作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 坂本竜馬と鳩山邦夫 】

2010-03-16 09:54:11 | 04 時事ニュース

長州と薩摩は共に関ヶ原の敗軍で、何時の日
にか徳川幕府を倒さんとの気概を持ち続けて
二百六十年。

蛤御門の変で、会津を中心とする幕府側が、
長州勢に押されぎみとなって、長州軍勝利の目が
見えた時、それまで中立を守っていた薩摩藩が、
突如会津に味方したため、長州軍は形勢が
変わり、敗戦へと雪崩打って、多くの将兵が
討ち取られたり、自刃して果てる結果となった。

以来長州にあって、薩賊・会奸という合言葉が
できて、共に天を頂かずの気風に充ちた。

しかし、当時の各藩の軍事力を眺め、幕府を
倒し得るだけの力量があるのは薩長二藩に
限られていた。

土佐といえば、山内容堂というバカ殿がいて、
最後まで幕府の護持を願った佐幕派の巨頭で
あり、藩祖山内一豊という無能者の血を幕末まで
引いた、どうしょうもないヤツだった。

土佐藩士は勤皇派として、その多くが
京都見回組や新撰組の犠牲になったが、
彼らはすべて下士の脱藩者であり、京都の
土佐藩邸は何の救いもしていない。

後藤象二郎は倒幕の目がハッキリしてから、
慌てて腰を上げた土佐藩の家老に過ぎず、
坂本竜馬の理解者とは程遠いし、吉田東洋は
奸物である。下士の那須信吾に自邸前で
斬られている。

蛤御門以来の犬猿の仲である、薩長二藩を
同盟させることなぞ、当時の常識外のこと。
それを成し遂げた坂本竜馬を自らになぞらえた
鳩山邦夫が何度目かの離党を行なったが、
どんな理念と政治戦略があるのか、明らか
でない。ただ与謝野と枡添の接着剤になれば
良いというが、ここで必要なのは接着剤では
無いはずだ。

それにしても、自民党はなぜ沈黙しているのか、
それが理解できない。なまじ大臣経験が豊富で、
今更若手の下には入れないとの、余計な
プライドが邪魔するのなら、各自沈没していけば
いい。

政策と理念が明確な「みんなの党」の旗の下に
結集したらどうだろう。

                          パパゲーノ

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