人の命は、
神から借りているものだという。
死ぬときに、それを返却する。
けれども、生きている間に
少しずつ返すというのは、
実際の人生をよく映していると感じた。
命というのは、
あるかないかだけのものではない。
ランプのように、
明るく燈っているときもあれば、
か弱く消えそうなときもあるだろう。
ランプのオイルが人の寿命だとするなら、
死に向かって減り続けるかわりに、
炎や煙になって天に昇っていくのではないか。
燃えることで、
少しずつ命を削っているのだけれど、
それは高く昇るための変換ともいえる。
(イデアの影、森博嗣)
借り物だから、
てきとうに扱うという人がいれば、
借り物だからこそ、
ていねいに扱うという考え方の人もいます。
命、人生も
授かりもの、預かりものと考えれば、
何か違って見えてくることもあるんでしょうね。(p`・ω・´q)