作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 毛細血管の太さ 】

2014-03-25 14:28:53 | 06 身体の科学

都会の道路を参考にしましょう。
生産基地から消費量の多い大都会には、立派な高速道路が走っています。
これと同様に人体の中にも、心臓から出る大動脈は太く、それが分岐して細くなり、
更に町の中に入って、より細い細動脈に、更に路地を通るのが毛細血管という訳。

宅配便なども、こうしたルートで、最後はリヤカーみたいな車で荷物を各家庭まで
運んで来てくれる。
最後の路地が狭すぎたり、障害物が邪魔になると、宅配便の運転手さんは余分な
労力を強いられます。場合によっては、邪魔をしている自転車を片づけたりして、
宅配の荷物を届けてくれています。

赤血球は大きな荷物で、狭い路地を通りぬけるには、それなりの苦労が要る。

これを具体的な数字で示せば、毛細血管の直径は5ミクロンから10ミクロン。
もっとも狭い場所では3ミクロンしか無い。

そこに7ミクロンはある赤血球を通すには、赤血球自身もサイズを変えて、何とか通り
抜ける努力が要ります。通れても一個がやっとといった状況ですから、それがベタベタ
くっつき合っていたんじゃ、先ず通るのが無理ってことに。

毛細血管の方も、ただそこに横たわっているだけじゃ、荷物を運ぶ人も通れない。
ここで弾力性と柔軟性が毛細血管に求められることになる。

狭い路地の方も、懸命に身体をくねらせて、大きな荷物が通れるように協力するって
訳なんです。サラサラ血液だけじゃなく、そこに柔軟なしなやかさが必要になる。

こんな時のために役立つビタミンが有る。それがビタミンEの働きで、狭い血管を広げる
機能を持っています。更に言うなら、ビタミンEの機能を最大60倍にも高める凄いビタミンも
有る。それがビタミンB群に属するイノシトールの神秘なチカラだとご記憶下さい。

ビタミンEやイノシトールの働きには、まだまだたくさんの機能があり、ここでは紙面が足りない
から、また改めて書きましょう。

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