベルカント唱法で熱唱されることも多いのですが、
抑えきれないほどの熱い情熱を内に秘め、ギターのみで語りかけるように歌うスタイル、
なおさら心に沁みますよね。





「THE ITALIAN / LIVE IN CONCERT」(2005年8月)より









この曲はPatrizioのパパが大好きだった曲で、
Patrizioは迷わずデビュー・アルバムに入れました。
(ちなみにパパが1番好きだったのがIL MONDO。)

1967年、2人のイタリア人シェフが夢を抱きオーストリアへ。
そこでナポリのピザを広めるためです。
その2人のうちの1人が、そう、Patrizioのパパでした。

1972年、そのウィーンで、パパはある女性と出会い、恋におちました。
その女性こそ、Patrizioのマンマ・・

歌が大好きな2人はダンスで愛を育み、結婚。
そして1978年にPatrizioが誕生するわけです。

そしてウィーンの人々からの熱い熱い要望により、
パパはオーストリア初のピッツェリアを開きました。

「'Na Sere 'E Maggio」(五月の夜)、
パパは何を想ってこの曲を聴いていたんでしょうネ。

Patrizioに、夢を持つことの素晴らしさ、イタリアの音楽の素晴らしさを教えてくれたパパは、
Patrizioと共に今でも輝き続けています。

「Alta Marea 」(満ち潮)~ファースト・アルバム 「The Italian」より

2009-01-14 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
This is one of my great favorites from First Album!

Patrizioのファースト・アルバムに収録の「Alta Marea」、
皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか。

Patrizioがコンサートでなかなか歌ってくれないので
これまで一度もご紹介してなかったんですけど、
実はこの「Alta Marea」は、「Il Mondo」を別格とすると、
間違いなく私の「Patrizio人生」の原点なんです。

イギリスでのファースト・アルバムのリリース当初、
ジャケット写真のPatrizioのお顔はあまり好きではありませんでした。
なんか「やんちゃそう!」ってちょっと思っちゃったりして。

でも歌声はストライク中のストライク、
アルバムを聴いたその瞬間から、心にぐんぐん沁み込んできました。
先入観はたちまち消え、私はPatrizioに深く魅了されていきました。

夢中で聴き進んでいく中、思わず途中で何度もリピートしたのが、
この10曲目の「Alta Marea」。

原曲はよく聴いていたので、イタリア語のこの曲は新鮮でした。
でもそれだけでなく、

「この人って、歌声だけじゃなくきっと素顔も素晴らしい!」

この曲のシチュエーションである海岸線沿いのハイウェイのように、
まっすぐで一途でひたむきで、
そして誠実でおおらかで、とっても情熱的な人なんじゃないかって感じたの。

実際のPatrizioは・・

思ったとおりの人、いいえ、私の想像をはるかに上回る人でした。


       


 Patrizioの「Alta Marea」   1曲フルバージョンで試聴できます。


「Alta Marea」

Autostrada deserta al confine del mare
sento il cuore più forte di questo motore
Sigarette mai spente sulla radio che parla
io che guido seguendo le luci dell'alba
Lo so lo sai, la mente vola
fuori dal tempo
e si ritrova sola
senza più corpo
né prigioniera nasce l'aurora

Tu sei dentro di me, come l'alta marea
che scompare riappare portandoti via
Sei il mistero profondo la passione l'idea
sei l'immensa paura che tu non sia mia
Lo so lo sai il tempo vola
ma quanta strada, per rivederti ancora,
per uno sguardo per il mio orgoglio
quanto ti voglio...

Tu sei dentro di me, come l'alta marea
che riappare scompare portandomi via
Sei il mistero profondo, la passione l'idea
sei l'immensa paura che tu non sia mia
Lo so lo sai, il tempo vola
ma quanta strada
per rivederti ancora, per uno sguardo,
per il mio orgoglio
quanto ti voglio...


こんな内容のラヴソングです。(ただしKaori訳です)


「満ち潮」 

海沿いの誰もいないハイウェイ
エンジンよりも高鳴る僕のこの想い
煙草は火がついたまま ラジオも勝手にしゃべってる
僕は一人 夜明けに向かってひたすら車を走らせてるんだ
自分の気持ちはよくわかってる
時を越えまっすぐ君に向かっているんだよ

君は満ち潮のようだよ
僕の中いっぱいに溢れ 翻弄するんだ
この上なく神秘的 惜しみなく情熱的
限りなく素敵だよ 君は
手におえないくらいにね

時のたつのは早いものだね
また君に会いたくてたまらない
もうどのくらい走っただろうか
僕の気持ち わかってくれるね
どんなに君がほしいか
どれほど君を愛しているのか


       


原曲は、
Crowded House(クラウデッド・ハウス)というオーストラリアのバンドの、
「Don't dream it's over」(1987)です。

のちにローマ出身の歌手Antonello Venditti(アントネッロ・ヴェンディッティ)が、
イタリア語の歌詞をつけて歌ったものが「Alta Marea」ですが、
原曲とは詞の内容が全然違います。

「Don't dream it's over」では戦争を背景に自由と平和が歌われていて、
ちょっと解釈が難しいんですけど、
イタリア語バージョン「Alta Marea」は、
溢れんばかりの愛をストレートに表現したラヴソングなんです。

Antonelloのビデオ・クリップには、
なんと15~16才のアンジェリーナ・ジョリーが出てるんですけど、
ちょっとセクシーすぎるので・・

でも、ちょっと見てみたい方・・こちらです。

Antonello Vendittiって、セリエAのAS Romaのチームソングを歌っていた人で、
ワールドカップ日韓大会のときにイタリアの応援で来日しました。
Patrizioの「Stand Up」が要所要所で流れたのは前回のドイツ大会でしたよね!
(次回の南アフリカ大会ではPatrizioがスタジアムで歌っている姿をぜひ見たいです!)

Patrizioの「Alta Marea」は、
以前ご紹介しました2005年8月のクロアチアでの映像が、
「THE ITALIAN / LIVE IN CONCERT」というDVDになっています。

クロアチア・プーラの円形闘技場、
Patrizioは第一部を終え、「Alta Marea」を歌いながら客席から再び登場します。



タキシードからニット・ポロにお着替えしたPatrizioもとっても素敵で・・



サックスの音色と相まってロマンティックなカラーに染まる円形闘技場、
誰もいないハイウェイという無機質なシチュエーションゆえに感じる真の愛と情熱、
それにPatrizioに魅了されてからの日々・・



「Alta Marea」を聴くたびに様々な情景や想いが浮かんでくるの・・



もうPatrizioの満ち潮の魅力に溺れてしまいそう~。。。

Patrizio, Dai primo momento, mi hai rubato il cuore!
Vedi come sono pazzo di te?

育ててくれた想い出のポーランドにて ~「Che Sara」(ケ・サラ)

2008-11-15 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
Beautiful 「Che Sarà」 in Poland, from first int'l album 「THE ITALIAN」



当時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世の故郷ポーランド、
Patrizioがそのポーランドで、
ローマ法王と85000人の前で素晴らしい歌声を披露したのは17歳のとき。
まだウィーンのハイスクールに通っていたPatrizioでしたが、
ポーランドをすっかり魅了し、オファーを受けレコーディング契約、
そして学校のない週末にはポーランドでステージをこなす為、
ウィーンとポーランドを行き来し、勉強と両立していた日々。
デビュー10年前のことです。

そしてこの映像は、デビュー半年後、
2005年9月2日~4日の3日間にわたってポーランドのSopot(ソポト)で行われた、
「The Sopot International Song Festival」でのPatrizioです。
最終日の9/4、トップを飾っての登場でした。
まだ初々しさが残りますが、
エンターティナーとしてのPatrizioを育ててくれたポーランドへの名誉ある凱旋、
Patrizioったら美しい上、オーラもたっぷりでしょう?

「Che Sarà」


画面から行かれなかったら、 こちら  からも行けます。


この曲はあまりにも有名ですよね。
1971年のサンレモ音楽祭で注目をあびたカンツォーネです。
かの「Il Mondo」を歌ったJimmy Fontana(ジミー・フォンタナ)も作曲に加わっています。
作詞は「Nel blu, dipinto di blu」(Volare)のFranco Migliacci(フランコ・ミリアッチ)。

PatrizioのCDでもそうですが、
冒頭のイントロでイタリア南部の風景が目の前に広がりませんか?
そしてこの「青年」の、当時の先のみえない不安とやりきれない気持ちを、
Patrizioはつぶやくように歌いはじめます。

重工業地帯として発展していくイタリア北部と貧しかったイタリア南部の経済格差。
生きるために故郷を後にし、新しい仕事を求めて街に出なければならない悲しい現実。

不安、孤独、これからどうなってしまうんだろう・・
ところが・・
Amore mio・・Patrizioは立ち上がり、ここから曲が転調していきます。
この「青年」は、
自分には故郷と共にあるかけがいのないもの、守りたいものにあらためて想いを馳せ、
どんどん前向きになっていくように感じませんか?
そしてさらに転調していきます。
きっと大丈夫、明日になればなんとかなる、きっとうまくいくさ!って。



「Che Sarà」  (英題にすると「What will be?」)

Paese mio che stai sulla collina
disteso come un vecchio addormentato
la noia, l'abbandono, il niente son la tua malattia
paese mio ti lascio io vado via

Che sarà, che sarà, che sarà
Che sarà della mia vita chi lo sa
So far tutto o forse niente, da domani si vedrà
e sarà, sarà quel che sarà

Gli amici miei son quasi tutti via
e gli altri partiranno dopo me
Peccato perché stavo bene in loro compagnia
ma tutto passa, tutto se ne và

Che sarà, che sarà, che sarà
Che sarà della mia vita chi lo sa
Con me porto la chitarra e se la notte piangerò
una nenia di paese suonerò

Amore mio ti bacio sulla bocca
che fu la fonte del mio primo amor
ti do L'appuntamento dove e quando non lo so
ma so soltanto che ritornerò

Che sarà, che sarà, che sarà
Che sarà della mia vita chi lo sa
So far tutto o forse niente, da domani si vedrà
e sarà, sarà quel che sarà



 (注)個人的には、「The Italian」の歌詞カードの解釈とは違って、
    もっとポジティヴでドラマティックな歌だと思っているの。
    なのでこれは「Kaori訳」です。

丘の上に静かに広がる僕の故郷よ 
まるで眠っている老人のようだ
退屈・・無気力・・何もないこの故郷よ
僕ももう行かなきゃ

Che sarà, che sarà, che sarà
これからどうなってしまうんだろう 
何だってできるのか それとも何もできないのか
明日になればそれもわかるさ
どうせなるようにしかならないから

仲間はもうこの故郷を去ってしまった
残りもみんなすぐ発つだろう
やりきれないよ
すべてが遠い過去になってしまうのか

Che sarà, che sarà, che sarà
人生どうなるのか そんなの誰にもわからない
ギターを持って出かけよう
夜泣きたくなったら
この故郷の葬いの歌でも弾くことにするよ

Amore mio・・
愛する人よ 口づけしよう
君は初恋の泉だった
今度いつ会えるかわからないけど
約束する 必ず戻るよ 必ずね

Che sarà, che sarà, che sarà
人生何が起こるかなんて誰にもわからない
大丈夫 明日になればきっとうまくいくよ!
なるようになるものさ!





Patrizioのグルーヴィな波動、ソウルフルですよね!

物事には終わりもあるけど、それが新たな始まりでもあるんだ。
人生何が起こるかわからない、けどなんとかなるものだよ。
今はうまくいかなくても、先がみえなくても、
明日になればきっといいことが待ってる。
ほら、笑ってごらん、Sorridi:)) 君はじゅうぶん頑張ってるよ!

Patrizioがそうメッセージを送ってくれてる気がしない?

Tomorrow is another day!

Domani è un altro giorno!

「Anema e Core」 ~ 魂と心 (With All My Heart and Soul)

2008-04-24 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
An amazing night in Atlantic City, 2008/3/1


Atlantic Cityでのコンサートでは、
Patrizioが初めてステージで披露したイタリアの曲が何曲もありました。
Adesso Tu(Here I Am)
Tu vuo fa' l'americano(You Want to Play the American)
Uno Dei Tanti(I,who have nothing)
など、何曲かはもうご紹介しましたが、この「Anema e Core」もそのひとつです。
同名の純愛映画のために1951年に作られたナポリの曲で、
Patrizioはナポリ語で歌っています。




「Anema e Core」

Nuje ca perdimmo‘a pace e‘o suonno
nun ce dicimmo maje pecchè?...
Vocche ca vase nun ne vonno
nun sò sti vvocche oje né'
Pure, te chiammo e nun rispunne
pe' fa' dispietto a me...

Tenímmuce accusí: ánema e core...
nun ce lassammo cchiù, manco pe' n'ora...
stu desiderio‘e te mme fa paura...
Campá cu te, sempre cu te, pe’nun murì...

Che ce dicimmo a fá parole amare
si‘o bbene po' campá cu nu respiro?
Si smanie pure tu pe' chist'ammore
tenmmoce accussí...ánema e core...
anema e core...


「全身全霊で君だけを愛しているよ・・生涯、僕のすべてを君だけに捧げるよ・・」
っていう歌です。
なんてロマンティックなんでしょう。
私、こういう歌詞に弱くて・・
この誠実で一途な愛は、まるで私たちのPatrizioへの愛と同じですね!


この曲も、イタリアはもちろん、アメリカやヨーロッパの多くの歌手に歌い継がれています。
やはり英語で歌われることが多く、しかも英語の歌詞も何パターンかあります。
Perry Como (ペリー・コモ)やMichael Buble(マイケル・ブーブレ)の歌は
ご存知の方も多いんじゃないでしょうか。

こちらはMichael Bubleです。



「Anema e Core (With All My Heart and Soul)」  Michaelバージョン

I've got a yearning to caress you
One thought keeps burning in my soul
A hungry yearning to posess you
Is far beyond control
I want your love for now, forever
I want your heart and soul
My life I give to you Anema e Core
I only live for you Anema e Core

I have but one desire
And it's to love you
With all my heart
With all my soul
My whole life through
From stars I'll build your crown
And kneel before you
I pray you'll take my hand
For I adore you
Open up the door leading to Heaven
A Heaven, mine and yours, Anema e Core


美しい曲は、ナポリ語でも英語でも美しいですよね。
この語りかけるようなMichaelバージョンもsweetで胸キュンキュンだし、
情感こめて訴えかけてくるemotionalなPatrizioバージョンにも息ができなくて・・

アコーディオンとの息もぴったりです。
アコーディオンを弾いているVito Di Salvoは、PatrizioのMusical Directorですが、
ピアノのスペシャリスト、キャリアのある素晴らしいミュージシャンでもあります。

そういえば私、小学生のときにバスケットとかけもちで音楽クラブに入っていて、
外での朝礼の時には、全校生徒の前で何人かでアコーディオンで校歌を弾かされて、
それがとってもいやでした。
でも今思えば、
どうせならアコーディオンを窮めておけば、いつかPatrizioとコラボできたかも?!


私の 'Anema' e 'Core'には、いつもPatrizioがいるの・・
Patrizio, Sei sempre nella mia anima e nel mio cuore...


「I (Who Have Nothing)」~Patrizioがいればそれで十分;-)

2008-04-14 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
An amazing night at the Trump Taj Mahal, Atlantic city, 2008/3/1

Atlantic cityでのPatrizioが歌う、「I (who have nothing)」です。




「I (Who Have Nothing)」

I, I who have nothing
I, I who have no one
Adore you, and want you so
I'm just a no one,
With nothing to give you but Oh
I Love You

He, He buys you diamonds
Bright, sparkling diamonds
But believe me, dear when I say,
That he can give you the world,
But he'll never love you the way
I Love You

He can take you anyplace he wants
To fancy clubs and restaurants
But I can only watch you with
My nose pressed up against the window pane
I, I who have nothing
I, I who have no one
Must watch you, go dancing by
Wrapped in the arms of somebody else
When darling it's I
Who Loves you

I Love You
I Love You
I Love You


あいつとは違って、僕は君には何もしてはあげられない
何も買ってはあげられない
どこへも連れて行ってはあげられない
僕にはなんにもない
僕は誰でもない
でも、でも、あいつより、誰より、君を愛している
心から愛しているよ・・


なんていうんでしょう、力強く、切ないPatrizioのこの感情、
Patrizioが歌う、胸がしめつけられるようなラブソング・・・・
ちょっぴり重いけど・・・・好きなんです、私・・・・・
今、平静を装ってますが・・・・私、大変です


原曲は、イタリアのJoe Sentieriによって1961年にリリースされた、
「Uno Dei Tanti」(英語では「One of The Many」)。
それを最初にカバーしたのは、アメリカのBen E. King、
そしてその後、Shirley BasseyやNeil Diamond等など
それはそれはたくさんの歌手に歌い継がれています。
(「サテンの夜」とどうしても重なってしまう・・)
PatrizioはTom Jonesバージョンをよく聴いていたんじゃないかしら。


また、言わずと知れたアメリカの超人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」
(超辛口審査員としてIL DIVOでお馴染みのサイモン・コーウェルがいますよね)で、
前回、番組最年少17歳で優勝した女の子も歌い全米で大注目でした!

そのJordan Sparksバージョンがこちらです。




おそらくこの曲は、Patrizioのサードアルバムに入るんじゃないかと言われています。
Patrizioが歌うことによって、この素敵な曲が元はイタリアの曲なんだということを、
アメリカ人はあらためて認識してくれるんでしょうね。
ファーストやセカンドと違い、
今回まずアメリカで発売されるんじゃないかと思われるサードアルバム、
やはり勝負ですね!

アメリカか・・今すぐ飛んで行きたいけど、近いようでやっぱり遠いな~。。。
È brutto l'amore a distanza...

PatrizioにとってのAngel ~ another touching 「Un Angelo」

2008-03-14 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
 Another touching video at Atlantic City, 2008/3/1


Atlantic Cityのコンサートでのもう一つの感動的なビデオ、
ぜひぜひご覧ください。




亡きお父さんに捧げるとして歌いはじめたこの「Un Angelo」、
歌いながら様々な想いがこみあげ、胸がいっぱいになり、
とうとう歌えなくなっちゃうんです。
それで演奏をストップさせてしまいます。こんなこと、初めてです。

この「Un Angelo」、前半はいつものようにイタリア語ですが、
椅子から立ち上がり、途中からは英語で歌っています。

And through it all she offers me protection
A lot of love and affection
Whether I'm right or wrong
And down the waterfall
Wherever it may take me
I know that life won't break me
When I come to call she won't forsake me
I'm loving angels instead

僕が正しいときも、たとえ間違っている時でも
いつでも僕の味方でいてくれる
いつでもたくさんの愛情を注いでくれる
困難が立ちはだかり くじけてしまいそうなときも
決して僕を見捨てない・・・って。


PatrizioにとってのAngeloって、
あの素晴らしいマンマであると同時に、亡くなったパパも永遠のAngeloだと思うの。
やはり同姓である父親の存在というのは、母親とはまた別の意味で特別です。
Patrizioのパパは、見るからに威厳のあるタイプじゃないし、からだも大きくないし、
会社で出世して仕事をバリバリこなすタイプでもないんです。
ウィーンで開いたピザのお店でイタリアやイタリア音楽の素晴らしさを広め、
家族を愛し、人を愛し、好きな仕事を一生懸命をこなし、
人生を精一杯満喫するパパは、初代Ambassador of Dolce Vitaです。

Patrizioが17歳のときに亡くなったそのパパとの大きな約束が、
「音楽で成功すること」でした。
成功といっても、レコードの売り上げがすべてではなく、
一緒に愛してきたイタリア音楽の素晴らしさを世界中に広め、
それを聴いてくれた世界中の人たちがみんな幸せな気持ちになってくれたら・・
そういう願いがあります。そしてPatrizioは、
パパの名前(Franco Domenico Rosario Buanne)も有名にしてあげるよ!」
って誓ったとか。

永遠に親の年齢を超えることができないように、
基本的に、子供は永遠に親の存在を超えることはできないって私は思ってるの。
Patrizioがこれからもっと有名になればなるほど、
パパの存在は大きくなるのかもしれません。
今まさに世界の中心であるアメリカにいるPatrizio、
パパの夢を一緒に胸に抱き、アメリカの大舞台の上でどんな想いでいたことでしょう・・。

Patrizioですが、この後オーディエンスの感動と激励の喝采に応え、
そして自分と会場をPositiveに切り替えるために、
「L'italiano」でいつものあのとってもVery ItalianなPatrizioに!
Patrizioって、本当にPatrizioですよね!
いつまでも純粋で正直でPositiveで、で、で、sexyなPatrizioでいてほしいナ!


Patri, Mi ha lasciato una forte impressione...

「Adesso Tu (Here I Am)」 ~「今は君も」

2008-03-08 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
That's very moving....Patrizio singing beautiful ballad.

Atlantic Cityのコンサート、本当に素晴らしい選曲だったみたい・・。
Patrizioが歌ったこの美しいバラード、ぜひぜひお聴きください。



この「Adesso Tu」といいう曲は、
イタリアのEros Ramazzotti(エロス・ラマゾッティ=1963年ローマ生まれ)が
1986年にサンレモ音楽祭で歌って優勝した曲です。
エロスは、最も有名なイタリアン・ポップス歌手といえるんじゃないでしょうか。
イタリア国内ではもちろん、ヨーロッパ各国でも絶大な人気を誇ります。

Patrizioは、立ち上がるまでは英語で歌っていましたが、
ピアノの上の何かをちょこっと見ながら歌っていたので、
この曲を英語で歌うことは普段あまりないんでしょうね。
もしかしたら当日になって急きょ歌うことにしたのかな、なんてちょっと思ったり。

でも、それにしても、なのに、なのに、どうして・・?
どうしてこんなにも情緒に溢れ、情熱的に歌えるのでしょう。

椅子から立ち上がり、曲が変調してからはイタリア語で歌っていましたね。
やっぱりPatrizioはそうでなくっちゃ!

e ci sei adesso tu
ma non dimentico
tutti gli amici miei
che sono ancora là...

nato ai bordi di periferia
dove non ci torno quasi più
resta il vento che ho lasciato
come un treno già passato
oggi che mi sei accanto
oggi che si sei soltanto
oggi che ci sei...
adesso tu....

最後のとこ、
 today you're close to me
 today you're the only one
 today you're there
 now you... って・・


私はこのビデオを初めて見たとき、
Patrizioのこの歌声や表情、この曲の美しさにあらためて純粋に感動しただけでなく、
なんていうのかな、
これまで十分理解していたつもりでいたPatrizioの、
また違う一面に魅せられてしまった気がしたの。
そして実は、以前からPatrizioに歌ってもらいたいなと思っている日本の歌があって
(何の曲かは内緒です)、
このPatrizioを見ていると、その曲を歌ってくれている姿を想像しちゃって、
感激で感激で・・。

そして、何度も何度も見ながら、
私はもうどうしようもなくこの人に参っているんだわって、つくづく感じて、
一人で感激しちゃった!


こちらは、エロスの「Adesso tu」。彼も色気ありますよね。




Patrizioが色々なイタリアの曲を紹介してくれる度に、
イタリア音楽への興味があらためて呼び覚まされます。
きっと彼自身が、心の底からイタリアを誇り、愛しているからですよね。
私、Patrizioのこの甘~いミッションにすっかりハマっちゃってるの、悔しいけど。
しかたないです、だってPatrizioって、
正真正銘、本物の Ambassador of Dolce Vita


Patrizio, Mi sono commosso....

「Io Che Non Vivo」 ~「この胸のときめきを」

2008-02-25 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
Patrizioはアメリカでサードアルバムを製作中ですが、
サードアルバムができるっていうことは、新しいビデオクリップも作られるっていうこと!
わくわくドキドキです。
これまでのビデオクリップをあらためて見直して、うっとりしちゃいました。

セカンドアルバムのビデオクリップって、
「Forever Begins Tonight」と「Un Angelo」と「Io Che Non Vivo」があり、
この「Io Che Non Vivo」も、とってもとっても素敵なの!!



「Io Che Non Vivo」は、
英語での「You Don't Have To Say You Love Me」で知られていますね。
初めて聴いたのは、残念ながらオンタイムではなく、
もうエルヴィスも亡くなってしまったずっと後、
中学の英語の授業で、洋楽好きの英語の先生(の話は前にしましたよね?)が、
授業中にこの曲を教材としてとり上げ、エルヴィスの映像まで見せてくれました。
エルヴィスのアクションが印象的だったせいか、
エルヴィスのオリジナル曲だと私は思いこんでいました。

Patrizioの話にもよく出てきますが、
この曲はアメリカかイギリスのスタンダードだと思われていることが多いのですが、
実は元はイタリアのカンツォーネ、
原題は「Io Che Non Vivo Senza Te」(君なしでは生きられない)です。
イタリアのPino Donaggioが歌って1965年にサンレモ音楽祭で入賞、
大ヒットしたのはその翌年、イギリスのDusty Springfield(女性)が英語で歌った
「You Don't Have To Say You Love Me」、
そしてエルヴィスがカバーしたのが1970年です。
オリジナルよりカバーの方が知られているというパターンは多いですよね。

毎晩一緒にいるのに君の瞳は悲しそうだね
わかっているんだ 君の気持ちは
僕は君なしではいられないんだよ
一人でどうやって生きていけばいいのか
聞いて この胸のときめきを
お願いだよ ここにいてほしい
愛しているなんて言わなくていいから
ただそばにいてくれさえすればいい
わかってるから
僕を信じて 僕を信じて
Sei mia
僕だけの君でいてほしい

っていう、相手のことを想いつつ、
でも本当は自分だけのものでいてほしいっていう素直な気持ち、よくよくわかります

Patrizioはこの曲を、1番をイタリア語、2番を英語で歌っていますね。
念のため、それは何故かというと、
彼の母国語であるイタリア語の美しさを感じてもらいたいので1番をイタリア語で、
そして世界中のより多くの人に歌のストーリーを理解してもらいたいので2番は英語で、
なんです。



「Io Che Non Vivo」 Patrizio version

Siamo qui noi soli
Come ogni sera
Ma tu sei più triste
Ed io lo so
Perché
So che tu vuoi dirmi
Che non sei felice
Che io sto cambiando
E tu mi vuoi lasciar

Io che non vivo
Più di un'ora senza te
Come posso stare una vita
Senza te

Sei mia
Sei mia
Mai niente lo sai
Separarci un giorno potrài

When I said I needed you
You said you would always stay
It wasn't me who changed but you
And now you've gone away
Don't you see
That now you've gone
And I'm left here on my own
That I have to follow you
And beg you to come home

You don't have to say you love me
Just be close at hand.
You don't have to stay forever
I will understand
Believe me, oh believe me
You don't have to say you love me
Just be close at hand.
You don't have to stay forever
I will understand
Believe me, oh believe me
Sei mia



Sei mia、Sei mia、君は僕のものだよって言われるたびに、
胸キュンキュン

来日時の「題名のない音楽会」では、2番を

Left alone with just a memory
Life seems dead and so unreal
All that's left is loneliness
There is nothing left to feel

の方で歌ってくれました。

君がいなくなって一人ぼっち
人生が終わってしまったみたい
あとに残されたのはただただ寂しさだけ・・

って、表情がとても悲しげで胸がしめつけられるようでした。
Patrizioはこの歌詞ではレコーディングしていないので、とっても貴重です。







ブルーの瞳と、このくちびる、私、困ります・・

Ti amo, Sei mia, Amore mio...

Patrizioのクリスマス・ソング ~「Winter Wonderland」

2007-12-19 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
Patrizioの「Winter Wonderland」、
ファーストアルバム「THE ITALIAN」の日本盤ボーナス・トラックに収録されてるので、
皆さん聴かれていることと思います。
聴かれたことない方、こちらでぜひ!(音声のみです)



クリスマスCDのリリースは、
フォーラムの皆さんともPatrizioにリクエストしているんですけど、今のところ計画はなく、
Patrizio本人の気持ちとしても、もう少し先にしたいようです。

軽快な「Winter Wonderland」も楽しいですけど、
Patrizioの深いバリトン・ヴォイスで、厳かなクリスマス・ソングを聴いてみたいです。
ただでさえ心が洗われるようなクリスマス・ソング、
Patrizioが歌うのを想像しただけで鳥肌がたっちゃいました!




私、賛美歌やゴスペルも結構好きなんですよね。
クラシックからポップスまで、クリスマスは聴きたい曲がたくさんです。

オススメのクリスマス・ソングがあったら教えてくださいね。
クリスマスには美しい音楽が欠かせませんね~!
Vi auguro di sereno Natale con la bella musica.

魅惑のナポリターナ ~ 「'O sole mio」

2007-12-08 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
Patrizio with Alessandro Safina and Ferhat Gocer

これは、Patrizio自身がとても気に入っていて、普段よく見ているビデオです。
イタリアのテノール Alessandro Safina (アレッサンドロ・サフィナ)と、
トルコの歌手(たぶん・・)Ferhat Gocer(フェルファット・ギッチェル)との3人による
「'O sole mio」です。
ちょっと遠くからの映像なので、お顔ははっきりわかりませんが、
見てみてください。
(ちなみに奥の茶のジャケットがPatrizioです。)



「'O sole mio」は、言わずと知れた「私の太陽」っていう意味です。
「なんて輝かしい日なんだ。でも僕にはもう一つ、美しい太陽がある。
輝ける彼女の瞳は僕の光なんだ!」と、女性を賞賛しています。

アイススケートのブームなどで、オペラも以前よりポピュラーになってきていますが、
ナポリ民謡(ナポリターナ)って、同じイタリアの音楽でもオペラとはまた違い、
口ずさみたくなるような親しみがありますよね。
心地よくて、どこか懐かしく、それでいて、気品があって。

ナポリターナ独特のサウンドやメロディーを聴いていると、
イタリアの燦燦と降り注ぐ太陽、澄み渡った青い空、どこまでも続く碧い海、
ゆったりと流れる時間などを体で感じます。
いろいろあっても、「とにかく人生って素晴らしい!」というナポリターナ、
Patrizioってこういう音楽を聴いて育ったんですよね。
VERY ITALIANなPatrizioが歌う、イタリアン気質たっぷりのナポリターナ、大好き!
こんな楽しそうにナポリターナを歌うPatrizioを見ていると、
イタリア人って人生の楽しみ方も上手だし、
イタリアって素晴らしいところなんだなってつくづく思います。

Patrizioは、Il mio soleです。

「Sorridi」 ~Smile 笑ってごらん

2007-11-24 | Patrizio - lyrics(songs from albums)
「Sorridi」 ~ セカンド・アルバム「FOREVER BEGINS TONIGHT」より

Patrizioは、ホームタウンのオーストリアでのコンサートを今夜に控えています。
24日 ヴィナーノイシュタット(Wiener Neustadt)
25日 グラーツ(Graz)

ホームタウンであろうと、どこの国のどんな会場であろうと、常に全力で臨むPatrizio、
コンサート前はやはりナーバスになるといいます。
今夜も変わらず、いえ、これまで以上に素晴らしいステージで魅せてくれることでしょうね!

でもいつも思うんですけど、
コンサートでは、大好きな「Sorridi」をなかなか歌ってくれないんですよね・・。
Patrizioも曲作りに参加しているこの曲には、
Patrizio自身がよく表われていると思うんです。
繊細で優しいだけでなく、大きくてPositiveなところが好き!
この曲は、デビュー曲「IL MONDO(限りなき世界)」と同じく、
ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの協演でレコーディングされました。

まだ「Sorridi」をお聴きになったことがない方、
こちらのビデオの最初に使われていますので、ぜひ一度聴いてみてください。
(2曲目はCome prima)
写真は9月の南アフリカツアーのときのものです。
(Patが自分で言うほど、太ってないですよね?!)




「Sorridi」

Tears are falling on your pillow
And as the sun begins to rise
Your dreams are fading into daybreak
And sadness glistens softly in your eyes
You can't escape the sound of sorrow
But listen hard and you will hear
Birds are waking up the morning
With songs to make your heartache disappear

Smile when you are lonely
Even when it's harder to pretend
Smile a little only knowing that your tears will have an end
Sorridi e senti la luce
Come illumina la vita
Smile and everything will turn out right

We all have days that overwhelm us
And we just feel like giving in
But raise a smile and face the challenge
As happiness can wash away the pain
And if the walls should fall around you
And you're hurting deep inside
A smile will help to make the sunshine
And you can leave the loneliness behind

Smile when you are lonely
Even when it's harder to pretend
Smile a little only knowing that your tears will have an end
Sorridi e senti la luce
Come illumina la vita
Smile and everything will turn out right

Sorridi e senti la luce
Come illumina la vita
Smile and watch your troubles drift away
Smile and you can face another day

枕が涙で濡れてるね
日が昇るにつれ 今見ていた夢は
夜明けの中へと消えていくけれど
悲しみはまだ瞳の中で 静かに涙に濡れてる
逃れることはできないね
でも ほら 耳をすましてごらん
聞こえるよ 鳥たちが朝を告げてる
心の痛みを癒してくれる歌でね

寂しいときは 笑ってごらん
少しだけ頑張って
ちょっとでいいよ 微笑んでみて
きっと涙がとまるから

笑って そして光を感じてごらん
君自身を照らしてくれてる光だよ
さぁ 笑ってごらん すべてうまくいくから

僕たちみんな 日々追われていて
今にも参っちゃいそうだ
でもね 笑顔で向きあってごらん
幸せがやってきて 全部洗い流してくれるから
たとえ 壁が崩れおちてきても
たとえ 心の奥深く傷ついてしまっていてもね
笑顔でいれば 明るい光がみえてくるから
そして 悲しみを置き去りにしてくるんだ

寂しいときは 笑ってごらん
少しだけ頑張って
ちょっとでいいよ 微笑んでみて
きっと涙がとまるから

笑って そして光を感じてごらん
君自身を照らしてくれてる光だよ
さぁ 笑ってごらん すべてうまくいくから

笑って 光を感じて
君のいのちを照らしてくれてる光を

さぁ 笑って
そして よく見てごらん
悲しみが少しずつ流されて行くのを

ほら ちょっと違う1日が始まるよ



アメリカにいるPatrizioの元に、
皆さんからのバースデー・メッセージのアルバムを送った時、
(もう2ヶ月以上も前になるんですね・・)
Patrizioが、感激とお礼の言葉に加えて
「Please Smile!」って言ってくれたの思い出しました。
普通「Please Smile」っていう言い方はあまりしないと思うんですけど、きっと
「なかなか日本に行けないけど、お願い、泣かないで、笑って待っていてね!」って、
そういう想いも込めてくれてたのかな

Pat、幸運の女神もあなたに微笑んでる!
La vita gli sorride!