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NHK「プロフェッショナル」次回放送

2008-01-11 00:36:06 | 演劇
次回のNHK「プロフェッショナル」のゲストは坂東玉三郎さんです。
この番組は各界の達人の活動などを本人を迎えてトークする番組です。
VTRが多いですけどね。
玉三郎さんは同世代以下の歌舞伎役者の中で,昔から続く日本人らしい感覚をもっている稀有な存在だと思っています。
プロフェショナル 坂東玉三郎の予告はこちら。

この番組は興味のあるゲストの時だけ見ています。
以前にはあのりんごの木村さんも出演されていましたよー。
りんごの木村さんと言えば知ってる人は知ってるあの方ですよねっ。

司会の脳科学者の茂木健一郎が固いのがどうなんでしょう?
科学者ということもあってか,感性の仕事をするプロフェッショナルのゲストの時はその感性を引き出すような司会ができていないように思うのですが。
りんごの木村さんの時もそうでしたけど。
でも彼は歌舞伎や芸術が好きなのか,雑誌やエッセイで書いていたりするんですよね^^;
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舞台「風林火山」

2008-01-08 23:59:07 | 演劇
舞台「風林火山」はいったいどんなものになるのか?
信玄と勘助の2役をやる亀ちゃん。
勘助の衣装の写真も見ましたが,柄が悪い悪人顔でした(笑)
旦那も大河ドラマの方を見ていて,出演者も数人同じキャストだということで興味をもったらしく「行ってみようかな」と。
4月は仕事の都合で土日しか無理ですが,フリーな仕事なので急に忙しくなったり変更があったら行けないかも?
休んだら次の仕事がもらえなくなる可能性大なのがサラリーマンと違うところで。
なんでもそうですが,用事が入るかも?と思ってあきらめていたら何もできないですよねぇ。
なので2枚買ってしまいました。
時間があっても行けないときは行けなくなるしねっ。
男の人も趣味が飲みに行くか,ゴルフやギャンブルだけじゃあ悲しすぎると思いますし。
(うちはどれもしませんが,無趣味なのね)

旦那は歴史が好きなので史実やストーリー中心で,感動して胸いっぱい~とかこの役者が好きとかなく淡々と見てます。
何が面白いと思って見てるのだろう???
浅草歌舞伎やスーパー歌舞伎,歌舞伎座も何かで行ったことがありますが,歴史の事実との違いを比べてましたっけ。
お芝居なのだから役者の魂!細かいことは別にいいやん,と思うのですが(笑)
男性だと理論や理屈で見る人が多いですが,典型的なそういうタイプなのかもねぇ。

さて土日だと本当に人気公演は売り切れてる席が既にありました。
歌舞伎会の先行予約で買いましたが,ここ数日は排毒(についてはまた後で書きます)でいまいちだったため午後からPCにログイン。
いつもは一人で空いてる平日に行くので,取りやすいんですけどね。
今回は宙乗りがあるということで2階左側座席の一部が減らされています。
でも楽日で思ったよりいい場所?を確保。
さすがにS席は高いので無理ですけどね。今回2枚だし。

ドラマの方の風林火山では亀ちゃんの歌舞伎チックなオーバー演技がびっくりだった人も多いのではないでしょうか?
歌舞伎役者だからああいう演技なのではなく,意図的に個性を出すためにやっていたそうです。
旦那は「勝つのじゃ~勘助~勝つのじゃ~」がツボらしい・・・
「この台詞なら俺でもできるかも?」と言ってますが^^;
「勝つのじゃ~って言われても,勝たれへん時は勝たれへんし。あんたは座ってるだけやけど,戦に出る方は大変なんやで。」と
ついついやる気なし勘助バージョンで答えてしまいます(笑)


風林火山のチケット情報はこちら
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音楽劇「ぼんち」

2007-12-31 02:42:52 | 演劇
年末も押し迫り,目玉な公演情報で~!

脚本 わかぎ ゑふ 
演出 マキノ ノゾミ 
音楽 coba 
振付 南 流石

出演
沢田研二  
土居裕子  
土田早苗 
加納幸和 
田中隆三 
他・・・

【東京 紀伊国屋サザンシアター】
日程 2008年 4月3日(木)~4月21日(月) 
料金 S席 8,500円 
   A席 6,000円   
   B席 4,000円  

【神戸 新神戸オリエンタル劇場】
日程 2008年 4月25日(金)~4月28日(月) 
料金 S席 8,500円 
   A席 6,000円   
   B席 4,000円

【名古屋 中日劇場】
日程 2008年 5月10日(土)~5月11日(日) 
料金 A席 8,500円 
   B席 6,000円 

ジュリーの事務所で主催している舞台です。
昔のACTシリーズはかなり見ていましたが,「音楽劇」になってからは見ていませんでした。
今回は座長(加納さん)が出ているし!
この組み合わせは行かねば~!
船場を舞台にしている作品なので,どうなんでしょうね,他の方々は。関西弁?
音楽のcobaさんともつきあいが長いですねぇ。
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ふるあめりかに袖はぬらさじ

2007-12-18 23:43:58 | 演劇
十二月歌舞伎座夜の部行ってきました。

寺子屋と粟餅もありますが,今回注目していたのはやはり「ふるあめりかに~」でしょう。
あらすじはこちらがわかりやすいかも?
玉三郎の当たり役ということですが,歌舞伎座で上演されるのは初めて。
歌舞伎という感じがしないのですが,原作の面白さと玉三郎のコミカルな演技もあり,どんどん話を引っ張っていきます。
英語のセリフもある藤吉役の獅童さんは実直(でもアメリカに行く夢に気もそぞろなのかな?)な演技が良い。
お園(玉三郎)は大酒飲みで酔うとなんでもしゃべってしまい,口も達者なのでおいろいろトラブルの引き金になるのが問題ですねぇ^^;
あと脇役がすごい。
笑也,笑三郎,春猿,海老蔵,右近,猿也,段冶郎・・・その他たくさんの方がいろんな役で出てますから見逃せません。
特に唐人口遊女役の福助さんが・・・(笑)

玉三郎さんは出てきた時に杉村春子だ~って思ってしまいました。
杉村春子さんの演技はTVでしか知らなし,この作品を演じているのを見たこともないのですが,何故かだぶって見えました。
杉村春子さんが来ていらっしゃったのかも?(笑)
遊女亀遊(きゆう)役の七之助さんははかない線の細い遊女を好演していました。
ずっと体の具合が悪く寝込んでいる亀遊にお園が栄養をつけに,と玉子を持ってくるのですが「そうだよね~」と思いました。
玉子というのは陰陽の表でもわかりますが超陽性なんですね。
江戸時代は穀物・野菜・魚介類を食べていたというイメージがありますが,庶民は毎日魚を食べるお金はなかったそうです。
たんぱく源はあさりや豆製品だったそうです。
(これでもステーキ並みにたんぱく質を摂取できる)
遊女だとお酒の量も多いでしょうから,かなり陰性に傾いていたと思われます。
だから昔の人が栄養をと玉子を食べるのは理にかなっています。
マクロビオティックでも卵醤と言って卵の黄身同量の醤油を混ぜたものがあります。
これは陰性に傾いた体を中庸に戻すのに役立ちます。
心臓が弱っている人に使うと,心臓が引きしまり鼓動が強くなります。
以前卵を2個くらい使ったオムレツを食べる機会がありましたが(マクロビオティック生活後),心臓がバクバク高鳴るような感じがしてリラックスできず,なかなか寝付けず大変な思いをしました・・・
現代人は動物性食品を毎日食べて育ってきていますから,卵のような強い食品は向かなくなっているのですねぇ。
もちろん昔の人でも常食するものではないですけどね。
お園さんは卵に塩をつけていましたが,塩も陽性なのでよいですね。
藤吉は西洋の薬を持ってきてそれが効いたと言っていましたが(亀遊は漢方医の娘)これは恋の薬が効いたのでしょう(笑)
昔の人の細かい生活の描写まできちんと書かれている有吉佐和子さんの脚本はすごいですね。
藤吉はちょっと冷たいと思う人もいるかもしれませんが,この作品の中で唯一普通な人だなと思いました。
しっかり地に足をつけて考えて生きている。
他の人は根無し草というか狂乱の時代の中で浮き足立っている人ばかり。
あの遊郭から外へ出たらまともじゃないでしょう。
有吉佐和子さんの別の作品を読む機会もあり,多少人となりを知ったのですが,お園が作者とだぶっているように思うところもあり,そのような視点で見ることができました。
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KANADEHON忠臣蔵

2007-12-16 02:35:42 | 演劇
花組芝居の「KANADEHON忠臣蔵」に行ってきました。
討ち入りというと師走のようなイメージがありますが,本来は旧暦なので西暦でいうと1月になります。
まだまだ12月半ばですと江戸で雪も降りませんしね。
雪も積もってましたが,当日降ってはいませんでした。
お芝居の演出上,雪の降る中討ち入りということになってますけどね(笑)

結成20周年ということで,どうなんだろう?
花組芝居は何年ぶりか?5年以上は行ってませんね。
久しぶりに見るメンバーは知らない人もいたり,ベテランの方は髪の毛が薄くなった人とか(笑)

忠臣蔵を通しでやるというので,かなりはしょると思っていたのですが,要所要所でしっかり押さえ,変に削るというやり方ではなかったのでとても全体像が見られて良かったです。
歌舞伎だと通しでやることは少なく,それだと前後のつながりは暗黙の了解ということになってしまいますからね。
王道作品である忠臣蔵ですが,加納さんはやはり「私は女優よ!」的に自分の役はたっぷり!だったり,原川さんの悪役のぴったりさも相変わらず(笑)
そして滅多に上演されない十段目。
由良助の人を試す行動が強調されてしまうから,嫌な人に見えてしまうというのがあるのでしょうね。
でも正義ばかりの人でもないでしょうからね。
天河屋義平の出てくる場面は初めて見ましたが,水下さんはやっぱりイイ♪
背も高いし,体格もがっちりしているのでああいう役は似合いますね~。
場面ごとに出てくる蝶ははかなさをイメージして使われていたそうです。
次回の公演は牡丹灯篭だそうで,これも興味が沸きますね~。

随分昔に録画した花組芝居の舞台のビデオがいくつかあると思うので,探し出して見直してみたいと思いました。
なかなか一度録画してしまうと見ないのですが,花組以外でもいろいろあると思うので整理してみたいです。
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KANADEHON忠臣蔵

2007-12-07 13:10:09 | 演劇
花組芝居 20周年記念公演第四弾「KANADEHON 忠臣蔵」

創立20周年でございます。
(記事にしたのはバナーを貼ってみたかっただけなのですが 笑)
あの忠臣蔵を2時間半に収めるとはどういうことでしょう?
今回は衣装も本物を使用!だとかで豪華になっていると思います。
行ってきたらまた感想を書きたいと思います。
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風林火山再び

2007-12-03 17:15:53 | 演劇
大河ドラマもあと2話になってしまいましたね。
今年は逃さず全部見てます~。
まぁ毎週見るTVはこれだけですけどね(笑)

前から上演されるという話は聞いていたのですが,決まりました!
「風林火山 晴信燃ゆ」
なんと!信玄(晴信)と勘助の2役を亀ちゃんがやるそうで^^;
晴信が主役なのね~。
しかも宙乗り相勤め申し候。
スーパー歌舞伎ですか?(笑)

出演者一覧・・・
市川亀治郎
橋本じゅん
高橋和也
嘉島典俊
尾上紫
守田奈央
大和田美帆
笠原章
仁科亜希子
JJサニー千葉

JJサニー千葉というのは千葉真一さんのことです。
今年の大河ドラマを契機に役者での千葉真一という名前は封印したそうで,海外で使っているこの名前にするそうです。
脚本は大河ドラマと同じ大森寿美男さんのものをベースにして,石川耕士さんが書くそうです。

旦那に話すと(旦那も大河ドラマを見ている),「2役も,そんなに出たいのか~?」って。
ええ,そりゃ役者たるものどんどん出たいですよ(笑)
「他の歌舞伎役者とか出ないの~?」
うーん,亀ちゃんと合う人は少ないだろうからなかなか難しいですよ^^;
どんなものになるかわかりませんけど,亀ちゃんファンなので出ずっぱり大歓迎(笑)
浅草はメンツと演目がそそらないので行かないけど(爆)
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やっぱりちらし!

2007-12-01 00:25:36 | 演劇
「欲望という名の電車」で楽しみだったことは・・・
それは入り口でもらえるちらしの山。
やっぱり小劇団や単発の公演は情報が早いですね~。
歌舞伎はホントに公演内容が決まるのが遅いですからねぇ。

篠井英介×鈴木勝秀は第3弾まで続くそうです。
来年10月は「サド侯爵夫人」
全男性キャストだそうで~!楽しみ。
夏には篠井さんと深沢敦さん,大谷亮介さんの三軒茶屋婦人会の第3弾があります~。
またまた面白い舞台(コメディ?)になるのではないでしょうか~♪
あと赤坂ACTシアターのこけら落とし公演『トゥーランドット』には今回も出演されていた北村有起哉さんが出ますが,中村獅童,早乙女太一とすごい顔ぶれになってますね。
音楽劇となってますが,最近ミュージカルはとんと見なくなってしまってます。
歌舞伎の方が厚みがありますから(笑)
でも宮本亜門演出はいいなぁと思います。これも最近は見てませんが。
いつのまにかケリー・チャンが降板していて,アーメイに変わっているのはなぜ?
大阪公演は5月ですが一般発売は1月,もうプレオーダーのお知らせが。
早~い!
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欲望という名の電車

2007-11-24 01:29:26 | 演劇
欲望という名の電車に行ってきました。
今回で3回目だったか?全部見てますけど毎回印象が変わりますし,深い。
篠井さん以外はキャストが変わりますけどね。
なんと!今回でもう篠井さんはブランチをやらないとパンフレットに書いてありました・・・
年齢的にも次の人にバトンタッチしたいのだとか。
杉村春子さんは年配になってもブランチを演じていらっしゃったようですが,男女の差はあるのでしょうかね。
篠井さんのブランチはいつも思うのですが,まさにブランチ!
今までは変に女装スタイルにしないためか,パンツスタイルだったのでした。
今回は最後という意味もあってか,ドレスのような豪華な衣装でブランチにふさわしい演出。
ニューオーリンズの町にそぐわない印象が強くなり,周りとの違和感がよく出ていました。
しかし,この物語は何度見てもやりきれない。
ブランチ一人で全部を抱えきれるものでもないし,ミッチに自らの過去を話していればまた変わったのかもしれないけど。
ブランチの堕ちていった人生を人に言えるものではないし・・・
誰もブランチを支える人がいないんですよね。
ステラは早くに家を出てスタンリーとうまくやっていたし,連絡もしていなかったからどうしても気楽な感じがしてしまいます。
スタンリーも粗暴でひどいのだけど,ステラもあまり賢くない人柄のようで。
最後に精神科医が迎えに来るところでは純白の衣装で登場するブランチ。
花嫁衣裳のように見えました。
精神科のお迎えの人だけが,ブランチを淑女として扱っているという悲しさ。
(病院に行けばまた別なのでしょうが)
もう一般社会には戻ることはないだろうブランチ。
東京公演はもうすぐ終わってしまいますが,まだ全国を回るので機会があったら是非!と思える素晴らしい舞台でした。
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寝坊な豆腐屋はマクロビオティックだった!

2007-11-02 21:32:49 | 演劇
新橋演舞場の「寝坊な豆腐屋」の千秋楽に行ってきました。

昭和37年、高度経済成長の真っ只中の東京。
奇跡的に焼け残った東京の下町の一角で豆腐屋と営む精一(勘三郎)。
半年前に父を亡くし、跡を継いでいる42歳の独身。
腕はいいのだが、寝坊だという豆腐屋には問題~な性質。
たびたび起きられず、お客が帰ってしまう。
そこへ姉のひろこがやってくる。ひろこ(波乃久里子)は腹違いの姉で、建設会社の夫は古い町並みを取り壊してマンションを建設することを計画している。
その計画に女金融会社の社長で精一の母である、澄子(森光子)が離婚後36年ぶりに現れ、資金を提供する。
精一は母にも慣れ、会話をし、通うようになっていたが、マンション建設の話を聞き、それに澄子が資金調達したことを知る。
母に怒りの言葉を投げつけ飛び出す精一。
澄子は融資の話をなかったことにしてくれと頼み、既に動いている下請けへのお金も引き受けると約束する。
そのため澄子の会社は倒産し、住んでいた金沢に戻ることになる。
離婚した理由も語らず、だまって去る澄子。
理由を聞き、それを追いかける誠一・・・

観劇するまではレトロブームみたいなのはいまいち好きじゃないし、30年代は生まれていないので言われても知らないわという感じだったのですが(笑)
森光子さんの舞台は始めてです。
最初は何だか元気がない、2,3回噛むところもあったし。
この役の設定は60代くらいでしょう。
森さんは86,7くらいですから、年を考えれば若いのだーと最初いい聞かせるように見てました。
淡々とした役柄の設定なのかもしれません。
亡くなる前の歌右衛門と島田正吾が共演した舞台を見たことがありますが、あの時と同じ印象を受けました。
当時20代の小娘にその良さなどわかるはずもなく・・・(笑)
しかし、最後に精一が追って行き、会話するところからは分かり合えたの親子として随分印象が変わり、本領発揮?なのでしょうか。
盛り上がっていきました。

途中の勘太郎も面白い。
親子で並んででかっ、と思ってしまいました。
歌舞伎では存在感のせいでしょうか、勘三郎さんの方が大きく見えるのにねぇ。
扇雀さんが普通のおっちゃんなのが歌舞伎では見られない感じでおかしい。

マンション建設の賛成派と反対派の間に入る精一。
精一は「豆腐を作るのが好きなんだ。毎日毎日同じことをやりたい。毎日違うことをしたい。毎日違うものを食べたい人もいるけれど、俺は豆腐を作り続けたいんだ」
これってー、まさにマクロビオティックじゃないですか~~
毎日お肉を食べていたらもっともめたんじゃないかな~。
毎日豆腐を食べている精一と、毎日寝坊な豆腐屋をそれでも待って買いに来る町の人達だから温和に平穏な日々が戻ってきたのかも?なんて思って見てました。
こんな風に思っていたのは私だけ?(笑)

カーテンコールではやはり大先輩ですから、森さんへ挨拶にどうぞどうぞと勘三郎さん。
森光子さんは先代とも数々共演されていてゆかりのある方のようです。
そのせいか既にうるうるしている中村屋姉弟。
森さんが観客席に向かって「勘三郎さ~ん、息子さんは素晴らしい役者さんですよ~」(注:1字1句覚えていないので確かこんな感じだったと思う 笑)と観客席にいるであろう、先代に声をかけられ。
勘三郎さんは号泣してました。
勘三郎襲名の時の仁左衛門さんの次くらい泣いてましたー。
先代から知ってる方はまた思い入れが違うんだろうなぁ。
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花組芝居「KANADEHON忠臣蔵」

2007-10-24 13:07:07 | 演劇
やっとチケットを取りました。
他の予定との兼ね合いでこの日辺りなら大丈夫かな。
花組芝居は男性だけの劇団で、ネオ歌舞伎なんて呼ばれていましたっけ。
(今でも言われているのかなぁ?)
歌舞伎と言えば現在いわゆる梨園の方だけというイメージがありますが、正確に言うと「松竹に所属してる歌舞伎を演じる人」でしょうか(笑)
江戸時代には誰がやっても良かったですし、それこそ地方ごとにたくさんの役者がピンキリにいたようです。
江戸時代なら花組芝居も歌舞伎と普通に呼ばれていたことでしょう。
現代では無理ですが、その代わり大劇場にはない自由なところが魅力です。
最初に花組芝居を見たのは92年の奥女中たちあたり(いい加減な記憶 笑)
今はなき大阪中座での「雪之丞変化」とか楽しかったな~♪
泉鏡花の作品をよくやっていて、「夜叉ヶ池」や「天守物語」は本家の歌舞伎座で見たものより面白い!と思ってます。
(ちなみにブログのタイトルは夜叉ヶ池の文章の中から拝借してます)
本家だとどうしてもお上品になってしまいますからね。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)とか、どろどろした感じでよい。
夜叉ヶ池の姫だって中身は妖怪だしさ。
昔玉三郎と新之助(現:海老蔵)で天守物語を見たときは眠かった・・・(爆)
再演もしてましたが、玉三郎さん以外ではなかなか鏡花のウェット(泣けるという意味じゃないですよ~)な世界を出せる人がいない気がします。
歌舞伎役者も若い人はドライな感じの人が増えてしまって、日本のウェットな空気を持つ人が減った気がします。
海外ミュージカルをやるならそれでいいのですけど(笑)
花組芝居には江戸時代の芝居小屋はこんな感じだったのかな?って香りがします。
その花組芝居も歌舞伎にうつつを抜かしていたので、ここ5年ほどさぼってました。
歌舞伎も流れが変わってきたし、小劇場も面白いものを発掘したいですね~。
小劇場に行くといろんなちらしを山のようにもらえるのも好き。
小さい劇団で全然知らないところでも、ちらしデザインにインパクトがあって行ってみたり。

さて花組芝居20周年記念ということもあり、どうなるか楽しみ。
忠臣蔵って通しでやるみたいですが、あの長編をどうはしょるんだろう?
配役もぴったりで~。(座長と水下さん目当て)
忠臣蔵って結構つまらない内容だったりするわけで「加納さん思い切ったわね」と思ってましたが、脚本は石川耕士さんだそうで。
石川耕士さんと言えば猿之助さんや玉三郎さんのところでよく書いてる方ですね。
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12月歌舞伎座

2007-10-14 20:39:20 | 演劇
12月歌舞伎座演目が発表になっていますね。
感想は、他のブログや掲示板などでも同じ感想の人が多いですが…しょぼすぎ(-.-;)
演目って4、5年見るとローテーションして飽きると言いますが、まさにその通りな感じです。
歌舞伎を見始めたのは14,5年前ですが、演劇はほとんど歌舞伎のみになってそのくらいですからね。
またこれ?って感じのはどうにかならないかなぁ~。
初心者にはいいのかもしれないけど。
お客の入る役者にそうでない役者を混ぜたって感じで。
「○○が出るなら私は出ない」とかいろいろあるようですので、松竹も大変ですね(^_^;)
「ふるあめりかに~」は見た事がないので玉三郎さん目当てに夜だけ行こうかなぁ~。
なんか今日海老蔵さんの特番があるようですけどね。多分見ませんが…
歌舞伎役者になりたくなかった時があるそうですが。
番組が梨園でもそういう苦悩があるというテーマにしたかったのでしょう。
親の決めたレールには誰でも反発する時期があると思いますけれどねぇ。
左團次さん曰く「勘三郎さんや橋之助さんのようにずっと歌舞伎が大好き、という人の方が変人」だそうですから(笑)
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10月新橋演舞場~連獅子・人情噺文七元結

2007-10-09 13:59:12 | 演劇
続いて見た2演目。
連獅子は赤や白の長い毛を振り回す・・・と言えば、歌舞伎を見たことがない人にも思い当たることでしょう。
親子3人での共演。
こちらは踊りで台詞がないので、声がボロボロでも大丈夫(爆)
しかし、どうしても獅子がお茶目に見えてしまう。
蝶とたわむれるところがあるのですが、そこがね・・・
猫飼いなら思うはず。
「猫でも蝶くらいなら捕まえて食うよー」と(笑)
3人そろってからは、ここはやはり親の白獅子の勘三郎に一日の長がありますね。
勘太郎も奮闘し、3人そろっていて頑張っていました。
ずれたり間違ったりはしていないのですが、七之助はちょっとね。
芯がぶれている感じがしました。
見た目は何事もなく、お客さんも盛り上がって拍手してましたが、気が弱ってる雰囲気でした。

人情噺文七元結はコメディタッチの作品なので、勘三郎のオハコといったところでしょうか。
今回は山田洋次が演出、というかちょっと手伝っています。
設定も娘のお久は先妻の子で今の母親とは血が繋がっていないことになっています。
それでも献身的に両親のためにつくす娘、というところで哀れさをさそうようですが、これはどうかなぁ。
実の子でもそうでなくても親子には変わりがないし、あまり差はないと思ってしまった。
一昔前の感じかな?今の時代には合わないかなーなんて。
お久は少女らしさが必要とされる役なので、今回の芝のぶちゃんは合っていました。
昔大阪の中座でやったときは松たかこがお久でしたよ。
白塗りじゃなくても少女に見えないといけませんから、あまりごつい人だとだめですもんね(笑)
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10月新橋演舞場~俊寛

2007-10-04 14:16:02 | 演劇
10月の新橋演舞場は中村勘三郎奮闘公演です。
当日の朝になるまで、今日が昼の部観劇の日だということを忘れていましたよ。
これも意味があるんだろうな。

まず最初は俊寛です。

平家討伐の陰謀が発覚し、俊寛(勘三郎)と平判官康頼(亀蔵)、丹波少将成経(勘太郎)は薩摩の国の小島鬼界ヶ島に流されます。
その島で成経は海女の千鳥(七之助)と恋仲になり夫婦になろうとします。
俊寛は喜び、娘ができたようだと歓迎します。
そこへ流人赦免の船がやってきました。
上使瀬尾太郎兼康(彌十郎)は、康頼・成経二人だけの赦免状を持ってきたので
俊寛は悲しみにくれます。
そこへ現れた丹左衛門尉(扇雀)が重盛の仁心によって俊寛を本土まで戻すという赦免状を出します。
成経が千鳥を連れて船に乗ろうとすると、瀬尾は千鳥の乗船を拒みます。
さらに俊寛の妻・東屋が平清盛によって惨殺されたことも瀬尾より聞かされ。
自害しようとする千鳥を止め、瀬尾を殺した俊寛は千鳥を代わりに船に乗せ、一人流人として島に残ることに。
島に残る決意をした俊寛ですが、思い切れずに船を追っていつまでも見送るラストが名場面の舞台となっています。

俊寛は松本幸四郎でも見ているし、3回目くらい?
勘太郎&七之助の組み合わせは多すぎますねぇ。
というか一門だから仕方ないか(笑)
で、大問題ですが~!
七之助の声がボロボロ。
風邪か何か知りませんが、かすれて最悪で。
お客も七之助の第一声でざわつきましたから。
自己管理はしっかりしてほしいものです
怪我も健康だとしにくくなるそうです。
歌舞伎役者も一般人と同じで、陽性に傾きすぎてる人が多いって感じがします。
(陰陽、これについてはまた書きたいと思います)
勘三郎俊寛は奮闘していますが、こちらも陽性なギラリとした感じが覗きました。
幸四郎さんのときはよれよれとした印象で瀬尾を討ち果たす時だけ、力を振り絞って、という印象でした。
どちらがいいかは好みによるのかな?
私は島に流されてよれよれのじーさんというイメージがあるのですけど。
勘三郎さんも後の最後、一瞬はふっとギラギラ感が消えて、そこはさすがだなと思いました。
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来年の勘三郎さん

2007-09-21 13:05:11 | 演劇
来年のスケジュールをわかる限りUPしてみました。

1月歌舞伎座、
2月新橋演舞場
5月ベルリン、ルーマニアで平成中村座
6月コクーン歌舞伎?
8月歌舞伎座?
9月赤坂ACTシアターで歌舞伎
10?11月平成中村座(浅草)

6月と8月ははっきりした情報ではありませんのであしからず。
ファンの方はもう承知な情報なのでしょうか?
しかし、新作(?)のつ、つめこみ過ぎでは(笑)

あと勘三郎さん、他の役者さんでも驚きの情報を耳にしましたが、
まだ先なものや、未確定なものもあるのでそのうちに・・・
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