Powder Blue Sky

興味を惹かれること様々。心ときめくこと様々。マイペースで残す雑記ブログ。

アブラモビッチ氏の単独会見

2006-12-27 01:16:22 | ドイツ代表(German National Team)
今朝は、購読しているDaily Yomiuriのスポーツ欄を開いたとたん
バラック選手の、やや大きめのお写真が目に飛び込んできて
何事?と驚いてしまったのでした。
計ってみたら、横12センチ、縦16センチもある写真なのです。(わざわざ計った)

見出しが:
Chelsea to take low-cost road (チェルシー、ローコスト路線へ)
なんだ、バラックさん、活躍の記事じゃないのだ、とガッカリ。
ブレーメン戦の試合中の1枚で、その下の説明を読んでみると

Michael Ballack may have been one of the last big names
to sign for Chelsea after owner Roman Abramovich said last week
the club would be spending less on the transfer market in the future.
アブラモビッチ氏が、今後、移籍市場への投資を減らしていく、
と先週、記者会見で述べた。バラックはチェルシーと移籍契約した
最後の大物補強選手のひとりだったのかもしれない。

ということで、先のオーナーの単独会見を伝える記事だったのです。。。
記事によると、アブラモビッチさんという方は、40歳。
90年代ロシアの公共事業が民営化された際に、石油ビジネスで財をなし
2003年にチェルシーを買い取って以来、移籍金に$540 millionつぎ込んだそう。
シェフチェンコ選手には$59 millionかかった、らしい。

『これからは、大枚を投資した養成機関で若手選手の育成を進める。
成果が上がれば、移籍市場への投資を減らしていく。』

『例えばカーリング・カップでチェルシーが、小さな町へ行ってプレーする、
試合は引き分けに終わるかもしれないが、そこに生まれる興奮、活気、
そういった雰囲気こそが、イングランドサッカーの魅力だ。』

この方は殆ど毎試合、スタジアムに自家用飛行機など使って観戦なさっているし
サッカーが相当、お好きなんだろうな、と思っています。

資金力に物を言わせたチェルシーの選手獲得のやり方に、
大分疑問の声も上がっているようなのですね。
そんな経緯とは露知らず。
でも読売ジャイアンツのやり方、私も好きじゃないなあ。(?)
アンチ・チェルシーの人達からは、憎まれちゃっているのでしょうね。

選手起用について、口出しすることは無い、と述べた後、
『移籍選手獲得に、全く関わってはいない、とは言えない。
けど、それは監督の関わり方と比べたら、小さなものだ』

モウリーニョ監督との関係については:

Abramovich said he did not have 'friendly relations' with manager
Jose Mourinyo, but added they were 'warm enough'.
モウリーニョとはfriendly relationではないが、warm enoughだ。
微妙な関係です。親しい、友好的な間柄ではないけど、充分に暖かい
親近感をおぼえる間柄、とは?

これがチェルシー公式サイトでは
We are not social friends, but we have a pretty warm relationship.
となっていて、social friendとしてあるところに苦労の跡が見える。
実際のところ、お互いどう思っているのだろう。

最後の言葉は良かったです。
I'm getting excited before every single game.
The trophy at the end is less important than the process itself.
『どの試合も、その前になるとワクワクする。
最終的にトロフィーを獲得することは、そこに至る過程ほど
重要なことではない。』


オーナーの話は、さておき・・・
やっとエヴァートン戦を最後まで見ました。大分、遅れてるのですが。
タイム・アップの瞬間、コーチと抱き合って、左手の薬指のリングに
感謝のキスをする、モウリーニョさん。
決勝のスーパーゴールを決めたドログバ選手を囲む
A.コール、カルバーリョ、イラーリオ各選手。
大きな声をあげてドログバ選手に抱きつくランパード選手も満面の笑み。
普段あまり感情を顔に表わさないランパードさんも、とても嬉しそう。
で、『Oh, my …』お互い、何か叫んで、抱き合う
ドログバ、バラックの両選手。いいシーンだなあ。
そこにイラーリオさんも加わってきて。
『チーム、まとまってきましたね。』という八塚さん。

試合後、勝利を喜び合って、お互い称え合う選手達の光景、すごく好きです。


あと、もうひとつ。
後半61~62分頃のこと。エヴァートンが2点目を入れる直前の
バラック選手とエヴァートンのアニチェべ選手の
ゴール前の攻防が面白かったんです。

ブラルーズのファウルからフリーキックを得たエヴァートンと
ゴールを守る、バラック選手達、チェルシー。

右のコーナーキックを得て、再度ゴール前に立つプレーヤー達。
ここでアニチェべがバラック選手にちょっと体当たりして挑発的。
バラック選手、近づいて胸と胸、頭と頭をくっ付けて一触即発の危機。
と思ったら、さらに胸をつくアニチェべ。

そこへ、イラーリオ、ドログバ選手たちが仲裁に入り、
エヴァートンのレスコット選手も止めに入る。
バラック選手、腰に手を当て冷静。それでも何か言ってるアニチェべ。
レフェリーに歩み寄って、何か訴えるバラックさん。

『アニチェべ、18歳でしょ、すごいですねえ』
『ヨーロッパのスーパースターに向かって』と解説者たち。
冷静なバラック氏、きかん顔のアニチェべ選手。『頼もしい』と加藤氏。

最初のコーナー・キック。すると、やっぱりアニチェべの腰に
そっと腕を巻きつけてるバラック氏。。。
ドログバ選手がクリアして、再度コーナー・キック。

アニチェべの前に立つ、バラック選手。
キックの瞬間、もう、しっかり押さえつけてしまっているバラック選手。
ボールの方向が違うと見るや、アニチェべ選手を放り出して
ボールに食らい付こうとするバラック選手。

結局エヴァートンのヨボ選手がヘッドでゴールを決めてしまうのですが
冷静を装って、しらーっとした顔で、選手同士の駆け引きが
すごくあるのだなあ、と面白く見入ったのでした。

因縁のReading戦は、2-2の引き分け。own goalで追いつかれ同点。
バラック選手、イエロー累積で1月2日、アウェイのアストン・ヴィラ戦は
出場出来ず。少し休養ができて、いいかもしれないです。
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